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薩摩いろは歌  幕末編16 西郷召還 (無料公開)
[【時代小説発掘】]
2013年2月10日 13時41分の記事


【時代小説発掘】
薩摩いろは歌  幕末編16 西郷召還
古賀宣子



(時代小説発掘というコーナーができた経緯)



梗概・西郷召還
 八月十八日政変後、長州藩兵が大挙して上京するのではという状況のなか、薩摩藩では若い藩士等から西郷待望論が起きてきた。沸き立つ空気のなか、日本国全体に目線が及ぶ久光の返答は捗々しくない。久光の懸念を弁えた上で、西郷の力をいかに生かすか。苦慮する小松帯刀と大久保一蔵だ。



作者プロフィール:
ひっそり年金暮らしの老夫婦。


これまでの作品:
薩摩いろは歌 幕末編1 口上
薩摩いろは歌 幕末編2 率兵上京に向けて
薩摩いろは歌 幕末編3 時に到りて涼しかるべし
薩摩いろは歌 幕末編4 久光入京
薩摩いろは歌 幕末編5 寺田屋事件 
薩摩いろは歌 幕末編6 舞台裏  
薩摩いろは歌 幕末編7 勅使東下
薩摩いろは歌 幕末編8 無明の酒
薩摩いろは歌 幕末編9 極密献策
薩摩いろは歌 幕末編10 外交初陣
薩摩いろは歌 幕末編11 中川宮朝彦親王
薩摩いろは歌 幕末編12  戦端
薩摩いろは歌 幕末編13 戦禍
薩摩いろは歌 幕末編14 八月十八日政変
薩摩いろは歌 幕末編15 生麦事件の総括


                  
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【時代小説発掘】
薩摩いろは歌  幕末編16 西郷召還
古賀宣子


一 高まる要望

「お疲れのところ申し訳ございませんが」
 高崎左太郎が二本松藩邸の一室に訪ねてきた。
大久保一蔵は薩英講和問題の処理と将軍上洛をすすめるために、文久三年十月十五日から、ちょうど一ヶ月間、京都を留守にしており、戻ったその晩のことである。
「西郷召還の要望が四方より起きておりまして」
「ほう、四方より」
「私ども朋友の内、三島弥兵衛(通庸)はじめ数名の者が寄りあって、どうも西郷は人物が一通りでない、などと言っておるうちに、人望はますます集まってきまして、十何人が丸山に会したのです」
「十何人も」
 高崎左太郎の朋友と言えば、一蔵より年齢的には少し若い。その辺りからも声が上がってきたか。まさに機が熟してきたと、自然に口がほころんだ。
 一蔵の心の内を受けて高崎左太郎の言葉が弾む。
「三島弥兵衛・福山清蔵・柴山龍五郎・井上弥八郎・折田要蔵らで、西郷を是非御帰し下さいと久光公に申上げてはどうか。もし御聞き下さらぬ時は、御前で腹を切ろう」
 そこまで決心したという。
「左太郎と従兄弟の猪太郎は御近習通(おきんじゅうどおり)を命じられており、国事については御側近く出られる身であるから、黙視して居る場合ではないであろう」
「まさしく自分たちも」同感と強く頷く高崎左太郎。
「しかしながら、小松帯刀様や大久保様がおられるので、先ずはお二方へ迫ろうと思いました次第です」
「帯刀殿は何と申されたか」
「昨年、西郷を遠島にすることに、判をついたので具合が悪いと」
「拙者も、西郷とは兄弟のようにしておったし、昨年の一件で嫌疑を受けておるゆえ、残念至極だが慎まなくてはならぬ身だ」
「それならば私どもで致します」
 高崎左太郎は下がっていった。
 在京藩士たちの心配は、長州藩がこのままでいるわけがなく、「いつれ不日に大挙して上京」するに違いないと見ている点だ。そして長州藩兵が上京した場合、京都がどのような状態になるだろうか。諸藩は皆委縮してしまい、頼むに足らないであろうし・・。こういった状況が高じて西郷待望論が起きてきたようだ。
 そして後日・・。
 先ずは高崎猪太郎が伺ったところ・・。
「あれは謀反をする奴じゃ」とご機嫌を損なわれた。
 それでも怯まず猪太郎は訊ねたという。
「どのような点で、そう思われますか」
「それは初め彼が己(お)れに謁した時、実に傲慢無礼、甚だ己れを凌いだ(あなどる)」
「私共も、飽くまでお怒りの事は存じておりますが、今日、止むを得ず、私が粗忽ながら発言仕りました次第でござります」
 高崎猪太郎がそういうと、暫らくして怒りを御柔(やわら)げになって、
「どうも、己れには証文が出せない」と御承知なさらなかった。
「要は、感触、だのう」
 高崎左太郎も同様に受け止めたようで、猪太郎に次のように訊ねたという。 
「全く望みがなさそうか、それとも、もうひと押しすればなんとかなりそうか」
「思ったほどには難しくなさそうだ、大抵整うのではないか」
 そう聞いた高崎左太郎は、宜しい按配だろうと思って不用意に御前に出てしまった。
「どう、切り出したのだ」
「昨日、猪太郎が申し上げました西郷の事については、どうか御帰しを願いたい。そうしませぬと、十何人かの人数が丸山に会して、御前で腹を切る決心まで致しております」
 そのまま率直に申し上げ、驚いた我等は立場上、何もせぬという訳には参りませぬゆえ、先ずは小松様と大久保様に訴えた経緯を話し、自分たちから申し上げることになったと説明した。
「ここで人望のある者を御用いになりますなら、宜しかろうと考えます」
「なるほど猪太郎からも聞いたが、あの時まではそれ程に思いこんだ事ではなかろうと思って居ったが、まことの考えであるか」
「まこと、どころでは、ござりませぬ」
 高崎左太郎は深呼吸をすると、一気に申し立てた。
「西郷を御帰しにならねば到底いけませぬ、のみならず」
 只今申上げた十何人かが、御前で腹を切るということでござります。そういう事態を起さずに御帰しになられては如何でございますか。そうなれば西郷の感ずるところも、諸士の感ずるところも違ってまいります。
「何とぞ、御威光にも関します次第でござりますから、是非とも御帰し下さいますように」


