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コオロギの里
[サンチャイルド(戦記小説)]
2015年3月18日 12時32分の記事

自作小説サンチャイルドの3話です。

戦記ものです。



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「ここは何処なんだろうか?」

輸送機が撃墜されて、目的地のカツアゲ基地まで行けなかった。
ジャングルで迷子なの。
まだ真っ暗で、マグライトで前を照らしながら前進。
変な鳴き声や叫び声がするが。気のせいだな。

「あ」

真っ暗な砂利道路に車がある。軍用車ジープだ。
ライトは点灯してるが・・・エンジンは停まってる。
横の地面で誰か寝てる。
他は居ないな。
変な鳴き声がするが、叫び声も。やっぱり気のせいだ。

「ん?」

ライトで寝顔を見ると。

「女だな」

若い女性軍人だが、味方みたい。
この階級章は、大尉だな。

にしてもこの人は・・・

「う・・・うふん」

なんというか・・・

「あ、あは・・・」

女性ホルモンが多すぎるぞこの人!
なんかムラムラしてくる。

「はっ!」

イカンイカン仕事だ。

「おい!起きろ!!」

ビタンビタン!

往復ビンタひたすら実行。

「こら!こんなトコで寝たら風邪ひきますよ!?」

「う・・・うえ?」

「は!」

「きゃーーっ!!」
「何すんのよこのチカン!」
「ワタクシをオモチャにしないでよ!!」

「いや、そこまでは」

「あ、ごめんなさい」
「さあ、任務ですよ少年」

「は、はあ・・・」

「あなたの輸送機が撃墜されたのを連絡受けてますから」
「サン・チャイ曹長をカツアゲ基地まで送る任務を受けました」
「ワタクシ、勤務時間外だから宿舎でワイン飲んでたのね」

「で、泥酔運転で寝ちゃったのね」
「まだいい気分だけど」

「ワタクシがこの作戦指揮ってるけど、あなた遅いわよ?」
「別に良いんだけどね・・・」

「この現地の即席ミッションに参加をして下さい」

「上官命令ですよ?」

「は、はい」

「自己紹介がまだですね」
「ワタクシ、エルザ大尉です」

「惚れないでね?」

「は、はあ・・・」

「さあ!いくぞ少年!」
「サイドシートに飛び乗れ!」

「はひ!」

キュルうう!

ガウン!!

ボルボルボル・・・


ぐぁん!

ざしゃああ!!

走りだした車上で彼女が作戦内容と俺の役割任務を説明する。
つまり敵軍の野戦キャンプの。
重歩兵を強奪して敵勢力を殲滅。俺はその足で基地へ行く。

重歩兵の搭乗には操縦スキルが要る。

現地で落ち合うレジスタンスメンバーとともに殺る。
そのリーダーの一人も重歩兵スキルが有るのだって。

「ん?」

助手席でライトを当てて名簿を見る俺。

「サダコ・コオロギ」

「ああ、若い女性指導者よ彼女は」
「コオロギ家の一人ね」

「何それ?」

「時間がないわ」
「早く武装を集めて」「全部後席にあるわ」

「こんなにあるの?」

「少年、全部使えるか?」

「・・・うん、大丈夫だと思います」

「よし、レジスタンスメンバーは手はずを知ってるから」
「サンくんを助けてくれるよ」
「ワタクシも重歩兵でサンくんをカヴァーします」

「でも」
「俺なんかよりも、あなた達のほうがスキルは上ですよ?」

「いいのよ、坊や」
「あなたには上層部からの命令が出てますから」
「サンくんをカヴァーするために現地人は動きます」

「な、何ですかそれは」

「!」

「来たわよ!!」

「身を隠せ、坊や!」

「うわああ」

前にいるトラック後部から発砲してきた。
自動小銃が・・・二丁か?

きゅららりらりら!!

急ハンドルを切って銃撃をかわすエルザ大尉。

「あいつらを殺れ、サン!」

「はい!」

自分のライフルで応戦。

「当たりません!」

「当てるんだよっ坊主!」

「うわああ」

バリバリバリ!!

