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市街地は血の雨模様・・・小説です
[サンチャイルド(戦記小説)]
2015年3月18日 13時26分の記事

自作小説、サンチャイルドの8話です。

ここまで書いてほったらかしにしてありました。

続きを書きたくなったのでこれから書いてゆきます。

他の小説も随時再公開するつもりです。

このブロくるが出発点ですから。





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雨がやまない。

サン・チャイ曹長は北部方面カツアゲ駐屯地にて重歩兵に搭乗。
敵軍、マルス民主主義国軍の猛攻から脱出。
カムイ中佐指揮のピース中隊と東へ13キロの地点で隠れている。
すべての重歩兵が偽装カモフラージュ、肉眼の目視では見えない。
濡れた緑の湿地だけ不自然なヘコミが前進を続ける。

「見えた、あの街か」

外部カメラ・ズームしても見えない。

「カメラレンズ・オート洗浄ウオッシャブルコーティング・・・」
「なんで手動でやるの?」

「チャイ曹長・・・お前の新型機体の強奪が作戦目標」
「強奪されたものを強奪するだけだからな」
「作戦計画は用意周到な準備と金が掛かっている」
「工作要員が数人都市に潜入済みだ」
「善良な市民のフリをして爆薬や地雷を設定してあるから」
「詳細レーダーにマーキングが出ている」

「出ていません」

「アップロードしろ、衛生からのリンクウェイトが出ているから」
「モニタのシークエンスガイドに従え」
「解るか?」

「はい」

カタカタピピ・・

「・・・・」

「誰も正面から突破するとは言っていないぞ、曹長」

「雨が」

「亜熱帯雨林の湿地帯に近代都市を造っただけだからな」
「いまが雨季だ」
「泣いてる暇なんてないぞ!」

「時間だ」
「中隊は作戦通り左右から中心点の駅舎ホームへ攻撃を繋げる」
「反撃する猶予を与えるな」
「これが奇襲だからな」

シュゥワ・・・

信号弾が上がったが・・・誰かがどこかで観測をしている。

重歩兵9機が左右へ別れてすっ飛んでゆく。
ホバリング高速走行は、静かな音で目立っていないが。
もう肩ウィングを広げた・・・一斉に飛ぶのか?

ブン!

手前の雑居ビル群を飛び越えた、離れた左右の区画で同時に。

「サーカス技術団だ」

俺は後方から見ているだけだ。俺の新しい機体が目当てなのだから。
俺を温存する。

上空を滑空しながら、集団によるライフル射撃とナパーム弾の投擲。
爆煙と炸裂音が平和な街を破壊し始める。
本当に平和だったのだろうか。
左翼につく俺のHPアイスマンも跳躍して飛翔を続ける。
雨の中、手前の雑居ビルを飛び超えると、地獄が見えた。

何も知らない一般市民が泣き叫んで逃げ惑う。赤い血、黒い血で海が出来る。もの凄い破壊音と物理的衝撃。
金髪に染めた若い女性が走りながらバラバラになった。
数人の市民の肉片とカラダのパーツが飛散。
血のスープに浮かぶ肉の食材。

「気持ち悪い・・・」

嫌悪感と罪悪感で、自分が悪魔だと錯覚する。
まだ何もしていないが・・・

破壊されたビル群の間と死体の道をホバリング走行。

タン!

嫌気がさして思わず跳躍をしたが、あちこちに敵勢力が隠れている。
市民を盾にする戦術は、無駄な殺戮が終わらない。

平和の盾を破壊して敵の重歩兵を破壊する。
血液の道が出来た。

だいぶ前方、俺が追従する左翼の部隊が道を切り開いている。

「星のため・・・」

これが星のためな訳がない、この死んだ人たちも星ではないか。
間違っているのは、全てなのだろう。

「サダコさんは俺に何を期待している」
「破壊の先に何を望むのだ」

指にハマるシルバーリングは光り輝く。
涙で濡れ落ちるティアドロップスは銀の輝きを増すのか。

「サダコ」

なぜ彼女が親密な男女に成る事を急ぐのか、何となくだが・・・

市民を殺すのも敵兵を殺すのも、同じことなんだな。


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