二 粘る左太郎

「それで、久光公はどのような御反応を」
「大変に御怒りでした」
 それは怪しからん。西郷は大逆無道な奴じゃ、それを帰せとは、どういう訳だ、と。
「左様でござりますか、それほどの事とは存じませんでした」
「第一己(お)れが国論を以て国家に尽くすという決意をして、順聖院公の志を継いでやるところが、浪士が大坂に集まって騒動を起こすということである。国論が立たなければ仕方ないが、己れが立ってやるということになって、浪士鎮撫のために大坂へ出したところが、何か自分の巧妙でも立つる量見であったか、浪士と一体になって事を挙げんとするから、かの処分に及んだのである。なに怪しからん奴である、なかなか以って戻すどころではない。島にやったは、仰(そもそ)も寛大な処置である。普通なら首でも刎ねなければならない奴じゃ。それを戻せなどとは以ての外の話だ」
 やはり大本はあの発言だな。一蔵は白石正一郎から聞いた、西郷が平野次郎に語った発言を、心中でなぞっていた。
 またその方と死をともにすることになった。いずれ方策がきまったら、ともに戦死しよう。
「それ程の事とは始めて承りました」
 高崎左太郎の深みのある声音が一蔵を引き戻した。
「しかしながら人という者は過ちを改むるということがござります。如何に初めは御趣意に背いても、今日は悔悟して居るということでござります。悔悟謹慎した以上はお赦しになっても宜しいことと考えます」
「何を以て悔悟謹慎というか。大奸は忠に似たり、大詐は信に似たり、ということがある。貴様達は騙されて居るのじゃ」
「それは決して宜(よ)い加減なことは申しませぬ。私の朋友の福山清蔵という奴が島の代官で行ったことがありまして、それが帰ってきて申しました」
「馬鹿なことを言う。其奴(そやつ)共に騙されておるのじゃ」
 というような訳で、高崎左太郎の視線に羞恥と困惑の色が滲む。
「引くに引かれぬ状況だったのだな」
「まさしく。実に困って、覚えず声も高くなる具合でして」
「側に居る御小姓の顔が目に浮かぶようだ」
「その場を気遣う視線と息遣いが、痛いほど感じられましたが、しかし」
 高崎左太郎はそこで一旦言葉を止めると、いかにも度胸を据えたという顔つきになった。
「私共は悔悟したものと考えます」
「それが貴様達は騙されておる。彼は謀反をする奴じゃ。到底薬鍋をかけて(畳の上で)死ぬ奴ではない」
 更に困ったことに、段々話すうちに、
「貴様は西郷とどういう交わりがあるか」
とお尋ねがあった一事である。
「ご存じのように」
 高崎左太郎は苦笑しながら一蔵を見た。
「先代の高崎五郎右衛門様が、お由羅騒動の重責で切腹に処せられ、昨年二月まで除族になっており、人との交わりはなかったとは、二重の意味で言い難しだ」
 お由羅騒動とは、斉彬擁立派と久光の実母お由羅側に立つ庶子派との争いだった。久光自身の預かり知らぬところで起きた騒動だったようだが、それでも本人を前にして、父親が国のために殺されて云々とは言いにくい。
「しかも西郷さんとは、別段交わりはない。大島から戻られた時に、逢って話したくらいですから」
「まだ猪太郎の方が交わりはある」
「ですから、その問いかけには弱りました」
「嘘を言う訳にもいかぬ、しのう」
 その通りと高崎左太郎。
「だからといって、黙然としてもいられぬ」
「仕方なく久光公には、深く交わってはおりませぬと申し上げたのですが」
「すると、何と」
「居丈高になられ」
交わりのない奴を推挙するということがあるか。凡そ君に向かって交わりのない者を勧めるというは、世に雷同したのだから怪しからん奴じゃ。
「考えの筋道に隙がない。昨年の率兵上京と勅使派遣を遂げられた礎の片鱗を感じました」
「幕府に冷たくあしらわれながらも、な」
 一蔵は束の間江戸での日々を思い返した。二年も満たない間に、十年分の体験をしたと思えるほどに濃密な日々であった。


