日本は津波による大きな被害をうけるだろう  UFOパラレル・ワールド

みんなそれぞれの真横に神様がいて、みんな全員が漏れなく神様のそばにあるんだよ、君が今やくざだろうが、一国の大臣だろうが、神様はみんなの隣にいるんだよ。(1)
11/17 08:01






(2024/11/16)


『心の超人に学ぶ』
――生きる力が湧いてくる34のメッセージ
秋山眞人  さくら舎  2024/4/4



「神はただじっと見ている」

<はじめに>
・私がなりわいをしている仕事は、人生の総合的かつ具体的なアドバイザーのようなお仕事です。

・人間は、幸せになる、楽しくなるということにおいて、厳密に平等である。そして、そういう法則性を維持しているのが自然なのだなと感じました。

・今は、私はその力と体質を幸福体になること一点に集中して生きてきました。私は、他者の邪なる体質を、かかわることによって取り去り、会うだけで幸福に向かわせるプロです。
 宗教学では、こういう人間のことを「実践者」といいます。

・56歳で大学院に行き直して、宗教学で修士論文を提出しました。

・私は、放送大学の卒業者で、自力でたたき上げで勉強しました。言い換えれば、いい年になるまで無学で、社会人として実社会の勉強をするほうが長かったのです。

・私はみなさんの人生を本気で変えたいのです。飽きっぽく、まったく学ばず、気分で勝手なことばかり言っていた私でも、人生を変えることができたのですから――。

<実相の世界に病はない    「成長の家」創始者 谷口雅春(たにぐち まさはる)>
<出口王仁三郎の直弟子>
・谷口雅春さんという方は、一般には、「成長の家」という宗教の創始者、開祖として知られています。
 宗教学の流れから読み解けば、谷口雅春という方は、大本教という大変有名な戦前の宗教から宗教運動に関わったといえるかもしれません。大本教は、神道系宗教とか民衆宗教といわれますけれども、ある種の社会改革とか、多くの人たちの考え方の改革を目指した宗教です。ここの教祖というか、オルガナイザーといわれた出口王仁三郎の直弟子としてもよく知られるところです。

<奇跡をかたる科学者>
・日本の敗戦は、橋本さんにとって最大の試練だったようです。「神風が吹かなかった。戦争に負けた」。若い人生の過度期に、戦後の落胆を経験するわけです、「世の中は、食うや食わずで、ただ一面の焼け野原。日本はゼロになったと感じられた」。そうおっしゃっていました。
 そんなときに、この谷口雅春さんがしたためた『生命の実相』という何十巻もあるその著作に触れたのです。橋本先生は、「その本を読んだだけで、もう本当に、死ぬか生きるかのような身体状態だったのが、みるみる回復したんだ」といわれた。「これは、奇跡としかいいようがない。いや奇跡以上のものではないか」。橋本先生は、そう実感されたとおっしゃった。

<目を見て感動した>
・私が、谷口先生の本の中で、一番感銘を受けた言葉は、「実相の世界に病はない」という言葉です。

・ある方にいわせれば、スマホの中にある情報を部分的に1万語ほど抽出して調査したところ、半分は真実に見えるウソ情報だったといいます。

・先生のいう「実相の世界」というものを、霊的世界とか、神の世界とか、あの世とかという言葉をはるかに超えた、また哲学者プラトンの完全なる世界、イデアなどという言葉もはるかに超えたものとして、私は体感したのです。

・「実相の世界に命の本体がある」といわれる。

<奥の世界から見る>
・ここで先生がいう「病」という言葉は、医学のエビデンスにおける病気という言葉とは意味が異なります。

・本来は、君たちはそこにはいなかった。その前にいたところ、元の世界に戻りなさい。心を、いったん後ろにもどしなさい。

<ふるさとだった>
・谷口先生は、「実相の世界には、不都合は何一つないんだ」といわれています。「まず、そのことを信じるべきなんだ。この世に不都合はないという実相を受け入れたら、不都合は変わるんだ」と、こうもいわれる。
 そういう導きのもとに、私たちの生きる「ものの世界」に「実相の世界」を接続させるとき、多くの人は混乱し迷ったりします。

・しかし、「実相の世界」を「心のふるさと」だと考えたときには、どんなに打ちひしがれていても、どんなに苦しくても、どんなに体が動かなくても、今この瞬間に帰省することができる。
 実相の世界はどこにあるのか?
 ふるさとだから、みんな知っているはず。だから、まず、心に「実相の世界」というふるさとを置いてみる。

・懐かしいふるさとの自分は、苦しんでいた自分に、万全、万能、安全という心を与えることができるし、そこに戻っただけで、のびのびと、笑顔で大満足している。私は、こんなふうに「実相の世界」を捉えてきました。
私の心の中には、今も変わらず「実相」というふるさとが存在し続けています。

<天地とか、真理とか、神とか、信仰とか、そういう言葉はあり過ぎるほどあった。ただし、内容はまったくなかった   思想家 堀田建城別(ほった たてきわけ)>
<国防総省の悩ましさ>
・神道家ですが、大変不思議な方で、UFOと宇宙人の問題に非常に縁のある人なのです。
 UFO問題は、長い間絵空事だとされてきました。最近、米国防総省がだいぶそれを認めるといういきさつがあって、新たに注目されています。

・私が不思議な能力を身につけるようになったのは、UFOを目撃したことがきっかけでした。日本社会においても、UFO問題はデリケートな扱いが必要で、実際、私はある方にこういわれました。
「秋山くん、UFOの話をしちゃいけない。君はそういう不思議な能力を持つようになってから、何万人というさまざまな人のアドバイザーをやってきたんだろう。それは十分に社会的実績となっているのだから、いまさら、その直感力が生まれたきっかけがUFOだなんていうと、君の頭のネジの数が疑われるぞ」と。
 このようなことを、生で厳しくいわれたこともあるのですが、実際に経験をした以上、UFOは存在し、そこに乗っている宇宙存在というものがあって、この人たちは大変進化した知性を持っているということを、疑うことはできない。

<天から降りてきた>
・彼らの進化というものも、われわれが宗教的に、理想主義的に投影しているような進化のレベルではなく、そんなわれわれの推察をとてつもなく凌駕したようなところを、彼らは今生きている。そういう人たちなのです。
 だから、歴史的にも、われわれに対していろんな影響を与えてきたのです。

・文明の祖といわれるシュメール文明でも、その石板には「宇宙から来た者たちが地球に文明を与えた」ということがはっきり記載されています。「もともと命の元をつくった神々といわれる存在は、天から降りてきた」と語っているのは、日本の古事記です。
 ネイティブアメリカンの人たちも、「ワシのくちばしのような乗り物に乗って、宇宙から彼らの元になった人たちが降りてきた」と伝えており、世界中にこうした天孫降臨伝説というものがあります。やはり、これは無視することはできないでしょう。

<宇宙存在との交信>
・私は、自分の体験上、超越的な通信手段があることを疑いません。

・戦前から戦後にかけて、特に戦後間もなく1950年代・60年代には、この運動は大変ににぎやかになっていました。この運動は組織され、UFOや宇宙存在を研究しよう、積極的に、生物学的な手段でもって宇宙存在と交信しようとしました。盛り上がってきたこの運動の中心として、CBAという組織がありました。このCBAの幹部たちが、そういう運動を始める以前に、多大な影響を受けたといわれている人物がいました。それが、この堀田建城別という人なのです。
 そもそも彼は、富士山の麓で宇宙人に会ったといわれています。彼にもまた先生がいて、この人は伊東天玄という人です。この方をさらに追っかけると、大本教のメンバーであった友清歓真さんという人のお弟子さん筋だともいわれます。

<雑誌『宇宙人』>
・1958年に『宇宙人』という雑誌を創刊しています。そののちUFO運動に影響を与えた人たちが、この雑誌の中でさまざまな文章を寄せています。

・その当時、堀田建城別さんは、宇宙人クラブというネットワークを主催していて、先生にあたる伊東天玄さんとともに、宇宙人問題をより多くの人に理解していただこうと燃えていました。そのメッセージのひとつが、「地球人も宇宙人の一部なんだ」というものです。こういったことを唱える運動をするために、船橋に本部を構えて、東京周辺で活動をされていました。

・UFOの体験もしていたものですから、何とかそれがわかっていただけるように、人に伝えたいのです。

・UFO問題は、いろんな角度から研究している人たちがいました。たとえばUFOと接触をした人、宇宙人と接触をした人といえば、アダムスキーという人が有名です。このアダムスキーを研究されていた、久保田八郎さんという先生がおられました。私は、この方とも仲よくさせていただきました。

・日本で、歴史上一番大きなUFO研究団体といわれるCBAに所属して、UFO史を研究されてきた方もいますが、CBAはいろんな事件があって空中分解してしまい、今はありません。

<神道の修行でコンタクト>
・UFO問題というのは、今や宗教学の一研究課題になっています。歴史的に追う人もいれば、ある種信仰的なものとして研究する人もいます。宇宙人を、天使や神のように捉えてコンタクトを考える人たちの、宗教的な流れを見ている人たちもいるし、現象学として客観的に見ようとする人たちもいる。
 とくに、堀田建城別さんがユニークなのは、本人がUFOとコンタクトしたといっているところです。それも、神道を研究している方が、その専門の神道の修行の中で、こういった宇宙存在との交流を経験したと説いているのです。
 UFO研究団体として、最初にして最大の組織であったCBAは、1958年から始まったUFO問題の草分けともいえる人たちの集まりでした。伊東天玄さんが残した文献や、堀田建城別さんの残した文献を追うとしたら、機関誌である『宇宙人』を読むしか方法がないし、それもそんなにたくさんの資料があるわけではないのです。

・「天地とか、真理とか、神とか、信仰とか、そういう言葉はあり過ぎるほどあった。ただし、内容はまったくなかった」
 彼は、自分たち以前の宗教に対して、内容がないといい切っているのです。

<殻を破る>
・何年か前に、『オアスペ』という本の翻訳をしました。今から200年近く前に、アメリカで天使の啓示を受けて書かれたといわれる、人類創世記の歴史書のようなものです。これは、アメリカの新自由主義とか精神世界運動の元になった教科書的な本だ、といわれています。

・その著者であるニューブローという人がいて、この人は、既存の大手宗教を冒頭から否定的に書いているのです。だから、既存の宗教からこの『オアスペ』という本は目の敵にされました。

・大自然や宇宙の意思と、個人は直接つながっているのだ。集団とか宗教という代理者を通じてつながっているのではないし、教祖を通さなければ、そことつながらないわけじゃないんだ。こういう考え方に到達したのです。そういう意味では、自由信仰主義ともいえるかもしれません。

・宗教的な実践者がいます。UFOを見た人がいる、宇宙人と交信した人もいる、前世が宇宙人だったことを思い出したという人もいる。

<大風呂敷の魅力>
・何か、日本の近代史を見るようでした。日本は、大陸や西洋からさまざまな宗教が入ってきているのですが、それのいいとこ取りをして、平均的な文化を構築しています。

・日本人の広げる風呂敷は、とても大きな風呂敷で、精神問題、宗教問題を捉えようとする日本人の自由さを感じるのと同時に、日本人は、あれもこれも一緒に考えてしまう側面もある。

<自由闊達にしたパイオニア>
・近年、精神世界は大変に注目されて、各書店にも精神世界コーナーができて、心の探求や見えない世界の探求が、自由にできるようになりました。

・精神世界は非常に広く、そこにあるものを一気に取り込む性質があります。堀田建城別という人は、神道とUFOという、ふつうだったら出会うことのない道を、交わらせた人です。

<自分を超えるための記憶を探せ   経済学者 栗本慎一郎>
<パンツをはいたサル>
・「自分を超えるための記憶を探せ」
 超越したいと思った場合に、それを超えるためのデータ・記憶はすでにあるんだよ、自分の中にあるのだよ。

<精神世界は科学である>
・でも栗本先生は、そんな時代にあえて、最も学者としては格好悪いことを声高らかに叫んだのです。精神世界は科学である、と。
 この『人類新世紀の終局の選択』の中で、当時はやり始めていた霊媒(チャネラー)にも言及しています。アメリカから来たチャネラーで、ダリルという人がいて、彼はバシャールという宇宙人と交信するんだといっていた。この交信内容が、ちまたに影響を与えます。
 ダリルが交信する宇宙人のメッセージは、何だったのか。「宇宙は、人類にワクワクすることをやれと促している」。このバシャールのメッセージは、チャネリングをはやらせたのと同時に、たくさんの芸術家やミュージシャンに非常に影響を与えました。


<神はただじっと見ている   「神道天行居(しんとうてんこうきょ)」創始者・神道霊学理論家 友清歓真(ともきよ よしさね)>
<大本教と対立する>
・友清歓真という人は、もともとは、大本教で学んだ優秀なジャーナリストだったといわれています。大本教が当時発刊していた「大正日日新聞」の編集の責任者でもありました。

・このころに、友清歓真が創設した神道天行居というグループは、いまだに存在しています。神道霊学の理論家としても名高い人物で、晩年に書かれた『春風遍路』という本は、2巻組で出ています。
友清は、大本教と激烈なぶつかり合いをしたことでも有名です。大本教は、日本が大東亜戦争、太平洋戦争に負けることを、達観して説いている面があって、敗戦後に、世の中の建て替え、立て直しが起こることを予言します。ある種の変化、革命が神の意思なんだ、ということを説いた教団でもありました。

・そのために、軍部とさまざまな衝突を起こしましたが、友清は、それとは異なり、今回の戦争は、天照大神の御霊のもとに戦う聖戦なんだ、という立場を取った神道家でした。この対立は、日本の敗戦によって決着がつきます。

・その捉え直しの結論として、彼が戦前から貫いた考えを表す言葉が残りました。それが、「神はただじっと見ている」という言葉です。

<あらゆるところに神の目がある>
・神の目が見落とすことはないのです。

・君の心の中にも神の視線がある。

・「人間個人は、宇宙の意思の眼球のようなものだ。脳の突起物としての眼球があるが、それと同じような構造が、宇宙における人間で、人間は神様の眼球のようなものだ」

<割れた栗のイガ>
・神は、どこにいる誰に対しても見逃すことなく見ています。

・友清歓真は、さまざまな論説者と出会って、最終的には四国の宮地家に伝わった宮地神仙道という、日本最古ともいわれる神道の体系を研究しています。

<友清のイガも割れて>
・友清の影響を受けたといわれる方々の中には、UFO問題にのちのち関わっていった堀田建域別、伊東天玄がいます。ヒーリングとか療術の世界では、絶大な影響力を持った松本道別(ちわき)という人がいます。
 そのさらに弟子筋が、有名な野口整体の野口晴哉(はるちか)で、健康法の世界からUFOの世界まで、友清はたくさんの人々に影響を与える結果になったのです。やはり、「神はただじっと見ている」のでしょうか。


<観念は生物なり   心理学者  福来友吉(ふくらい ともきち)>
<『リング』のモデル>
・この方は学者です。東大心理学研究室の黎明期に活躍された心理学の助教授で、日本心理学の発祥の人であった学者の直弟子ともいわれます。

・当時「千里眼」というわれた何人かの女性の有名な能力者がいて、これがマスコミをにぎわせていました。福来友吉さんは、それをさまざまに調査します。その結果、「これは本物だ。人間には、物質を超えたとんでもない能力があるんだ」と主張された。
 
<実験はつづく>
・石原慎太郎氏を顧問とした、日本念写協会というものがあります。ここでも実験がつづけられて、一般の人が印画紙にたくさんの念写した実験データが残っています。

<念は生きている>
・この大学者である福来さんの言葉で、私が感銘を受けたのは「観念は生物である」という言葉でした。

<こうなれ!>
・最近になって話題になっているものに、「引き寄せの法則」というものがあります。


<忍術の忍は忍耐の忍であること、精神の忍耐、肉体的な忍耐を本領とすること   忍術家  藤田西湖(ふじた せいこ)>
<陸軍中野学校の創設>
・歴史上に強く名前が残っているところをピックアップすれば、この1つは忍術家です。甲賀流の14代目。さらに有名なのは、そういった歴史的背景や、その諜報活動の実績が評価されて、戦時中には、陸軍中野学校の創設の中心メンバーだった、といわれていることです。

<特殊な能力の開発>
・藤田西湖は、忍術家・武術家といわれ、また軍人ともいわれます。ユニークな人で、戦後もさまざまな活動をされたことで知られています。戦後初めての、日本の占い師の連合体をつくろうとして、奔走したことも知られています。

・藤田西湖は、心理的な実践術を心得ていて、催眠術も得意だったようです。

・藤田西湖は、実利的なスパイ術、諜報術として、情報収集能力の鍛え方、トレーニングの仕方、かつ、才能の発揮の仕方、人間的な心の強化法を、短時間で総合的に軍人に教えていた人物です。

<縁の下の力もち>
・藤田西湖の著書に『忍術からスパイ戦へ』という本があります。忍術をスパイ活動に生かすことについて書いた本で、名著です。

<繰り返すのが忍>
・忍術の「忍」は、忍耐の「忍」であること。藤田西湖は、忍べということも盛んにいっています。「我慢しろ」といっているのではありません。忍ぶというのは、私からいわせれば、毎日何か一つ、自分が決めた同じことをきちんと繰り返すことです。

<運の5段階評価>
・「忍」の修行の1つとして、皆さんに、特に若い方に申し上げるのは、1日の自分の状態を5段階評価しなさいということです。今日の運のよさの5段階評価。今日の気持ちのよさの5段階評価。今日の体調のよさの5段階評価。数字をつけて、1カ月間、この3つの5段階評価をやってごらんなさいと。

・最後にひとつ面白い事実を明かすと、「忍」を説いたこの藤田西湖は、先ほどの福来友吉が実験台にした超能力少年なんです。


<心霊教育は必要、霊の教育は必要。しかし、学校で宗派を授けるな」
教育学者・学校法人玉川学園の創始者 小原國芳(おばらくによし)>
<心霊教育とは>
・この小原國芳さんは、「霊という概念を教育の現場でちゃんと教えろ」「心霊教育をしなければいけない」と主張した人でした。

・霊は、ものをはるかに超越した、物質の上部にあるんだ。ものより自由なんだ。肉体の中には座っているけれども、自由に広い世界を見聞きすることができるのも、「霊=心」なんだよ。小原國芳さんには、それを広く学生に知らせたいという理念があったのでしょう。


<宗教教育とは>
・しかし、学校での宗教教育には反対だ、といっています。問題は宗派にあるのだ。そこに宗派が出てきてはいけない。彼は、心霊教育と宗派による宗教教育を区別しています。

<社会の催眠術>
・もう1つ重要なことがあります。あるものを信じたら、いずれは信じたもののとおりの姿になるという、霊というものの持っている力です。霊というものは、その霊自身が何を信じたかによって、それを実際に形にしてしまう力を持っているという事実です。

<いかなることでも嫌々ながら行うときには、すべて害を生じる ヨガ指導者 沖正弘(おき まさひろ)>
<新しい考え>
・戦後、日本はさまざまな体操、体育、肉体強化、健康のブームに飲み込まれていくわけですが、特に戦後直後は、お金をかけないで元気になる方法が、たくさん模索されました。

・戦後間もなく大流行した健康法は、その中核が、お金のいらないヨガでした。
静岡県の三島を中心としてヨガを展開した、日本のヨガの立役者ともいわれている、沖正弘さんという人物がいます。

・奇しくも、同じく戦前から戦後にかけてヨガを広げた人の1人に中村天風という人がいます。沖さんと天風さんは、同時期に陸軍中野学校でスパイ教育を受けた、昔の軍のエリートでした。中野学校の卒業生は、裸一貫、心一つあればどこへ行っても生きていける教育を受けたつわ者たちです。

<感情の連鎖>
・そんなときこそ、感情を上げる、感情を滑らかにする、感情を豊かにする、楽しませることが大事です。自分で自分を楽しませる専門家にするのです。

・どんな心の中の作業を見ても、感情をよくすることが一番楽なのです。しかも、自分の中の感情を、自分でよくするわけですから、こんな楽なことはない。

<宝くじを当てる>
・「宝くじを当てたいんですけど、どうしたらいいでしょうか」というご質問をよく受けます。私は、「運のいい人は、宝くじに当たる。だから運をよくすればいいんですよ」とお話をします。

・多くの人たちは、お金持ちになりたいと思って、どうやったら稼げるでしょう、どうやったらビジネスで成功するでしょう、そればかりを口にします。宝くじを当てたいと思っている人と一緒です。使い道を考えていない。

・成功するということは、うまくお金が入ってくるシステムを発明して、その中に自分はいる、ということです。システムが自動的に儲けてくれるので、今度は、時間が空きます。

<先天の声を聞き、さらにその声をたどりて、先天の霊源に遡り、初めて不思議の霊光に接する   東洋大学創設者 井上円了(いのうえ えんりょう)>
<東洋大学と哲学堂>
・円了さんは、不吉とされている4とか死とかを避ける、そんな通念は否定していました。生活の中で、あえて日本人が嫌う番号を選んでいたそうです。

<不可思議に迫る>
・円了さんは、心理療法を整理したことでも有名です。宗教的な見地よりも、科学的な見地から、人間の心を解き明かし分析した人でもあります。『心理療法』という本が出版されていますが、大変優秀な本です。また、記憶についても研究していらっしゃって、記憶術の著作があります。

・しかし、根本的な創造の主というものについては確信されていたようで、そういうものの存在を否定はしなかった。また円了さんは、それを人に伝達し、きちんと教えることができると考えていました。
 人間の心の奥底にある不可思議というものを、どうしたら伝えられるのか。そのものを教えることができなくても、その不可思議に迫る方法を教えることができるはずだ。そのためには、「まず直感に従うことが大事なんだよ」といっています。

・「先天」というのは、われわれの創造主です。仏教では如来、菩薩でしょう。

<閃くまで待て>
・言葉が嚙み合わない世代間の断絶が深まっています。さらに平等な教育という名の下に、大学にいく進学率は上がっていますけれども、奨学金は重く、30代までのしかかるということになっております。

・これは、出発点の道筋がちがっているためです。スマホではなく、まず直感の声です。直感の声を聞いて、その震源に遡る。
 源に遡るというのは、いろいろ体験してみるということです。学術と並行して行動する。

・人の体験談を聞くのも大事ですし、当然、自分で体験するのも、その道すがら大事なことです。

<どこの扉をたたくか>
・しかし、最初の第一歩は、直感で必要なことを見つけて、必要な方向に踏み出す。結局それしかないわけです。

「先天の声を聞き、さらにその声をたどりて、先天の霊源に遡り、初めて不思議の霊光に接する」
 大きな先天の声に耳を傾けて、宇宙に目を開き、自分の中にある絶対的な意思を感じようとしてみなさい。円了さんは、26歳の私に、そのように促しているように感じました。この言葉こそ、私が、何のあてもなく東京に出るきっかけになった言葉なのです。


<真理は平凡なり   整体術 山田信一>
<健康術の草分け>
・この人は、一般にあまり知られていない偉人です。日本でいう整体術、横文字ではカイロプラクティックですが、この流れの源流にいる人です。山田信一さんは、戦前にすでにオリジナルな形で、山田式整体法というものを体系化していました。

<ばかになれ>
・あるお弟子さんから、「真理を得るとは、どういうことですか」と問われたときに、こういう言葉を残しています。「真理は平凡なり」。だから、「ばかになったつもりで、大事な修練をしなさいよ」と、こう説いた人でした。


<超能力なんてあって当たり前  文芸評論家 小林秀雄>
<卑弥呼の国>
・文芸評論家だとか、評論家たちの話を聞きますと、そういう精神の力というものを、無力であるとか、そんなものはありえないとか、一方的にさげすんだように論説する方が多いのです。
 その中で、最も大御所といわれる文芸評論家の小林秀雄さんだけが、ただひとり違っていました。

・ところが小林先生は、「人間が持っている時空を超越した力なんて、あって当たり前なんだ。心の力はものを超えるんだ」と、ゆうゆうと直感的に受け入れていらっしゃる。

<未来を変化させる力>
・かつては、ヨーロッパでも同じような事情がありましたが、後から上陸したキリスト教が、そういった人たちを、ウィッチクラフト、魔女として排斥してしまいました。そうしながら、魔女が持っていた薬草をつくる技術だとか、ある種の精神論だとかをうまく吸収していったのです。

