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第二部 6話【ショウちゃんとの再会。】
[ハラベエさんの犬星☆猫星(第二部)]
2012年7月1日 3時27分の記事

ハラベエさんの犬星☆猫星
=BEEとハラベエの愛の物語= 作・原  兵 衛 

第二部 6話【ショウちゃんとの再会。】UPしました〜♪
是非読んでください(^▽^)ノ

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ハラベエさんの犬星☆猫星
=BEEとハラベエの愛の物語= 作・原  兵 衛 

第二部 6話【ショウちゃんとの再会。】UPしました〜♪
是非読んでください(^▽^)ノ

ハラベエさんは、コマおとしのフィルムのように、慌ただしく変わる景色の中を必死で歩いていたが、足に疲労は感じません。
歩いていたと表現しましたが、むしろ周りの風景が移動していたというのが正確でしょう。
例えば新幹線で車窓の景色を眺めるとき、こちらが景色の中へ分け入ってるのではなく、景色の方が勝手に飛んできて、勝手に問答無用とばかりに通り過ぎていくようなもんです。
この道中には相棒がいます……ショウちゃんです。
何日ぶりか、何年ぶりか、その辺のところはハラベエさん、頭に霞がかかった状態でも一つはっきりしません。
久しぶりだからといって、久闊を叙する雰囲気はショウちゃんにも全くないのです……無いどころか、付いてこいと言わんばかりの目配せ一つで、先に立ったのです。
やがてふたりが着いたのは、砲台グリーン状の高台でした。
周囲には雲か霧か、白いものが棚引いています。
『キョウハムヅカシイハナシアリマセン』
(そう)
『コノマエハチキュウデルトコロ、コンカイハクルトコロ』
(まってました)
ショウちゃんはおもむろに天の一角に手をかざすと、
『¥^@――p・。。、、「@−^¥――「^¥」
と、呪文めいた言葉を口にしました。
すると、雲一つない日本晴れだった空が、急速に暗くなり満天の星が輝き始めました。
かなりの距離を移動したようだが、それ程長くはないはずだ、ということはまだここは大阪の空の下、こんなに綺麗な空は有り得ない。
そんなハラベエさんが抱いた疑問は、即座に打ち消された。
『いつものスモッグの空では、あなたには何も見えませんので、新規開発のプラネタリュウム並みに精度を上げました』
(なるほど)
『それに宇宙船の通常の動きでは、人類の目には捕らえられません』
(見えなんだらあかんがな)
『スローVIDEO風に展開します』
(そうか、有り難う)
尚も天を仰ぐショウちゃんでしたが……突如、動きが激しくなると、
『待って下さい』
(はあ?)
『只今、@』:::−@「お;:星雲において宇宙時間のひずみが発生……宇宙船の到着に若干の遅延が発生の予定、です」
(そうか)
『この待ち時間を利用して、十二支について話しませんか』
(いいですな、気ィになってましてん)
『そうでしょう』
ここでハラベエさん、ふたりのやりとりが普通の会話風になっていることに気付きました。
『気付きましたね』
(は、はい)
『あなたは先日の私との会話に、初心者の片言で対応していましたが、その学習態度に長足の進歩が見られ、既にどのような情況の会話にも自在に参加できるまでに習熟されています……いやァ立派なもんです』
(恐れ入ります)
ハラベエさん,褒められてちょっぴりいい気持ちです。
『ところで、人類が犬星猫星に伝えた十二支は改訂されましたな』
(はい、犬星猫星共に戌歳が人歳に)
『改訂されてうまく機能したようです……特に、人類との関係、戌年生まれの人と、人歳生まれの犬との間には顕著なものがあります』
(そうか、特に相性がいいと感じていたのは、人歳生まれの犬だったのか)
『その通りです……だが、それが全てではありません』
(と言うことは、まだ?)
『重要なことがあります』
(それは?)
『それは、近い将来、あなた自身の目で確かめることになるでしょう』
(そうですか、楽しみですな)
『ところで何故、』
(はあ?)
『何故?年々歳々人類は同じ出生率で子孫が生まれてくるのでしょう』
(さあ、偶然でっしゃろか)
