コウノトリ | |
[動物] | |
2014年11月28日 17時8分の記事 | |
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亀岡に所用で行った際、コウノトリが来てると聞き、駅からも近いということで 見に行って来ました。 里山の紅葉も綺麗です。
この1羽は豊岡のコウノトリの郷から飛来した個体で、亀岡市旭町仲田にある 産直販売所「なごみの里あさひ」周辺を住処としています。 新聞やテレビのニュース番組でご覧になった方も多いかと思いますが、 兵庫県豊岡市にある兵庫県立コウノトリの郷公園では平成11年より、 コウノトリの保護繁殖、野生復帰を目指した活動を行っています。 地道な保護、増殖、研究が実を結び、現在90羽が飼育されています。 放鳥された成鳥も野外繁殖し、ヒナも誕生して日本各地で姿が確認されているところです。 この個体は脚に付けている標識リングから、施設内でなく、野外繁殖したペアから産まれた子の1羽と判明しました。(公式サイトに足環の資料があります。) 地元の人たちが「なごみの里あさひ」周辺の田に水を張ったところ、 それが功を奏して良い餌場になっているようです。 単独だと距離を置きますが、アオサギがいると安心するのか、かなり近くまで やって来ます。アオサギは体の大きなコウノトリが少々苦手のようです。 観察していた小一時間の間、オタマジャクシをひっきりなしに食べていました。 これはウシガエルのオタマジャクシで、幼生のまま越冬します。 若い個体は近親交配を避けるために遠くへ移動します。 今後、何の前触れもなくどこかへ飛び去ってしまうことも考えられますが、 亀岡の地は生まれ育った豊岡に環境も似ているし、餌も豊富ということで、 コウノトリがお気に入りの地として覚えてくれることを期待されています。 直接の餌やりは禁じられていますので、餌となる生物が沢山棲める環境づくりが 人間に課せられた課題です。 かつては、郊外のどこでも見ることが出来たコウノトリ。 再び美しく舞う姿が各地で見られるよう、願ってやみませんでした。 次郎さんも元気ですよ! | |
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