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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第23期無線工学第1章空中線と電波伝搬 (3)半波長ダイポール・アンテナその2 |
2018年8月19日 9時30分の記事 |
第1章空中線と電波伝搬 (3)半波長ダイポール・アンテナ その2 半波長ダイポール・アンテナの図をもう一度掲載してお きます。 灰色の棒が”半波長ダイポール・アンテナ”です。 赤い線は、”給電線”。そして、交流電源のマークは、送 信機です。 [半波長ダイポール・アンテナの輻射の原理] 図-5の (A) と (B) そして (C) の各図の太い線は、アン テナです。 図の (A) には、抵抗が繋がれています。 図では、Iと書いた電流が流れています。電気の世界で は、電流を ”I” と書きますので覚えておいて下さい。 図-5 電流の横に描いた矢印は、電流の流れる向きを表してい ますが、これは、一瞬を捉えているもので、電源が交流 ですので、 電流の向きは、時間と共に変わります。 一般の方々は、(A)の場合、電源とアンテナと抵抗が 繋がれていますので、電流が流れる事を理解できますが 、(B) の様に抵抗を取り除いてしまった場合、電流は、 流れないと考えてしまいます。 しかし、皆様は、電流とは、 ”電子が動く事” と理解さ れていますので、(B)でも 電流が流れている事を理解さ れている事と思います。もし、疑問に思う方がいらっし ゃいましたら、前回の記事を読み直しておいて下さい。 それでは、 (B)図の場合の電流がどの様に流れているか を考えてみましょう。 電源からアンテナの端へ移動して行った電子は、その先 が有りませんのでその先へは、いけません。当然ですね 。 それでは電子は アンテナの端に貯まってしまうのでしょ うか? プロレスでロープへ向かって走って行くとロープに跳ね 返されると言うシーンがあります。 あるいは、手から落ちたボールは、床で跳ね返ります。 もし、床が無く、手から床までの空間がずーっと続けば 、ボ―ルは、落ち続けます。 アンテナの端へ辿りついた電子は、アンテナの端で跳ね 返されてしまうのです。 この事を通常、”反射”と言います。 アンテナの端へ向かっていく電子の量は所により違いま す。 アンテナの位置とその場の電子の移動量をグラフにして みますとSIN波状になっています。 この波がアンテナの端へ向かって進んで行きます。 この波を”進行波”と言います。 進行波は、アンテナの端で反射しますので この波を ” 反射波”と言います。 進行波と反射波が重なりますと、移動する電子の数が” 0” の所と、 移動する電子の数が大きく変化する所が出 来ます。 移動する電子の数が ”0”でない所では、移動方向も変わ ります。 移動する電子の数の変化量は、アンテナの端から中央へ 行く程、多くなり、中央が最大です。 この様子は、図-6及び、図-7の様になります。 図-6 図-7 それぞれの図の”弧”は、移動する電子の量を表していま す。 図-6では、電子の移動方向は、”左”。図-7では、”右”で す。 弧の高さの一番高い所は、電源の所です。弧の大きさと 向きは、図-6 と図-7の間を行ったり来たりします。図- 6 と 図-7 のちょうど中間では、電源の所でも”弧”の高 さが”0”の瞬間があります。この時は、移動する電子の 数が場所によらず ”0”と言うことです。 図-6と図-7の間の”弧”の動きは 弦の両端が固定された ギターの弦を弾いた時の弦の動きと同じです。 弦の中央の振幅が一番大きく、 端へ行く程、 振幅が小 さくなります。その様子は、図-8の様になります。 図-8 進行波と反射波を合成しますと ギターの弦を弾いた様 になり、弦の振動(波)は、右へも左にも移動せず その 場に留まって振動していますので これを”定在波”と言 います。 ここからは、”弧”と言わずに”振幅”と言う言葉を使いま すと 半波長ダイポール・アンテナのアンテナの 端の振 幅は、常に”0” になります。 そして、アンテナの真ん中で振幅が最大になります。 続きは、記事をお買い求めの上お読みください。 当塾は、昨年の10月でまる10年になりました。 ここまで続けてこられま したのは、皆様方のお陰と感謝して います。 今後も、低価格で分かりやすい合格の為の講座を続けてま いる所存ですので、宜しくお願いいたします。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか ?。 2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変重要な 試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様にして下さい。 [お知らせ]有料記事をお読み頂く為には、コンビニで 電子 マネーをお買い求めの上、 下記の URLをクリックしてポイ ントを取得する手続きをお済ませください。 ポイントは、「くる天」様の有料ならではの 他のブログをお 読みになる為にもお使い頂けます。 なお、電子マネー「C-Check」は、2000円 から購入出来ま す。 http://kuruten.jp/blog/help041.html |
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[カテゴリ:無線工学] |
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