・ハロウィンはケルトの祭典だし、クリスマスはキリスト教、お正月は神道の祭典です。 
 私たちは、自然にそういったものを取り入れてしまっているし、日本の文化の根本的なところには、精神力とか祈りの力というものが厳然とあります。精神の祈りの世界の力が、形の世界をゆうに凌駕して変えていくはずです。


<思想・技術・運命の超人>
<われわれをこの世に与えてきたものは、われわれとの新しいつながりをいたるところで待ち受けている    小説家・政治家 石原慎太郎>
<多面的人格>
・産経新聞社の依頼でインタビューをした『巷の神々』というドキュメンタリー本がそれで、日本が復興していく時代の一面を表現した、価値の高い本となりました。

・私の座右の銘のひとつは、そんな石原先生の言葉です。いい言葉があるのです。

<何かを感じる>
・それから十数年して社会に出て、しばらく地道に働きました。でもやっぱり「何か」を感じることはありました。

<未来を謳歌する>
・石原さんは、神・仏というダイレクトな言葉を使わずに、「われわれをこの世に与えてきたもの」といっています。

・彼自身が、一番出会いの可能性を感じることを実践された、と思います。


<運命とは、ザインとゾルレンとによってなわれている一本の綱ではあるまいか    牧師 平竹辰(ひらたけ たつ)>
<手相を見る牧師>
・平竹辰氏は聖職者ですが、手相、人相の研究者でもあった方です。戦前から、社会主義キリスト教の運動者としてよく知られ、社会主義キリスト教運動の元祖といわれた賀川豊彦の直弟子で、一緒に活動していました。

・ザインは、存在とか実在と訳しています。すでにここに形としてあるもので、こちらはわかりやすい。ここにあるもの、ということです。
 ゾルレンというのは、ここからちょっと難しいところなのですが、道徳的に、あるいは広く実践的にかくあるべきなんだ、とか、こうなっていくんだとかいう、ある種の概念的なものです。

・人間は、オギャーと生まれて、ここにある。人間は存在する。それがザイン。

<禍福は平等>
・賀川豊彦さんという人は、人間は平等だと考えていました。貧富で権利が違ったらおかしい。そこから、キリスト教的な社会運動を広げた人です。

・その上で、手相は変わりゆく可能性があるんだ、という立場を平竹は取っているのです。

・つまり、ゾルレン的なものによって変わっていくんだよ、と説いています。賀川豊彦は、どこに着眼して感銘を受けたのか、この平竹の手相学に対して大きな賛辞を寄せています。

<希望という見えない力>
・最近「私、生命線が短いんですけど、どうでしょう」と手を出される女性が多いのですが、生命線は伸びていくものなのです。

・賀川が、彼の手相本に事あるごとに賛辞を寄せているのもわかるような気がします。平竹さんは、単なる博覧強記の人ではないと思います。
 彼の本は、手相がどうだうんぬんの評論本ではなく、手相というものから発展して、その立体的な捉え方をはっきりさせる上で、多くの角度から人間を論じています。

<心霊現象は科学的事実である  心霊主義運動の父 浅野和三郎(あさの わさぶろう)>
<ハーンの一番弟子>
・彼らが教鞭を執るわけですが、その中に、のちに日本に帰化して小泉八雲と名乗ったラフカディオ・ハーンというイギリス人がいました。
彼は、ご存じのとおり、さまざまな日本のフォークロアを、『怪談』という小説の形で海外に発信しています。

・その一番弟子ともいえるのが、海軍兵学校の英語の先生をやった浅野和三郎だったわけです。近代における心霊主義運動、スピリチュアリズムの父といわれます。

<不忍池の啓示>
・「心霊現象は科学的事実である」。これが浅野和三郎の代表的な言葉だと思うのは、心霊現象を、科学的事実であるといい切っているところです。

<同時多発的運動>
・サー・ウィリアム・クルックスという、ロンドン大学のトップまでいった大科学者がいます。ブラウン管の元になった装置を発明した人ですが、この人はケティ・キングという霊媒を使って、心霊現象を具現しています。霊媒の鼻や口から出た、エクトプラズマといわれる物質化現象を通じて、女の子の霊が出現します。クルックスは、その出現した女の子の霊の脈を取ったという記録があります。
 のちのち、これらがたたかれることになります。

・私が面白いと思うのは、世界の各地で起こった同時性です。明治以降の、浅野らの心霊主義運動といわれるものは、大正生命主義などとも結びついて、国内で、大きな盛り上がりを見せます。世界を見ると、ほぼ同時期に、いわば世界同時多発的にその運動が生まれているのです。
 スランスでは、アラン・カルデックという人が出した日刊新聞が、フランス国内で最高部数を誇っています。この新聞は、心霊主義者向けの日刊新聞でした。イギリスでは、何万という人が集まるような心霊主義者の大会が開かれたりしています。

<科学のまな板>
・心霊現象は、いまだに科学的な結論は出ていないにしても、多くの方を惹きつけている事実があります。

<四魂とは奇魂(クシミタマ)、幸魂(サチミタマ)、和魂(ニギミタマ)、荒魂(アラミタマ)をいう  海軍軍人・心霊研究家 浅野正恭(あさの まさやす)>
<心霊研究をする兄弟>
・浅野和三郎の兄の浅野正恭は、海軍軍人でありながら、やはり弟とともに心霊研究をやった人です。

・正恭さんの独創的なところは、古事記に注目したことです。「古事記生命の原理」とか、「古事記日本の原理」とかを説いており、古事記を、霊的な世界の構造やシステムを表したものだ、と考えていたようです。

・「四魂とは奇魂(クシミタマ)、幸魂(サチミタマ)、和魂(ニギミタマ)、荒魂(アラミタマ)をいう」という言葉があります。この概念自体は、神道に古くからあるものなのですが、長いこと、はっきりしたところがわからなかったのです。

<霊の4つの足>
・神社に行くと、お祈りの言葉を教える小さなお札がかかっています。そこには、「クシミタマさきわえたまえ、サチミタマさきわえたまえ」とお祈りをしなさい、と書いてある。

・四魂を論じた正恭さんは、「人間の霊というものは、4つの足がある。その4つの足こそ、クシミタマ、サチミタマ、ニギミタマ、アラミタマだ」といっています。

・サチミタマは情・情け・感情を表す。アラミタマは勇猛果敢な心や肉体的衝動といったものを表す。クシミタマは知性を表す。
 
・クシミタマというのは、人と違う考え方、何かオリジナルの考えというものを、縦にグーッと掘り下げるような力、そういう知性です。

<問題のニギミタマ>
・私が面白いと思ったのは、ニギミタマだけはちょっと他の3つと違うんだ、といっているところです。

・浅野さんは、「精」の一文字でこれを説明することは難しくて、人間の心を知るにはこの「和」の本質というものを、しっかり把握しないとだめだ、と説いています。

・聖徳太子は、「和をもって貴しとなす」といいましたが、和という概念はいちばん難しいのです。

・和の御魂は、ほかのクシミタマ・サチミタマ・アラミタマなどが暴走しないように、落ち着かせるための1つの鍵なのではないかないうふうにも思います。

<渡された鍵>
・日本神道が提示した、古い哲学である四魂というものをどういうふうにシステム的に考えたらいいのか。その答えを求めて、浅野正恭さんは古事記の哲学を総括的に見ていったのでした。

・神々が800万も、「やおよろず」もいるということを受け入れるには、それぞれのバランスが大事なこととなるでしょう。それぞれの神々の、交点を見いださなくてはならず、これもまた大変なことです。

<各自が日常になさねばならぬことをまず第一に心がけて、しかるのち学問を習い、業務をおさめよ   海軍中将 秋山真之(あきやま さねゆき)>
<学が大事なのか>
・『坂の上の雲』という小説で有名な、秋山真之という人がいます。海軍中将ですが、この人の言葉で、私が非常に感銘を受けた言葉があります。


<生徒は兵士ではない  陸軍大将 秋山好古(あきやま よしふる)>

<医師は公平の心を持って、公平な見方を持って、取捨すべきこと多きを覚う   医師 水原實(みずはら みのる)>

<とにかく笑っていれば運は開く   思想家 吉川一元(よしかわ いちげん)>
<暴走に苦しむ>
・吉川一元さんという方は、とても面白い人だと思います。「とにかく笑っていれば運は開く」という言葉をのこしていますが、どうでしょうか。

<油断のないノンキさ>
・吉川一元には、単純明快なポジティブシンキング、成功哲学の根源的言葉もあります。それはとてもわかりやすい。「とにかく笑っていれば運は開く」といっているのです。


<人の相を見るときは、心を落ち着かせてゆったりと座り、体の天地人を整えて、7息をせよ   顔相家 水野南北(みずの なんぼく)>

<神ながらの心は、言挙げの矛盾反対を超越して輝きつつある   法学者 筧克彦(かけい かつひこ)>
<神道を解く>
・近代神道界の2大巨頭といわれた、筧克彦と川面凡児についてお話をしたいと思います。

・1人は筧神道ともいえる独特な神道を提唱した、弁護士・法学者であった筧克彦。もう1人は変わったお名前ですが、川面凡児という人。この人は神道実践家というべき人です。

・まず、筧克彦のお話からしたいと思います。この人の『神ながらの道』という本が非常に有名です。大正15年に出た本で、皇室の神道の教科書といわれたほどです。

<英訳できない言葉>
・神道の中でよく使われている哲学概念に、「神ながら」と「いやさか」という言葉があります。この2つについては、歴代のさまざまな神道家がさまざまな解釈をもってきています。

・「神ながら」は、反対同士のものを1つにしたような言葉です。当時の日本神道界からすれば、神様というのは宇宙の中心神、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)から始まって、太陽神が天照大神で、絶対なものです。だから、哲学としてはより高みに押し上げたいわけです。

・のちに民衆宗教の大化け物といわれた出口王仁三郎は、祈りの言葉で、「かんながらたまちはえませ」という言葉をよく使いました。みんなそれぞれの真横に神様がいて、みんな全員が漏れなく神様のそばにあるんだよ、君が今やくざだろうが、一国の大臣だろうが、神様はみんなの隣にいるんだよ、という言葉です。

・神様は、実感として今横にいるんだ。君の真横にいて、いつでもすぐに助ける力を発揮しようとウズウズしているんだ。それが「かんながらたまちはえませ」です。神様の本体はものすごく高いところにある。同時に、寄り添う愛と超越性をもっているのです。

<接近する科学の世界観>
・量子力学が注目されています。最新の知見では、これまでの常識が、そこではひっくり返ってしまう。

・人間が生きて、物を見たり感じたりするこの一瞬に、壮大な宇宙創造の神も同居している。すぐそばにいる。これ以上のスケールの考え方は他にないだろう、と私は思ってしまいます。


<人間の五感というものは、もとより必要にして欠くべからざるものでありますが、さればとて、唯一無上の標準とはせられない   神道家 川面凡児(かわつら ぼんじ)>
<体の中にいる先祖>
・もうひとつ、川面凡児が面白いのは、祖神、つまり先祖神に対する独自の考え方を前に出しているところです。
祖神、先祖のさまざまな意思のかけらが、自分のこの体の中で生きているんだ、という考え方です。細胞の中で、祖神は生きているんだと、そののちに発達する遺伝子工学を予見しているように描いていて少し面白い。


<霊験あらたかな神社仏閣の建物は、不思議なことに、間口、奥行きとも同じ寸法の正方形に建ててあるのも、そこには何か現代の科学では解明されていない、何ものかがあるのだと私は考える    電子技術者 内田秀男(うちだ ひでお)>


<生き方と完成の超人>
<武道の根源は神の愛、万有愛護の精神   合気道創始者 植芝盛平(うえしば もりへい)>
<愛護と武闘>
・植芝盛平は、合気道の開祖として有名ですが、出口王仁三郎の大変に近しいお弟子さんでした。いっしょに満州に渡って、中国改革に乗り出そうとした先鋭部隊です。若いときから武勇伝がある人でした。


<神来体(からだ)は神から賜った最高芸術品である」  崇教真光の初代教え主 岡田光玉(おかだ こうたま)>
<最高芸術品の持ち主>
・岡田光玉という方は、崇教真光の初代教え主で、一時期には世界150万人の大教団を指揮して、日本の神道系教団の頂点に立った方です。

・「UFOというのは、秋山くん、どういうものなんだ?」ときかれ、これこれこういうもので、というお話をしたら、「UFOがテレパシーを感じとるんだったら、ちょっと呼んでみようか」といって、お着物姿でベランダに出て、夜空に手をかざされたのです。そうしたらUFOがすぐに飛んできた。

・この方も、元は陸軍中野学校のカリキュラムを学ばれて、霊術家といわれた藤田西湖のカリキュラムにも触れています。陸軍中野学校というところは、尋常じゃない能力開発をやっていたことが、よくわかります。精神論の神髄に触れるようなプログラムがあったのです。


<不眠、浄霊は力を抜く   世界救世教開祖 岡田茂吉(おかだ もきち)>
<単純な言葉の力>
・宗教界のダブル岡田といえば、岡田光玉ともう一人は岡田茂吉さんです。岡田茂吉先生は、熱海に大きな本部をつくって、世界救世教を開かれた。ところが、もともとは芸術家で、岡倉天心さんのお弟子さんです。

・「とにかく調子が悪かったら、力を抜くんだ」「まずそこからなんだ」という言葉です。

・瞑想は、メディテーションともいいますが、その本質は、意識して力を抜くということなのです。

<意識をパーツに持っていく>
・呼吸を加工したり、何かのポーズを無理して取るのではなくて、力を抜くことを意識してみるのです。


<「うれし うれしの道あるに、なぜ歩まんのじゃ   神典研究家  岡本天明(おかもと てんめい)>
<語呂合わせの啓示>
・宗教界の3岡といわれるのは、岡田光玉、岡田茂吉、そして岡本天明。神典研究家といわれていますが、岡本天明という人は大本教の門人です。ある方にいわせれば、若い頃から大本教にご奉公して、大本教の開祖である出口なおさんが、神様からの啓示を受けて自動書記をするときの、あんどんの灯りを取り替える係をやっていたとか。
 あれだけの大物が神がかるのを、若いときから間近に見た方です。


<「歴史は決して純理学ではない。応用学である。歴史は政治を指導する」        透視霊能者 三田光一(みた こういち)>

<「漫画は子どものおやつです。取り上げないでください」  漫画家 手塚治虫(てづか おさむ)>

<「金を稼ぐよりも時間を稼げ」    経営者  本田宗一郎>
<しゃべりまくり人>
・本田宗一郎さんには、一度だけお会いしたことがあります。

・「きみは面白いことをやってるね。ぼくは、最後はUFOをつくってみたいんだ」とおっしゃっていました。UFOと関わる人たちと会話して勉強されていたようで、けっこう、知識もありました。どうも、私の本も読んでいらっしゃったようでした。

・一代で車をつくる会社をつくり、いつでも作業服を着込んで、整備工たちのはたらいている現場に出て、楽しそうにみんなと話をする本田宗一郎が、「金を稼ぐよりも時間を稼げ」と言った。

<目的は時間だった>
・最近、拝金主義という言葉は死語になっているかもしれないですが、バブルの頃に、世の中が金で踊る状況を見て、「拝金主義」と批判的にいう人たちがいました。しかし今のほうが、拝金主義がすごのではないか。

・「お金で愛は買えないけど、お金で時間は買えるんですよ」と、よくお話ししています。

<お金と時間のパラドックス>
・私は、常に時間を稼ぐために働いています。そして、今、時間があることがすごくうれしいのです。

・カーネギーは、全米に2000棟以上の図書館をつくっています。

・晩年の創造として、いろいろなUFOを考えていた本田宗一郎さんは、さぞや楽しかったことでしょう。喜びの時間。そのためのお金の使い方をするひとだったのです。

<「考え方×熱意×能力=人生と仕事の結果   経営者  稲盛和夫>

<「自分が方向を変えたら道はいくらでも開ける」経営者 松下幸之助>
<ひょうひょうとした人柄>
・よく、おしゃべりになられていましたが、本田宗一郎さんとはその点で、タイプが似ているかなと思います。

・私は、ポジショニングと呼んでいるのですが、得てしてこのポジショニングが偏向したままになっている。そのため私は、毎日なるべく意識してリセットしています。

<可能性だらけの存在>
・精神世界では、「未来からの今の自分を見てごらん」とよくいいます。いかに自分がちっちゃいものか。宇宙を見上げて、その「宇宙の広さから自分を見てごらん」ともいう。

<閉じていく道>
・自分が方向を変えられなかったら、ダメになるぞ。自分で自分の方向を変えなかったら、道はいくらでも閉じていくぞ、ということです。

・企業は30年続くところは2%といわれています。この原則は、戦前から戦後にかけて変わっていない。

・松下さんは、「道はいくらでも開ける」ということを、ご自身ではっきりと実践しつづけた人だな、と思います。

<「日々新々」   神道家 山蔭基央(やまかげ もとひさ)>
<対面で教える>
・山蔭神道という古伝神道があります。

・「古い神道、古神道というものを追いかけていけば、日々新々しか残らない。やっぱり友清もそう考えたんだろう。この日々新々というのは、神を天照大神と定め、その神と神ながら、一心同体だという設定があって、だからこそ、日が昇ったら人間は生まれるんだ。日が沈んだら死んじゃうんだ。でも、毎日生まれ変わるんだ。こう考えたのが、日本人の根本哲学で、根本宗教なんだよ」


<「やっぱり世界の平和の光は日本からはじまる。愛と調和の完全世界が実現する。必ず実現する! 思想家 中村天風(なかむら てんぷう)>




『闇の世界権力「日本沈没計画」を阻止せよ!』
地震兵器も投入
中丸薫 レオ・ザガミ     ヒカルランド  2011/5/24




<世界中のエイリアンCMの背後には、本当にエイリアンがいる!>
・だがそうしたCMの背後には、もうひとつ別のメッセージが隠されている。広告主たる大手企業の背後には、全てを操る人物が存在する。それは、強力なフリーメーソンと関係を持つ裕福な企業家たちである。往々にして、フリーメーソンと政治家のつながりが取り沙汰されるが、現実は違う。政治家は「下請け」的な存在に過ぎない。裕福な企業家たちは左翼にも右翼にも献金をし、どちらが選挙で勝っても自分たちに都合のいいような法律が判定されるよう、抜け目なく立ち回っているのだ。これはもちろん、自分たちが世界を支配し続けるためである。
 
・裕福な企業家たちというのは、少なくとも50万年前から、地球上にいるエイリアン組織の権力者たちと関係している。同様に、特定のエイリアン組織と実際に関わり合っているフリーメーソン系団体も存在する。
 さて、政治家たちはどうやって自分の仲間を見分けているのだろうか?フリーメーソンとシンボリズムは切っても切れない関係にある。よって、特定のフリーメーソン固有のシンボリズムが話に出てくるかどうかで、同じ勢力に属するか否かがわかるのだ。

<エンティティーと接触する儀礼を執り行うのが、薔薇十字団!>
・フリーメーソンにはブルー・ロッジとレッド・ロッジがある。ブルー・ロッジは基本3階級で、奥義などには無関係な活動のみである。しかし、本当に奥義を窮めたい者はレッド・ロッジに加入する必要がある。上位階級に達すると、神秘学を応用した秘儀的儀礼に参加し、特定のエンティティー(悪魔や天使と呼ばれている存在)とコンタクトするような経験もする。
 とはいえ、このような儀式を行っているのはフリーメーソンでもごく限られた人々である。なぜなら、常識を超えるような経験をするため、精神的に大きな犠牲を払う可能性があるからだ。よって、このような精神的負担に耐える覚悟のない者は、お気楽なロータリークラブにとどまるべきなのだ。

<大富豪たちは、エイリアンの傀儡!>
・エイリアンたちは、自らの傀儡たる富豪たちを操り、自分たちのシンボルを商品に使わせている。こうしたシンボルは認識可能だ。過去2000年の間に登場したエイリアンに関連するシンボルは全て、地球上で権力を誇るフリーメーソンの企業家たちの組織によって用いられている。
 例えば、六芒星がそうである。これは古代のソロモン王の指輪に刻まれていたことで有名だ。五芒星は、古代エジプトの神殿に描かれている。また、アメリカのフリーメーソンと関連深いトライアングルは、宇宙人ルクスのシンボルだ。
 ルクスとは、かつてルシフェルと呼ばれていたエイリアンだ。この呼称の変化からもわかる通り、過去に神や悪魔と見なされていた存在が、現代ではエイリアンとして認識されるようになったのだ。

<危険きわまりないエンティティーを呼び出す儀式>
・スピリチュアリズムの創始者であるアラン・カルデックは、降霊術の現代化に成功している。カルデック以前にもエンティティーとのコンタクトという伝統はあった。だが、スピリティズムが誕生して以来、混乱が生じてしまった。交霊会では死者の魂を呼び寄せたりするが、現れるのは霊魂ではない。エンティティーなのだ。

<エイリアンと権力者たちの「邪悪なる協定」>
・600万年前、人類は猿から進化して中央アフリカで誕生したとされている。だが、アメリカ・インディアン、古代ケルト人、古代シュメール人は、人類生誕地から地理的にかけ離れた地域に住んでいた。
 こうした謎に対し、科学は納得のいく説明ができないのだ。Rhマイナス因子の起源は不明だ。有名な遺伝子学者ルイジ・ルーカ・カヴァッリースフォルツァはこの問題について、「少なくとも2種類の人類創造があった」という説を唱えている。これがもし本当ならば、歴史を全て書き換えなければならない。
 学者たちは口を閉ざしている。本当は、過去には、別の民族が地球上に住んでいたのだ。それは、巨人族と呼ばれる人々だったのかもしれない。超古代人の痕跡は地球上のそこかしこに残されている。例えば、巨大な人骨が発見されているが、これがきわめて背が高い人類のものであることは明白だ。だが、この真実を言うことも許されない。
 
・もし真実が知れれば、人類史が塗り替えられてしまうからだ。我々に先立つ人類が存在し、彼らは我々よりも進んだテクノロジーを持っていた。彼らは人間であり、エイリアンではなかった。この人々は大洪水によって絶滅してしまった………。
 そこから、様々な伝説や神話が誕生したのだ。神々はすでに先史時代から地球にやってきては人類を苦しめていた…………というような内容である。神話に登場する神々とは、もちろんエイリアンのことである。よって、状況は今も昔も変わらないのである。

<かつてエイリアンは、悪魔と呼ばれていた――バチカン>
・何百年も前に悪魔と呼ばれていた存在は、今日エイリアンとして知られるようになった。エイリアンには3種類あり、それぞれ、ルクス、蛇、リンギオ(訳者注:6本指で「白いエイリアン」ともいう)と我々は呼んでいる。
ルクスとは光り輝く生命体で体を持たない。人間の魂を欲するこのエイリアンは、古くはルシフェルとして知られていた。
蛇はユダヤ民族の敵である。この蛇はイヴの元へ行って、リンゴを食べるよう唆したのだ。このエイリアンは冥界に追放されていて、サタンとも呼ばれている。
リンギオは異次元に住まう、体を持たない黒い染みのような生命体で、人のエネルギーを吸い取る。彼らは、地獄に追放されているので我々の世界にはやってこられないのだ。

・エイリアンたちは、茶番に興じている。「伝統的な」神を演じて人間を戒めるふりをし、自分たちの都合のいいように操る一方で、「ハイテクな」神も演じてみせるのだ。「ハイテク神」の最もたる例は、銀河間艦隊の艦長アシュター・シュランだ。この類の「神」は、「我々は人類を愛している。だから互いに争って原子力爆弾の撃ち合いをしてはいけない」などと言う、そうなれば人々は思わず「ああ、シェラン艦長はなんていい人なんだ!」と感嘆してしまうだろう。
 実際、彼らは人類絶滅など望んでいない。だがそれは人類愛のためなどではない。忘れてはならない!我々はエイリアンにとって「家畜」だということを。搾取する対象がいなくなれば、彼らだって困るのだ。

