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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第21期工学第5章FM送受信機 (3)PLLによる直接変調
2017年10月22日 9時30分の記事
 
                第5章FM送受信機
             (3)PLLによる直接変調


これまで、FM変調とは、 どの様な変調方式か?と言う
お話と今回のテーマである PLLとは、 どの様なもので、
どの様な原理かと言うお話をして参りました。

これらの知識を元に PLLでどの様に FM変調を行うかと
言うお話を致します。
その前に、FM変調を行う方法が2つありますので  その
事からお話をいたしましょう。

1.FM変調の2つの方式
  FM変調の方法には、”直接変調” と ”間接変調” が有
  ります。
  FM変調は、発振器で発振する高周波の周波数を音声
    信号の大きさに比例して変化させるのですが、 発振
    回路の基本は、コイル:Lとコンデンサー:Cの組合
    せにより起る電気振動です。振動数は、L と C の値
    により決まります。

  と言う事は、 (音声信号の大きさ)∝ (コンデンサー
    の容量) となれば良いのです。
  その為には、バリキャップ(varicap diode,variable
    capacitance diode):可変容量ダイオードと呼ばれ
    る、 ダイオードを使用します。
  このダイオードは、逆バイアスで電圧の大きさを 変
  える事により空乏層の厚さが変わります。
  コンデンサーの原理は、2 枚の金属板で絶縁物を 挟
    んだ物です。
  コンデンサーの容量  (どの程度の電気: 電荷を蓄え
    られるか)は、 金属の面積に比例して、絶縁物の 厚
    さに反比例します。
  コンデンサーは、絶縁物を 2 枚の金属板で挟んだも
    のですので電気を通しません。 ダイオードに逆バイ
    アスを掛けますと、電気が流れません。 正に、空乏
    層は、絶縁物の役目をします。
  この事については、  第2章半導体・電子管・電子回
    路で 復習しておいて下さい。
  空乏層の厚さは、逆バイアス電圧に比例しますので、
    容量は、逆バイアス電圧に反比例します。

  発振回路のコンデンサーに並列に バリキャップを接
    続して、 その両端に音声信号を加える事により容量
    が変わりますので発振周波数を変える事が出来ます。
  つまり、FM変調です。
  この様に 音声信号で直接発振周波数を変える方法を
  直接変調と言います。
  間接変調は、 音声信号を積分してから位相変調する
    事でFM変調とする方式ですが  航空無線通信士の範
  囲を超えてしまいますので詳細は、割愛します。 

2.直接変調の長所と短所
  直接変調は、簡単な回路で作れますと言う事は、 安
    価に出来ますので、 ワイヤレス・マイク等に使われ
    ますが、 発振回路が L と C で構成 されていますの
  で、 L と C の 機械的な振動や温度変化等で 発振周
    波数が変化してしまうと言う短所が有りますので、
    音声信号が無くても 搬送波の周波数が変化してして
    しまいますので、音声信号が無いときの 周波数で受
    信していますと、最悪、受信出来なくなります。 



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[カテゴリ:無線工学]
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