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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第20期工学第2章航法支援施設 (1)VOR_DMEその3
2017年3月20日 9時30分の記事
 
            第2章航法支援施設
             (1)VORとDMEその3

今回は  基準位相信号の位相と可変位相信号の位相と
の位相差からVOR局の方向知る VORの根幹のついて
のお話です。

前回迄にお話を致しました事は、
(1)VORは  基準位相信号で変調した電波と可変位
      相
で変調した電波を輻射している。
(2)基準位相信号の電波は、30 [Hz]の SIN波によ
    る振
幅変調
(3) 可変位相信号は、9960 [Hz]のSIN波で振幅変
   調し
、その後で搬送波を取り除いている
(4)基準位相信号で変調された電波は、中央の水平
        面で無指向性のアンテナから輻射される。
(5)可変位相信号で変調された電波は、基準位相信
    号のアンテナから半径約 6.7[m]の円周上に配
    置された24組48本( 円の中心に対して点対象
    のものを 1組みとする )アンテナに1/30[秒]で
    一周する様に切り換えて給電される。

以上です。

今回は、基準位相信号と可変位相信号を受信した航空
機は、どの様に VOR局のある方向を 知るかと言う方
法をお話いたします。

1.基準位相信号と可変位相信号の パワー・スペクト
  ラム
   ※パワー・スペクトラムとは、横軸を周波数 とした
  とき、周波数毎の電波のエネルギーが どれだけ有
  るかを表したものです。



                図-1


図-1は、前回お話をいたしました基準位相信号と可変
位相信号を受信した時のパワー・スペクトラムを示し
ます。
Aは、Fo と言う周波数の搬送波を 30[Hz]の正弦波で
振幅変調した基準位相信号です。
Foの上と下にFoから30 [Hz]離れた周波数に青色の線
で示した上側波帯と下側波帯があります。
側波帯の大きさは、基準位相信号の大きさによります
が、最大でそれれぞれ、搬送波の1/2です。
また、 側波帯の周波数は、 変調する信号 (この場合
は、基準位相信号です。)の周波数だけ搬送波の周波
数から離れます。
B と C は、 Fo と言う周波数の 搬送波を 9960 [Hz]
の正弦波で振幅変調したものから搬送波を取り除いた
ものです。
B は、下側波帯。C は、上側波帯ででそれぞれ赤い線
で示しています。
それぞれの信号は、 あたかも、 Fo の周波数の搬送波
を 30 [Hz] と 9960 [Hz] の正弦波で変調した様にな
ります。
この様に 2つの電波が1つの電波に見える様にする事
間変調 と言い ILS にも用いられている技術です。

この B と C は、可変位相信号です。
図を良く見て頂きますと、 B と C には、 左右に矢印
が付いています。
これは、VORから輻射する可変位相信号の9960 [Hz]
が変化する訳では、無く、VOR局から離れた所で受信
しますと、 順次、可変位相アナンテナを切り換えて輻
射している為に、可変位相アンテナと 受信点アンテナ
迄の距離が変わる事による ドップラー効果が起きたこ
とにより 周波数が変化して捉えられる事を表していま
す。
勿論、 基準位相信号の電波と受信アンテナの距離は、
変わりません(勿論、航空機は、移動していますので、
基準位相信号との距離は、変わっていますが、 可変位
相信号のアンテナとの 距離の変化に対して無視できる
と言う意味です。)ので、こちらは、 ドップラー効果
が起こりません。

図-1-1 では、可変位相信号を12本で描いていますが、
実際は、48本あり、 基準位相信号の位相が”0°”の時、
可変位相信号は、 丸3と丸1のアンテナから輻射され、
基準信号の位相が進むにつれ可変位相信号は、順次左
回りに給電されます。
基準位相信号の位相が 0° の時、 丸3 と丸1の合成し
た電波の輻射方向(指向性)は、北向きです。


2.受信点と輻射するアテンテナの位置による
  ドップラー周波数の関係

ここで、輻射される位置と観測点 A の位置関係からの
ドップラー効果による 周波数の変化の関係を見ておき
ます。



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今回の記事は、他では、見られないVORの方位をしる原理を
正確に分かりやすく解説しています。
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