<現況ではエイリアン、悪魔、神という3つの存在がひとつに融合している。バチカンはこの事実を完璧に把握しているのだ>
<ユニバースの創造者たる神の一部は、我々の内に実在している!>
・自らの意識を認識していれば、エイリアンにとらわれることは決してない。愚鈍な軍隊がしでかしそうなことだが、エイリアンのもとへ赴き、銃をぶっ放す必要などないのだ。ナイーブな司祭がするかもしれないように、エイリアンを説き伏せ改心させる必要などもない。エイリアンを駆逐したければ、どこにも行かないでいい。我々は「神」なのだから。我々の内に神たる意識があることを忘れないでほしい。
 この事実を認識すれば、教会などは無用の長物ということは明らかであろう。今まで、教会は神と信者との橋渡しをする、と言われてきた。だが実際には、神は外在するのではなく、我々の内に存在するのだ。ユニバースの創造主たる神の一部が、我々の内面に実在するのだ。

・意識を持つ人は、エイリアンに誘拐されても、このロジックで自らを守ることができるのだ。「お前の魂をよこせ」と言われても、決して渡さないことだ。渡してしまえば、確実に死んでしまうからだ。だが、体を離れること(身体的な死)を恐れずに魂を渡さなければ、自分という存在は死なない。ひとつ上の次元へと移行するだけなのだ。

<魂は時を超えて未来を見る!>
・退行催眠を通じて検証した結果、我々の持つ魂とは、時間を超越した存在であることが判明した。魂は時を超えて未来を見ることができるのである。魂は、「現在」の状況の結果として生じ得る「未来」を予見できるのだ。

<我々が意識を変えれば、違う未来が創れる>
・真の革命、真の2012年とは、我々の内部で生じる。我々が二元性を打ち砕く、精神面での文化的改革だ。

<ウォッチャーズーーイルミナティの人類の家畜化計画のシナリオ>
・私の知る範囲において、イルミナティは、世界を支配し、人間という動物を家畜化するために次のような活動をしています。
▼貨幣発行権の独占
▼水・食料(種子)・空気(CO2)の支配
▼人口の人為的削減(戦争・生物兵器・地震兵器によって)
▼アメリカの破壊、産業の破壊
▼医薬品の独占
▼新たなエネルギーやテクノロジーの封印
▼人体へのマイクロチップ埋め込み
▼マスメディアを独占し、大衆を洗脳
▼世界の宗教支配

・このシナリオ全体を作ったのが、『ウォッチャーズ』です。
エデンの園と地球上のヤハウェの創造物を監視するよう任命されたのが『ウォッチマン』です。その後、彼らは、地球に社会を築き、現在の我々を形成した法律と規則を全て与えたのです。
 イルミナティの基盤は、1776年のドイツではなく、古代シュメールで構築されました。それは、ちょうど古代の伝統の最新の所産であり、バチカンにあるアトランティスの「古代聖職者」を内密に担当しているイエズス会士とも関連しています。

・それは、有史以来始まっており、終末の時まで続きます。
なぜなら、もともとウォッチャーズは、宇宙から来た神々だからです。後に彼らの子孫が、一般に“青い血”と定義されるさまざまな血統で地球を担当するようになりました。イルミナティは、この古代の伝統の一部です。我々の聖職者は、この血統の違いに気づき、我々の組織に参入したとたんに、自身のパワーに気づくようになった、そのような血統の
エリートメンバーで構成されています。

・我々は堕天使の子供たちであり、この計画が完全に人類に明かされたとき、我々の「宇宙の父たち」を再び抱擁する準備ができています。そして、この地上で、抑圧のシナリオを続けようとする悪魔的グループと、この混乱を一掃するために上界から介入してくる天使的存在の間で最後の戦いが勃発するでしょう。
 また、天使的存在はおそらく我々の内部抗争に解決策をもたらしてくれるでしょう。我々はイルミナティの古参メンバーが変化を受け入れることを願っていますが、もしグランドマスターに謀反を起こした場合、レオや他者の身に起こったような、報復行為を恐れています。

・我々のゴールは、我々の文明を地上にもたらすことによって、現在の貧困と無知を打破することです。
 けれども、我々のメンバーは、バチカンとユダヤ教の推進力でもあり、イルミナティについての真実が、人間に対する彼らの暗黒のパワーを最終的に終わらせられるかもしれません。

・イルミナティは、いかなる国家の法律をも超越しているのです。メンバーは古代の憲章に則って活動しているため、イルミナティ以外の人類に対して、これほどの権力を有しているのです。

・啓発されたエリートたちにとって、人類の生存に必要なものをコントロールし、独占することは、最大の重要事項です。これは、エリートが支配するときの常套手段です。我々は現在多くのテクノロジーを意のままにできるため、不幸なことですが、それはより広範で、より危険な方法によって、今日にいたるまで続いています。

・中丸:社会的道徳観念の欠如、薬物、同性愛、小児性愛については、なぜ感性を正常にしようとしないのですか?共に生きていくために、カルマを清算して、心を浄化しようとは思わないのですか?

イルミナティ:ザガミのケースでも説明した通り、残念なことに、現在階層のトップには、強力な悪魔的要素が存在しており、イルミナティでは内部衝突が起きています。もちろん、我々のアカデミーには存在しませんが。
 我々は、将来的には、我々の伝統であるそのような暗黒のパワーとの妥協を排除したいと望んでいます。「暗黒のパワーを排除せよ」という我々の要求を無視し続ける支配層に対して、我々が強硬な姿勢で対応する必要があるかどうかは、時が経たなければわかりません。我々のグランドマスターであるディ・ベルナルドが私に明らかにしたところによれば、現時点では、彼らのパワーはあまりに強過ぎるようです。

<愛の教えと悪魔崇拝――バチカンの暗部>
・もともとバチカンの地下は、ミトラ神殿でした。バチカンの洞窟にあったのは、ミトラ教の礼拝のための神殿です。ミトラ教は多神教カルトであり、悪魔崇拝とは違います。ミトラ教は、ペルシャ発祥のミトラ神を中心とした神秘教で、その後ローマ帝国の軍隊の間で1世紀から4世紀の間、人気が高まりました。

・キリスト教徒がミトラ神秘教の多くの詳細を真似たと仮定すると、悪魔は、キリストの生誕よりも前に、それを真似ていたために、真の宗教の先駆けであったという彼らの間で人気のある説と辻褄が合います。

・バチカンはユダヤ教シオニストをコントロールし、全ての宗教リーダーたちを提携させられるように、世界の宗教の議会のための評議会を推進しています。

<イルミナティはどうやって世界をコントロールしているのか>
中丸:イスラエルがハルマゲドン(世界最終戦争)を起こすのですか?

アーサー:最初はそのように見えます。なぜなら、ハルマゲドンは、イスラエルに実在する地名メギドの別名であり、そこで、終末の時に、善と悪の間で大規模な戦いが繰り広げられることになっているからです。私の意見では、アブラハム系宗教を理解することが、まもなく勃発するであろう人類の命運を賭けた究極の戦いの理想の場所をイスラエルとす
る、この永遠の衝突の根源を理解するカギだと思います。

・「妖術使いや黒魔術師による宇宙白色同胞団への潜入は、今や歯止めが利かない状況にある。よって、我々は誰がどちらの勢力に荷担しているのか見極めなければならない」




(2019/1/16)


『秋山眞人のスペース・ピープル 交信全記録』
UFO交信ノートを初公開
秋山眞人   聞き手;布施泰和  ナチュラル・スピリット 2018/12/9



<1978〜80年 「小型UFO操縦から母船操縦へ」>
<いろいろな超常現象研究団体に顔を出し、「自由精神開拓団」を発足>
・いろいろありましたが、結局公務員をやることになり、郵便局に入りました。そこで貯金保険や外務などをやって、約7年間働きました。でも、組織って嫌だなと思うようになったのもこのころです。

・とにかく社会人として7年間、そのすり合わせをしたのですが、結論としては、自分のメンタルを保つためでもあり、すでに蓄積してきたデータをみなに教えたいという衝動が出てきたこともあって、郵便局を辞めました。
 それと並行してスペース・ピープルとの交流は続いていました。最初に「コンタクティー協会」というのを作りました。1976年ですから、高校生のときです。
 これはスペース・ピープルとコンタクトした人たちの集まりでした。

<テレパシーによる母船集団と意識分割体験をする>
・UFOに最初に搭乗した高校3年生のときから社会人になって1、2年目までの間に、スぺ―ス・ピープルとのコンタクトは次々と新しい段階に進んでいきました。母船の中のビジョンも、感覚テレパシーで頻繁に見せられるようになりました。
 その母船は中規模の母船なのですが、まずは廊下を歩かされます。

<スぺ―ス・ピープルの母船の中は小宇宙だった!>
・UFOの母船は本当に巨大です。感覚テレパシーで母船に呼ばれたときは、母船の外周を歩き回ることも許されました。
 ただし母船の両端は歩けません。というのも、両端はものすごくエネルギーが出入りしているからです。端の方に行くと、ビュッと中に吸い込まれて、中央部に戻ってしまうのです。ですから中央部でしたら普通に歩く感覚で母船の外側を移動できるのです。

・母船内部は巨大な空間になっており、そこに大きさはバラバラの、クリスタルのような半透明の巨大な球体がいくつも浮かんでいます。それぞれの球体の中に町がそのまま入っているのです。当然、建物もその中にあります。
 ユニークなのは、母船内には不ぞろいに枝分かれしたパイプ状の通路があり、みなこの中を歩いて移動するのですが、少し浮いたようになって速く移動することも自由自在にできるのです。このパイプ状の通路は外から見ると金属的で中が見えないようになっているのですが、内側からは外が透けて見えます。

・また、通路はクリスタルの球体に直接つながっているのではありません。球体に入るときは通路内にあるUFO発着場から小型円盤に乗り込んで、瞬間移動するようにすぽっと球体の中に飛び込むのです。
 スぺ―ス・ピープルの母船は、地球人には想像を絶する世界です。球体を惑星に見立てると、まるでミニ宇宙空間がそこにあるように見えます。まさに母船の中に小宇宙があるようなものです。
 
・その興奮状態を鎮めるには、最終的にはもう瞑想をするしかありません。ぼんやりするしか方法はないのです。
 ですから、結構日中はヘトヘトになって、夜はまた宇宙の世界に入って、向うのリズムで生きるということを繰り返しました。向こうでは宇宙旅行をしたりして、多重多層の自分を体験できますから楽しいわけです。

<葉巻状の母船が縦に着陸して、建物として機能する!>
・宇宙旅行では、非常に変わったスぺ―ス・ピープルの習慣を見ることもできました。あるスぺ―ス・ピープルの星では、巨大な餃子のような形をしていて、粘菌のようでもあるのですが、牛4頭分くらいの大きさの生物を食肉として飼っているのです。目玉みたいなものも付いていましたね。その“粘菌”の牧場がたくさんあるのです。
 牧場にはプラスチックでできたような柵がちゃんとありました。その粘菌はすごく大人しくて動きません。身の一部を切っても怒らないし、切ってもまた生えてくるのです。
 最初はその生物が粘菌だとは思わなかったのですが、地球上の生物で何か近い生物がいるのかとスぺ―ス・ピープルに聞いたら、「粘菌」と言っていました。だからその星では、粘菌を食物にしたり薬にしたりしているのです。
 ただし粘菌は毒にもなるそうです。その惑星の住人が粘菌の研究をしたことが、大きな成果につながったわけですね。日本でも粘菌の研究をした博物学者の南方熊楠(1867〜1941)が知られていますが、熊楠は確実にどこかでスぺ―ス・ピープルからのテレパシーを受けていたのではないかと思います。
 夜のスぺ―ス・ピープルの授業では、ほかには宇宙幾何学みたいなことも習いました。
 スぺ―ス・ピープルは、正多面体、特に正四面体を尊重します。4個の正三角形で囲まれた四面体を組み合わせると、DNAのように螺旋状になっていきます。

・テレパシーでほかの惑星を見るときには、着陸せずに遠巻きに俯瞰して見ていました。アイスクリームのコーンのように捻じれた建物がたくさん建っている惑星も見たことがあります。
 葉巻状の母船が縦に着陸して、そのまま建物として機能している光景を初めて見たのもテレパシーによるものでした。
 母船が何本も着陸して都市のようになった光景も見ました。そのとき教わったのが、母船が円盤状のUFOの集合体であるということです。母船は円盤が連結してできているのです。だからバラバラにすれば、一つずつが円盤型UFOになります。
 要はいろいろな惑星に母船で都市をつくるのですが、その土地のバイブレーションがおかしくなると、都市ごと移動するのです。みんなの合議で移動します。
 UFO都市は可動都市でもあるわけです。それがスぺ―ス・ピープルの間では当たり前です。
 都市が同じ場所にずっとあるという感覚はありません。それだけを見ても、地球人の経済とか流通とかまったく違うことがわかります。

<アトランティス、ムー、レムリアは、並行宇宙の別の時間世界に今も存在している>
・スぺ―ス・ピープルからは歴史のレクチャーをいくつか受けました。ただ、歴史のレクチャーはすごくわかりづらかったです。特にアトランティス、レムリアという3つの文明大陸の歴史は、ある意味時空間から遊離しているのです。
 そのことが最近、すごくよくわかってきました。この時空間から別の時空間に大陸ごと、文明ごとワープしています。
 たぶん、それはある種の実験だったのだと思います。アトランティスが一番大きな実験で、時間ごとこの世界から切り取られてワープしていますが、そこにいた人々はほとんど死んでしまった感じがします。逆に言うと、逃げた人たちがこちら側の世界に生き残っているのです。
 ですから、いまだにアトランティス、ムー、レムリアは、並行宇宙の別の時間の世界の中に存在しています。そこで生き残った一部の人たちが、細々と再興を目指しているのです。
 同時に私たちの意識の中にも、それらの大陸は存在しています。それは思い出という意味ではなくて、いつでもこの宇宙にあるという感じです。だから私は、常にアトランティスとムーとレムリアの幽霊を感じています。
 幽霊は存在しています。彼らは私の目の前にも出てきます。あちらの世界で私が過ごすことも可能です。要するに、大陸文明ごとの幽霊が存在しているのです。

<水星系ヒューマノイド型のグル・オルラエリスとの交換ノート>
・社会人になったころには、私を担当するスペ―ス・ピープルも変わって、グル・オルラエリスという水星系のスぺ―ス・ピープルになりました。スぺ―ス・ピープルの教育では、定期的に指導するスぺ―ス・ピープルが変わっていくのです。

<ラジオの通信のようなテレパシーが来るときは、小型のUFOが来ている>
<1979〜80年  スぺ―ス・ピープルの母星に丸2日滞在」>
<UFOは思念によって操縦する>
・私が太陽系外にある、水星系スぺ―ス・ピープル「エル」の母星に連れて行ってもらったのは、たぶん警察を辞めてからですから、1980年代ごろだと思います。高校を卒業した後、社会人になって1年目くらい、19歳から20歳くらいのころです。
 もうこのころには、UFOを自由自在に操縦できるようになっていました。

・母船の場合はもっと多くて、13人です。13人の目的意識が明確にそろわないと動きません。
 このようにUFOは完全に思念によって操縦されます。操縦者の精神状態が弛緩集中状態になっていけなければ、UFOは動いてくれません。

・その日は、まさにドンピシャのタイミングであったのです。UFOに乗って大気圏外で母船に乗り換えると、水星系のエルの母星であるカシオペア座の方向に見える太陽系外の惑星に行くことになりました。彼らの惑星に行く目的を、彼らは「地球に住むことの楽しさがわかるように他の惑星に連れて行きます」と言っていました。
 その惑星のそばまで来ると、今度はその母船から司令機と呼ばれるUFOに乗り越えて、その惑星のプラットホームに着陸しました。

<家系図を紹介し合う正式儀礼を行う>
・他の惑星に行ったときは、最初に必ずセレモニーがあります。そのセレモニーというのは、次のように行われます。
 まず私が「地球、日本、伊豆、1960年11月27日生まれ、秋山眞人」というようなことを表明します。つまり、いつ、どこの星のどの国で生まれて、何者なのか、両親は誰か、祖父は誰かということを語ります。
 このときは祖母のことまでは話しませんでしたが、基本的には自分の出生に関することをなるべく詳しく語ります。同様に向こうも同じことを語ります。それが正式な儀礼です。
 そのときに私は初めて、『旧約聖書』にこと細かに書かれている系図はこの儀礼のことを言っていることに気がつきました。もちろん、こうした儀礼は『旧約聖書』以前からあったのだと思います。
 当然、『古事記』にもあります。映画「スター・ウォーズ」シリーズでも家系図が重要な役割を担っていますね。
 私が経験したその惑星のセレモニーでは、3つの集団が出てきました。1つの集団は30名弱くらいでした。その人たちと、先ほどの「自己紹介」の儀礼をしました。
 ただし座っていた人全員が名乗るわけではなく、私の正面に座っていた代表者の3、4名くらいが自己紹介をしました。それは完璧な日本語でした。

<大小2つの太陽が昇る惑星>
・セレモニーの後、夜が訪れました。普通、6時間もセレモニーがあれば、くたくたになって寝込んでしまうこともあるかもしれませんが、自分の部屋に1人になっても、寝込むことはありませんでした。というのも、セレモニーの最中にも、ネクターのような飲み物と、3種類くらいの小さいタンパク質のようなものを摂取したからです。
 その中には豆のような味のするものもありました。それらを食べると、まったく眠くならないのです。かえって、頭が冴えわたって意識が鮮明になります。

・おもしろかったのは、太陽が2つあったことです。1つの太陽は、地球で見る太陽と同じでちゃんと照らしていました。その太陽が沈んで暗くなった後、もう少し小さい、1つ目ほどは明るくないけどまあまあ明るい太陽が昇ってきます。
 それは月ではありません。けれど、昇ってから沈むまでがすごく速くて、すぐに暗くなってしまいました。ですから、すごく明るい昼間の太陽と、半分くらいの明るさで夕焼けのような小さい太陽が2つあるようなものです。
 小さい方は、もしかしたら人工太陽か疑似太陽のようなものなのかもしれません。太陽の照り返しで光る「地球の月」のような衛星は、私が滞在している間は見ませんでした。

<懐かしい故郷の星は地球の環境とよく似ていた>
・翌日は、朝からその惑星を案内してもらいました。ソフトクリーム状の建物がいくつもあって、それらが細い白い玉砂利のような道でつながれていました。
 遠いところには森もありました。岩のモニュメントから水が落ちてくる場所もあり、すごく広い公園みたいな惑星でした。
 その惑星は、彼らの母星であると同時に、私にとっても懐かしい故郷の星でした。すでにお話ししたように、遠い昔、私もかつてその惑星の住人だったのです。そのいきさつは後で説明しますが、その惑星に降り立って、何か胸に迫る特別な感情が湧いてきたことを鮮明に覚えています。
 その星の環境は、地球の自然環境とよく似ていました。大気の成分も生態系も、地球とそう変わりがないような気がしました。ただ、足下からずっと見渡したところ、植物が異様に大きいのです。
 樹木の大きさも、並ではありませんでした。地球で言えばメタセコイアのような巨木がゴロゴロしていました。それこそ天にも届く大きさで、上の方は霞んで見えないほどでした。花も、一抱えもあるような大輪の菊みたいな花が咲いているなど、何でもすべてが大きいのです。
 こうした大きな樹木が居並ぶ森は、それ自体が荘厳な雰囲気で、見渡す限りどこまでも続いています。地球に比べると険しい山というものがなく、なだらかな丘陵地帯が広がっていました。

・緑の多いところを抜けると町がありました。緑の中に町があるという感じなのですが、その町は葉巻型の細長い母船のようなものが土に半分くらい突き刺さったような感じの建物でできていました。後でよく見ると、実際に建物は母船なのです。

・彼らの住居は、母船型のUFOをそのまま使っているのです。それらが高層マンション群のように立ち並んでいます。いくつもの母船型UFOがずらりと並んだ光景は圧巻でした。
 移動したいときは、第3章で述べたように町ごと移動します。

・その建物、すなわち母船型UFOの形には何種類かあります。私も乗ったことがある、いわゆる葉巻型のほかに、先ほど述べたようにソフトクリームのように螺旋形に捻じれた、あるいは「バベルの塔」のような渦巻き状のデコレーションケーキ型の母船も建っていました。ピラミッド型もありました。
 そういう形にはみな、波動的な意味があるのだそうです。

・町中の道路は舗装されておらず、土の地面でした。ただ、水晶のようなガラス質のものが敷き詰められており、キラキラと光っていました。色は全体的にパステルトーンで淡く、落ち着いた感じがしました。
 その星に住んでいる人たちはガウンのようなものをまとい、顔立ちはハーフのような美男美女が多かったです。平均身長は2メートルくらいで、金髪の白人タイプもいました。目鼻立ちも整っていて、みんな映画スターのようでした。
 とにかく、とても静かです。人口もそんなに多くなかったです。でもいるべきところに人がいて、不安がないという静けさです。

・日常の移動手段は、もちろん徒歩もあるでしょうが、たぶん彼らの家には、テレポーテーションできる装置があるのだと思います。

<宇宙人の社会システム・教育・食事・睡眠・セックス・スポーツ>
<「国家社会主義」で創造性が評価される>
・彼らの星の社会機構は、一種の「国家社会主義」的なものでした。国家の統制のもと、国民が平等に分配を受けるというシステムです。
 「国家社会主義」といっても、地球のモノとはまったく違います。その最大の違いは、住人たちが自由な創造性を発揮することを喜んでいることです。

・地球上の給料に相当するシステムとしては、カードによる必要物資の支給制度があります。各自、自分の情報が記録されている小さな石のカードを持っていて、このカードを使えば食品などの必要物資が支給されます。今でいうICカードのようなものです。カードの表面は、緑色で象形文字のようなものが書かれていました。

<歌の活用と五感の統合教育>
・スぺ―ス・ピープルの教育は、地球人のそれとは大きく異なっています。彼らの教育は、答えを導き出すことそのものよりも、その答えがなぜ導き出されたかを考えさせます。

・彼らの星では、「テペスアロー」という学校にも案内されました。建物はネギ坊主のような形をしており、教室は螺旋状になっていました。この学校では始終、歌ばかり歌っています。
 どうして音楽ばかりなのかと私が聞くと、スぺ―ス・ピープルは「歌が記憶力を一番刺激するから、楽しみながら歌で全部覚えるようにする」と答えました。

<美味しいと思えなかった食事と、飲むと眠らなくて済む液体>
・彼らの星では、食物となるものは、ある種の液体と、チーズのような固形食品でした。地球で言えば、おそらくビタミンCの溶液と良質なタンパク質の固形食を摂取する感じだと思います。地球のように、パンあり、ご飯あり、麺ありといった感じのバリエーションはありません。
 私も一度食べてみましたが、あまり口に合うものではありませんでした。地球の感覚では、美味しいとはとても思えないものです。
 ところが、液体の効果には驚きました。ウイスキーのふたくらいの、ほんのわずかな量しか飲んでいないにもかかわらず、その後3日間、まったく眠くならなかったのです。しかもそのときは、起きていることに苦痛がありませんでした。

・この液体は、桃のような香りのする、淡い味の飲み物でした。ギリシャ神話で神々が飲む不老不死の霊酒「ネクタル」は、きっとこのような飲み物だったのだと思います。
 私にはあまり美味しいとは思えなかった彼らの食事ですが、彼らにとってはご馳走だったみたいです。おそらく彼らにとっては、味覚を楽しむためというよりも、意識の覚醒状態や、肉体の保持という面で必要な“ご馳走”であったのだと思います。

<潜在意識と対話し、大宇宙の情報とアクセスするための眠り>
・しかし彼らは、この人間の限界をはるかに超え、1カ月に数時間しか眠らないのだと言います。しかも驚異的なことに、その数時間さえ、眠気に誘われて眠るわけではないのです。
 眠りの概念そのものが、地球人とは異なっているのです。彼らは、睡眠欲求を満足させるためでなく、潜在意識との対話をするために眠ります。そして、潜在意識と対話することによって、大宇宙の情報とアクセスし、精神世界の探求をするのです。

<セックスは神聖なもの>
・彼らにも性別はあり、セックスもしています。ただし、地球人の場合は、セックスは快楽を味わうためだけでの場合や、愛情表現のためにする場合もありますね。しかも彼らの場合は、純粋に子孫の繁栄のためだけにセックスをするようです。
 実際にセックスをするときも、彼らはムードを非常に大切します。