三 順聖院

「言葉に詰まり、追いつめられたその時でした」
 不意に雷に打たれたように閃いたと高崎左太郎はいう。
「それは順聖院様のことです」
 どのように持ち出すか。しばらく考えているうちに、筋道立った内容が言葉をついて出てきた。
「私は西郷とは一、二回面会した位でござりますが」
 神の如く信じております御先代様が鹿児島の藩士の多い中より一壮士の西郷をたった一人御見出しになって、国事にお使いになっておりました。それを以て見ましても、御先代様の御眼鏡は明らかなものであろうと考えます。それで私は順聖院様を信ずる余り、従って西郷を御勧め申し上げる次第でござります。
「しかし順聖院様の御眼鏡が誤っておるという御沙汰なら、是よりすぐさま引き取りましょう。そう申上げたところ、今度は久光公が黙られた」
 そこでこの機をはずさず、高崎左太郎は迫ったという。
「順聖院様の御眼鏡は違いますか」
 が、一向に返事がない。
「それは憤っておられたからか、それとも・・」
 久光自身、想いも寄らなかったことを突き付けられ、狼狽していたのだろうか。それにしても高崎左太郎は思い切ったことを述べたものだ。
 解かりません、が、ここに至って、少々得意な気分になってきまして、と、高崎左太郎はいう。
「如何でござりましょう」
 こちらから問いかけるようになって、主客が転じた。
 やがて申されますには、
「順聖院公の事については、我は何とも申し上げることは出来ない。出来ないが、久光の心には西郷を善い人とは思われない」
 その時は、大分声音も違って、柔らかになっておられました。
「順聖院様の御眼鏡が曇っておれば仕方もござりませぬが、そうでなければ、どうか御勘考を願いたく存じます」
「左太郎は」と、一蔵が口をはさむ。
「順聖院公の御眼鏡を盾にとって迫ったな」
「まさしく。それには御困りなされた御様子でした」
「それで」
 一蔵は気が気ではなかった。もし、このまま久光が機嫌を損ねたならば、西郷赦免は遠のくであろう。
 暫らくして久光公は申された、と高崎左太郎。
「貴様達の言うのは、左右(すべての)国人皆賢という訳か」
「取りも直さず左様でござります。見渡す所が天下の人望が日に日に西郷に帰して、私共が役に立たぬ故、彼が重くなっております。山階宮も既に何故、西郷を帰さぬか、と仰言った位でござります」
 山階宮(やましなのみや)は晃親王といって、朝彦親王(中川宮)の兄にあたる。
「然(そ)ういう訳であれば、・・左右国人皆賢という訳であらば、この無学文盲の久光が、唯一人でいけないというのは、是は私である。併しながら返す返すも久光の心には一向感服せぬが、皆賢ということなら、それを拒むのは理においてないから、もう一度勘考しよう」
「それは有難うござります。御勘考下されました上に於いては、恨むところはござりませぬ」
 そう申上げて下がって来たという高崎左太郎に、一蔵は言った。
「小姓の谷村には何も言われなかったのか」
「非難の眼差しで、御前さん君公に向かって、ああいう乱暴な事を言っては相済まぬ。この間から御熱気もあって御飯も召上らぬところに、以ての外である、と」
「おぬし、何と反論した」
「それは怪しからん。臣として君を諌めるということは当然の事である。私共も臣の道を尽くす訳であるが、知らず識(し)らず不敬なこともあったろう。が、騎虎の勢い仕方がなかったのである、と」
 八月十八日の政変を企てる際も、会津藩や中川宮をどのように説得したか、今の話を聞いて、その雰囲気が伝わってくるようだ。一蔵は高崎左太郎の弁舌に舌を巻いた。
 その翌朝。
 高崎左太郎は、もう少しお待ちした方が宜しいかと考え、御前に出るのは控えると言った。
 ところが翌々日にも何たる御沙汰もない。それで出かけていって、御面会申し上げたところが、他の話をなされてその事は何とも言われない。
「こちらから切り出した、のだな」と一蔵。
「一昨日言上仕りましたことは、如何御勘考になりましたか」
「その事じゃ、百方考えたが、己れには善いとは思われぬけれども、左右国人皆賢というものを、無学の久光が遮る訳にはいかない。この上は太守様(藩主茂久)の御決裁を伺おう」
「それは誠に有り難い仕合せでござります。そこまでになりますれば、遺憾はござりませぬ」
「そう申して下がったのだな」
「下がったところで、大久保様もよく御存じの御小納戸岸良七之丞が呼ばれました」
「国元へ差し立てる手紙を書かれた」
「はい、長い手紙だそうです」
「岸良七之丞は後でおぬしに何か申したか」
「貴公はひどいことを申上げたそうではないか。こういう書付を受け取って、これから往くところだが、どうも御帰しになるだろう」
「然ういうことになれば結構だ。そうならないと十余人が腹を切ることになる、そういって別れました」


四 治乱の界(さかい)

