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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局

サウジアラビアのジュベイル外相は、王制維持のために懸命なっていて、「王国の黄昏」を窺わせた
09/10 06:32

◆〔特別情報1〕
 サウジアラビアのアーデル・ビン・アフマド・アル・ジュベイル外相は9月1日午前11時から12時まで、公益財団法人「笹川平和財団」笹川中東イスラム基金主催の講演会で、「日本・サウジアラビア二国間関係およびサウジアラビアの中東関係」と題し講演した。その後、質疑応答に入り、聴講者からの率直な質問に丁寧に答えた。サウジアラビアは、パーレビ王制を倒したイランの宗教革命の影響を受けて、「王制打倒」を叫ぶテログループなどによる民主化革命の動きに曝されており、いまや危機状態に立たされている。そのなかでの質疑応答であったので、質問は、「石油価格がさらに1=バレル40ドルに戻ることへの懸念」「イランと米欧など6か国が1月16日夜(日本時間17日午前)、イラン核開発問題を巡る最終合意の履行を宣言して、対イラン制裁を解除した後、米国との関係でどう経済改革を進めるのか」「トルコとクルド自治区にどうかかわるか」「チラン海峡の2島をめぐりサウジアラビアは、エジプト・イスラエルの和平条約の第三者として関与するのか」「イエメンなどの問題は、その地域の人々による選挙に任せるべきではないか」などに集中し、サウジアラビアの「黄昏」を窺わせた。ジュベイル外相には、王制維持のために懸命なっている姿が滲み出ていた。
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