五右衛門の世相に喝「かあぁぁぁつ」

エジプトの反体制デモに日本の明日を見てしまう
01/31 09:29

【カイロ=田尾茂樹】エジプトの反体制デモは30日、発生から6日目を迎え、首都カイロ中心部には数千人が集結した。

 以下、『読売新聞』記事引用

 29日には軍出身のオマル・スレイマン副大統領(74)とアフマド・シャフィク新首相(69)が就任。副大統領任命はムバラク大統領が1981年に就任して以来初めてで、事実上の後継指名とみられるが、大統領への退陣要求は収まらず、カイロなどでは混乱に乗じた略奪が横行し、無法状態となっている。

 30日夕、カイロ中心部の上空に軍の戦闘機2機がデモ発生から初めて出動し、低空を何度も旋回した。デモ鎮圧のための威嚇行為とみられる。これに先立ち国営テレビは、ムバラク大統領が軍作戦本部でスレイマン副大統領や軍幹部と対応を協議する様子を放映した。

(2011年1月31日01時01分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110130-OYT1T00539.htm


 チュニジアのベンアリ政権があっけなく崩壊した。イエメン、ヨルダンでも反政府デモが起こっている。これらが、アラブの盟主と言われたエジプトへも飛び火したのである。
 このデモは、現政権に対する批判から起こったものである。これらのデモは、インターネットを介して国民が集まりデモが発生したといわれている。そして、恐らくこのデモは、反米デモになっていくものと考えられる。
 この構造と全く同じなのが、実は今の日本ではないかと思える。既存メディアが、偏向して報道を繰り返し、その結果インターネットを通して、現政権への不満や既存メディアの報道に対する不満が噴火寸前のマグマのように圧力をため込んできている。その結果、デモが起こり、結果としてアメリカに対する感情が悪くなってしまう。
 日本も、あまりにもメディアと現政権がなれ合いになり、「金太郎飴報道」を繰り返していると、必ずや今アラブ諸国で起こっていることが日本で起こりうるのではないかと危惧している。そのようにならないためにも、政治家も、メディアも、そして国民も、意識改革をしなければならないのでは無かろうか。

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