 十二月十日過ぎに岸良七之丞は出立。海路順調にいけば京都から鹿児島への日程は十日ほどなので、松が取れた頃には戻ってくるだろうと誰もが考えていた。ところが、実際には文久四(二月二十日元治改元)年正月十九日と、倍以上の日数がかかっている。
「邪魔している者がおるのではないかと疑心暗鬼の者たちが出て、柴山龍五郎が宥めるのに苦労しておったが、ひょっとして例の事件が関係したか」
 一蔵の問いに、岸良七之丞はまさしくと困り果てた表情だ。
 例の事件とは、薩摩藩が幕府から借りていた蒸気船長崎丸が、十二月二十四日下関海峡の田野浦で、長州藩砲台の砲撃を受けて沈没した一件を指す。薩摩藩はこの事件で、宇宿彦左衛門ら優れた技術者を多数失った。
「鹿児島を発つときは、その報せが入っておらず」
「届いたのは、立って何日後であったか」
「二日後の三十日だそうで」
 出水で早馬の報せを受けた岸良七之丞は、川尻まで行き、そこから阿蘇を横断したという。
「乗船は豊後佐賀関だな」
「それで兵庫上陸です」
 九月十二日に鹿児島を発った久光三度目の率兵上京も、下関を避けて、同じ行程で兵庫まできている。京都着は十月三日だった。
 岸良七之丞の上京を受けて西郷赦免がようやく確定し、吉井中助・西郷従道・福山清蔵ら三人の帰国が決定。吉井中助は西郷より一歳下の親友だ。西郷が月照を伴って帰国する時は大坂藩邸留守居で、何かと世話を焼いている。西郷従道は実弟であり、福山清蔵は沖永良部島の島役人だった人で、三人はともに西郷に縁の深い人たちだ。 
「しかし」と小松帯刀は一蔵の説明にも表情は晴れない。
「久光公には御不安の御様子が」
 皆が湧きたって困った事と思いながらも、赦免を決めた久光だ。
「高崎左太郎への応答を考えれば十分あり得ることです」
「吉井等には西郷の考えを十分に聞き質して、西郷が今後藩の方針に協力するというのであれば赦免せよ。そういう御気持ちだ」
「独自の主張をするというのであれば、藩内の混乱は免れないと憂慮しておられる」
「治乱の界。すなわちうまく治まるかどうかの分かれ目と」
 下手すると、藩が二つに割れて内乱状態になるかも知れない。
「それだけではない。久光公の御懸念は天下に及んでおられるゆえ」
「昨年の八月十八日政変以後の長州処分問題が重要で、幕府が十分に対応出来るかどうかと考えておられる」
「もしやり損なえば天下紛乱の発生ははっきりしており、その天下紛乱に対比して、西郷の考え如何で、薩摩藩内では国乱必至と」
 小松帯刀はそこで一旦言葉を止め、口調を改めた。
「思い返すと、一昨年の率兵上京時は日々薄氷を踏む想いで、特にあの姫路では」
 小松帯刀が今だから言えるがと、久光の心中を推し量る。
 有村俊斎や堀次郎から西郷のことを聞いた久光は、薩摩藩が目指す挙藩統一行動を妨げるものであり、西郷が激派に同調するものだと激怒し、処分を決める。
「大目付があれほど反対したにもかかわらず、先発させた結果がですからね。無論、我々も同罪です」
「しかも、あの時点では、まだ近衛家の姿勢は、必ずしも前向きではない状況だった」
「岩倉様が居られなければ、入京出来たかどうかという堀次郎の嘆息は忘れられませぬ」「もし西郷が立ち上るとすると、御自分の入京どころではない」
「しかも死んだはずの西郷が生きていた、となるとどうなるか。まだ安政の大獄処分者の赦免は十分に行われてはおりませんでした」
「その赦免を願うことも東下の目的の一つであったのだ」
「更に、久光公が西郷を先発させて、画策していると取られたら、入京どころではない
