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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局

◆「猶太思想及運動」〈上〉四王天延孝陸軍中将著 第四篇 秘密結社フリーメーソンリー 第一章 総説 第三節 標語と進み方と其の批判(4)
03/06 13:17

第四篇 秘密結社フリーメーソンリー
第一章 総説
第三節 標語と進み方と其の批判 (4)


 此く考へるとルーソーの云つた、天然が平等だと云ふのは全くの誤りか。
 論者は言ふであらう、水は高きより低きについて河川をなし、空気は高気圧から低気圧に向つて気流を起すのは即ち平等、平均を求むるのでこの動的の平均運動こそ平等の姿ではないかと、誠に然り世界は平均運動、平等運動は確かにある。併し之丈であつたなら世界はどうなる。利根河でもアマゾン河でも棊年(ごねん)ならずして涸渇し終るであらう。然るにここに水平を求むる運動と反対の向上運動と云ふのがある。帥ち地面海面に地熱太陽熱が加はると水蒸氣となつて高上する。それが風に送られて水源地の山地に達し、霧となり雲となり雨となり雲となつて水源地を潤ほすので、アマゾンの水も利根川の水も昆々として流れて止まない。
 世に水平を求むる運動丈を説て、高上の運動を説くものが無くなれば、裸一貫の貧乏平等の餓鬼の世界が出現することは必然である。
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