『有史以来暫増を重ねている人口増加を、コントロールしている存在を感じませんか、意志なり、力なりを……』
(さあ、考えたことありませんな)
『私たちはその存在を解明する努力を鋭意重ねてまいりました』
(単なる、ガラガラポンでは、毎年同じような結果が出るとは思えまへんわな)
『でしょう、まして男女の割合はどこで調整されているのか…
不思議ではありませんか?』
(?)
『地球上の戦争で死者の数が多いのは、男ですか、それとも女?』
(そりゃあ、圧倒的に男でしょう、太平洋戦争では戦場で、何百万の命が露と消えています)
『と言うことは、戦争があると男が減る……ところが、息子一人に嫁十人の情況は、日ならずして回復する』
(?)
『男の新生児が爆発的に増えるのです……そこに造化を司る神様のような存在を感じませんか』
(その方が帳尻を合わせている?)
『それも、減ってから増やすのではなく、戦争が勃発する数年前から、徐々に男の新生児を』
(成る程、戦争を予測して、男の数を増やしておく……ほんなら、地球上の全ての国・地域で、男児の出生が以上に多くなると、やがて戦争になる……そうなりますね)
『哀しい分析ですね』
(哀しい帳尻あわせですね)
ふと、ハラベエさんの想いは何十年前に遡ります。
南九州の一角。
ちいさな城下町。
ハラベエさんは、国民学校の五年生。
一年飛び級して、六年生で中学へ。
中学も、五年になるのを待たずに四年で陸士(陸軍士官学校)か海兵(海軍兵学校)へ。
お国に役立つために尽くす可及的速やかなコースを刷り込まれた、典型的な軍国少年の一人でした。
街に駐屯する中隊の炊事班の宿舎として提供させられた住まいは、やがて慌ただしく入れ替わる予備学生の姿で埋め尽くされました。
カレらの襟章に星はありません。
帰ることのない出撃の日が、少尉任官の日でした。
明日出撃と決まると、発表はなくても隊内に張りつめる緊張感でそれとなく察せられるので、その夜ハラベエさんの母は夕食の膳を用意し、乏しいながらも数皿の料理を供し、赤飯などすすめていました。
その夜。
家族に残された狭いスペースで寝る折、母はハラベエさんをいつになく強い力で抱き締めました。
そのとき、ハラベエさんはなんとなく感じたものです。
母の力強い手は、明日死の出撃をする学生たちのそれぞれの母の替わりに、息子たちを抱き締めて上げたらいいのにと……。
そんな学生の一人が、
「……どうせ使い捨て、無駄死にだ」
と自嘲的に口にするのを聞いて、前後の文脈は関わりなく、無性に腹を立てたものでした。
まだまだ五年生、自分自身の主義主張より、与えられ教えられたものを、一途に信じ守ろうとする軍国少年にとっては、許されない言動だったのでしょう。
しかし今にして思えば、片や戦争で死ぬべくして生まれてきた男と、一方は帳尻を合わせるために用意された男。
そして、六十有余年
帳尻あわせのシナリオの進行は?
俺は今、どんな局面に立たされているのか。
ハラベエさんは、深い思索の海に沈みます。
『来ました!』
ショウちゃんの声がしました。


ハラベエさんの犬星☆猫星 
第2部7話【宇宙を駆けめぐる。】へつづく・・・・・。


→ハラベエさん徒然草ヘ〜


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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. ガンガンガン速 2012年7月11日 20時42分 [返信する]
犬の写真とってもかわいいですね!!

 ■このコメントへの返信■
1. ハラベエ 2012年7月13日 16時41分
コメントありがとう^^
タイトル用の画像のことかな??
第2部 6話【ショウちゃんとの再会。】の
画像はあれは写真ではないんです^^、
写真を元に描いたリアルイラストになります。
また、イラスト載せますので
是非見てくださいね
コメントありがとうございました。
        イラスト担当:aianaより





 

2. ガンガンガン速 2012年7月19日 12時9分 [返信する]
はーい。楽しみにしています^^

 


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