「ただ追い返されるどころか、どんな処分を受けるかも分らぬ」
「それに」と小松帯刀は眉をひそめる。
 譜代の姫路藩にこの情報が漏れると・・。
「処分は早急を要したのだ」
「それゆえ、最も安全な策を取らざるを得なかった」
「我等も必死だったが、何とか、率兵上京の成果を挙げられたのは感謝に堪えぬ」
「まことに、針の穴を潜り抜けるほどの奇跡に近かった」
「西郷についてだが、高崎左太郎のいう通り、確かに順聖院様に見出され、庭方役として働いてきた。しかし」
 小松帯刀の視線が引き締まる。
「皆が湧きたっている中で、我等は一応確認しておく必要がある」
 先ず、久光の出府について、西郷の予測は外れた。常識を覆す久光の行動は、ともかく一定の成果をあげたのだから。その他、独断で動き、判断を誤った結果を、小松帯刀は幾つか挙げていく。
「特に将軍継承問題に関しての京都手入れだ」
 将軍継承について西郷の得た結論は一橋慶喜への決定だったが、井伊直弼大老就任で外れたこと。
「その後、近衛家から月照の奈良への避難を依頼されたであろう」
「幕府隠密が目立つ奈良は危険と判断、むしろ鹿児島の方が安全と考えて同道したと聞きました」
「しかしこの予測も外れた。後からなら何とでも言えるという意見もあろうが、それは少し違う。順聖院公が亡くなられた後の藩の情勢がどうなるか。そして幕府に追われた罪人を藩政がどう扱うか。僅かでも巡らせば気付いたのではないか」
 そう言われてみれば、違いない。が、あの時の自分は、月照と危険を冒しながらその月照を連れてきた平野次郎に心を奪われており、そこまで思い至らなかった。だが省みながらも、口をついて出たのは別の疑問だった。
「奈良で月照が捕まったとして、果たして死罪になったかどうかですが」
「これこそ後からの結論かも知れぬが、死罪の数は限られており」
 捕まったとしても、その可能性は薄かったのではないか。現に僧侶で死罪は一人もいない。
「西郷も追われる身ではありましたが、捕まったとしましても」
 死罪にはならなかったであろう。が、月照の件で最も痛恨しているのは、西郷自身だ。「その代わり」
 一蔵は吉之助の長所に言及。順聖院時代の幅広い交際は財産であり、入水・蘇生と死線を乗り越え、加えて二度にわたる島暮らしの経験で、人間として大きく成長しているはずだ。特に、自らの責任に命をかけるという捨て身の行動力は、何かをやるという期待感を抱かせる。沸き立つ空気は、その表れだ。加えて中山中左衛門の失脚で、大きな壁は取り除かれ、さらに活躍の可能性を膨らませていることは否めない。
「解かっておる」
 小松帯刀は、その上で述べていることだと言った。
「但しのう、幕府の力を過信してはいないか。懸念はその点にある」
「そうですね。判断を誤らせる因になりかねない」
 注意すべきは、その点と一蔵は納得。
「そして、島送りだが」
 小松帯刀は話題を転じた。
「決定までに時を要しました」
「国元で異議が生じたことが大きい」
「茂久様が差し向けた使者から国元の状況を聞かれた久光公は、当然と認めつつ」
 御書取(藩主の考えを記した文書)を出されたらどうかと、その文案作りを命じられたと小松帯刀。当然ながら一蔵も携わった。
「寺田屋事件に関わった者たちと同時に護送した田中河内介についてですが」
「日向細島で刺殺した件だな」
「朝廷に伺った上での処置で、仕方なかったようですね」
「兎にも角にも、久光公の幕政改革の目的が一応達せられたのだ。それで万事よしとせねばのう」


