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風の谷のナウシカ(Warriors of the Wind)
[インドア的生活(映画&DVD)]
2010年3月6日 23時30分の記事

アニメの初期世代である私が、監督の名前で初めて見たアニメ映画です。
感動しましたねぇ〜。
映像の美しさ、ストーリー。すべてにおいて別格でした。


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このアニメは、もう数え切れないほど見ています。
そのたびに感動を呼び起こしてくれる作品ですね。
アニメージュで原作は読んではいたのですが、アニメ化をすると言うことで

ちょっと疑問を感じた。

作品でもあったのですが、出来がともかくすばらしかったです。

思った以上に良かった。

色彩の淡い感覚やキャラクター達の生き生きとした感じ。

すばらしいと思いました。


『ルパン三世 カリオストロの城』

も宮崎監督の作品ではありますが、やっぱり原作も同じ人だと違うんだな。と思いましたね。

ストーリーは皆さんご存じの通り、言うまでもないでしょうが ちょっと紹介を・・・

極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こした結果文明は崩壊し、滅亡の危機に瀕している。
その結果、瘴気(有毒ガス:放射能ガス?)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生する。
それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ生きている。
腐海のほとりにある辺境の小国「風の谷」は、大国トルメキアの戦乱に巻き込まれる。
風の谷の族長ジルの娘であるナウシカは、運命に翻弄されながらさまざまな人びとと出会い、自分自身と世界の運命、太古より繰り返されて来た人の営みに向き合い、大国と小国、そして腐海と人類との共生の道を探っていく。

まぁ〜。映画はこのストーリーの一部分だけなのですが・・・。

初め映画館で見たときに、ものすごい衝撃を受けたのは、いままでのアニメ映画と違って色彩が淡いことでした。

う、美しい・・・。

自然な感じを受けるこの色彩感覚に、正直酔いましたね。
腐海の中のこのシーンがすごく衝撃的でした。
王蟲の通った後と王蟲の抜け殻





古くからの知りあい(剣士ユパ)と再会して、彼が連れていたキツネリスに指を噛まれた後のシーン。
このキツネリスが可愛い・・・。
本当にいたらペットにしたいぐらいです。
ペットショップで見つけたら、通い詰めちゃうだろうなぁ〜。



柔らかな感じで始まったこの話は、急速に展開してゆきます。
大国トルメキアの輸送船が蟲達に襲われて、風の谷に墜落してしまうからです。




大国の思惑に翻弄される小国。

現在においても、これは日常的に起きていることです。
人類が世界の中で戦争(抗争レベルの小さなものは除く)が無かった時代は、歴史が記録されるようになってから合計しても1000年もなかったと言われています。
(人類という種が生まれてから100万年近く経っているのにですよ!!)

人間の宿命なのか、種としての本能のなせる技なのか・・・。

人は生きるために他者を排除しなければ生きていけないのだろうかと思わず思ってしまうんですよね。

このシーンは、いつ見ても切なくて悲しくなってしまうんですが、ナウシカが王蟲の幼生を隠して飼って(?)いたシーンです。



父親に見つけられ、幼生は取り上げられてしまうのですが、私が幼いときは今みたいにペットとして犬とか猫が大事(?)にされていなくて、良く捨て犬や捨て猫がいたのですが、それを拾ってきてはこっそりと神社の床下などで飼っていたものでした。
家に持ち帰るのですが、親から怒られて 泣く泣くそういう状況になるのですが、その時のことを思い出してしまうんですよね。
今は飼い主の勝手な言い分で、保健所で処分される犬や猫たちがたくさんいるそうですが、それもどうかな・・・。とは思いますよね。



大国トルメキアの野望を阻止するべく、王蟲の幼生を使って風の谷に王蟲達を呼び寄せられるのですが、そこで人類の滅亡への道を歩むきっかけになった巨神兵を復活させて、それを阻止しようとする大国トルメキア・・・。
風の谷は、この2つの思惑に翻弄されることになります。



最後は優しい気持ちを迎えることは出来るのですが、この作品は

何で見ても良い!!