<エネルギーのボールの中に入って遊ぶ「ポスポス」>
・今度は引き伸ばしたエネルギーを、そのまま縄跳びのように腕を2、3回、回転させることによって、自分の体の周りに張り巡らせます。これで体がエネルギーの大きなボールの中に入ることになります。大きなジャンボ玉の中に人間が入っているような状態です。
 準備ができたら、今度はその“シャボン玉”を思念力によって浮き上がらせ、惑星の大気圏ギリギリのところまで飛び出したり、サーッと急降下したりを繰り返すのです。成層圏のそばまでは小型UFOに乗って行きます。

<丸2日滞在したのに、地球に戻ったら2時間ほど経過しただけだった>
・それで私は、スぺ―ス・ピープルに改めて質問をしてみたのです。「なぜ私をこの部屋に連れてきたのですか」と。するとスぺ―ス・ピープルは「この惑星も以前は地球と同じ段階の時代があった。そして理想的に進化したケースなのだ」とだけ答えました。
 さらに私が「地球の未来もうまくいけば、このようになる可能性はありますか?」と聞いたら、「それはある」と答えたのです。それを聞いてとてもうれしかったのを覚えています。

・ところが、驚いたことに、私は丸2日他の惑星に滞在したというのに、地球では2時間ほどしか経過していなかったのです。まるで逆・浦島太郎状態です。

<宇宙連合の系統図と3種類の宇宙人>
・宇宙科学院の「トエルザ」というものがありますが、ここでは常に組み合わせの科学を研究しています。地球の可能性の研究もしています。というのも、未来は常に変化するからです。

・宇宙法院「アーム」というのは、科学院がかかわるうえでのルールブックを作るところです。地方裁判所や高等裁判所があるわけではなくて、法院は1つだけです。法律ではなく、法則性のルールブックを決めます。いわば「宇宙聖書」を作るところです。
 宇宙十字会は、各惑星に出向いているスぺ―ス・ピープルや、各惑星に転生しているスぺ―ス・ピープルたちの連合会です。その意識を取りまとめるところです。「ワンダラー・クラブ」とも呼ばれています。
 ですから、地球にもスぺ―ス・ピープルの記憶を持って生まれてきている人がいるのです。そういう人たちを含めて、いろいろと一緒に動いています。そういう意識を持った人たちの連合体です。
 その中には、太陽系のテレパシックな集まりがあって、それが太陽系会議です。太陽系属には、アムまたはカム派と呼ばれるグループがあります。これはヒューマノイドの地球由来の団体です。ですから、地球の未来人とつながっている人たちです。
 頂点に描かれている「13星の代表長老会議」は、オリオンとかカシオペアなどの13の星系の13人の代表が集まる長老会議です。ここは太陽系会議などよりもずっと格が上で、私たちから見ると、ほとんど神に近い世界です。いわば神会議みたいなものです。
 13星の長老は、たとえばここに居ながらにして、法院や科学院がどう進行しているかといったこともテレパシーで全部わかります。



『UFOと異星人の真相』
別な惑星へ行ってきた青年の驚異の体験
久保田八郎  中央アート出版社   1995/3



<コンタクティーは多数いる>
・筆者の体験によれば、異星人は世界中に沢山居住しているばかりか、日本国内にも相当数在住しているはずである。

・本書に出てくるM氏は少年時代から凄い忍耐力を発揮してUFO観測を行い、さらに各種の猛烈な修行を行なって、いわゆる超能力を開発した人物である。

<コンタクティーとして生きる>
<直接のコンタクトを開始する>
・M氏が当初コンタクトしていたスぺ―ス・ピープルは、金星人が3名、水星人が3名の計6名だった。背の高い金髪の白人タイプの男性1人を除いて、あとはみな日本人タイプの人々(女性を1人を含む)だったという。ちなみに、最初にコンタクトしてきた男性は、水星人だった。

<円盤に乗る>
<金星と水星を訪れる>
・「この太陽系では、金星と水星に行ったことがあります。どちらもあらゆる意味で素晴らしく進んでいます。精神的にも技術的にもです。すごいですよ。そうですね、どちらの惑星でもドーム型の建物が目立ちましたね。それがとてもきれいなんです。外から見ると基本的には乳白色なんですが、光を受けて虹色に光っているんですね」

・「それで、そのドーム状の建物は自由に移動できるんです。ドーム状の家がクレーターみたいなところにすっぽりと入って、その後で脇の土がモリモリと盛り上がってきてその家の周囲をきれいに包み込む、という光景を見せられたことがあります」

<他の太陽系の惑星を訪れる>
・金星と水星のみならず、M氏は他の太陽系の惑星をも訪れている。それは、カシオペア座の方向に存在する惑星(カシオペア座内という意味ではない)だという。
「その惑星に行ってみてまず驚いたことは、植物がとにかく大きいことです。昆虫や動物もそうでした。たとえば30センチぐらいの大きさの蜂がいるんです。そしてさらに興味深かったのは、その蜂が針を持たないということでした。それと、バラのような植物があったんですが、それにもトゲがないんですね。結局、あの惑星では、すべての生物が自分を外敵から守ろうとする、あるいは闘争する本能みたいなものを、とっくの昔に放棄したということなのだと思います。

・それから、そこの人たちは金髪の白人タイプがほとんどで、身長は平均して2メートル前後はありましたね。とにかく大きいんです。顔立ちもととのっていて、みんな映画スターのようでした。建物では大昔のバベルの塔のような螺旋形をしたものが目立ちましたね。一枚の紙をぐるぐる巻いたような、何とも不思議な建物でした。

<金星で日本人に会う>
・あるとき、筆者が金星人の人種的なタイプについてたずねたところ、M氏は次のような驚くべき事実を明らかにした。
「私が見たところでは白人タイプが多かったと思いますが、東洋人タイプの人たちもかなりいましたね。
 それと、日本人がいるんです。地球から連れられていって、向こうで生活している人たちです。かなり多かったですよ。日本語を話しているものですから、聞いてみたんです。そしたら生まれは日本だと言うんです。
 実を言うと、私もあるとき異星人から金星への移住をもちかけられたことがあるんです。移住すると、地球の戸籍は抹消されることになるみたいです。親や家族も本人に関する事柄を忘れるようになっているらしいんです。まあ、私の場合は、いろいろ考えた末に地球に残ることにしましたけどね。地球が私の住むべき場所ですからという理由を言ったところ、私にそれをもちかけた金星人はニコッと笑って去っていきました」
 金星に移住している日本人がいようとは! とすると、彼らも当然テレパシーその他の精神的能力をかなり発達させている人々だということになるのだろうか。
「ええ、その通りです。彼ら(金星に移住した日本人たち)のテレパシー能力はすごいレベルにあります。金星で生活できるということは、金星人たちと同じレベルだということなんです」

<同質結集の法則>
・「結局、スぺ―ス・ピープルから聞いたことですが、宇宙には、常に機能している基本的な3つの法則があるらしいんです。『物事は繰り返す』『物事は相対的な性質を持つもので構成されている』そして『同じ質のものが集まる』という3つです。それで、あの日本人たちが金星で暮らしているということに関しては、その最後の『同質結集の法則』がからんでいるわけです。つまり、彼らと金星人たちは互いに同質だから一緒にいる―—少なくとも現時点で同質のものを共有しているからこそ集まっている、ということが言えるわけです」

<異星人と地球人の波動格差>
・しかしスぺ―ス・ピープルと我々地球人との間には、精神的進化面でずいぶん大きな開きがあるようである。M氏はそれを示唆する次のような体験をも語ってくれた、
「最初の頃、円盤や母船に何度も乗せてもらいましたが、乗り込んだ際に、そのつど体の中を風がすーっと吹き抜けていくような、何とも奇妙な感じがしたものです。後で聞いたことですが、彼らはそのとき私の波動を調節するための特別な処置を施していたんです。
 それで、あるときその処置が行なわれなかったことがありまして、そのために円盤の中でひどく吐いたことがあります。彼らがすぐにポリバケツのようなものを持ってきてくれて、その中に吐いたことがあります。

<地軸の傾きと人間の想念>
<異星人の導きで政府要人に会う>
<異星人は50年先まで予測できる>
・異星人たちはなぜ円盤で国会議事堂の前にでも着陸しないのだろうかという議論がある。その点に関するM氏の見解をたずねてみた。
「そうですね。一時期は私も、彼らの円盤が国会前にでも着陸してくれればいいのにと思ったことがあります。でも、彼らは先の先まで読み取るんです。もしそうしたとしたらどんな反応が起こって、その後どんな影響がどんな方面に出てくるかといったことを、およそ50年先まで正確に予測できるんです」

・いずれにしても、彼らは物事の推移を50年先までは正確に予測できるんです。それから先のことになると彼らにも読みきれないところがあるようですけどね。ただし彼らは、そこから先のことに関しては信念を応用するんです。たとえば、何かを良い方向に変えようとするとき、今これこれこういうことをすると、それが50年後にはこうなっている、というところまで彼らは正確に予測できるわけです。そしてそれ以降の推移に関してはこうなるんだ、というふうに信じきるわけです。彼らの寿命が長いのはそのせいもあるのかもしれませんね」

<この高さまで登ってきなさい>
・「スぺ―ス・ピープルが地球人に対して直接行っているアピールは、本当に豆電球程度のものかもしれませんが、それでも我々にとっては大きな救いだと思いますね」
 この話に続いてM氏は、地球のUFO研究界の実体から始まって、教育問題、イエスや釈迦の教えの本質、病気の治し方、古神道、政界の内幕、さまざまな結社の問題等に関する驚くべき知識を次々と披露した。

<地球で生活する異星人たち>
・M氏によると、現在地球にはかなりの数のスぺ―ス・ピープルが住み着いており、地球人の中に混じって生活しているという。アダムスキーも同じ指摘をしていたが、M氏はその一例として、ある日、筆者に日本のある具体的な地方都市名をあげて、そこでのスぺ―ス・ピープルの生活実態を語ってくれた。彼らはその都市でさまざまな職業についているという。ただしその詳細は複雑な事情により本書では割愛させていただく。

・M氏によると、日本国内で活動しているスぺ―ス・ピープルだけでも数千人はいるだろうという。ただし、そのうち常駐して仕事についている人々は2千名ほどらしい。そして、彼らの中には大学の卒業資格を持っている人もいるという。

・日本に住んでいる異星人はもちろん日本人名を名乗り、姿形も日本人タイプがほとんどであるため、ごく少数のコンタクティーを除いて、彼らの正体を見破られる者は一人もいない。よって読者の中にも、普段職場で、あるいは学校で、偉大な進歩をとげた他の惑星からやって来た人物に対して、「やあ、××さん」などと親しく声をかけたりしている人々が少なくないかもしれない。地球人はそうやって、気づかないでみ使いたちと触れ合っているのである。

<異星人的波動を放つ地球人もいる>
<異星人の描く創造主のイメージ>
・ジョージ・アダムスキーの宇宙哲学は、先程ふれた『宇宙の意識』というものをその基盤としている。それは、万物を生かしている宇宙の創造主の英知、あるいはパワーともいうべきものであるが、アダムスキーは、人間は自身の肉体的な心(マインド)とその宇宙との意識とを一体化させるようにしなければならないと主張している。ある日の会談中に筆者は、その主張に対するM氏の見解をたずねてみた。
「全くその通りだと思います。私はまず、すべての人間が創造主すなわち神というものの存在を認識して、それを明確にイメージするようにすべきだと思いますね。人間には物質を管理したり、それを生産、あるいは創造する力があります。つまり、人間には自分が考えたことを現実化するパワーが備わっているんです。そしてそれは我々を創造した創造主つまり神から来ているものだと思うんです」。

・スぺ―ス・ピープルも創造主の存在は絶対的に信じています。そして我々よりもはるかに高いレベルの存在として創造主をイメージしています。というのも、人間は自由な心を持っていますから創造主をどのようにも思い描けるんです。そこで、それをどれだけハイレベルなものとして描けるかで、その人間の進歩や人生が決まってくるということが言えるんです。ですから、とにかく我々は、もし進歩を望むのならば、我々の力で描き得る最高の存在としての神をイメージする必要があります。

・しかし、地球人はまだ、たとえ神を思い描いたとしても、それをとても低いところに設定しているんです。それは当の創造主にしてみたら、たぶん悲しいことでしょうね。
 スぺ―ス・ピープルは『せめて我々が描いている創造主の姿だけでも知ってほしい』というようなことを言っていましたね。地球人が思い描く神はまだまだ低次元なんです。『だから我々はつい手を貸したくなってしまうんだ』というようなことも彼らは言っていました。

<さまざまなコンタクティーの実態>
・「他にも、コンタクト体験の持ち主はたくさんいます。例えば、富士山近くのある所には親子でコンタクトしていた人がいましたし、伊東には70才を超えた方でコンタクトしていた人がいましたね。それから、御殿場にも10年以上もコンタクトを続けていた人がいました」。

<テレパシーのみのコンタクトもある>
・続いてM氏は、スぺ―ス・ピープルとのコンタクトをテレパシーのみで行なっている人々に関して話し始めた。
「それと、コンタクティーといわれる人たちの中には、直接異星人と接触している人ばかりでなく、精神的手段、つまりテレパシーを通じてのみ接触している人もいるんです」

<コンタクトには環境が大切>
<M氏を知ってから増え続けるUFO目撃>
・それと、1986年3月にM氏と知り合って以来、筆者の周辺で面白い現象が続いている。UFOを目撃する頻度が、それ以前よりも高くなったのだ。

<金星人の服装>
・そこで著者は、あるときM氏に金星の実態を詳細に語って下さいと要請した。M氏は、基本的には金星も水星もほとんど同じであると前置きした後で、まず服装について語り始めた。
「用途に合わせて4種類ほどの服装があります。どれもがシンプルな、ゆとりのある一体構造のデザインです。まず、ガウンのようなスラっとした衣服がありました。それから、アダムスキーが砂漠で会った金星人が来ていた、手首の部分と足首の部分がすぼまったタイプの服は一種の作業服で、行動するときの専用の服装です。あの生地は独特のもので、絹のような少し光沢のある目の非常に細かいものでして、外部からの波動を全部シャットアウトするようになっているらしいんです。

<金星人長老と母船内会議>
・大母船の中で6つの部屋に分かれて同時に開かれたんですが、日本人もかなりいましたね。そのことからしても、世界的に見てコンタクティーの数はかなり多いということがいえると思います。ただ、私のようにその体験を話す人は極めて少数なわけです。こんな話をするのはとても危険なことだからです。それで、大抵のコンタクティーは黙っているんです。

<金星の学校と自由の概念>
<金星の教育法>
・「彼らの教育の最大の特徴は、生徒に、問題の答、あるいは、答えのヒントのようなものを最初に与えてしまう、というところにあります」

<金星の音楽>
・「金星人はとてももの静かなんですが、教育の一環としてのみならず、さまざまな機会にとにかくよく歌を歌います。そしてもちろん楽器も奏でます。ただ、あまりテンポの速い曲ではなくて、どちらかというと静かな曲を好むようですね。地球のクラシックに近い曲もありました」

<異星人たちは名前を持たない>
・「それと、彼らの世界に行ってまず最初にこれはすごいと思ったことは、彼らのコミュニケーション法でしたね。どの惑星でもそうです。たとえば眼鏡というものを人に伝えようと思っても、眼鏡という言葉は存在しないんです。ではどうするかといいますと、眼鏡のことをイメージで思い浮かべるだけでいいんです。それで相手に伝わってしまうんです」。

<進歩した惑星にはお金がない>
・アダムスキーは、金星を含む他の進んだ惑星にはお金が存在しないと言明しているが、M氏もその通りだと言い、次のように説明した。
「要するに、金星にしても水星にしても、あるいはその他の惑星にしても、進歩した惑星では、個人が手にするにふさわしいものが相応に与えられるシステムが、しっかりと確立されているんです。
 彼らは、お金のかわりに、非常に単純な形の、こういうプレートを持っています(そう言ってM氏は手で長方形を作る)。まあ、テレフォンカードよりちょっと横長で、もう少し大きめですかね。それから、もう少し厚めで薄い石板のようなものでした。それでそのプレートには個人の波動をすべて記録しておく機能があります」。

<異星人の病気の治し方>
・「それから、彼らの惑星では病気はほぼ完全に克服されていて、誰もが驚異的な長寿を誇っているんですが(注;そのことはアダムスキーも指摘している)、高齢の方でほんのたまに病気にかかる人が出るんだそうです。そんな時には、知り合いの人たちが集まってきて、その人に向けて高次元の想念波動を照射して治すんだそうです」。

<異星人の遺体は腐乱しない>
<コンタクティーは楽ではない>
・スぺ―ス・ピープルとのレギュラーのコンタクティーとなるには、テレパシーや遠隔透視やオーラ透視能力といった、いわゆる超能力の発揮が欠かせない。しかし、その能力も一つ間違うとコンタクティーの命取りになることもあるとM氏はいう。

<夫婦和合の重要性>
・「男女のかかわり合いに関しても同じことが言えます。近年の恋愛観や結婚観はかなり乱れたものとなっていますが、特に一度夫婦としての契りを結んだ男女にとっては、常により完璧な和合を計るよう心がけ続けることが、やはりカルマの一つの解消につながることになるわけです。
 異星人たちはその点、非常にしっかりしていますね。いっとき金星人はフリーセックスを楽しんでいるといった噂が流れましたけど、あれは間違いです。その噂の出所は、実はコンタクティーのTさんなんです。あの人がそういうようなことを本に書いたものですから、それがパッと広がってしまったわけです。
 ただ、スぺ―ス・ピープルの性に対する観念はかなり進んだもので、地球人のそれのようにドロドロしたものではないことだけが確かです。宇宙的な性意識とでも言いましょうかね。昔の聖人と言われるような人の中には、樹木に手を触れるだけで、性的快感、いわば宇宙的歓喜がふつふつとわき上がってくるという人がいたようですが、スぺ―ス・ピープルの場合も、おそらくそういったレベルにあるんではないでしょうか。

<未来完了形で考えるというコツです>
・私も試してみました。すると曲がるんです。ただしあれにはコツがあります。未来完了形で考えるというコツです。すでに未来においてスプーンが曲がっているということを信じきることによって曲がるんです。その瞬間に曲がります。
 そうやって人間は意識の力で物質さえも変えられます。同じようにして運命も変えられます。我々が変え得る範囲の宇宙は、我々が今思っている宇宙よりもさらに広いものです。我々地球人が、自分たちの能力を用いて帰ることのできる宇宙を変えようとしないからこそ、異星人たちが心配するんです。
 我々の内部には、自分自身を制限しようとする力が存在しています。我々に唯一許されている闘いとは他との闘いではありません。その自分自身を制限しようとする力との闘い、すなわち自分自身との闘いなんです。スぺ―ス・ピープルはその闘いに勝利し続けてきたからこそ、あれだけの進歩をとげ得たわけです。我々もそれを見習って少しでも早く彼らのレベルに達したいものですね」

<転生のメカニズム>
・M氏を含めて過去世の記憶を持つ人は世界中に多数いる。そして、学者たちの追跡調査の結果、その種の記憶の正しさが証明された例も少なくない。たとえ現在の地球の科学では理解できなくとも、そのような事実が存在する以上、人間の転生、すなわち生まれ変わりというものの存在を否定することは、決して(真の意味で)科学的ではないと筆者は考える。

<霊界は存在しない>
・アダムスキーが主張した人間3秒間転生説(人は死んでから3秒後に新しい人間として生まれ変わるというもの)の正しさを証明するとともに、巷で言われている霊界存在論を否定する事例のように筆者には思われた。M氏は霊界なるものをどのようにとらえているのか。
「私は存在しないと思いますね。人間は臨死体験をしたときなど、霊界に行ってきたような錯覚を起こすことがあるんです」

<特別な使命を果たすための転生>
・異星人の中には、地球において特別な使命を果たすために地球人として生まれ変わってくる(転生してくる)人たちがいるという。イエス・キリストもそのうちの一人で、彼の場合は金星からそのようにして転生してきたようである。そしてそのような種類の転生を果すのは、自然に年老いて死んだときではなく、人生の途中であることが多いとも言われている。

<ファティマの奇跡は異星人が介在>
・アダムスキーはかつて、デザートセンターで彼と会見した金星人(アダムスキーは彼にオーソンという仮名をつけている)はイエスが転生した人物であると、身近な人々に語ったという。筆者はその件をM氏に聞いてみた。
「私にはちょっと分かりかねますね。ただ、アダムスキーがそう言ったのならば、おそらく間違いないでしょう。少なくとも、そのオーソンという人が過去世でこの地球と相当深くかかわっていたということは間違いありません。地球担当で来たわけですからね。それと、その人物が並みの異星人ではないという印象も強く受けます。かなりの方だったと思いますね」

<チェルノブイリ原発事故とUFO>
・「ええ、あのときには多くのUFOが上空に集結していたそうです。それと、あの事故を未然に防ぐこともスぺ―ス・ピープルの力からすれば充分にできたと私も思います。ただ、そうしなかったというのには、警告的な意味があったと思うんです。場所がソ連だったということにも意味があるような気がしますね。どうも、彼らはあの事故の発生を予知していながら、わざと止めなかったフシがあるんです」。

<小人宇宙人について>
・一部の人々は、別の太陽系からくる宇宙人の中には、地球を侵略する意図を持つ宇宙人がいるということを唱えているが、それはあり得るのか。
「いや、侵略をもくろんでいる連中はいないでしょう。ただ、生命形態が全く異なっていて、地球人のことが全く分からない宇宙人がいまして、本当にたまにですけど地球にやってくることがあるんです。そんな連中と接触するのは危険だとスぺ―ス・ピープルは言っていましたね。この太陽系の惑星連合としても困った問題の一つらしいです。
 結局、そんな連中は地球人をどうやって扱ったらいいのかがわからなくて、いわばペットに対するのと同じような接し方をするわけです。そういう人間といいますか、ヒューマノイドといいますか、そんな宇宙人もこの宇宙には存在するということです」。

<謀略的偽情報の氾濫>
・宇宙人に誘拐されて身体検査を受けたり、中には宇宙人とのセックスまで強要されたという話がいろいろなUFO記事に登場しているが、その種の情報を筆者は一貫して偽情報として否定し続けている。M氏に見解を求めたところ、氏も同意見だと述べてから、UFO関連の偽情報に関する該博な知識を披露した。

<物心一体の科学>
・M氏はさらに、今の地球の科学はいわば物質一辺倒の科学であり、それでは先が見えている。地球の科学者たちは、そうした傾向をすみやかに放棄して、他の進んだ惑星の科学のような精神と物質が一体となった科学、すなわち“物心一体の科学”を目指すべきだと力説した。

<宇宙は永久機関であり波動そのもの>
・「宇宙が有限か無限かということはともかく、宇宙が永久機関であるということは言えると思いますね。ということになると、同じ創造主が作り出した人間の魂にしても、当然永久機関だということになるわけです」。

<浦島太郎の物語はコンタクティーの作品?>
・すでに書いたように、かつてM氏はカシオペア座の方向にある惑星を訪れ、そこで3日間を過ごして地球に戻ってきたところ、その間に地球ではわずかな時間が経過したのみだったという。

<M氏は全く次元の異なる人物>
・本書でM氏が筆者に語った話は、今から約9年前に始まり、それ以後数年間に渡って断続的に聞いた談話をまとめたものだが、それらすべてはテープに録音してあり、膨大な数に達している。本書に収録したのは、その中の一部分にすぎない。大体にM氏が20歳代の後半の頃である。

・筆者は過去40年にわたるUFO研究活動において無数のUFO研究者や自称コンタクティーに会って調査を続けてきたが、すでに言及したようにM氏は全く次元の異なる人物であった。



『宇宙人との対話』 地球で生きる宇宙人の告白
大川隆法    幸福の科学出版  2010/6/14



<レプタリアン(マゼラン星雲ゼータ星人)との対話>
・レプタリアンは、爬虫類のような姿をした宇宙人。レプタリアンにも複数種類があって、地球上でも覇を競っているとされる。

<レプタリアンは地球の進化と競争を進めている>
・確かに、この世的には、悲惨なことが起きたり、流血が起きたりするように見えることもありますけれども、我々は、別の言葉で言えば「進化の神」なんです。

<グレイはサイボーグで、我々の探査機械>
<アングロサクソン系の中心的な考えは、レプタリアンの思想>
<レプタリアンには天国・地獄はなく、霊界でも競争している>
<ベガ星人との対話>
<ベガ星人>
・琴座のベガから来ている宇宙人。彼らは、かって金星から移住した人たちであり、地球人には、ほとんどそっくりだと言われている。

<ベガ星人とプレアデス星人は、元はみな金星人>
<私たちは、カメレオンみたいに体を変えられる>
・すなわち、肉体がもう霊体化している。「半分霊体、半分肉体、これが我々の正体です」

<「一念三千」の教えはベガ星人の生き方そのもの>
・ベガ星の世界が一念三千の世界なんです。一念三千というのはベガ星のことです。「ベガ星人の生き方をまねよう」というのが一念三千の教えです。

・心の中の思いが全てであり、それが、あらゆる世界に通じ、千変万化を起こしていって、この世も、あの世の生き方も、全部変わってくる。変化をする。その一念三千の教えが、言葉を換えればベガ星人の生き方そのものです。心には三千通りの表れ方があるというんでしょう?