五 久光の賭け

 大島一条飛揚(ひよう)此事に御座候・・。報せを受けた吉井中助からの手紙である。
 西郷は大島と名乗っていた。
 西郷のことは飛び上がらんばかりのことです。ついては私に航海の命が下りました由、大変有り難いことで、今年中には上京致します。そのように御承知下さい。
 十一月下旬に一蔵が手紙を出した時点では内定で、正式に久光の許可は下りていなかったが、一刻も早く知らせたかったし、心づもりもしておいて欲しかったからである。命を受けた吉井中助は、横浜で汽船(胡蝶丸)を購入し、迎えに行った。
 大島の時と違い、沖永良部島では罪人として扱われた吉之助だ。亡くなった父が赦免船で戻ってきた日の情景が否応なく思い出される。が、そのまま隠居の身となった父と異なり、吉之助は直ぐに職務に就かなくてはならない。対応は待ったなしである。一蔵が懸念していたのは吉之助の体調と久光との議論である。
 その両者面謁の状況について、一蔵は義兄の新納嘉藤次へ次のように報せた。
 大島儀も上京にて、早速拝謁仰せ付けられ、御軍賦役にて応接掛仰せ付けられ、この節は一体議論もおとなしく、少しも懸念これなく安心仕り候、御上の御都合も今は更に御疑惑も在らせられず、有り難き次第に御座候、御安心下さるべく候
 一蔵も内心気が気でなかったが、前回のような西郷の厳しい議論はなく、久光も吉之助を信用し、少しも疑っている様子がなかったことに胸をなでおろしたのだった。
 その晩、二人は夜が更けるまで語り明かした。
「吉井からこの間の我が藩を巡る状況を聞いた」
「先ず問題は長州藩の動静だ」
「長崎丸の一件だが、外国船と思い砲撃したというが、真か」
「真相は判らん。船自体も老朽化が進んでおったようだし、天候も悪かったらしいゆえ、沈んだ原因はのう」
長崎丸は幕府から借りうけた蒸気船で、久光に従ってきた藩兵の移送に使用したものである。
「その後、繰綿など貿易品を積んで長崎に向かっている途中だった」会話の呼吸はすっかり昔に戻っている。
「それゆえ、この度の率兵上京は下関を避けたと聞いたが」
「鹿児島を九月十二日に出て、出水筋を進んだのはいつも通りだが」
 一蔵は国境を越え、川尻からの行程を語った。
「兵庫到着は二十九日」
「その後は大坂から伏見に出たのだな」
「浪士等で混雑しておるというので大坂を避け、西宮から芥川、山崎に出て、伏見街道を通った」
「すると御到着は」
「十月三日朝だ」
「朝とは、またどういう行程か」
「実は、長州人異変があってはと、芥川を深夜に微行したのだ」
「あとから影武者出立か」
「その一行は朝六時に発ち、藩邸には午後三時すぎに到着した」
「諸大名と幕府代表が朝廷の会議に参加する道が開かれたそうだな」
「久光公念願の公武合体の成果だが・・」
 結局は一橋慶喜にしてやられ、解体したわけだが、恨みつらみを述べても仕方ない。