戦闘シーンと言うよりも話の内容が良いんですよね。
大人的なうがった見たかも出来ますが、仕事や対人関係で疲れたときにこの作品を見るとほっとさせられます。

疲れたときの清涼剤

的なこの作品。

あまりにも有名なので今更という感はありますが、改めてゆっくりと見てみるのも良いかもしれません。



風の谷のナウシカ(Warriors of the Wind)

原作・脚本・監督:
 宮崎駿
プロデューサー :
 高畑勲
製作総指揮   :
 徳間康快、近藤道生
企画
「風の谷のナウシカ」製作委員会
 山下辰巳、奥本篤志、尾形英夫、森江宏
徳間書店    :
 和田豊、小原健治、鈴木敏夫、亀山修、大塚勤
博報堂     :
 佐藤孝、中谷健太郎、宮崎至朗
作画監督    :
 小松原一男
美術監督    :
 中村光毅
音楽      :
 久石譲
音響監督    :
 斯波重治
録音演出    :
 斯波重治
原画      :
 金田伊功、吉田忠勝、福田忠、丹内司、鍋島修、賀川愛
 なかむらたかし、小林一幸、高坂希太郎、羽根章悦、小原秀一
 庵野秀明、小田部羊一、才田俊次、高野登、池田淳子
 渡部高志、富山正治、林貴則
原画補     :
 吉田正宏、大久保富彦
背景      :
 木下和宏、吉崎正樹、海老沢一男、野崎俊郎
 西村くに子/スタジオビック
ハーモニー処理 :
 高屋法子
動画チェック  :
 尾沢直志、平塚英雄
動画      :
 飯田馬之介、篠原征子、二木真希子 他
特殊効果    :
 水田信子
色指定     :
 保田道世、鈴木福男
仕上検査    :
 荻原穂美
撮影      :
 白神孝始/首藤行朝、清水泰宏、杉浦守
撮影協力    :
 宮内征雄、平井昭夫、小林武男(高橋プロダクション)
編集      :
 木田伴子/金子尚樹、酒井正次
整音      :
 桑原邦男
効果      :
 大平紀義、佐藤一俊
演出助手    :
 棚沢隆、片山一良
制作担当    :
 酒井登
制作デスク   :
 鈴木重裕
制作進行    :
 押切直之、神戸守、島崎奈々子
音響制作    :
 オムニバスプロモーション
録音スタジオ  :
 新坂スタジオ
現像      :
 東映化学工業
DVDオーディオコメンタリー:
 庵野秀明、片山一良
制作      :
 原徹、トップクラフト
製作      :
 徳間書店、博報堂
出演者
 ナウシカ 島本須美
 アスベル 松田洋治
 クシャナ 榊原良子
 ユパ     納谷悟朗
 大ババ    京田尚子
 クロトワ 家弓家正
 ジル     辻村真人
 ミト     永井一郎
 ゴル     宮内幸平
 ギックリ 八奈見乗児
 ムズ     辻村真人
 ニガ     矢田稔
 ラステル 冨永みーな
 ペジテ市長 寺田誠
 ラステルの母 坪井章子
 トエト 吉田理保子
 少年     坂本千夏・TARAKO・鮎原久子
 少女     菅谷政子・貴家堂子・吉田理保子
 コマンド 水鳥鉄夫
 トルメキア兵 野村信次・大塚芳忠
 ペジテ市民 中村武己・島田敏
 ペジテの少女 太田貴子
配給  東映
公開  日本      1984年3月11日
     アメリカ合衆国 1985年6月(改変作品)
             2005年  (完全版)
     オーストラリア 1984年3月11日
     韓国      2000年12月30日
     ドイツ     2005年9月5日
     フランス    2006年5月18日
     トルコ     2007年7月6日
     ロシア     2007年7月26日
     エストニア   2008年4月11日
     フィンランド  2008年9月26日
上映時間 116分
製作国  日本
言語  日本語


