第二部 5話【人類がもたらしたもの……】 | |
[ハラベエさんの犬星☆猫星(第二部)] | |
2012年6月20日 1時0分の記事 | |
ハラベエさんの犬星☆猫星 =BEEとハラベエの愛の物語= 作・原 兵 衛 第二部 5話【人類がもたらしたもの……】をUPしました♪ ぜひ読んでくださいね(^▽^)ノ
ハラベエさんの犬星☆猫星の第一部〜三部の リンクを作りました。 使ってくださいね(*´∀`*)ノ♪ ☆【第0部】【1P】 ☆【第一部】【1P】【2P】【3P】【4P】【5P】【6P】【7P】【8P】【9P】【10P】【11P】【12P】 ☆【第二部】【1P】【2P】【3P】【4P】【5P】【6P】【7P】【8P】【9P】【10P】【11P】【12P】【13P】 ☆【第三部】 【1P】【2P】【3P】【4P】【5P】【6P】【7P】 ハラベエさんの犬星☆猫星 =BEEとハラベエの愛の物語= 作・原 兵 衛 第二部 5話【人類がもたらしたもの……】 ショウちゃんの発言にちりばめられた宇宙を語る字句の全て、それこそ天文学的に展開する膨大な数字に、ただただ圧倒されていたハラベエさんが、辛うじてついていけたのが前章で述べた件と、これから詳述する十二支の話題です。 地球から犬星猫星への移住者たちの人種は様々ですし、伝えた文化も多岐にわたります。 中でも、ハラベエさんの興味を著しく惹いたのが干支でした。 日本人の移住者たちが伝えて、以後地球との交流に一役買った。 十二支です。 犬類たちは、独自の干支を創りました。 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉、ときて、次が、人・亥と続きます。 猫星にも同じような経緯で、干支ができましたが、犬星のものとまったく同じです。 もともと猫類が干支に入っていない件に関しては、むしろ満足しているかのようにもとれます。 どうやら、他の連中と同等には扱ってもらいたくはない……そんな猫類の自尊心の高さを物語っているようです。 閑話休題、これ……それはさておき、と読むんですよね。 テレビが、子供達の日々の暮らしの中に影も形もなかった頃、少年向けの雑誌,のらくろ・長靴三勇士などの漫画や童話に混じって転がっていた講談本で覚えた熟語、そんな記憶をお持ちの年配の方も多いでしょう。 話題が横に逸れてしまったとき、本筋に戻すきっかけに使った慣用句です。 本筋より閑話の方が実は含蓄があり、面白みに溢れているのですが……おっと、閑話休題! ハラベエさんが散歩に興味を持ち、実践するようになってもう数年、初めの頃はBEEやBOW・LOVESたちを連れての、大阪市の南端平野地区界隈が中心だったコースは大きく様変わりしています。 その一は、この『犬星猫星』の再開にあたって、ハラベエさんの思い出話と合わせて一部ご紹介申し上げた、大阪府下の豊中市近辺を巡るいくつかのコースです。 その二が、これも一部ご紹介済みの、東京は浅草・隅田川を中心に放射線状に拡がるハラベエさんの特撰散歩コースです。 勿論、東京スカイツリーなど影も形もない頃。 その三は、千葉県の北部成田の丘陵地帯。 この三通りのコースを、仕事の段取りに即してひたすら歩いています。 存命だったBEEたちのリードを三本、ヒナが来てからは四本をひとまとめに握って歩いてると、妙に充足感があったものですが、その想い出に繋がる平野のコースは既に過去のもの、今はもう手にリードはなく、新しく顔なじみになった犬類と会うのを楽しみに歩き続けるのが、ハラベエさんの日常になっています。 ここにも変化はあります。 本多家のフーちゃん、I見さんちのバド君、k藤監督のモモおばさんの姿が無いのが変化の一つですが、いずれカレ・カノジョの元気な姿を目にすることが出来るという想いを秘めているので、ハラベエさんに寂しさはありません。 それよりむしろ……御新規さん……を開拓する営業担当みたいに、行き遇う犬類猫類に興味深そうな目を配っているハラベエさんがいました。 