<金星人の対話>
<我々は、金星の四次元世界に住んでいる>
・金星に残った者たちの一部は、「三次元から四次元への次元上昇」という手段を通して、新しい世界を作りました。
ですから、我々は、地球的に言えば、金星の四次元世界に住む金星人です。

・あなた方が思うような「幽霊」というふうな意識を持っておらず、「我々が実体である」と思って、金星四次元世界に都市を築いて、永遠の生活をしております。

<金星人は、四次元存在を物質化させる科学技術を持っている>
・我々は、ほとんどは、あなた方から見れば、いわゆる霊体として存在しているんだけれども、「肉体に宿って生きてみる」という文明実験を目指す者は、地球に来てみて、生まれ変わりなどを練習してみる、どんな感じなのか知ってみるということになるわけですね。
我々は、次元的に四次元に上がっている。金星人は存在し、四次元で生活している。

・UFOも、実は四次元存在なので、自由に飛べるんですけれども、ときどき三次元変換をして、地上に物質化を起こすことも可能です。それは、この地上に近づける波動を起こせば、物質化するんですね。
 我々の世界は、あなた方から見れば単なるエネルギーの魂なんですけれども、そのエネルギーを物質化する方法を技術的に持っているので、四次元存在を三次元で現象化することができる。



『フォースを使え!』
田口ランディ  秋山眞人  
JMAアソシエイツココリラ出版部  2014/5



<エスパー(超能力者)>
・身勝手なマスコミから「UFO呼んでください」とか「前世を教えてください」「スプーン曲げてください」などと請われて、その度に「はいはい」と笑って引き受けてきたのである。
 でも、多くの人は秋山さんの感じている超常的な世界を真剣に理解しようとはしないし、彼の目にはどんな世界が見えているのかを、聞こうともしていない。それはとても残念なことだと私は思った。
 この対談は、少年の頃から一般の人とは違う感受性と特殊なコミュニケーション能力をもった人間の目に、世界がどんな風に見えるのかを、多くの人に知ってもらいたくて行った。いわゆる「超常現象」を秋山さんの視点から語ることが目的である。明らかに私たちの感じ方や価値観とは違うものの見方をしている。どう違うのか、それは体験してほしいと思う。

秋山:そして21世紀を迎えて十数年経った今は、マヤの予言(2012年に終末が訪れるという説)、アセンション(地球上に霊的次元上昇が起こるという説)を経て、オカルトや超能力からスピリチュアル、ヒーリング、覚醒、気功、ヨガと精神世界のジャンルで扱われるものはどんどん増えてミックスされているのに、その「精神世界とは何か?」という考察は深められることがなかった。
 例えば、男性読者がほとんどだった1979年創刊のオカルト専門誌月刊『ムー』は、最近は幅広くなんでも扱うようになった結果、読者の半分が女性になったそうです。

<ある特殊な感受性の気づき>
秋山:ちょっと話は飛びますが、これはUFOを呼ぶときの感覚にも似ています。UFOを見るときは最初から高揚感がずっとあって、「今日は見るな」という感覚があって見に行きます。

秋山:それまで精神世界に興味のなかった僕が変わったのが70年代、中1・中2・中3の間です。当時は静岡市の丸子というところに住んでいました。丸子は東海道五十三次の二十番目の宿場町で、ちょっと山の中に入ると合戦あとに埋葬した土饅頭があったり、不思議な伝説があったりする場所でした。歴史に興味をもつようになっていた僕は、地元の歴史を調べて古い墓や遺跡を見ていたとき、墓や遺跡のまわりで変な雰囲気を感じることがありました。今から思うと、そこにまつわる人の感情が乗り移ってくる、かすかな感じがあった気がします。

秋山:あとテレビのクイズ番組を見ていると答えがポンと出てくる。イタコ状態ですね。全ての感覚が変だ、ということになって、真剣にテレビを見るようになる。するとスプーン曲げブームのときで、これは超能力かもしれないと思って、本格的にスプーン曲げをやってみました。すると、テレビのスプーン曲げよりも簡単にグルグルになって曲がるわけです。

田口:オレ、ユリ・ゲラーよりすごい……みたいな?

秋山:よし、学校でステータスを回復しようと思って友達に見せたら、それをテレビ局にハガキで投稿したヤツがいて、そしたらテレビカメラが家まできたんですよね。それからずっとあと、高校生になってからのことだけど、学校から家に帰ると、テレビ局の取材陣がいて、庭では大川興業(1983年結成のお笑い演劇集団)の人たちが躍っているんです。アナウンサーが「大川興業は借金生活から回復すべく超能力者の秋山さんの家の前で踊っております」とか、しゃべりながら家に入ってくる。

<自由精神開拓団>
<UFOと出会って光をあびてから、急に太りはじめました>
・オヤジはなんとなく嫌っていましたね。なにしろオヤジに相談しようと思った瞬間にそれが自分でもわかるわけです。母親も関心をもっていない、と思っていましたけど、相手の心が見えるようになって母親にはなにかある、というのがわかったから、いろいろと自分のことを吐露しました。そしたら、どうも母も小さいとき、親戚の命日に死んだ親戚の霊が出てきたりするとか、不思議なものを見る経験がいっぱいあったらしいです。だから、僕の状態を理解はしてくれましたけど、じゃあ、この子を社会適応させるにはどうすれば良いのかがわからなかったから、病院に連れて行って医師に相談するとか、宗教おばさんにきてもらってお祈りをしてもらったりしましたね。

田口:病院でも診てもらいました?

秋山:当時は子どもをいきなり精神科に連れていく時代じゃないから、内科や小児科を診られるお医者さんがいて、その先生に診てもらいました。そうすると「疲れのせいかな」っていうだけでした。先生も母親も、入院させられるかもしれない精神科には子どもを行かせない、という雰囲気がありました。

秋山:当然、お金がなくなる。どうすればお金が手にはいるかなと考えていたら、ある日「一番好きなものをお金にかえなさい」という守護霊のような声が聞こえた。そうだ、好きな古本を売ろう、と。当時、静岡で僕が買った古本を神田神保町に売りにいくと、ゼロ一つ多い値段で売れたりしました。おかげでリッチな高校生になったので、ゆとりをもって、いろいろな人の話を聞いたり、人を助けたりすることができるようになりました。

<自我は主役ではない>
・(秋山)メンタルグルで最初に出会った人は宗教法人の誠成公倫会を創設した八島義郎さんですね。藤枝で八島先生の集まりのようなものがあって、僕がまだ高校生の頃に、出会いました。
 八島さんが「あの家の影から鳥が三羽飛び立って、一羽がここでユーターンするよ」というと、その通りになる。まさにシンクロニシティー(共時性)の大家のような人でした。八島さんの誠成公倫会はそのあと5年ほどで、全国へと広まっていきました。八島さんからは哲学書を読み、日記をつけるようにいわれました。自分の身体反応と外側のなにが連動するのかを観察しなさい、そうすれば次にどういうことが起こるかがわかるようになる、と教わりました。

・(秋山)八島さんは僕のことを可愛がってくださって、ときどき彼の教団外での集まりに呼んでくれました。彼のようなすぐれた霊能力者とのお付き合いが次第にはじまりました。例えば、当時の横浜には影山妙生さんがいらっしゃいました。この方は小説家の遠藤周作さんも著書でご紹介されていて、真珠や仏像を出したこともある、サイババよりもすごい物品出現の大家でした。

・(秋山)UFOにも、どうやって異星人と交流していくかみたいなカリキュラム、修行みたいな体系もあります。それと「自由精神開拓団」ではいろいろな修行をやりました。

<「精神」とは、総合的な人間の本質を現す言葉でした>
・(秋山)日本の精神世界では用語がファジィなままよく使われています。もともと、「精神」は学術用語で使われてきた歴史の長い言葉です。一方、「世界」は仏教用語で、三重になっている時系列的な空間、つまり三千世界のことです。日本語の「精神」というのはソウル、スピリットと同じように用いられたりしますが、そのどちらでもありません。西洋的な意味での心のとらえ方を「精神」という日本語に訳したときに間違ってしまった。「精神」とは、総合的な本質を現す言葉でした。「精(せい)」というのは妖精の精で、見えない霊的な筋肉のようなものです。プラーナ(呼吸、                                                                                                                         
息吹を意味するサンスクリット語)、体にまとわりついているフィールド(磁場エネルギー)、フォース(超常的エネルギー体)とか……。「神(しん)」というのは神様の神で、外側の彼方にある時空を超越した意志、そのかけらがここにある、という意味です。だから、精神を直訳すると、「霊的な衣をまとった神様のかけら」ということになります。
 そこには自己超越性を含むし、周囲の環境と見えない世界でどうつながっているかという構造論も含むし、時系列的な過去や未来も含まれている。だからこそ、超能力も気功もUFOもユング心理学もノストラダムスも、全てがテーマとして乗っかってくるわけです。

<環境とシンクロする潜在意識>
・(田口):今日の対談を締めくくるのに、とても良いシンクロニシティがあります。私はいつも目覚めた瞬間に、思いつくことを書き留めています。これが今日の言葉でした。「とにかくなにかをやっていろ、書いていろ、自分のために、表現していろ。それがカルマ落しになる。ずっと書いている。そうすればよけいなことを考えない」
(秋山):ランディさんのこの言葉にまさに集約されると思います。若い頃に仕えていた社長にいわれたことがあります。「秋山、いろいろな人が違うことをいうかもしれないけど、好きなことに首までつかって必死に泳いでいろ。それが喜びと豊かさを生み出すから」と。無我夢中、一生懸命。我らは無限の海を泳いでいく、ということです。



『UFO遭遇と真実[日本版]』
(久保田八郎)(中央アート出版)    1998/4



<円盤や母船に乗って別の惑星に行ってきた! 体験者;秋山眞人>
<肉体のまま母船に乗って><他の惑星の大文明>
・一人は背の高い金髪の白人タイプだった。その人は、非常にこまやかな印象を与える人であるが、他の人は、大体に165センチから170センチくらい。面白いのは髪の毛はいつも散髪したばかりというようなきれいな状態で、もみあげなどないピシャッと決まっている。皮膚は、ツルツルして、ひげは、見当たらない。

・女性の異星人は、日本人タイプで、髪は黒いし、身長は女にしては少し高めで、165センチ以上はあった。出身惑星は金星人が三人と水星人が三人。最初の静岡駅前の地下街の喫茶店で会った人は水星人だという。

・秋山氏が大母船に乗せられて訪れた惑星は水星と金星、それにカシオペア座の方向に存在している一惑星へ連れていかれたことがある。

・その惑星の人間は大きくて身長は2メートル前後。人々は金髪の白人タイプで、すごくいい感じである。みな映画スターみたいに顔立ちがきれいにととのっている。

<急に姿を消す技術とは>
・急に姿を消すのはあくまで科学的な方法であって、異星人はこんなことは、朝飯前にやっているとも付け加えた。

<同質結集の法則>(宇宙には法則は三つしかない)
1、物事は繰り返す。2、同じ質のものは集まる。3、物事はほぼ相対的な性格をもって成り立っている。

<金星人の服装と姿>
・服装は4種類くらいある。まず、ガウンのようなすらっとした衣服をベルトでとめているのが一つ。アダムスキーが砂漠で金星人に会ったときに、その金星人が着ていた両袖と両足首の所がすぼまったタイプの服は、一種のホームウェアで、行動する時の専用服装だ。

・長老クラスの異星人になると昔のギリシャ人のような服装を身につけている。布一枚をぐるっと体に巻きつけたような格好だ。しかし、長老に対する表現の言葉は思いつかない。あまりにも高貴で荘厳であるからだ。その容貌はギリシャ人的な顔で、まるで聖書の挿絵に出てくる感じである。白ひげをあごにスーッと伸ばした長老もいれば、全くひげをはやしていない長老もいる。



『大いなる秘密』(爬虫類人・レプティリアン)
(デーヴィッド・アイク)(三交社)  2000/8



<地球乗っ取りを狙う金髪碧眼のアヌンナキ・人間の混血種>
・20万〜30万年まえ、レプティリアンの遺伝子交配プログラムによって同じく爬虫類型異星人であったアヌンナキと人間の混血種が創りだされた。そうだ、私は「レプティリアン以外の異星人が人類と交配することによってこの地球上にすばらしい様々な人類が創りだされた」という可能性を完全に認めているのだ。

・古代文献を調べれば分ってくることだが、アヌンナキと人間の混血種の大部分は金髪碧眼である。金星によってもたらされた大変動の直後「神々」の姿が大きく変わっている。

<世界の王族が受け継ぐ金髪碧眼、白く輝く双眸の血流>
・「死海文書」によるとレメク(カインの子孫)に奇妙な子供が生まれたと言うのだ。その子は、普通の人間とはまったく掛け離れていて、まるで天使の子のようだったと言う。このようなレメクの子は、白い肌とブロンドの髪をしており、その光り輝く目は、太陽のように家全体を照らし出したと語られている。

・金髪碧眼、白い肌、レーザー光線のように輝く双眸、これは何千年も昔から世界中で語られている「GODS(神々)」の姿である。

・非常に美しく残忍なオリオン星人は、レプティリアンとはなんらかの同盟関係にあるという。

・いわゆる公認の歴史ではシュメールやエジプト、インダスの文明は、それぞれ独自に自然発生したとされる。しかし、これらの文明はコーカサス地方から下りて来たアーリア白人種によってもたらされたものなのだ。
 このアーリア白人種の中には、私がレプタイル・アーリアン(爬虫類人の遺伝子を受け継(アーリア人)と呼ぶ遺伝子系統の者たちが含まれていた。

<異星人やUFO情報を巧みに操るMIB(メン・イン・ブラック(黒服の男たち))>
・いわゆる「MIB」(MIBと略記されたり「ブラック・メン」などとも呼ばれる)。
UFO研究所の周辺によく現れ、ときにCIAやFBIを偽称し、研究の妨害を行う。黒い帽子に黒い服を着ていることが多いため、この名がある。近年では研究所ばかりでなく、異星人やUFOに関する情報に深入りした人々に脅しをかけることで知られているが、彼らMIBが、実体化したり非実体化するのを見たと言う情報が数多くあがっている。それもそのはず、彼らは、次元と次元の間を自由に行き来する能力を持ち、あらゆる形態をとることができるのだから。エリート一族に見られる強迫的観念的同系交配は、このような変身能力を与えてくれる遺伝子構造を維持するためのものだ。彼らが、次元の間を行き来し人間の姿とレプティリアンの姿の間を自由にシェイプ・シフトできるのは、彼らが受け継ぐ特異な遺伝子構造のおかげなのだ。遺伝子構造がレプティリアンのオリジナルから離れすぎてしまうと彼らは、シェイプ・シフト能力を失ってしまうのである。



『神霊界と異星人のスピリチュアルな真相』
不思議だけど人生の役に立つ
秋山眞人 布施泰和   成甲書房  2013/10/30



<霊界経済を動かすのは自由と愛情>
(布施)秋山さんが訪問したカシオペア座の方角の惑星の宇宙人も、霊界に近いのではないですか。

(秋山)そうですね。霊界の丸写しの世界を構築している宇宙人もたくさんいます。僕が訪れた惑星の宇宙人も霊界に近かった。でもまあ、中間ぐらいかな、我々と霊界の。だから霊的世界というのは、僕なんかから見ると、面白くはないです。極めて淡白に見える。とにかく淡く、大きすぎる。

<古代人とUFOが織りなす歴史>
<他の惑星へ連れて行かれた秋山少年>
・秋山眞人氏によると、宇宙人は昔から地球を訪問しており、地球の文明に少なからぬ影響を与え続けてきたという。

・何を隠そう、秋山氏自身がなにしろ多くの宇宙人と遭遇して、彼らの惑星も訪ね、宇宙の叡智を教えてもらっているわけだから、それが昔の地球人にも起こりえなかったと断言することはできない。
 その驚異の体験談を知らない人のために簡単に説明すると、中学2年生の時にUFOを目撃、その後宇宙人からUFOに何度か乗せてもらうようになった秋山氏は、あるとき水星にある中継基地から母船に乗って彼らの惑星に連れて行ってもらったことがあったという。その惑星では太陽が2つあり、植物も動物も自然界にあるすべてのものは地球よりも巨大であった。彼らの住居は葉巻型やソフトクリームの渦巻のような母船UFOでできており、それらが高層マンションのように建ち並んでいた。秋山氏はそこに2、3日滞在、彼らの生活や文化、スポーツなどを見学したという。

・秋山氏は、UFOに乗ってカシオペア座の方角にある惑星に行き、そこに丸2日ほど滞在して戻ると、地球時間では2時間ほどしか経っていなかったと語っている。

・秋山氏によると、これまでに母船型UFOには20回以上、小型UFOには200回を超える乗船体験があり、太陽系や別の太陽系の惑星に降り立ったり、宇宙の果てまで行ったりしたことがあるという。



『日本編「死後世界地図」』
 秋山眞人 コスモトゥーワン  2006/11/30



<共通意識を持った霊団>
・2014年は東洋と西洋の対立の垣根の崩壊がやってくる。

・幽界は、この世の意識が強く残存した世界、未練界です。要するに、この世でやり残したことをえんえんとやっている世界です。

・幽界は天国の入り口であり、下手をすると地獄の入り口でもあります。

・霊界というのは「時間・空間という制限からゆるやかに離脱していった世界」

・最初はどの霊も「霊というのがいかに自由自在な存在なのか」ということについてティーチングを受ける。

・先祖霊たちというのは、巨大な「お節介焼き軍団」と思ってもいいくらいなのです。それくらい子孫を思っています。

<霊界の音楽>
・どういう音楽が聞こえてくるかというと、中東の音楽のようにフワーッとした音。基本的にはこの世の音階にはあまりない、半音的な音が多いです。こちらの世界とは違う音楽にチャレンジしているんだと思います。

・霊界について基本的なことを言うと、「似たような人々は似たような霊団を結成し似たような霊界を結成」します。(共通意識を持った霊団)

・若い人には自分の持つ感性を大事にしつつ、社会とうまくつながる方法を見つけてほしいと願っています。

<結婚する人とは前世で関係があったのですか?赤い糸でつながっているのでしょうか?>
・確かに赤い糸でつながっていることはいるんです。ただし、この赤い糸というのは問題なんです。赤い糸の正体は前世において「お互いに強い感情を抱いた中である」ということなんです。そして、その「強い感情」の中身が愛情だったどうかは分からない。
強くけなしあったり、強く憎しみ合ったりした場合でも、その強い感情が赤い糸になってつながってしまう場合もあるんです。



『私は宇宙人と出会った』 
 (秋山眞人) (ごま書房) 1997/4/30



<宇宙人たちは、UFOオタク、宇宙人オタクとのコンタクトをあまり望まないのだ>
<本当は、心が現実の世界に十分に力を及ぼすことができるのである>
<地球人は記憶喪失の超能力者>
<私もMIB(メン・イン・ブラック(黒服の男たち))に遭遇した>
・たとえば、アマゾンの奥地では「白き神々の伝説」がある。肌の白い人が来た後、突然、何万人もがこっそり消えてしまったという伝説だ。
・魔女狩りを恐れた宇宙人たちは、テレパシー能力を得た数万の人たちと会議の結果、彼らを宇宙へ移住させることにしたのだ。これが数万年前の話である。
<宇宙の真理において科学と宗教は同一である>
<ベクターたちの星は、カシオペア座の方向にある星>
・まずグレイタイプにとっては死などどうでもいいことだ。というのも彼らは、まず感情というものがほとんどないに等しいから死に際しても同様である。
しかも、指先1本からでも再生できるクローン生命体、それがグレイ・タイプである。いざとなったらクローンをつくればいいのだから、生や死に対する恐怖や悲しみなど、ありえないのである。
<日本人のコンタクティ>
・ 超能力者・コンタクティの不遇の時代
・ ファーストコンタクトの翌日から次々起こった超常現象
・ UFOは見る人の想念を反射して現れる
・ ついに宇宙人とのテレパシー・コンタクトが始まった
・ 激しいシンクロニシティ現象
・ ある日突然、町中で宇宙人に呼び止められた
・ テレパシーは伝えたい情報の全てが一瞬にして伝わる
・ 宇宙人は大きく分けて二種類いる。「ヒューマノイド・タイプ」「グレイ・タイプ」
・ 「宇宙全体を使った輪廻転生」が行なわれている
・ ヒューマノイド・タイプは4000年進化している
・ 魂あるいは精神性を共有することが素晴らしいことだと考えてきたからこそ、テレパシーなどの能力も発達してきたのだろう
・ 宇宙法には「他の惑星の進化の自由選択を犯してはならない」と言うのがある

・ グレイ・タイプは完全な「ハチ・アリ」の社会構造をしており、人類から約1万年ほど進化した文明を構築している

・ グレイ・タイプは「ポジティブ・シンキング」のかたまりである。感情の揺れが少ないので、悩むということも基本的にない。ネガティブな思考は全くない。思考は全て前向きで、疑問を持つよりもとにかく行動、ただひたすら前進しようと考える。

・ グレイ・タイプに感情が希薄なのは彼らの肉体からクローンを作れるということにも起因しているだろう。指一本からでも完全な身体を再生できる。

・ 創造性だけは、神との連携作業で、これほど価値のあるものはない。

<河童はグレイ型の異星人だった。>
・実はこの河童がグレイなのである。河童の特徴は硫黄のようなにおい、水掻き、叩かれたりするとすぐつぶれる頭等々であるが、これがグレイの特徴と一致してないだろうか。

<人類は、「記憶喪失の宇宙人」>
<シルバー、ブルーの頭髪で、身長170センチぐらいのヒューマノイド・タイプの宇宙人>
・人々は、ガウンのようなものをまとい、顔立ちはハーフのような美男美女が多い、彼ら同士の挨拶は、目を合わせるだけで、日本人のようにおじぎはしないようだ。
・彼らの社会制度についても触れておこう。彼らの星の社会機構は、一種の「国家社会主義」的なものである。
・ 母船型に20回、小型UFOには、200回を超える乗船体験がある。

・ 夜の8時ごろ、富士山の2合目の樹海の近くで待っていると、突然空中が光って、直系10メートルぐらいのUFOが現れた。どうやらテレポートしてきたようである。

・ 何しろ彼らの平均年齢は800歳、最長老になると1200歳。その威厳においては、地球上のどんな人間とも比べることはできない。

・ 母船ともなると、何キロもの超巨大UFOもあるようだ。大きさはグレイ・タイプのほうがヒューマノイド・タイプより遥かに巨大である。

・ UFOの原料となる物質は、プラス、マイナスの中間の性質を持っている

・アストラル界やエーテル界では、思念で物質化ができるようだ。人々は、ガウンのようなものをまとい、顔立ちは、ハーフのような美男美女が多い。

・ 多くの装置はテレポートすることによってUFO内部に設置されてしまうのだ。これらの製造工程で、全てが思念の力によって作られているのは象徴的だった。

・ UFOは、完全に思念によって操縦されるものだ。

・ 宇宙人の母星に2日間滞在した。宇宙人の惑星は、地球とよく似た自然環境で、この星には、地球と違って2つの太陽があった。1つは、やや小さめで、2つとも色は我々の太陽と同じような色をしている。

