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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局

時代の大きな節目に、昭和の巨人がまた一人、この世を去った。18年前の「大連立構想」の仲介者として奔走する渡辺恒雄氏の映像が報道された。小沢一郎は訃報に接し「あの時に大連立をやっていれば」と当時を偲んだ
12/20 10:36

時代の大きな節目に、昭和の巨人がまた一人、この世を去った。18年前の「大連立構想」の仲介者として奔走する渡辺恒雄氏の映像が報道された。小沢一郎は訃報に接し「あの時に大連立をやっていれば」と当時を偲んだ

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◆〔特別情報1〕
 大河ドラマ「光る君へ」が最終回を迎え、その斬新ともいえるラストが評判を呼んだ。道長亡き後、年老いた乙丸を伴い旅に出た紫式部。道中、武者たちに追い越されるも、そのなかにいた双寿丸が紫式部に気づき、振り向きざまに「東国で戦が始まった」といい先を急いでいく。駆け抜ける武者たちを目で追う紫式部は、心の中で「道長様」とつぶやき、そして「嵐が来るわ」の言葉で映像は制止して、終わった。
 昭和の巨人がまた一人、この世を去った。読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日未明、都内の病院で亡くなった。98歳だった。訃報に触れ、岸田前首相は「ひとつの時代が終わった」と語ったように、次の時代の幕開けを予感させた。
 朝日新聞は19日、「小沢一郎氏『あの時、大連立をやっていれば…』 渡辺恒雄氏を悼む」という見出しをつけて次のように報道した。
「渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆は2007年、与党・自民党と野党第1党・民主党の『大連立政権』の実現に向け動いた人物として知られる。当時、民主党代表だった小沢一郎衆院議員(現・立憲民主党)は19日、記者団の取材に対し『非常に鋭い政治感覚の持ち主だった』と渡辺さんを悼みつつ、『あの時に大連立をやっていれば、もう少し立憲民主党も政党らしい政党に成長できたのではないか』と語った」
 朝日新聞に限らず、多くのメディアが2007年に突如浮上した「大連立構想」の舞台裏を取り上げ、仲介役として立ち回った渡辺恒雄の当時の映像を紹介した。
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