 間もなく一橋慶喜が禁裏守衛総督・摂海防御指揮を命じられ、会津藩主松平容保が京都守護職、桑名藩主松平定敬が京都所司代に任命され、一会桑による幕府権力の強化がはかられ、瀬戸内海では長州藩の評判が好転していく。
 朝議参加の体制が壊れた詳細を語るのを一旦は呑み込んだ一蔵だが、京都出立の少し前に、小松帯刀の了解のもと、思い直して簡潔ながら、伝えることにした。それが留守を預かる小松帯刀を補佐する吉之助への責務に大きく関わると捉えたからである。
 久光・松平春嶽・伊達宗城等の朝廷改革に向けた努力が、水泡に帰し、朝廷・孝明天皇との関係が冷めていったこと。同時に久光の名代的存在だった朝彦親王が慶喜と急速に接近したことも大きな痛手となっている事等。
「ところで、禁裏守衛総督とは、公方様御名代のことか」
「そうだ。この場合、禁裏とは洛中、洛外を問わず、天皇・禁裏に関わるすべての地域・空間を意味しておる」
「見渡したところ、幕府には慶喜以外に適任者はおらぬ、ちゅうこっだな」
「また現況に於いては、そういった存在は必要であろう」
 しばしの沈黙の後、一蔵は口調を改めた。
「拙者は国元の改革に努めるゆえ、帯刀殿を助けて宜しく頼む」
「しかし、のう」と吉之助が時代の変化に嘆息する。
「いまや、諸侯と諸侯が、藩ごとに結びつき連携するようになったとは」
 薩摩、福井、土佐、宇和島の以前からの同志的連携に加え、薩摩、熊本、福岡、久留米、福井間の公武周旋に関する合意などを、指している。
「芸州藩との関係もこれに準ずるだろう」
「芸州と」
「藩間交易だ。瀬戸内海の御手洗島に会所を設けてのう」
「交易の品は」
「玄米一万石を受け取り、その内の八千石を京都、伏見、大坂の三か所に囲米とした」
「兵糧の手当てか」
「いつ暴動が起こっても混雑せぬように、だ」
「諸侯と諸侯の連携か・・」再び吉之助が呟き、続けた。
「順聖院公が考えておられたことが現実となっておる」
「吉之助さぁが御庭方として活躍していた頃とは、大違いであろう」「志士たちの藩を越えた連携は盛んであったがのう」

 久光は一種の賭けに出たのだ。自説に固執することは「私」である。ここは皆の意見に、つまり「公論」に従おう、と。
 但し、久光は帰藩にあたり、小松帯刀と西郷吉之助に、「禁闕(皇居)御守衛一筋」を厳命。
 
 出立の当日、久光は横に控える一蔵に、問うてきた。
「余が、日新公いろは歌のいずれを諳んじておるか、わかるか」
「『と』では、ござりませぬか」
 正面を見つめたまま、久光の視線は微動だにしなかった。

 科(とが)ありて人を斬るとも軽くすな
          いかす刀も  ただ一つなり


 罪人であっても、軽率に処罰してはならない。慎重に考えなさい。殺すことより生かすことの難しさをよく考えなさい・・













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