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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第21期受験直前講座 (15)FETその2の解答その2
2018年1月15日 9時30分の記事
 
         第21期受験直前講座
       (17)FETその2の解答の2           


今回は、FETその2の解答の続きをお話いたします。

[演習問題23]
次の記述は、図に示す電界効果トランジスタ(FET) につい
て述べたものです。このうち誤っているものを下の番号か
ら選んで下さい。



1 接合形FET である。    
2 MOS形NチャンネルFETである。
3 電極D は、ドレインである。
4 電極S は、ソースである。
5 電極G は、ゲートである。

[演習問題23の解答と解説]

この問題は、回路図記号についての問題です。

接合形FETの回路図記号は、前回の[演習問題22] の解説
で示してありますので、確認しておいて下さい。
確認して頂きますと この問題の図と違いますので ”MOS 
形NチャンネルFET" である事が分かります。
ドレインDソースSゲートG の位置関係は、
接合形のFET と同じですので、このまま覚えておいて下
さい。
ちなみに 矢印が円の内側を向いているのは、接合形の場
合と同様に”Nチャンネル”です。
矢印が円の外側を向いている場合は、”Pチャンネル”です

よって、答えは、”1”です。

さて、問題は この図と違う以下の回路図記号が過去に出
題されている事です。


演習問題の図と比較しますと 右側の縦の太い線が繋がっ
ています。
これらの図は、MOS形FETでデプレッション形である事
を示しています。
そして、チャンネルの種類は、
(A) は、矢印が内側を向いていますので MOS形Nチャン
ネルFET で(B) は、MOS形PチャンネルFET を示します


[接合形FETとMOS形FETの回路図記号の覚え方]
1.接合形FETの覚え方
 図-1をご覧下さい。

         図-1

 上の図は、ダイオードです。
 p形半導体とn形半導体を接合したものです。
 アノードに”+”。カソードに"−”の電圧を加えますとア
 ノードの正孔が+の電圧の為にカソードへ移動し、カソ
 ードの余った電子は  アノードへ進みます。正孔と電子
 の2種類のキャリアが移動しますとので、電流が流れた
 と言う事になります。


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[カテゴリ:無線工学]
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