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アイアンマン(Iron Man)
[インドア的生活(映画&DVD)]
2010年3月27日 11時7分の記事

最近のハリウッド映画は、ヒロイックファンタジーものが増えています。
シナリオの問題や版権の問題などがあるにせよ、比較的収益が期待できることや固定のファンがいることから安定した収益が望めるからだとは思いますが・・・。


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マーベル・コミックという雑誌を知っていますか?

アメコミ(American comic)と呼ばれるものと考えて貰えばいいのですが、アメリカンヒーローの多くはここで作られています。
今でこそ、日本においてのマンガは文化的に確立された物として認められていますが、当初はあくまでも『子供向け』の物として考えられていました。
もちろん、作者に対しての収入面などはあまり高い物ではなかったのですが(これは、今でもあまり変わっていないらしいのですけれどね。単行本になってからが勝負で、連載+単行本の売り上げが作者の収入となりますから)アメリカにおいては、文化的な背景なのか『イラストレーター』という形を取り、アーティストとして認められていたんですねぇ〜。
時代背景などの影響を受けて、同じヒーロー物でも内容が変わったり、絵柄が変わったりもするのですが、一貫して『ヒーロー』であることには代わりがなく、作り続けられています。(もっともわけわかんない、ヒーローもいますが)
ただ、根本的に違うのは『コミック』は、あくまでも子供向けの物であるという考えはそのままらしく、日本で大人がマンガ(コミック)を読んでいるのを見て、かなり驚いたりもしますけれどね。

さて、この作品ですが、『コミックの王宮』とも言えるマーベル・コミックが原作の作品で、実にアメリカ的内容。
ちょっと違うのは、スタートがやや悪の位置に立っている視点でしょうかねぇ〜。
つまり『贖罪』的な意味合いからのスタートと言うことになるのですが・・・。
主人公となるのは、事故死した父の遺産として軍事企業の「スターク・インダストリーズ」を若くして継承したトニー・スターク。
幼くしてMITなどのアメリカの最高峰と言われる工科大学を卒業し、機械工学に関する世界屈指のエンジニア(こりゃ、この履歴は技術屋にとっては夢のまた夢ですな)。
そして、彼の才能は会社の業績を伸ばし軍事産業の至宝とされていたんですねぇ〜。(アメリカは軍事関連産業によって成り立っていると言っても過言ではないんですね。あぁぁ、宇宙工学やコンピュータエンジニアリングですか? 見かけ平和産業に見えますが、宇宙産業の成立は、宇宙から敵を観察し攻撃することを目的としていましたし、月に対してのアプローチも技術的優位を確定させるために行われたことですしねぇ〜。コンピューターエンジニアリングももちろんハイテクノロジーによって軍事的に常に優位に立つために開発されたおこぼれを民需として使用しているだけですから。インターネットだって元々核攻撃に対してのリスク分散として作られた物を民間に開放しただけで、アメリカ国内では限定的ではありますが、1000Mとかいうレベルの回線速度じゃなくって、10Tクラスの回線があると言われていますからねぇ〜。もちろん普通の人は使えませんけどね)優秀な能力を持つ人が軍事産業に流れるのは、『予算が溢れるようにあること』と、『自由に研究をさせてもらえること(たとえとんでもない内容のものでもです)』なんですね。予算と研究内容を問わない(問わないと言うよりも民間では、出来ないような研究が出来る)っていうのは、技術屋にとっては、天国ですからね。しかも身分を保障されてるし・・・。
軍事産業の至宝と言われるほどの愛国者で兵器作りの天才で大富豪の享楽主義者であるトニー・スターク氏ですが、同時に女性や賭博に酒といった乱行も雑誌や新聞の紙面を飾り、リゾート地のマリブにある邸宅兼ファクトリーでは毎日のようにアバンチュールと発明を生み出しているという人物だったんですねぇ〜。
まぁ〜。お金有り余っているし、時間は自由に取れるしでは、よっぽどの禁欲主義者じゃなくちゃ自然そうなりますわねぇ〜。
わたしだったら、仕事もしませんもん。爆



軍事関連産業の会社でありますから、当たり前ですが兵器のプレゼンテーション(デモンストレーション)なんかもする訳なんですね。
映画を作った時代の背景と言いますか、まっ、この映画ではそれを行ったのは今世界中で問題になっているクライスター型のミサイル『ジェリコ』ってやつをアフガニスタンでプレゼンテーションするわけです。