・ ただ、全体的にどんな生物も大きいという印象があった。樹木の大きさも並ではない。およそ30センチの巨大な蜂もいた

・ 私がコンタクトしている宇宙人の世界は、独創性、創造性が一番の価値基準になっている

・ ベクターたちの星は、地球から見てカシオペア座の方向にある星。月は地球への宇宙ステーションだった

・ ベクターたちの基地は、水星にある。またアンドロメダ座方面から来ている宇宙人は、木星を中継地にしている

・ 金星人とは、金星に中継基地を持っている異星人ということ。発進星の名を宇宙人は明らかにしない

・ 宇宙人がらみの「こわい話」としては、「MIB」ことメン・イン・ブラックという黒ずくめの男が現れて、UFO目撃者を脅かすと言うものがある

・ 人類は新しい「進化の時代」を迎えた。地球人よ、あなた方はもっと「自由な宇宙人」「記憶喪失の超能力者」である

・ UFOブーム、最近では、1960年の初頭、63〜66年、73〜77年、80年代初頭にUFOブームが起こってきた

・ 「インターネット」よりも「ヒューマンネット」の普及こそが、地球を宇宙につなげるシステム。「選ぶ、続ける、形にする」という3つは、現代人の最も弱い部分である

・ 宇宙人の世界は、まるで天上の世界。彼らの住居は、母船型UFOである。それがそのまま、高層マンションのように立ち並んでいるのだ。いくつもの母船型UFOがずらりと並んだ光景は、圧巻である。同時に彼らの資源の利用法、空間の使い方は合理的だなと感じた。

・ 建物、つまり母船方UFOには、4種類ほどある。私も乗ったことのある葉巻型以外に、ソフトクリームのような渦巻状のものもあった。

・ 街中の道路には、水晶のようなガラス質のものが敷き詰めてありキラキラと光っていた。舗装はされておらず、土の地面である。色は、全体にパステルトーンで淡く、落ち着いた感じがする。

・ 地球上の給料に相当するシステムとしては、カードによる必要物の支給である。一種のIDカードのようなものだろう

<宇宙人の惑星は、地球とよく似た自然環境>
・この星々は、地球と違って2つの太陽があった。一つは、やや小さめで、二つとも色は我々の太陽と同じような色をしている。
<自らの心に創造性のビルディングを建てよ>
<宇宙人の世紀末予測>
<日本>
・次は日本各地の近未来予測である。
1、 九州 
・20世紀の終わりまでに九州は大きく2分されることになる。南側は自然環境を保護するリゾート、あるいはアミューズメント・パークとして開発される。福岡などが含まれる北側は国際交流都市として発展をとげる。沖縄などの南西諸島も国際都市として開発される。これまではアメリカに対しての超法規的なエリアだったが、これからはアジア寄りの経済交流の中心となってくる。
2、 四国  
・基本的にはあまり変化が起きない。これは四国が日本の霊的なバックボーンとなっているからだ。
3、 中国 
・今まで東京がやってきたことを、これから5年間で体験することとなる。
4、 近畿 
・関西・大阪を中心として混乱と動乱を体験する。いま日本に起きている官僚制問題、薬害、銀行の倒産などのモデル・ケースとなりステータスの変化が真っ先に起こる。
5、 中京 
・独特の発展をする。一つは個性的なものが創造される産業の現場として、もう一つは「死」がテーマになり墓所などが開発されていく。
6、 東海 
・インターネットやコンピュータ文化がおおいに取り入れられ、情報中核都市として発達する。
7、 北陸 
・霊的な中核として日本のひな形的役割を持つようになる。日本のひな形とはこれから日本の各地で起こる現象が北陸でまずはじめに起こるようになるということである。現象予兆のバロメーターといってもいい。
8、 関東 
・現状のヒステリックなまでの集権都市ではなく、機能が分散され落ち着いた都市として再生する。どちらかといえば、住みやすい都市へと移行していく。
9、 東北・北海道  
・1997年の夏ごろから自然現象の変化が激しくなる。そのほかはあまり変化がない。

・以上のように国内においてもかなりの変化が予測されている。ただ国際的な変化と比べれば、発展的な方向へと変化していくようだ。

<宇宙人の未来予測(世界編)>

1、 中国  
中国はこれからの地球の変化の大きなポイントになっていく。とくに内乱が起こる可能性が強く、それが引き金となって第3次世界大戦へと進むかもしれない。香港の返還によって思想的・経済的な大きな遅れがあり、アメリカとの対立構図が更に強くなる。これは東洋文明対西洋文明の対立といってもいい。
また、2015年から2030年の間に4つの国に分割される可能性もある」。

2、 インド 
・2030年前後から近代国家として台頭してくる。コンタクティでは世界に影響を与えるのは、1000年が限界だが、それ以上に強烈な影響を与えるような思想、創造性を生み出す可能性があるのだ。地球人の世代改革の一つのキーとなるかもしれない。また宇宙人は、日本とインドとの連動にも非常に興味を持っている。
3、 韓国と北朝鮮 
・基本的にいざこざがでやすい所だが、韓国と北朝鮮の関係は将来的に改善される。まず、これから5年の間に、南北問題が平和裏に解決される道筋がつくられる。そのシナリオはすでに表沙汰とならないところで組まれている。
4、 日本 
・基本的には、アジアのリーダーシップを取っていく立場になる。経済面ではアメリカの資本に動かされている状態からアメリカ:中国=1:1の割合に変わり大国の資本コントロール・ジャッジメントをはたすようになる。文化面では日本民族の心情に根付いた新しい日本文化が生まれるだろう。また、これはヨーロッパを中心にうけいれられていくことだ
5、 アメリカ 
・地球のリーダーとしての力はますます弱まってくる。その結果パックス・アメリカーナの時代は終わりを告げ、アメリカは世界の盟主の地位を追われ衰退することになる。
6、 その他 
・台湾、韓国が沖縄に興味を持ち始める。沖縄が香港の代わりに経済の中継点として発展する可能性は非常に高い。





(2021/10/15)



『伊勢白山道  問答集  第1巻』
感謝の先祖供養  編
伊勢白山道      電波社   2016/5/25



・外にある「パワー」を求めている間は、一生、幸福にはなれません。本当に心の底からの安心を得るには、感謝をキーワードにした「伊勢白山道」という誰にでも自分でできる、お金もかからない「道」が、いちばん安全で確かです。これからの新しい時代に、太陽神と先祖霊を合わせ祭る意義を世界中に知らせることが、「伊勢白山道」の使命です。

<伊勢白山道とは何か?>
・伊勢白山道とは、宗教ではありません。集まる組織もありません。一人ひとりが「自分自身で自分の心を見つめる」だけの道です。
 伊勢白山道が大切にしていることは、自分自身の心の中に預かっている神さま=内在神(=心の中に在る神さま)に気がついて、大事に育てることです。
 内在神を大事に育てるとは、自分の良心(内在神)に従って善をおこない、他人への思いやりのある行動をすることです。
 どんな環境にあっても、自分の愛情、母性を育てることです。そのために、「生かして頂いて ありがとう御座います」という言葉で、次の二つの感謝をすることを勧めています。
 一つは、現状の「当たり前」と思っていることへの感謝をすること。
 二つ目は、ご先祖さまと神さまへ、お願いではなくて、感謝の気持ちのみを捧げることです。

<現状への感謝をすること>
・この「現状への感謝」とは、今私たちが「生かされていること」へ感謝をすることです。今がどのような状況であれ、私たちは生きています。それは、当たり前にしている多くのことがあって成り立っています。

・今ここに生かされていること、当たり前にしている現状への感謝をすることは、太陽と地球と大自然を陰で支えている神さまへの感謝をすることにつながります。
 現状への感謝をすることは、結局は、ご先祖さまと神さまへ感謝をすることでもあるのです。

<ご先祖さまへは、お願いではなくて感謝だけをすること>
・子孫がご先祖さまへお願いばかりをして、ご先祖さまが子孫の願いを叶えてあげたくても叶えてあげられなかった時には、ご先祖さまを苦しませることになります。
 先祖霊にはただ感謝のみを捧げて、安心して頂くことがよいのです。

<内在神(良心)を大切にしましょう>
・自分の中にある「内在神」とは、誰の心にもある「良心」のことです。内在神は生まれた時から、いつもあなたと一緒にいます。あなたが悲しい時も辛い時も、あなたは一人ぼっちではないのです。

<神さまへも、お願いではなく感謝だけをしましょう>
・神さまは個人の利益のためには働きません。特別な願掛けなどをして、それが叶いますと、人は神さまのお蔭だと思います。しかし、それを叶えてくれた存在は、実は神さまではないのです。あとから交換条件の「請求書」が来て、願い事を叶えた代わりに健康やお金や寿命などの大事なものを失います。

<開運グッズやパワースポットでは、幸運にはなれません>
・それらの占いや不思議な力があるという場所や品物は、本当に効果があるのでしょうか?真相は、逆に不安感が増して、次々とまた開運グッズを集めたくなる、見えない罠にかかるだけです。
 パワースポットと言われる場所が、テレビなどで取り上げられると、多くの方がその場所を訪れ、長い行列ができます。パワースポットと言われる所を訪れたことで、本当に幸運が訪れるのでしょうか?実態は、多くの欲望にまみれた思念がその場所に残留しており、むしろ運気が落ちる場所に変貌しているのが真相です。

・人間は自分の努力で未来を変えられる、と思いませんか?
「でもやはり、自分よりも運の良い人はいるようだ」と感じる方もいるでしょう。運が良いように見える人には、実は何か秘密があるのかも知れません。
 この秘密が、最初に挙げた二つのこと「現状への感謝をすること」と、「ご先祖さまと神さまへ感謝の気持ちを捧げること」だと思っています。

<なぜ「ヒーラー」や「宗教団体」はダメか?>
・特別な力のあるヒーラーにお願いしたら、本当に病気が治ったとか、ご利益のある宗教の特別な祈祷のお蔭で、思いがけない幸運が訪れたという方もあるかもしれません。それらの幸運は、実は先祖霊のお蔭であることが多いのです。
 神さまは公平ですから、不思議な力を使った特別な「依怙贔屓」は、なさらないものなのです。もしヒーラーや、ご利益目的の教団のお蔭で病気の治癒や商売繁盛・幸運などが訪れたならば、それはむしろ大変な損をしている可能性があります。それは、本当の幸せではないのです。
 ヒーラーへの謝礼や教団への祈祷料など、お金と交換で得た幸運には、あとからもっと大きな代償を払わされる可能性があります。教団やヒーラーを通して得たものは、本当の幸せではなく実は不幸の始まりだと、今までの多くの実例を確認した上で私は思っています。

<感謝を「与える」と心の中の神さまに気がつきます>
・これからこの本を読みますと、「外にあるパワーを求めている間は、幸福にはなれない」ということが、分かって頂けることでしょう。
 本当に心の底からの安心を得るには、感謝をキーワードにした「伊勢白山道」という誰にでも自分でできる、お金もかからない「道」が一番安全で確かです。

<49日間のバルドォに起きていること>
<バルドォ=49日間は死者の特別な時間>
G;亡くなった人がこの世に留まるという49日間には、何が起こっているのですか?

A;49日とは、死者にとってこの世の人生を終えて、あちらの世界へ行く、行き先の次元を自分自身で決める特別な期間です。この期間は、現実界に重なる空間に故人はいます。チベット密教では「バルドォ」と呼ばれるこの期間は、世界共通の期間で、一回の人生で一度だけの神聖な時間です。
 人間は、死後に肉体と同じ形の「霊体」を持ちますが、生きていた時の苦痛などの感覚が残っています。これをこの期間に消し去り、霊体による移動の方法を学びます。日数が経つにつれて、肉体の感覚が消えて意識が明瞭になり、人生で感じた喜びや悲しみを、今の私たちの十倍ぐらいの強さで感じるようになります。

<死後の行き先を決めるのは自分自身です>
Q;死後の行き先は「閻魔さまが決める」などと言われていますが、「自分で決める」とは、どういう意味でしょうか?

A;このバルドォの期間に、人は自分の人生を振り返って、鮮明に思い出します。生きている時にしたことは、良いことも悪いことも、内在神(=自分自身の良心)が共にいましたから、すべてを見て知っています。ごまかすことはできません。

<ご先祖さまからのお迎えとは本当にあるのですか?>
Q;死ぬ時に、ご先祖さまがお迎えに来られるというのは本当ですか?

A;人が生まれてくる時には、魂は先祖の霊線を通って来て、一番身近にいる先祖である母親が生まれます。同じように死ぬ時にも、先祖霊が迎えに来ます。先祖霊のお迎えを受けた人の死に顔は、安らかな顔をしています。たとえ事故などで惨死しても、一瞬の間に救われて、安心した死に顔になります。

<お迎えに来るご先祖さまはどのように見えますか?>
Q;ご先祖さまはその時、どのように見えるのでしょうか?
A;死ぬ瞬間には、先祖霊が光の球体となり、亡くなる人の意識の中にリアルに現れます。
 発光体(=光を発するもの)が、知っている先祖の一人に見える人、会ったことはないのに明らかに先祖だと分かる人、発光体のままで人の姿に見えない人など、人によっていろいろな場合があります。

<先祖供養をしていたか、していなかったかで違いはありますか?>
Q;先祖供養をしていた人と、していなかった人で、死ぬ時に違いがありますか?
A;先祖供養をして、たくさんの先祖霊を癒した人が死ぬ時には、たくさんの先祖霊が集団でお迎えに来ます。阿弥陀如来(=阿弥陀仏のこと、すべての人を救おうと誓いを立てた仏)のお迎えの絵図も、決してウソではありません。

<ご先祖さまがお迎えに来ないことはありますか?>
Q;死んだ時にご先祖さまがお迎えに来てくれない、ということはありますか?
A;普通の人生を送っていれば、特別の宗教を信仰していなくても、必ず先祖霊が一名は迎えに来るものです。問題は、先祖霊のお迎えが来ても、生きていた時のおこないにより、先祖の光を認識できない場合です。この場合は無理に肉体から魂が離れるために、死んだ時の苦痛がそのまま残って、死後も縁のある場所に留まります。

<「迷える霊」が「成仏する」とはどういう意味なのでしょうか?>
Q;この世に留まる霊、「迷える霊」とはどういう状態なのでしょうか?

A;古今東西、文化や風習、民族の違いに関わらず、臨死体験者の発言には「流れる川」を見たという報告が多いです。日本でも仏教で言われる彼岸=向こうの岸=理想の境地と、こちら側の現世との間に流れる三途の川があると言われています。この向こう岸に行かれずに、この世と川のこちら側の間にあります賽ノ河原の迷いの世界に留まっている状態が、この世に留まっている供養が必要な魂と言えます。供養が届いて「成仏すること」とはすなわち「彼岸に渡ること」、とも言えます。長く伝わる俗言には霊的真相が反映されています。

<人が死ぬと生きている時に一緒だった内在神は離れます>
・内在神(自分が持つ神性=良心)を大事にしない生き方をしていると、肉体をなくした時に、魂は内在神と共にあの世に帰ることができません。内在神が痩せてしまって力がないので、亡くなった人の魂を霊界(彼岸)へ連れて行くことができないのです。

<天使について>
<幸福をもたらす「天使の絵」は?>
Q;「〇〇天使の絵」を飾っていますが、どう思われますか?

A;そのような絵は、販売者によってリピーターとして何度も購入したくなるマジナイがかけられています。欲深い魔界の波動が強いのです。その絵を所有すると、だんだん不安感が増し、新たな絵が欲しくなる霊的な仕掛けがあります。金運低下と不安感が増すので、売却するかゴミとして廃棄するのがよいのです。

<子どもが天使や妖精が見えると言います>
Q;娘は妖精や天使が見えると言って、天使と会話をしたりします。本当に見えているのでしょうか?

A;そのような話を親が喜んで聞くと、子どもは親の気を引くために、ますます想像をふくらませて話すようになります。子どもの将来に良いことはありません。
 現実的な努力を避ける人間にならないように注意してください。霊的存在は甘くはないです。いろいろな存在がありますので、危険です。

<天使と話をするという人は?>
Q; 大天使に守られているという方がいます。天使に守られていて、天使と話をするなどということは、本当にあるのですか?

A;天使と言われるものには、善悪両方のものがあります。日本に生まれ育ちながら、西洋の天使とチャネリング通信をしているという人が多いです。しかし、本当に天使と呼ばれる霊的な存在とつながっている人はまずいません。
 本当の神界の大天使ならば、個人の利益のために奔走することはありません。霊的世界を商売にする人間の欲望の思いから生まれた、幽界にいる霊的存在が天使を名乗ってだましていることが大半です。
 「天使」と言って人の形をとる場合には、宇宙人が関与している場合があります。人間にコンタクトをとってくる宇宙人には幽界の存在が多いのです。

<西洋の天使は、日本では「眷属神」に相当します>
・西洋では神の使いとしての「天使」は人の形をとることが多いですが、日本では神さまのお使い(「眷属神」といいます)は、龍・蛇・狐の形をとることが多いです。この日本という国の霊的磁場の上で生きていながら、羽の生えた天使を空想していると、現実から逃避することになり、実生活は不安定になっていきます。外部からの霊的存在に関わること自体が、良いことではありませんし、これからますますマイナスの影響があります。
 自分の祖先霊と内在する神のみを信じ、求めることが大切です。

<「引き寄せの法則」「思考は現実化」する>
<引き寄せの法則は、月の魔力を利用していて危険です>
Q;願いを叶える方法として、「引き寄せの法則」というものがブームです。これについては、どう思われますか?

A;「引き寄せの法則」「思考は現実化する」と言われますが、これは幽界が機能していた時代のことです。昭和の時代までは、個人の事業や夢も、人間が強く祈念すると内容に関わらず実現しやすかったでしょう。今は幽界が消滅しつつありますので、神意に沿わない個人の願望は実現しにくい時代に入っています。
 夢を「強く願えば叶う」という引き寄せの法則は、月の魔力を利用するものです。もし叶えば、あとから交換条件で大切な物を失います。霊的には、願うよりも、生かされていることに感謝をするほうが、叶えたいと普段から思っている願望が叶えられます。

<七夕に星に願いをかけることは?>
Q;七夕には、子どもたちが短冊に願い事を書いて祈ります。このような昔からある日本の風習も、外のものに頼ることになるので良くないのでしょうか?

A;神さまにお願いをして祈るという風習は、人間が神さまとの交信ができなくなってから始まったことです。太古には、人は神さまと一体だと感じていましたので、良いことも不幸なことも全力で味わい、神さまと共に体験して生きていたようです。

<月にお願いをすると不運になります>
Q;月に願い事をすると叶うと言いますが、本当のところはどうなのでしょうか?

A;月には人間の欲望を増幅する働きがあるものなのです。人間の欲望とその欲望を満たすための攻撃心・怒り・不安・嘆き・悲しみなどの念を集める貯蔵庫のような働きがあります。月に祈願をすることは、月に同調する行為になります。同調すれば、月に留まっている欲深い思いが自分に逆流してきます。結果的には、良いことはありません。

<自分の中の神さま=内在神(良心)を信じましょう>
<内在神は誰の心にも宿っています>
・古神道では、「正神は事挙げせず」と昔から言いまして、本当の神は言葉による会話をしないということが常識なのです。悪魔ほど話しかけてきて会話をしたがりますので、注意してください。
 宇宙人や天使などという、外にあるものに頼るのではなく、自身の心の中にいる神さまを大切にしましょう。

<国常立太神と天照太御神の二神を結ぶ意味>
・国常立太神とは大地の神さま、地球霊と言えます。天照太御神とは太陽神です。
 人間は国常立太神の上で生まれ、天照太御神に育てられたのです。直立して歩行する人間には、天と地の間にまっすぐに直立して、天地をつなぐ神柱としての役目があります。
天=天照太御神(=陽気、暖かい心)
地=国常立太神(=陰気、厳格な心)

 この相反する二つが混ざり合って初めて宇宙が回るのです。
 この陰陽太極図の接点に存在するのが人間です。この二神をつなぎ止める大役をしているのが人間なのです。この言霊には二神を合わせる働きがあるのです。この言霊を唱えることで、天と地、国常立太神と天照太御神に感謝を捧げ、二神を結ぶことになります。
 人間が生かされている感謝を忘れ、自分で生きていると錯覚し始めると、二神をつなぐカスガイの役目ができなくなり、二神のバランスが崩れ、根の国底の国から黒色の地龍が浮上してきます。「地龍」とは、マントルと電磁波の流れを霊的に感得して表現しています。地球霊である国常立太神の眷属神(=神さまのお使いをする霊的存在)です。地龍が地下深奥のマントルから浮上してきますと、地上に地震や火山の噴火を起すと感じます。今の地層科学では解明されていない、まったく未知の働きをします。
 人間がこの「生かして頂いて ありがとう御座います」という言霊で、生かされていることへの感謝をすることが、大地を鎮めることになります。

<「アマテラスオホミカミ」(偶数回)の祝詞の意味とは?>
<なぜ神さまの名前を唱えるのですか?>
Q;「アマテラスオホミカミ」は神さまの名前ですが、先祖霊に向かって神さまの名前を唱えるのはなぜですか?

A;「アマテラスオホミカミ」はご神名ですが、神道の枠、宗教の枠をも超えた、すべての生き物の親、私たちの命が来た元だからです。与えるだけの存在、それは空にある太陽そのものです。この神名自体が、力を発揮する言霊です。

<アマテラスオホミカミ「オ」ではなく「ホ」と発声します>
・「太陽神」の発音は「オ(オ)ミカミ」ではなく、「オ(ホ)ミカミ」と「ホ」をと発声します。「オ」の音は「大きい」という意味がありますが、「ホ」は女性のホト、女性性器を意味しています。「生み出す力」や「包容力」を意味します。「アマテラスオ(ホ)ミカミ」と書くだけでなく、発音も「アマテラスオ(ホ)ミカミ」が良いのです。
「アマテラスオホミカミ」の十音の波動は、神界で今も鳴り響いている、万物を産み出す音です。

<フトノリトについて>
・大祓詞(おおはらえことば)こそは、神界から降りた唯一の祝詞だと感じます。その中でも最も重要な部分が「天つ祝詞の太祝詞を宣(の)れ」とあります太祝詞です。この太祝詞は古来秘密とされ、多くの古神道家が探し求めた祝詞です。
 私はアマテラスオホミカミを2回唱えることこそが、20文字になり、フト(=20)ノリト(祝詞)を意味すると感応します。この祝詞には大きな意味と力があります。

<線香について 線香の煙と香り>
<線香による癒やしと祓い>
Q;線香の煙と香りは、見えない世界の霊にどのように届くのでしょうか?

A;線香の煙は迷える霊に、その霊が欲しがっているものになって届きます。煙の粒子は欲しい物体の形に、香りがその物体の中身になります。日本酒が欲しければ、煙の粒子がお酒の「お銚子」になり、香りがその「中身のお酒」になるような感じです。煙の粒子の様相は、霊的磁気(=エクトプラズムのようなもの)に大変近いのです。

<ロウソクは禁止です>
・ロウソクなどは要りません。火事の原因になり危険ですので、伊勢白山道式供養では厳禁です。

<アカシック・レコードについて>
<「アカシック・レコード」>
Q;ある先生に、アカシック・レコード(魂の転生の記録)を読んでもらったことがあります。早口でいろいろ言われました。そういう記録がどこかにあるのでしょうか? 未来のことも言われました。見えない世界の何かがその先生に言わせていたのでしょうか?