初めの頃は、探るような目で観察するハラベエさんでしたが、徐々にそれらしき仲間も増えてくる頃には、残念ながら仕事熱心には到底見えそうにもない自分を発見していました。 遡れば、BEEの死が引き金になった、宇宙への興味でした。 もっと真摯に取り組まなければ、BEEに対する背信行為になる、ショウちゃんもそんなハラベエさんに愛想を尽かして、二度と姿を現すことはないんじゃないか……ハラベエさんは熱心さを取り戻しました。 惰性で、散歩のコースを選んでいないか。 同じコースを選んでいては、愛犬連れの人も決まった道をたどる確率は高いので、出会う犬類も限られます。 何かは定かではないが、なにかによって仲間意識を揺り動かされている……その何かを早く突きとめたい。 クーちゃんの姿が消え(之の字池)のコースをたどる意味合いが薄らいでいる現在、他のコースを選ぶのに躊躇いはありません 早速、連日違うコースを歩きました。 東京でのコース、成田でも極力あたらしいコースを選びました。 その甲斐あって、仲間は確実に増えていきました。 と言っても、微々たるものです。 倦まず弛まず、日常は繰り返されましたが、その繰り返しがあるルールによってリードされていると言う想い……実はこの想い、かなり前から頭の隅にぼんやり浮かんでいたものが、一気に形をなしてきた……。 犬たちとの相性です。 何故特別な相性の仔たちがいて、何故お互いの間にルールやコミュニケーションが存在するのか、ハラベエさんの頭は、仕事以外はその一事に占められます。 思えば、BEEの面差しと似ている、その挙措にえもいわれぬ懐かしさを覚える特別な仔たち、会えるのはそう頻繁ではありませんでした。 何日も空振りの時があれば、立て続けに出会う日がある。 そんなくり返しの内に均して、確率は十分の一か、あるいはもっと……上かもしれない。 そしてたどり着いた……十二分の一……の数字。 そうです……十二支……干支、です。 人類が犬星・猫星に持ち込んだ十二支、交流に一役買ったと、ショウちゃんは、レクチャーの中で言いました。 その役とは? 干支そのものに意味があるのでは? 犬類は、人類にもたらされた十二支に手を加えました。 戌年を廃し、人年を加えたのです。 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉、ときて、次が、人・亥と続きます。 ショウちゃんの言に依れば、この十二支は、犬星有史以来、寸毫も変更されることなく伝えられてきたそうです。 となると、地球での歴史より、犬星に於ける十二支の歴史の方が長いのじゃないか、という疑問が湧いてきます。 地球と犬星、どちらが卵か鶏かと、言ったところでしょうね。 ここらあたりになると、ハラベエさんの頭も柔軟に対応します。 それは今の人類が誕生する前に滅亡していった、何代か前の人類が持ち込んだもの、同じようなDNAを有していれば、同じような文化が生まれても不思議はないと言うのが、ハラベエさんの結論でした。 ショウちゃんに会いたい。 会って、地球と犬星の関連性をつまびらかにしたい 焦りにも似たハラベエさんの思いが叶えられる日は、意外に早く巡ってきます。 用意されていたかのような、ショウちゃんとの再会。 そして、続いて展開される宇宙の壮大なドラマ、その序章とも言うべき世界に踏み込んでいくハラベエさんの姿を追いかけることになります。 →ハラベエさん徒然草ヘ〜 ☆【第0部】【1P】 ☆【第一部】【1P】【2P】【3P】【4P】【5P】【6P】【7P】【8P】【9P】【10P】【11P】【12P】 ☆【第二部】【1P】【2P】【3P】【4P】【5P】【6P】【7P】【8P】【9P】【10P】【11P】【12P】【13P】 ☆【第三部】 【1P】【2P】【3P】【4P】【5P】【6P】【7P】 ランキング参加中 ポチっとお願いします〜(*´д`*)ノ くる天 人気ブログランキング フルーツメール | |
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