無事にプレゼンが終わって、米軍の支配地域を移動中に襲われちゃうんですが、ゲリラ戦って言う奴は、本来、密かに敵支配地域に潜入して重要拠点を攻撃してさっさと逃げるという戦いですから(限定地域戦闘って奴ね)、こんなところでプレゼンをやっている奴が悪いと言えば悪いと思うんですが・・・。
米軍はベトナム戦争で散々悩まされていたはずなのに、懲りていないって言うか学習能力がないって言うか・・・。

敵の攻撃を受けたトニー氏。助かることは助かるんですが、とんでもない状態になっているんですねぇ〜。だって、心臓の周りに鉄片が突き刺さったままになっているわ。それを心臓に近づけないために、車載バッテリーに繋がっている電磁石でそれを止めているわ・・・。なんだから生きていることが奇跡状態なんですねぇ〜。



しかも自分が攻撃された兵器が、自社製品!!
そりゃぁ〜。驚きますわねぇ〜。でもですね、兵器産業なんだからそうなる可能性は必ずあるわけで、そのことに気がつかないで今まで経営していたと言うこと自体が、


変!!


っていうか、


あんた経営者として何をしてた?


アメコミのヒーローとして、正義感っていうのはすごく大事なんですが、ここでトニー氏は、『俺は国を守るために兵器を作っていたのに、敵国に・・・!!』となるわけです。
でも、この正義感、

なんか変じゃねっ?

たしかに外交の最終手段が、『戦争』っていうのはわかりますよ。

日本みたいに、とんでもない近代兵器で武装している癖に、色々なところでがんじがらめになっていて、使えない。っていう国の方がどちらかというとおかしな話で、交戦するときに一々議会を招集して・・・。なんてやっていたら、侵略されちゃいますからねぇ〜。
(仮に北の某国から、弾道ミサイルで首都圏を攻撃された場合、発射されてから到達するまで10分かかりませんからね。緊急放送で『今、日本に向けて弾道ミサイルが・・・。』って言われたら、お祈りしている時間しかありませんから・・・。)

かのマキャベリーさんも『国家の存亡のためには、手段を選んでいる場合ではない。それが非道な手段と言われても行うべきだ』といってますからねぇ〜。

兵器があることはいけないことなんだ!!

っていう論理での正義感は判るんですけどねぇ〜。

ともかく、現状を打破するためにトニー氏は、まずは自分の命を守るために熱プラズマ動力炉『アーク・リアクター』の小型化に成功させます。(大型の奴は、会社に展示してあるんですが、色々難点があって小型化が出来なかったらしい。)
さすが天才的なエンジニアですねぇ〜。(ご都合主義と言ったら身も蓋もない)



そうして、脱出用に『アイアンマンVersion1』みたいな奴を作っちゃうんですね。
もちろん動力源は『アーク・リアクター』です。
ただ、問題がありまして起動するまで若干時間が掛かる。



めちゃめちゃ強いんですが、付け焼き刃で作った奴なので、結構脆いところもあったりします。でっ、ともかく脱出成功。

無事に戻ってから、いろいろありながら、自己の信念に基づいて『アイアンマン』の最終形を完成させちゃうんですが・・・。






邦題    アイアンマン
原題    Iron Man
監督    ジョン・ファヴロー
製作総指揮 ルイス・デスポジート
      ピーター・ビリングスリー
      アリ・アラド
      スタン・リー
      デヴィッド・メイゼル
製作    アヴィ・アラド
      ケヴィン・フィージ
脚本    マーク・ファーガス
      ホーク・オストビー
      アート・マーカム
      マット・ホロウェイ
出演者   ロバート・ダウニー・Jr:アンソニー・"トニー"・スターク
                  アイアンマン
      テレンス・ハワード  :ジェームズ・"ローディ"・ローズ
      ジェフ・ブリッジス  :オバディア・"オビー"・ステイン
                  アイアンモンガー
      グウィネス・パルトロー:ヴァージニア・"ペッパー"・ポッツ
      レスリー・ビブ    :クリスティン・エヴァーハート
      ショーン・トーブ   :インセン
      ファラン・タヒール  :ラザ
      クラーク・グレッグ  :フィル・コールソン
      ポール・ベタニー   :J.A.R.V.I.S.の声
      ジョン・ファヴロー  :ハロルド・"ハッピー"・ホーガン
      スタン・リー     :パーティーの男
      サミュエル・L・ジャクソン:ニック・フューリー

音楽    ラミン・ジャワディ  :
撮影    マシュー・リバティーク:
編集    ダン・リーベンタール :
配給    パラマウント映画 アメリカ合衆国
      SPE      日本
公開   2008年5月2日アメリカ合衆国
      2008年9月27日日日本
上映時間  125分
製作国   アメリカ合衆国
言語    英語






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