受賞・推薦

国内

WWF世界野生生物保護基金(現・世界自然保護基金)推薦
文化庁優秀映画製作奨励賞
第39回(1984年)毎日映画コンクール 大藤信郎賞
キネマ旬報1984年度ベスト・テン日本映画第7位
 読者選出日本映画第1位/読者選出日本映画監督賞
1984年(第13回)ぴあテン 映画部門第2位
第2回アニメフェスティバル 日本アニメ大賞 最優秀作品賞
全国映連賞日本映画作品部門第1位 日本映画作品賞部門1位
日本SF大会星雲賞 メディア部門 第1位(1985年)
第1回映像ソフト大賞 ビデオ部門アニメ賞
第7回(1984年)月刊アニメージュ アニメグランプリ 作品賞
第8回〜15回(1984年〜1992年)月刊アニメージュ アニメグランプリ
 歴代ベスト1作品
日本のメディア芸術100選アニメ部門選出(2006年)

海外

第14回パリ国際SF&ファンタジー・フェスティバル
  特別審査委員賞(準グランプリ)
ザグレブSF&ファンタジーフィルムフェスティバル
  第1位
ローマ・ファンタジー&SFフィルムフェスティバル
  第1位




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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. 風太 2010年3月11日 22時33分 [返信する]
この頃のアニメ映画は、本当に良かったですよね。
ヤマト、999、イデオン、クラッシャージョウ、幻魔大戦、うる星やつら・・・・

ああ、僕も久々にナウシカが観たくなりました。

ありがとうございます。

 ■このコメントへの返信■
1. 夢卯民 2010年3月12日 9時54分
コメントありがとうございます。

そうですねぇ〜。
ヤマトと999は、松本零士氏の作品で鳴り物入りで発表されましたよね。
SFマガジンという早川書房の雑誌で、かなり叩かれていましたけれど・・・。w
(ハードSFとしてみた場合、無理がありすぎると言うことでですが)
あの作品群のメカニカル設定が『スタジオ・ぬえ』というところで作られていて、このメンバーがSFマガジンに寄稿していたりしたので余計にだろうとは思いますが・・・。
コスモゼロ(ヤマトの古代進が乗る白い戦闘機)が旋回やバンクをするときに、バーニアをふかさないとか・・・。(慣性の法則でそうしないと本来まっすぐに飛んでいってしまう)999の様な長い飛行物体が慣性の法則上、あのような動きはしないはずだ・・・。とか。w

イデオンは、ガンダムの前の作品になりますが、最後の終わり方がファンにとっては、賛否両論に別れるところがありましたね。
だって・・・。
原作のガンダムも荘だったはずなのですが、アニメでは変わっていましたけど・・・。
クラッシャージョーは、ジョイナブルSFとして発表された作品がアニメ化されたものでしたけれど、原画を見せて貰ったことがあります。
ちょっと感動しましたね。
幻魔大戦は、平井和正氏のSF小説の映画化でしたけれど、初めの新宿副都心でシャーマンぽい老婆が現れるシーンは衝撃的でした。
あのような映像テクニックは初めてだったんじゃないでしょうか・・・。
うる星やつらは、マンガで爆発的にヒットした作品でしたし、コスプレヤーの走りの人達がみんな『ラムちゃん』になったりもしていましたよね。
う、うむぅ〜〜〜。っていう人も多かったけど・・・。爆
高橋留美子女史は、うめずかずお氏のチーフアシスタントだった人でしたから、本来はホラーマンガを書きたかったらしいのですが、あの作品以来、ラブコメ路線を書かれることが多くなりましたよね。
『人魚の森』のシリーズは、本来 高橋女史が書きたかった物だと思いますが、この作品はアニメ化されないだろうと思います。

ヤマトは、新作を見ましたが、正直言って、
『ダメダメ』作品でした。
『金返せぇ〜〜〜』ものでしたね。
師なりのの設定が甘すぎるし、いまさらこんんな作品でお客が納得するとでも思っているのでしょうか?
背景の底も見えすぎです。
完全にアニメファンを舐めてます。怒
原案に石原慎太郎都知事が参加しているようですが、昔の文壇作家も落ちたものです。

アニメは、ある意味 日本の文化になっていると思います。(マンガも)
支える人がいて、作る人がいるから良い作品が生まれてくるのだと思いますし、これからももっと良い作品が生まれてくると思います。
特にOVA作品では、質がドンドン高くなっているように見受けられますしね。




 


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