「!」

「エルザさんっ!!」

そんな、エルザ大尉が即死した。
右目と右胸を撃ちぬかれてる。
もうヤバイな、後ろにあるのは・・・

「対重歩兵ライフルが使える」

エルザさんの死体をハンドル固定に使い。
重いライフルを構える。

ジープが減速してるが。

銃撃は続くのに俺には当たっていない。
速度が合ってないからだな。

ピィー

カチ

ドッドーーン!!

「よし、必中だ」

トラックが爆発した。
こんな夜中には誰も居ないな、こんな田舎道じゃ。

合流地点はすぐそこだ。

ざくざくざく

ん、眩しい。ライトを照らされてる。

両手を上げる。

「サン・チャイ曹長です」

「遅いぞ」

「すみません」

「エルザ大尉はどうしたの?」

「死にました」

「そうか、すぐ行くぞ時間がないんだ」

あ、この娘かリーダーのコオロギさん。

「私はサダコ・コオロギです」
「ここの地主のコオロギ家の一人です」

「はあ」

「時間がないわ、サン殿」
「もっとゆっくりあなたと語り合いたいです」
「また逢えますよ、私と」

暗くて彼女の顔が確認出来ない。髪もなんだかよく見えないし。
服装も色気もない軍服だ。

走りながらの会話は息切れするのだが。
この少女は、俺のことを調べあげてるみたいだな。
部下のメンバーの男たち7人は無言だ。

さすがお嬢様。


「サン殿」
「重歩兵でありませんよ?」

「はへ?」

「HPです」
「ヒューマン・プロテクト」
「今は2世代です。軍部もいい加減だから教えません」

「え、何それ。コオロギさんが何でそんな事知ってるの?」

「サダコと呼んで下さい」

「はあ?」


来たぞ。重歩兵の野戦キャンプだ。
近くの暗闇の茂みに隠れる。

「今しかないぞ!サン殿」
「あなたたち、援護して下さい」

「はい、サダコ様」

ひゅんひゅんひゅん

「あ」

グレネード3発投げたぞ。

「サン殿、突っ込んで!」

「うわあああ」

ドッカカカーーンッ!!


部下の男たち、調べてるんだな。大爆発が連鎖しだした。
サダコさんの部下たちが銃撃戦を始めた。
現場は炎と光で赤く明るい。
俺は目の前の重歩兵に飛び乗る。

ハッチをこじ開けて搭乗員を射殺しないと。

「あれ?」

居ないぞ、まあいいけど。

火が入ってる。イケる。

「!」

「うひゃあああ」

後ろに隠れてやがった!
し、死ぬぅ!

パンパンっ!

「うげ」

敵兵が後頭部から出血して下へ落ちてく。

「うかつだぞ、サン殿」

コックピット正面の目の前に立つ、
シルバーのショートバレル・リボルバー拳銃を持つサダコさんは、
背後の月明かりに照らされて・・・

旧世界の女学生、おさげ頭。

「可愛い・・・」

「さ、サン殿」
「今は控えてくだい・・・」

「はい?」

なんとか強奪と殺戮と破壊に成功。
部下を置いて、俺とサダコさんで2機の重歩兵は疾走する。
高速ホバリング走行で北を目指す。

「先へ行って下さい、サン殿」
「コイツラ私だけで面倒見ますから」

「は、はい」

待ち構えてる重歩兵の群れを、彼女のHPが瞬殺する。
高速で弾幕をカワして一瞬で敵HPの懐に飛び込む。
ライフル近接射撃。破壊力が倍増される。

バチバチバチ・・・

爆炎が夜を照らす。

「終わりましたよ」
「行きましょう」

「は、はい」

いったいなんなのこの娘は?

2機の重歩兵が並んでホバリング走行。速度が出てる。
まだ直ぐにはカツアゲ基地には着かないな。

この少女と恋にでも落ちろと言うのか?

「いやいや、人殺しと男女の愛は別にしないと」

「今は控えてください、サン殿」

「は、はははは」


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