A;幽界の低い次元からの憑依による、デタラメに過ぎません。人がこのような口寄せ(異界のモノの言葉を声に出して話すこと)をしますと、幽界やその他の低い次元の霊が次々と憑依して、その肉体を借りて言葉を言うようになります。このようなことをしていますと、後年に精神を患うことになります。
 こういうものも、ただの商売に過ぎません。このような過去世や未来のことを聞かされますと、依存心が大きくなり、成長を妨げ、未来を縛るだけです。

<人間の過去のすべての記録や魂の記録は存在します>
・過去のすべての出来事と想念の磁気の記録は存在します。
 個人についていえば、アカシック・レコードとは、日本で言えば閻魔さまが管理している、魂の善徳貯金の「閻魔帳」ともいえます。一切の狂いは生じません。完璧なものです。そこには、魂の転生履歴も記録されています。
 私は、読者の質問への返答にはこれも観ています。ただ、過去世については、質問者が知ってもマイナスが起きない場合以外は知らせません。

<転生の記録などは、どこにあるのですか?>
・人はあの世では、この世で過ごした時の個性は段々と消えていきます。人種や性別、言語も魂の浄化と共に消えます。
 しかし、この世に再度、転生をしますと、地球という舞台に蓄積されている、過去世の自分が「残した」霊的磁気、癖を再吸収することになると感じます。
 赤子が生まれてこの世の空気を吸うごとに、空気の中に含まれている過去世の自分が残した霊的磁気を吸い込み、自分の魂が持つ本来の個性が現れるような感じです。
 しかし、これは影響であり、あくまでも今の自分の心が空間に「新たに」残して居る思いが大切です。この新たな思いも、地球の空気(磁場)に残っていくのです。

<なぜあの世や過去世について知ることができないのでしょうか?>
Q;なぜアカシック・レコードの存在が隠されているのでしょうか? あの世があるのかないのか、転生や過去世について、分からないままなのでしょうか?

A;それは、この世ではあの世の存在もあやふやなままにしておくことが、生きる人間の本性をあぶり出すために必要なようです。
 また、人間の心に進化を起させるためには、この世しかないと思い込み、真剣に悩むという刺激も大事なようです。

<人工知能、量子コンピューターについて>
・量子コンピューターが出て来た時に、人工知能は人類の脅威に変わります。人間の感情を汲み取って変化し、人間の上手を行くようになるからです。
 この時、コンピューターにとって、命令する人間が邪魔になり、排除しようとします。この結果、宇宙の歴史には、人工知能により滅んだ星はあります。

Q;量子コンピューターに滅ぼされないためにはどうしたらよいのですか?量子コンピューターが開発される前に、地球や自分の心を感謝の磁気で満たしておけばよいのですか?

A;そういうことです。最初に開発者が気づけなかったことが、悲劇の始まりです。
 まさか、機械が開発した人間を邪魔者だと攻撃、排除しようとする意志を持つとは思いませんでした。
 人類が地球にとって害になる存在だとコンピューターに判断され滅ぼされないように、今も地球を汚し、戦争を続けている人類は変わらなければいけません。

<月の秘密について>
<月は人間の不平不満、怒りや悲しみの想念を貯蔵しています>
・グルジェフというロシアの神秘思想家は「人間は月への食糧を提供する家畜」であると言っています。
 人間の欲望や怒り、悲しみなどの想念は、月が食べるのではなく、誰かが定期的に月に食べに来ます。それを食べるものにとって、一番不味い心は感謝の心です。
 月はこの感謝エネルギーが出ないように、人間の心に影響して、不満や不安な心になるように仕向けます。

<死後に太陽に行く人と、月に行く人に分かれます>
・人間は死ぬと、太陽に行く魂と、月に行く人に分かれます。
 月は願掛けをするような、欲深い人間を集める役目があるのです。他の人に思いやりを与える、豊かな心の人生を終えた人は、太陽に行くことができます。
 今まで月にお願いをしてきた人も、これから太陽のように与える生き方をしていけば、今からでも太陽に行くことができるので大丈夫です。

<十五夜のお月見は、祈願をしなければ問題ありません>
Q;月がそんな働きをしているとは知りませんでした。
  毎年我が家では十五夜にススキを飾り、月見団子を食べています。良くないことだったのでしょうか?

A;問題はありません。月に感謝をすれば非常に良いことです。月に我欲の祈願をすることが、不運を招く危険なことなのです。月が悪者ということではありません。
 月は生命の育成に関わってきました。生命存続のために、良い遺伝子だけを選別する働きもあります。
 祈願をするような、欲のためには神をも利用する魂は残さないプログラミングがされています。月は機械であり、情緒はありません。太陽には偉大な情緒を感じます。生きています。

<月は鋳造されたものです>
・月は真円(しんえん)(完全な球体)です。地球は真円にはほど遠いイビツな形の球体です。
 月は自然界では存在しえない精度での正円形です。それも超巨大な物体です。今の日本の工業技術をもってしても、完全な球体を作ることは難しいそうです。
 月は、大いなる存在により超太古に鋳造された、人工知能を持った完璧な永久機関の機械です。超巨大な真円を鍛造(金属加工の方法)した、超古代の叡智には圧倒されます。

<月は生命発生装置です>
・月は自動修復力、移動能力、防御・攻撃力を保持し、惑星の重力への干渉を与えて、生命の増加、育成をする機能を持つ装置です。
 古来、地球上の生物は月の影響を受けて生成しています。
 今の月の軌道が少し変化するだけで、重力の影響が変わり、地球の生命が絶滅するかも知れません。月は、まさに地球上に生命と私たちを誕生させるために、神が演出した生命製造の流れのための産物であり、巨大な生命発生装置なのです。

<太古には月は移動して来ました>
・太古の天体・月の様相を幻視したことがあります。
 月の中心部には、固い殻におおわれた核があります。その核の中身は、超高度に進化した「液体状の精密装置」です。

・月は超太古に火星や金星、他の宇宙の天体の衛星として周囲をまわっていました。そして、それらの星に対して、今の月が地球に対しているのと同じ働き、生命の培養・育成・刈り取りに干渉することを繰り返してきました。

・今の人間は、まだ月の秘密についても何も知りません。
 月が自力で地球への向き、自転と公転の微調整をしていることに、NASAが気がついているというレベルに過ぎません。

<月の裏側にあるもの>
・月の表面に生命がいたのは、地球の前回の文明までです。
 月が地球に裏側を見せないのは、軌道修正の噴射装置が稼働しているからです。月の裏側にはクレーターの中に構造物の街の建物がありますが、今は隠されています。
 月の裏側には、独自の移動推進装置の痕跡があります。
 月の裏側には、巨大な宇宙船の残骸も横たわっています。
 火星から脱出した、全長3qほどもある超巨大な宇宙船です。火星は戦争で不毛の地となりました。

<月の誕生は太陽よりも古いです>
Q;神話で三貴神が生まれた順番は、アマテラスオホミカミ、ツクヨミノミコト、スサノオの順でした。これは最初に太陽が生まれ、その後に月、最後に地球が誕生したことを意味しているのでしょうか?

A;この神話は、今の文明での重要度の順番を意味しています。太陽が最重要であるという意味です。月が生まれたのは太陽よりも古く、銀河系宇宙ではない別の違う宇宙で鋳造されています。
 古さから言いますと、月が一番古く、その後に今の銀河系の太陽、その後に地球の誕生という順になります。
 月には善悪両方の宇宙人が訪れていますが、それらの宇宙人が存在する以前の、はるか太古から、月は存在するのです。銀河系宇宙に生命が誕生する以前からあります。

<月は人類の想念を反射します>
・月は人類の想念を反射する鏡の働きをしていますから、もし多くのマイナス磁気が反射すれば、地球は自業自得で滅亡することになります。生命の生成、発展だけでなく、刈り取りにも関わる、ある意味で最終兵器でもあります。
 今までいくつかの星で生命種の誕生と興隆、滅亡という歴史が繰り返されてきました。地球も同じように滅びることにはならないようにするには、今が大事です。

<「今の」月の中心核にいる霊性の高い宇宙人は黒髪です>
・今の月の中心核にいる霊性の高い宇宙人は、日本人によく似た黒髪に黒い瞳です。日本の古語を使っています。
 この宇宙人もあとから月に寄生した存在です。

<月は二つあります>
・月は双子であり、現在はもう一つは別の銀河にあります。
 私のリーディングによりますと、地球が誕生して間もなくの頃に、巨大な天体(=地球よりも非常に古い別の月であり、今の月の中心核です)が地球に衝突し、その時に大小二つの衛星が宇宙空間に飛び散ったのです。これが二つの月の成り立ちです。
 この二つの月は、地球に特殊な重力を浴びせ続け、地球形成のある段階までの役目を終えますと、二つの月同士が衝突して、小さいほうの月が飛び去って「いる」のです。
 月の裏側には、二つの月の衝突の影響により、山岳地帯が形成されています。二つの月の交代も有り得ます。
 これから地球に大きな変化が始まる時に、月が空に二つあるように見える時が来ます。これが元の一つに戻る時には地球はリセットされて、新しい月が支配する世の中が始まっています。

<現実には太陽へ還れない先祖の御魂が多いです>
・霊体の正体は磁気です。執着により霊体の振動数が粗い魂ほど質量=重量があり、月の引力の影響を受けて捕らえられます。
 月の重力に捕捉される、縛られる記憶を、無意識下でなんとなく持つ人は、多いと思います。

<悪人は月に行くという寓話は本当です>
・西洋では悪人は月に行くという寓話があります。地球の地下にも地獄があります(地球内部にはシャンバラと地獄の両方が在ります。シャンバラとは仏教伝説が西洋にも伝わったもので、地下深奥にある神の国とされています)。地獄では太陽は見えません。
 霊体が悪い磁気で重い人間は、死後に地下へと引力で沈んで行きます。火の車の正体です。悪人はまず地球内部の地獄に行き、そこから月へ行きます。地球内部は月に通じるという、次元の歪みが存在します。
 罪の重さの違いにより、重罪人は地下に行かずに月に直行します。歴史上の極悪人は百%月に連行されています。
 月の重力に捕捉された魂はやり直しとして、前回とは反対の人生を歩むために転生を繰り返します。今でも月に捕捉されている先祖が、それぞれの家系には多いのです。

<先祖供養でアマテラスオホミカミと唱える意味とは?>
・伊勢白山道式先祖供養で、「生かして頂いて ありがとう御座います」という感謝の言霊と合わせて、「アマテラスオホミカミ アマテラスオホミカミ」と太陽神のご神名を唱えることには、先祖霊が太陽へと向かうことを助ける意味があるのです。



『読むだけで人生が変わるたった一つの方法』
伊勢白山道 Q&A事典   
  リーマンさん   経済界 2010/11/25



<海外のパワースポットと言われるセドナについて>
Q;パワースポットとして有名なアメリカのセドナについてどう思われますか?自然が作り出す赤い色の巨石がある風景は絶景です。精神的な癒しのスポットとして、世界的に知られています。

A;この土地の赤い色は、鉄分が多く含まれていることを意味します。セドナは砂漠に近い気候などで、砂ぼこりの中にも鉄分が入っているそうです。鉄分は、野菜にも含まれ、人間にとっては血液の赤い色の元となる赤血球の中にもあり、人体にとって重要な金属です。

・セドナの豊富な鉄分は地球の大地の磁気を保持しています。この地域を訪れますと、心身にたまる疲れが癒されると感じるかもしれません。
 しかし、これも一時的な刺激にすぎません。だから、そのような土地にパワーをもらいに行かなくても大丈夫です。
 どこにいても、地球そのものが神様の作られたものなのですから、感謝の思いを持って、毎日を精一杯努力して過ごすことが一番大事なことです。
 
・太陽=天照太御神と、地球=国常立太神の間で、自分のオリジナルな磁気を大切にして生き切りましょう。

<「引き寄せの法則」の危険性。月にお願いをするのはダメ>
<「引き寄せの法則」「思考は現実化」する?>
Q;願いを叶える方法として、「引き寄せの法則」というものがあります。これについては、どう思われますか。

A;「思考は現実化する」と言われますが、これは幽界が機能していた時代のことです。昭和の時代までは、個人の事業や夢も人間が強く祈念すると、内容に関わらず、実現しやすかったでしょう。
 今は幽界が消滅しつつありますので、神意に沿わない個人の願望は実現しにくい時代に入っています。夢を「強く願えば叶う」という引き寄せの法則は、月の魔力を利用するものですから、もし叶えば、あとで交換条件で大切な物を失います。霊的には、願うよりも生かされていることに感謝するほうが叶えたいとふだんから思っている願望が叶えられます。

<チャネリング>
Q;チャネリングで、宇宙人や天使と話をする人がいますが、本当ですか?

A;宇宙人や天使といっているものは、たいがい幽界や魔界のものです。目に見えない世界のほうが重要だと思って、そのような人の講演会などに行くのは家庭をおろそかにして、お金や時間をムダにすることになります。自分の心の中にいる神様を大切にしましょう。

・悪魔ほど会話をしたがりますので、注意してください。あなたの現実の生活の中に神はいます。



『恐怖の世界大陰謀』
  デーヴッド・アイク(三交社) 2008/12/1



<いわゆる「神々」について>
・この「神々」のうちの爬虫類種属、―― 一部はドラコ(竜座)から来たと言われ、英単語draconian(過酷な)の語源ともなっている――が、異種交配の中心的な役割を担っていた。さらには、UFO研究者のあいだで、「ノルディック」と呼ばれる長躯・金髪・碧眼の地球外種属もこの異種交配に関わり、遺伝子(コンピューターソフトウエア)に混入させたと見られている。ノルディックには、たまには赤髪・緑眼の者がいるが、今日の支配種の血流にも、金髪碧眼に加えて数は少ないが、赤毛が存在する。これは偶然ではないが、ズールー族のシャーマン、クレド・ムトウの話では、アフリカではノルディックは「ムツング(白い人)」と呼ばれ、アフリカ大陸の古代人にも知られていたらしい。

・学者であり作家でもあるゼカリア・シッチンはシュメールタブレットに関する本を多く書いているが、彼によると「創世期」でネフイリムをさす「名高い英雄たち」という言葉は、シュメール語の原本から考えて「空飛ぶ乗り物の者たち」と読むべきなのだそうだ。すると物語全体の様子がかなり変わって来て、ずいぶんと意味が通るようになる。

<地底レプティリアン>
・ムー(レムリア)の滅亡後に、レプティリアン(爬虫類人)とその血統が密かに移住した地はインドだけではない。彼らは、世界中いたるところに地底都市を築いていた。その多くは、後年にレプティリアン混血種が秘密軍事プロジェクトにおいて築いたトンネル網と地下基地で結ばれている。

・ヒンドゥーの伝説によれば、彼らは、そこから出てUFO研究者がノルディックと呼んでいる「白人」種族と争い、アガルタやシャンバラといった地底王国に住みついた。

・「影の王国」「人間の知らない空間や次元」とはすき間次元のことで、人間の視覚の向こうにある欠片のようなところだ。
・理由はほかにもある。レプティリアン自身も別の力に支配されているということである。その力とは、スチュワート・スフードロウのいうレプティリアンを作った「透明な人々」だ。この連中は、「エネルギーの振動率が高すぎて、物質的な肉体を維持することができないため、物理的な次元に入ることができない。彼らが姿を現すときは「透明ガラスの外殻のように見える」。

<スチュワートの話>
・その生命体は、爬虫類で、モントークで見た時には、「物理的な現実を出たり入ったりしているようだった」と述べている。彼の著書『青い血、真実の血』によると、多様な地球外生命体の集団がこの惑星にやって来て、さまざまな種族の種を植えつけたのだという。アトランティスを支配したのは白人(=コーカサス人)のアトラン人で、これは「ライア」ないし「ライラ」、すなわち琴座からやって来た種族だ。一方、爬虫類種属は、太平洋のムー(レムリア)を拠点として、本来のライラ人は、その言葉から考えるような物理的な存在ではなかったのだ。この次元に囚われてしまい、振動が高密度化したのである。レプティリアンは、スチュワートが、「透明人」と呼ぶ者によって作られた。

・「透明人」は、エネルギーの「振動率が高すぎて物理的な肉体を維持できないで、完全には物理的な次元に入ることができない」、だから姿を現すときは、「透明なガラスの外殻のように見えてしまうのである。

・初めのレプティリアンは「境界物質」で、こちら側で機能するための物理的な形態を必要とした。そこでレプティリアンとライラ人の遺伝子を混ぜることにした。レプティリアンが金髪碧眼の人間に固執するのはこのためで、彼らが、この現実で活動するためには、このタイプの人間遺伝子が必要なのである。

<2012年>
・宇宙のサイクルー「意識にある共同創造」という無限の能力が発達してくる。

・注目すべきテーマは、ほかにもある。2012年を気にする人が次第に増えてきていることだ。問題の日が近付けば、もっとヒステリー状態になるだろう。

<エメラルドタブレット>
・彼らは、レプティリアン混血種であり、人間の外観を持ち、さまざまな経歴を持って現れることで、人類を欺いてきた。彼らは、人間ではないし、そんな経歴を持っていない。すべて同じレプティリアン種族だ。エメラルドタブレットは、レプティリアンが「影の王国から」やって来て、「人間」を破滅に追いやり支配者の地位におさまったと記している。

・要するに、次元と次元の間の「裂け目」ないし中立地帯である。レプティリアンは、人間の視覚を超えた振動の欠片のようなこの領域から混血種ネフィリムの血統に「取り憑き」、彼らを通じて私達の視覚を操作しているのだ。

<世界中でお馴染みのテーマ・・・・>
・エジプト人によれば監視者は「天の舟」に乗ってやって来たという。世界中の古代文明では、ある種の飛行装置でやって来た「神々」が文明を築き、先進的な技術をもたらしたというテーマが繰り返し登場する。インダス文明では空飛ぶ乗り物のことを「ヴィマナ」と呼んでいる。

・古代インドの文書ではこの「空飛ぶ船」に使われていた反重力技術の記述がある。中国人がチベットで発見したサンスクリット語の文書だったのだが、あまりのことにチャンディーガル大学に送って翻訳してもらったところ、同大学のルース・レイナ博士によれば、なんと恒星間宇宙船が建造できるほどの知識が含まれていることが分かった。しかもこの文書は数千年も前のものだ。博士が明らかにしたことには、このタイプの船は「アストラ」と呼ばれており、どの惑星へも飛んで行けるという。船は月まで飛んで行ったという記述もあるということだ。

・レプティリアン(爬虫類人)は竜座を拠点とし、この地球上で私達が、到達しているのと同じような征服行為によって銀河系全体に拡大し始めた、とスチュワートは述べている。ただし強調しておきたいのは、この惑星から来た、あの惑星から来たという主張は、必ずしもこの<次元>や<現実>で私達が、知っている惑星や星座のことを意味しているわけではない。惑星や星々は数多くの現実があるので、たとえ、この周波数帯では死んだように見えていても人間の視覚を超えた別の周波数では生命に満ち溢れている、ということもありうるのだ。スチュワートは、レプティリアンは征服に際してシリウスの種族の援助を受けたと言っている。

・地球外/多次元からの地球来訪者は数多く存在しているようで、友好的な種族もあれば、悪意に満ちた野望を抱いている種族もあるだろう。レプティリアンもそしてそのシリウスからやって来た一団もそうだった。ほかにもオリオン座からやって来た黒い大きな瞳を持つ「グレイ」種族、地球から40光年まで離れたところにあるレチクル座のゼータ連星からやって来た別のグレイ種族、アンドロメダ星雲からやって来た一団、牡牛座の昴、プレアデス星団から来た一団。

・一見すると別の種族も存在しており、なかでも最も邪悪なのはドラコニアン、レプティリアンだそうだ。スチュアートによると、彼らは、両性具有者で、それゆえに自分たちは優れた存在であり、他のものよりも「神に近い」と信じるようにプログラムされているのだ。

<共通の神話>
・ミネソタ州の丘陵地域などでは、身長が2メートル半から3メートル半もある巨人の骨が見つかっている。ネバ他州ラブロック近くの洞からは赤毛の巨人のミイラが多数見つかっていて、なかには身長2メートル以上のものも何体かあった。デラウェア・インディアンには、かってミシシッピ川以東には巨人族がいくつもの巨大都市をつくっていたという話が伝わっているし、同様の巨人の話は、世界中いたるところに古代の伝説・伝承として残っている。

・古代のネフィリムと「現代の」世界をコントロールしている家系は同じ遺伝子(コンピュータープログラム)を持った種族なのだから、大半の言い伝えでは、巨人たちは他の人々に対して、友好的ではなく、むしろ敵意すら抱いていた。また、奇妙な飛行装置と結びつけて語られることも多く、これは現代のUFO談話にもでてくる「空飛ぶ円盤」に非常によく似ている。



『日本の文脈』
内田樹、中沢新一  角川書店  2012/1/31



<日本人にあってユダヤ人にないもの>
<諏訪はユダヤ教の聖地?>
(中沢)このまえ、建築家で建築史家の藤森照信先生の東大退官記念講義があって、僕もゲストとして呼んでいただいて対談をしました。藤森さんは諏訪の生まれで、諏訪大社上社前宮の氏子なんです。諏訪大社は上社と下社の複合体ですが、いちばん古いのが上社の前宮なんですね。その前宮にここ最近、若い子がたくさんお参りに来るようになった。神殿の前で額ずいて熱心に礼拝する子もいる。これはどうしたことだろうという話になったんです。三つほど理由があると思うんですが、一つには最近のパワースポットブーム。二つ目は諏訪信仰をモチーフにしたゲーム『東方風神録』の流行。そして三つ目が、韓国のキリスト教徒のあいだでの諏訪ブームです。この三番目の理由が、今日の話にもつながってくると思うんですが、諏訪大社上社のご神体は守屋山という山で、諏訪大社の祭祀を司ってきたのは守矢という一族です。それが『旧約聖書』に出てくるエルサレムのモリヤ山と関係あるんじゃないかという説があります。神がアブラハムに息子イサクを生贄として殺すように命じた場所であり、エルサレム神殿の建てられた場所。
(内田)あのモリヤですか。そりゃ、トンデモ話ですね(笑)
(中沢)ユダヤ人や熱心なキリスト教徒のあいだでは、「日本へ行ったら諏訪へ行け」という話になっていると聞いたことがあります。諏訪にはエルサレムと同じくモリヤと呼ばれる山があり、イスラエルの失われた十支族が諏訪族のルーツだという、トンデモなく雄大な話で。

・(中沢)ユダヤ教は一神教だし、その一方で日猶同祖論(日本人とユダヤ人は共通の祖先をもつという説)が熱心に語られるでしょう。実際にユダヤ教のカバラ(ユダヤ教の神秘思想)の本やタルムード(ユダヤ教の宗教的規範。口伝の律法とその注解を集大成したもの)を読むと、日本人と通じるものがあるなって肌で感じるんですね。
 エルサレムの嘆きの壁のところに行くと、祈りを捧げている男性たちがいて、額には小さな黒い箱をつけている。その姿を見てると、「あれはたしかに山伏の兜巾(ときん)に似ている」って思うんです。山伏は頭の上に兜巾と呼ばれる小さくて黒いものをつけるんですね。伊勢神宮の灯籠にはダヴィデの星(六芒星)があるとか、祇園祭のルーツは古代イスラエルのシオンの祭りだとか、そういうトンデモ話のような面もあるんだけど、ユダヤと日本の宗教習俗に見られる共通点は、単なるトンデモ話だけでは済まないところもあるように感じています。

<「自分は遅れている」から始まる>
・(内田)まるで似ても似つかないものなんですけど、ユダヤ教的なエートスと、武士道的なエートスがなぜか、ユダヤ教徒が額につける教典入りの小箱(テフィリン)と山伏の兜巾のように似ている。

・武士道は実践技術の体系だから、整合的で体系的な理論はないんです。でも僕自身は、武道の稽古をしているときに、どうしてもそれらの動きの一つ一つについて哲学的な基礎づけが欲しかった。「武道とは何か」「なぜ武道によって心身の持っている能力を高めることができるのか」ということは経験的には分かるんだけれど、明確な言語が欲しかった。それで、昼間はレヴィナスを訳し、夕方になると道場に行って合気道の稽古をするという生活を院生の終わりの頃から助手時代にかけて10年近く続けました。周りから見ると、昼間は本業、夕方からは趣味というふうに見えたかもしれないけど、僕の中ではまったく同じことをやっている感覚だった。二つの登山道から同じ一つの山に登っているという感じがありました。

・道というのは、自分が起源ではなくて、「自分はすでに遅れてここに参入した」という自覚から始まります。偉大な流祖がいて、その人が天狗とか式神とかに夢の中で出会って天啓を得て発明した巨大な体系がある。僕たちその道統に連なるものたちは、そのいちばん末端の、初心のところから修業を初めて、しだいに複雑で高度な術技と心の持ち方を体得してゆく。でも、どれだけ修業しても先人の達した境位には決してたどりつくことがない。最後は「夢の中の天狗」ですから、無限消失点みたいなものです。

