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板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集

◆『元統合幕僚会議議長・矢田次夫の「日本防衛の構図」』(1986年12月刊)―第1章 ソ連は北海道をノドから手が出るほど欲しがっている―(4)日ソ平和条約は、ソ連の日本侵攻の口実を与える危険がある?
08/24 07:38

(4)日ソ平和条約は、ソ連の日本侵攻の口実を与える危険がある?

 中曽根首相が日ソ平和条約締結を念頭に置いて、日ソ関係の改善に意欲的であることは、極東地域から太平洋にかけての平和を希求する観点では、高く評価されてしかるべきだ。しかし、ソ連という国が、軍事的な思惑を秘めつつ日本との経済関係の強化に向かっているとしたなら、日本としては用心してかからなくてはならない。というのは、ソ連が、かねてから、日米安保条約の存在にクレームをつけ、その廃棄を求めてきている経緯があるからである。「日ソ平和条約」というよりは、むしろソ連に都合のよい形で日ソ両国の関係のおり方を規定した「日ソ善隣条約」の締結を求めてきたことが過去にある点も注意しなくてはならないポイントの一つになっている。
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