日本と世界の政治経済の本質を読み解く

候補者と選挙コンサル 踏まえておくべき重要な1つの視点
11/27 13:30

兵庫県知事選の問題で、テレビには多くの選挙コンサルが出演して、コメントしています。中には『神様』もいます。そして、候補者のネクタイの幅の意味から色々とコメントしています。しかし、このようなコメントを観ていると、非常に思うのが、候補者の側ではなく、選挙コンサルなど候補者を押し出す側からの視点というのがあるということです。政界で広報や選挙を死ぬほどやった身からすると、このことをとても思います。それは何か?


最近のテレビで選挙コンサルのコメントを観ていると、どうしても、あるアメリカの政治ドラマのワンシーンを思い出してしまいます。ちょっと題名は忘れたのですが、負け知らずの選挙コンサルがその秘訣を言う場面で、そのコンサルは何と言ったのか? それは、コンサルをするのは勝つ候補者にしかしないということです。つまり、コンサルからしたらお客を選ぶと言うことなのです。このようにした結果、百戦百勝のコンサルと言う評判が広がり、どんどん高額な良い仕事が舞い込んでくるということなのです。こういう視点は忘れるべきではないでしょう。
ただ、いかなることが勝つ候補者の条件かはそのドラマでは言っていませんでした。そこに長年のコンサルとしての経験のポイントがあるわけです。
私にはこのことについて単純な基準があります。それは、その候補者が有権者と握手して、票になるか、ならないかなのです。有権者と握手して、票にならない、もしくは票が逃げていくという人は、何をやっても無理です。有権者と触れあって、投票に絶対に結びつかない候補者は何をやっても無理だというのは、ちょっと冷静に考えればわかることです。ですので、有権者と握手して、票になる人でないと当選はできません。現在はSNS選挙といわれていますが、むしろ、これからの時代は、当選するには有権者と握手して票になるという要素がだねだという傾向がさらに強くなっていくのではないかと考えます。人間というのはそういうものなのです。
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