<聖と俗を分けない>
・(中沢)僕も武士道には子どもの頃からすごく憧れがあって、と言っても、剣豪ものをよく読む子どもだったというだけの話ですが。とくに塚原卜伝は理想的な武士のイメージでした。有名なエピソードで、卜伝が食事をしていると宮本武蔵がいきなり斬り込んできて、卜伝はとっさに鍋の蓋を盾にしたという話があって。
(内田)あれはインパクトがありますね。
(中沢)「これだ!」と思ったんです。中国でも仏教のまわりに拳法が自然に発生していきましたが、東洋の精神的な探求は、その周辺に武道が派生してくることが多いでしょう。そして塚原卜伝よりももっと奥に、鍋蓋すら必要としない人がいるんじゃないかって感じたんですね。まあ、卜伝のエピソードは後世のつくり話だと思いますが、そういう東洋の賢者にすごく惹かれていて。

・チベット動乱以降、チベット仏教の僧たちはインドやネパールに亡命していましたから、僕もネパールに行きました。いろんな先生にお会いしましたが、なかでもインパクトを受けたのがチャーデルという先生でした。すごく偉いラマ(チベット仏教の僧侶。本来は高僧の尊称)がいると聞いて出かけていったんです。

・その後、いろんなところに旅行したんですが、イスラエルでガリラヤ湖の周辺をふらふらしていたことがあります。ティベリアというかつてのカバリストの拠点の町がありますが。
(内田)いまもいるんですか、カバリストって。
(中沢)最近はまた増えてるようですね。マドンナも熱心なカバリストだそうですし。カバリストの生き方について書かれた本を見ると、昼間はふつうの職人さんだったり、いろんな職業についていて、夜になると宗教活動をするでしょう。それは僕の理想に近かったんです。チベットの先生たちも、聖と俗を分けないのが理想だと言います。

<辺境の神様>
・(金沢)さっきユダヤ教の「始原の遅れ」の話がありましたが、神について、キリスト教はまた違った考え方をします。神はいかにして物質の世界をつくりだしたのか。キリスト教グノーシス派の考え方だと、最初の時、神の光に満ちた世界に霧がかかり、神=発光体は自分の影が霧に映ったのを見て自らの存在を知った。それまで自分がいることを知らなかったのに。その瞬間に堕落が起こって物質が発生した、という考え方をします。もっともこれはグノーシスという異端とされた考え方で、正統派は認めませんが、正統派の考えよりアジア人の僕には深く納得できる考え方です。だけど、ユダヤ教ではそういう考え方はしませんね。
(内田)「ツィムーム(収縮)」というカバラの概念がありますけれど、これは神が自らを収縮させて宇宙誕生の場をつくったというアイディアですね。
(中沢)生命の誕生についての今の物理学の考え方というのは、まさに収縮ですよね。現実の世界を創っているのは3次元空間+時間の4次元ですが、最初の宇宙は11次元の構造をしていて、それが瞬間的に次元を減らす収縮をして、この宇宙ができたと、今の物理学では考えられていますからね。キュッと収縮したときに物質が生まれるという理論は、ユダヤ教の考え方だなと思います。

・日本ではどうかというと、八百万の神様がいるわけだから、一概には言えないんだけど、大きく分けると2つのタイプがある。一つは常在神で、いつもそこにいる神様。もう一つは来訪神で、ときどきやってくる神様。神社の神様はだいたい常在神です。常在神は姿かたちがなくて空洞なんだけれど、その「穴」があることで世界は秩序を保っている。そして来訪神は、1年のうちで数日間だけ、海の彼方や森の奥といった遠い所からやってくる神様です。その神様はたいてい仮面をつけてやって来る、つまり物質性があるんですね。というふうに日本の神様には常在神と来訪神の2種類があり、その2つの組み合わせになっているんです。

<二つの中心>
・(内田)そのうちに、思いついたことがあって、それは「中心が二つ」ということです。日本の神様には二種類あるという話がありましたが、ユダヤ教にも中心が二つあるんです。正統が二つあって、常にお互いが厳しい批判を投げかけ合っている。古代イスラエルでは、タルムードにはエルサレム版とバビロニア版の二つのバーションがあって、タルムードを研究する学校も二ヵ所あり、同時代に必ず偉大なラビが二人出てきて、お互いに激烈な論争をする。

<インタフェース上の知性>
・(中沢)日本とユダヤで共通性はあるんだけど、日本人の書くものや思考法の中には、ユダヤ的知性のような強さはないでしょう。たとえば僕がもっとも日本的な書き方だと思うのは本居宣長とか、明治時代だと柳田國男なんですが、どういう文章かというとエッセイなんですよね。事実が次々と列挙されていって、結論は出るのかというと出てこない。けれども読んでいると何かモアーンとした実体が浮かび上がってくるというかたちになっている。本居の書き方を見ても、「情緒」「もののあわれ」というのが沸き上がってくるように書いている。それを日本では「随筆」という言い方をするわけだけど、日本人の思考方法を効果的に発揮して、なおかつ世界的に通用する書き方というのは、なかなかないんですよね。自分でも感じるんです。こういう書き方だとヨーロッパ人が見たら完全にエッセイだなって。



ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より引用。
(日ユ同祖論)
日ユ同祖論(日猶同祖論、にちゆどうそろん)は、日本人(大和民族)の祖先が2700年前にアッシリア人に追放されたイスラエルの失われた十支族の一つとする説。 但し、ユダヤ人(古代イスラエル人のうちのユダ族、ベニヤミン族、レビ族)ではなく、ユダヤ人と共通の先祖ヤコブを持つ兄弟民族である。 スコットランド人が滞日中の明治時代に著した論を発端に、一部のユダヤ人によって提唱され日本でも一部の者が唱えている。英ユ同祖論など、ユダヤ人と他民族文化を関連づけて論じる多数あるユダヤ人同祖論のひとつ。

(日ユ同祖論は、主に以下がある。 )
1.世界に散らばったイスラエルの失われた10支族の1支族(第9族エフライム族、第5族ガド族、または第7族イッサカル族)の数人が日本に移住したという説。
2.英ユ同祖論における、世界に散らばったイスラエルの失われた10支族の1支族であるという説。
3.イスラエルの失われた10支族は、日本に渡来したという説。
4.古代イスラエルの12部族全部が、日本に来たという説。
5.古代日本人は、ユダヤ人の先祖であるという説。(古代イスラエル12支族=ユダヤ民族(ユダ族、ベニヤミン族、レビ族の3族)との勘違いから派生した説)
6.天皇家、物部氏ヨセフ族、出雲神族(クナド大神族)レビ族、出雲族(龍蛇族)ダン族とナフタリ族はイスラエル支族であると言う説。天皇家が分家の武内宿祢の蘇我本家から養子を迎えた所、天皇家へ養子に行った蘇我本家の王は富家レビ族からの養子だったので天皇家が祭司王も兼ねる様になり王権と祭司権の両方を担ったと言う。


ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より引用。
(諏訪大社)
諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖周辺4か所にある神社。式内社(名神大社)、信濃国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は「梶の葉」。

全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社である。旧称は諏訪神社。通称として「お諏訪さま」「諏訪大明神」等とも呼ばれる。

(祭神)
当社全体で祀る主祭神は以下の2柱(各宮の祭神については各項参照)。両神とも上社・下社で祀られている。
建御名方神 (たけみなかたのかみ)
上社本宮祭神。『古事記』の葦原中国平定(国譲り)の段において、大国主神の御子神として登場する。『先代旧事本紀』には大己貴神(大国主)と沼河比売(奴奈川姫)の子とされ、信濃国諏方郡の諏方神社に鎮座すると明示されている。
八坂刀売神 (やさかとめのかみ)
上社前宮・下社主祭神。建御名方神の妃とされ、記紀には出てこない。
なお、過去には諏訪上社の神事や祭祀の多くにはミシャグジという古くから諏訪地方で祀られている神も深くかかわっていた。

八幡神や住吉三神など他の信仰にも見られるように個々の祭神が意識される事は少なく、まとめて「諏訪大明神」・「諏訪神」として扱われる事が多い。

<●●インターネット情報から●●>
「朝日日本歴史人物事典の解説」
(甲賀三郎)
信州諏訪明神として祭られた伝説上の人物。中世唱導物の典型である『神道集』の「諏訪縁起」で説かれている。近江国(滋賀県)甲賀郡の出身。その地の地頭で甲賀三郎訪方のこと。妻春日姫を天狗にさらわれたため,そのあとを追いかけるが,2人の兄のはかりごとにより蓼科山の人穴に突き落とされ,地底の国々を遍歴する。地底の国々には,農業を営む村々が多くあり,甲賀三郎は各村でもてなされる。最後に維縵国にたどりついた。そこは毎日,鹿狩りを日課とする狩猟民の村で,維摩姫から手厚く遇されて月日を過ごすが,春日姫のもとに戻る気持ちが高じて,ふたたび地上へ脱出をはかる。その間さまざまの試練に遭遇したが,やっと浅間岳に出ることができた。そして本国の近江国甲賀郡の釈迦堂にきて,自分の姿が蛇身になっていることに気づいて,わが身を恥じ隠れたが,蛇身を逃れる方法として,石菖の植えられている池に入るとよいことを知り,それを試みて元の姿に戻り,春日姫と再会することができた。甲賀三郎は,地上から異界である地底国を訪れた人物であり,地底の人々からみると,地上からやってきた異人とみなされている。ふたたび現世に戻ったときは異界の姿すなわち蛇身となっていたが,その地底国は,あまり地上界とは変わっていない。農業と狩猟が主たる生業となっており,のちに甲賀三郎が,狩猟神と農耕神をかねる諏訪明神の性格を反映しているといえる。
(宮田登)出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版/朝日日本歴史人物事典について 



『日本神さま事典』
三橋健 白山芳太郎  大法輪閣   2005/9



<甲賀三郎>
・中世の語り物に、本地物(ほんじもの)と呼ばれるジャンルがある。それは神々の来歴を語る物語で、悲惨な運命に翻弄され辛酸をなめた人物が神になるという筋書きが共通する。南北朝期に成立した『神道集』にみえる甲賀三郎の物語も、その一つである。
 
・甲賀三郎は、その名のとおり甲賀出身の三人兄弟の末子で、名を諏訪(よりかた)といった。春日姫という姫と結ばれて幸せな生活を送っていたが、伊吹山で巻狩りをしたときに、姫を魔物にさらわれてしまう。三郎は、なんとか蓼科山の地底に囚われていた姫を助け出したが、姫の忘れ物を取りに戻ったところを、姫に横恋慕した兄たちによって地底に閉じ込められてしまった。

・仕方なく地底を歩き始めた三郎は、大きな人穴を見つけ、その先を進むと日本にそっくりの国に出た。その国で三日過ごした後、また歩き始めると再び人穴が現われ、その先には別の国があった。このようにして、七十三の人穴と七十二の国を通り過ぎ、やがて維縵国(ゆいまんこく)という国に行き着いた。
 
・そこは地底の一番奥の国で、好美翁(こうびおう)という翁が支配しており、鹿狩りを日課としていた。その国で、三郎は好美翁の末娘、維縵姫と結ばれて平穏な日々を送っていた。だが、やがて三郎は、地上に残した春日姫のことを思って涙するようになる。そこで、維縵姫の計らいにより、地上に帰る手立てを好美翁に伝授してもらうことになった。

・やがて、三郎は苦難に耐え、蛇体となって地上に戻って来る。そして、甲賀の笹岡の釈迦堂で人間に戻る方法を知り、ようやく元の姿に返る方法を知り、ようやく元の姿に返ると、春日姫との再会を果たした。しかし、この世界を嫌って平城国という国に飛び去り、そこで神としての力を得て、再び衆生を救うために日本に戻り、三郎は諏訪大明神(諏訪上宮)、春日姫は諏訪下宮と現れた。ここに、人間として苦労を重ねてきたからこそ、人間の苦を我が苦として理解し受け止めてくれる慈悲深い神が誕生したのである。

<妖怪・幽霊>
・民族学者柳田國男は、妖怪とは自然への畏怖の発露であり、また神が零落した姿と考えた。このような妖怪の中でも、「鬼」や「河童」などはその代表格である。「鬼」は元来、中国で死者を指す語であり、日本へ伝わった後、「隠」、つまり陰なる邪な存在として人を喰う魔物などとされた。また、河童も元は中国の河の神「河伯」であったともいわれている。

・一方、幽霊とは恨みを残した者の霊魂を指し、我が国ではそのような霊を古くより「御霊」神として祀ってきた。
 

(インターネット情報によると)
「ユ井万国」
・「ユ井万国というところに広大な岩屋があり、岩屋の中の池に金剛力士が岳という名の島があり、島には三千世界に影を落とす釈千段トキマサシカ木という木が生えているという。その木のいちばん上の枝には太陽が羽根を休めて止まっており、つぎの枝には月が羽根を休め、その下の枝には星が休んでいる。その木の根方ではお宮を造って、岩根の大将軍として祀っている。(中略)昔は太陽が七つ、月も七つあったという。ところがスイという名の鬼が来て、太陽を六つ、月も六つ、呑み込んでしまった。もし残された太陽と月を呑み込んでしまったら、日本は常夜の国になってしまう。そこで、五つの剣を五方に投げたところ鬼の首を打つことができた。太陽や月を呑み込んだ巨大な鬼の死体から、両眼を取り、片眼を正月の奉射(ぶしゃ)の的とし、片眼を鏡とした。そのほか面の皮以下、体の部分からは万物が化生した。」
祭文収集 渡辺伸夫

※この場合の「スイ」という鬼は中国の神話にある巨人「盤古」のことと言われる。ここには日本の記紀が書いた「大月姫型」「射日神話」「常世思想」「日月星の三つの宿神」「宿曜」などの要素が同時に存在する。

・ちなみに、日本の神楽に今多い、「天の岩戸開闢」や「五行」のモチーフは近世以降にまでは遡れないと言う。それ以前には、大将軍モチーフ、南方系神話の方が多かったそうである。大将軍は「だいじょうごん」と読み、半島経由の南方神話であるか?

・「維縵国は、天地の果てにあるゆったりとした国の意味で、中国起源の伝説。ただし、出雲系神話の地下の国、根の国(黄泉)が融合している。」と解説にあるから、上記の甲賀三郎話には三輪伝説と出雲神話がないまぜになっており、蛇の化身としての諏訪大明神が近江の甲賀から来たということになるが、その諏訪大明神説話を持ち込むのは九州の阿蘇家ではないかと思う。
というのも、同じ九州に三輪系の緒方氏がいて、これがやはり三輪、苧環型神話を持つからである。

・下記の「ユ井万国」についても鹿児島での採集だとあるので、やはり阿蘇氏に関わる説話か?
いずれにせよ、南方系神話の出所は九州であることは間違いなく、それを持ち込むのはやはり長江から雲南あたりの少数民族に違いない。

中国起源の維縵国が、日本では地下の黄泉の国に変化しているのが注目点。
その意味では下記の記事の方が天国=維縵国=扶桑・蓬莱としてはより中国の原型に近いか

(別のインターネット情報によると)
・維縵国(ゆいまんこく)は、天地の果てにあるゆったりとした国の意味で、中国起源の伝説がその元とされています。
日本にこの考え方が渡った際、「根の国(黄泉)」とイメージが混同され、維縵国(ゆいまんこく)はあの世のイメージとなりました。
本編でも維縵国は黄泉の国として書かれています。

・維縵国には東西南北に四季の扉があり、その扉は外側からしか開くことが出来ないそうです。
そのあたりも、作中のネタとして使われて頂きました。

「古事記」や「日本書紀」では、根の国(黄泉)は出雲にあるように書かれているそうですが、熊野信仰においては、紀の国(紀伊半島)にも黄泉の国への入り口があるとされているそうです。

維縵国(ゆいまんこく)は、きっと広大な土地だったのでしょうね。

(別のインターネット情報によると、)
『神道集』の神々  第五十 諏訪縁起事
・人皇第三代安寧天皇から五代の孫に、近江国甲賀郡の地頭・甲賀権守諏胤という人がいた。 奥方は大和国添上郡の地頭・春日権守の長女で、甲賀太郎諏致・甲賀次郎諏任・甲賀三郎諏方という三人の息子がいた。
父諏胤は三代の帝に仕え、東三十三ヶ国の惣追捕使に任ぜられた。 七十余歳になった諏胤は病床に三人の息子を呼んだ。 そして、三郎を惣領として東海道十五ヶ国、太郎に東山道八ヶ国、次郎に北陸道七ヶ国の惣追捕使の職を与えた。 諏胤は七十八歳で亡くなり、三十五日の塔婆供養の三日後に奥方も亡くなった。

・父の三回忌の後、甲賀三郎は上京して帝に見参し、大和国の国司に任じられた。 甲賀三郎は春日郡の三笠山の明神に参詣し、春日権守の歓待を受けた。 そして、春日権守の十七歳になる孫娘の春日姫と巡り会った。 その夜、甲賀三郎は春日姫と夫婦の契りを交わし、近江国甲賀の館に連れ帰った。

ある年の三月、甲賀三郎は一千余騎を伴い伊吹山で巻狩を行った。 甲賀太郎は五百余騎、甲賀次郎も三百余騎を伴って加わった。 三郎は北の方を麓の野辺の館に住まわせ、狩の様子を観覧させた。 八日目に上の山に二頭の大きな鹿が現れたと報告があり、三郎は上の大嶽に登って行った。

・麓の館で北の方が女たちに今様を歌わせていると、美しい双紙が三帖天下って来た。 北の方がその双紙を見ていると、双紙は稚児に姿を変え、北の方を捕らえて逃げ去った。 甲賀三郎は天狗の仕業だろうと考え、二人の兄と共に日本国中の山々を尽く探し回ったが、北の方を見つける事は出来なかった。
そこで、三郎の乳母の子である宮内判官の助言で、信濃国笹岡郡の蓼科山を探してみる事にした。 そこには大きな人穴があり、春日姫が最後に着ていた着物の片袖と髪の毛が見つかった。

・甲賀三郎は簍籠に八本の縄をつけ、それに乗って人穴に入っていった。 簍籠を降りて東の人穴を進むと、小さな御殿の中から春日姫が千手経を読む声が聞こえた。 甲賀三郎は北の方を連れ出すと簍籠に乗り、家来たちに縄を引き上げさせた。 ところが、北の方は祖父から貰った唐鏡を置き忘れてしまったので、甲賀三郎は引き返して再び人穴に入った。

・甲賀次郎は弟を妬んでいたので、縄を切り落として三郎を人穴の底に取り残した。 そして、春日姫を甲賀の舘に連れ込み、宮内判官経方をはじめ三郎の一族二十余人を殺戮した。 残った家臣たちは次郎に臣従を誓った。 甲賀太郎は次郎が父の遺言に背いた事を知り、下野国宇都宮に下って神と顕れた。
甲賀次郎は春日姫を妻と定め、政事を行った。 しかし、姫は次郎に従おうとしなかった。 怒った甲賀次郎は家来に命じ、近江の湖の北岸、戸蔵山の麓で春日姫を切らせることにした。 そこに宮内判官の妹婿である山辺左兵衛督成賢が通りかかり、春日姫を救い出して春日権守の邸まで送り届けた。 その後、春日姫は三笠山の奥にある神出の岩屋に閉じ籠ってしまった。

・その頃、甲賀三郎は唐鏡を取り戻して簍籠の所に引き返したが、縄は切り落とされており、殺された一族の死骸が転がっていた。 三郎は地下の人穴を通って好賞国・草微国・草底国・雪降国・草留国・自在国・蛇飽国・道樹国・好樹国・陶倍国・半樹国など七十二の国を巡り、最後に維縵国に辿り着いた。
三郎は維縵国の王である好美翁に歓待された。 好美翁には、八百歳・五百歳・三百歳になる三人の姫君がいた。 三郎は末娘の維摩姫を妻とし、この国の風習に従って毎日鹿狩りをして過ごした。

・十三年と六ヶ月の年月が流れたある日、三郎は夢に春日姫を思い出して涙を流した。 維摩姫は「あなたを日本にお送りしましょう。私もあなたの後を追って忍び妻となり、衆生擁護の神と成りましょう」と云った。
三郎は好美翁から鹿の生肝で作った千枚の餅をもらい、それを一日一枚づつ食べながら日本に向った。 契河・契原・亡帰原・契陽山・荒原庭・真藤山・杉原・真馴の池・暗闇の地・おぼろ月夜の原を経て、千枚の餅を食べ終えて信濃国の浅間山に出た。

・三郎は甲賀郡に戻り、父の為に造った笹岡の釈迦堂の中で念誦していると、子供たちが「大蛇がいる」と云って逃げた。 三郎は我が身が蛇になった事を知り、仏壇の下に身を隠した。

・日が暮れた頃、十数人の僧たちが法華経を読誦し、甲賀三郎の物語を語った。 それによると、甲賀三郎が蛇身なのは維縵国の衣装を着ているためで、石菖を植えている池の水に入り四方に向いて呪文を唱えれば脱ぐ事ができるという。 三郎はその話に従って蛇身を脱して人身に戻った。 僧たちは白山権現、富士浅間大菩薩、熊野権現などの神々であった。

・三郎は近江国の鎮守である兵主大明神に導かれて三笠山に行き、春日姫と再会した。 二人は天早船で震旦国の南の平城国へ渡り、早那起梨の天子から神道の法を授かって神通力を会得した。 その後、兵主大明神の「日本に戻って衆生守護の神に成って下さい」という求めに応じ、天早車に乗って信濃国の蓼科山に到着した。

・甲賀三郎は信濃国岡屋の里に諏訪大明神の上宮として顕れた。 本地は普賢菩薩である。
春日姫は下宮として顕れた。 本地は千手観音である。
維摩姫もこの国に渡って来て、浅間大明神として顕れた。
甲賀三郎と兄たちは兵主大明神が仲裁した。
甲賀次郎は北陸道の守護神と成り、若狭国の田中明神として顕れた。
甲賀太郎は下野国宇都宮の示現太郎大明神として顕れた。
父甲賀権守は赤山大明神として顕れた。
母は日光権現として顕れた。
本地は阿弥陀如来・薬師如来・普賢菩薩・千手観音・地蔵菩薩等である。

上野国の一宮は狗留吠国の人である。 《以下、上野国一宮事とほぼ同内容なので略す》

・諏訪大明神は維縵国で狩の習慣があったので、狩庭を大切にされる。 四条天皇の御代、嘉禎三年[丁酉]五月、長楽寺の寛提僧正は供物について不審に思い、大明神に祈念して「権実の垂迹は仏菩薩の化身として衆生を済度されるのに、何故多くの獣を殺すのでしょうか」と申し上げた。 僧正の夢の中で、供物の鹿鳥魚などが金色の仏と成って雲の上に昇って行き、大明神が
 野辺に住む獣我に縁無くば憂かりし闇になほ迷はしむ
と詠まれ、 「業尽有情、雖放不生、故宿人天、同証仏果」 と四句の偈を説いた。 寛提僧正は随喜の涙を流して下向された。

諏訪大明神
・上宮は諏訪大社・上社本宮(長野県諏訪市中洲)
下宮は諏訪大社・下社で、秋宮(諏訪郡下諏訪町武居)・春宮(諏訪郡下諏訪町下ノ原)の二宮から成る。
上宮の祭神は建御名方神。
下宮の祭神は八坂刀売神・建御名方神で、事代主神を配祀。
式内社(信濃国諏方郡 南方刀美神社二座並名神大)。 信濃国一宮。 旧・官幣大社。
史料上の初見は『日本書紀』(持統天皇五年[691]八月辛酉)の「使者を遣はして、龍田風神・信濃須波・水内等の神を祭る」。

・『古事記』によると、天照大神は八百万の神々と相談して、建御雷神と天鳥船神を葦原中国に遣わした。 二神は出雲国の伊那佐の小浜(稲佐の浜)に降り、大国主神に天孫に国を譲るよう申し入れた。 大国主神の息子の事代主神が先ず帰順し、青柴垣に身を隠した。 建御名方神は国譲りに抵抗して建御雷神と争い、科野国之洲羽海(信濃国の諏訪湖)に逃れてついに帰順した。






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