ふすまに斜めに向かい片手で扱う方法〜佐野一行デザイン事務所 | |
[佐野一行デザイン事務所] | |
2013年1月22日 11時11分の記事 | |
ふすまに向かって斜めに座る(原則として、引き手に向かって座るが、中の上座がわかっている場合は必ずそちらに向く)。 ふすまに面しているほうの手を引き手にかけ、10センチほどあける。 その手を下から15センチほどへりに移し、そこを押して静かにあける。 閉めるときはこの逆をする。 片手だけを使い、体がねじれるような動きはしない。 また、あけたときに必ず中に向かって会釈の形になるようにするのが美しく見えるコツ。 着物での動きは、上前があることと、長い袖がついていることを忘れてはいけません。 よく駅や道路で見かけるように、裾が落ちてきて踏みそうになっていたり、きれいな振袖が駅の階段を掃除しているように引きずられていたりするのは、それを見ている人にもイヤな(残念な)気持ちを抱かせます。 つまり一種の不作法なのです。 着物のしぐさの中でも一番練習を必要とする、道路でのしゃがみ方について説明しましょう。 これは道路にあるものを取る間だけしゃがんでいればよいのですが、どんなにわずかな瞬間でも、絶対に裾や袖が地面についてはいけないのです。 佐野一行デザイン事務所
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