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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第25期無線工学第1章空中線と電波伝搬 (5)VHF帯とUHF帯の電波伝搬
2019年8月25日 9時30分の記事
 
        第1章空中線と電波伝搬
     (5)VHF帯とUHF帯の電波伝搬

前回迄に、電波とは、どの様なものでどの様にアンテナ
から輻射されるかと言うお話を致しました。
また、実際に使用されるアンテナの原理や特徴等につい
てお話を致しました。なお、給電せんとアンテナの間に
は、整合が必要な事については、 25 期の最後の受験直
前講座でお話をする事と致します。
それでは、輻射された電波が受信される迄の間、どの様
に空間を伝わって行くのか?と言うお話を致します。
ちなみに、電波の伝わりかたを”電波伝搬”と言います。
電波伝搬は、周波数により違います。
周波数の中でも皆様方が、航空無線通信士として主に使
う事となる VHF帯と UHF帯と言う周波数帯域  (バンド
) についてのお話を致します。

1.VHF帯とUHF帯って何のこと?
   電波とは、 3 [THz] (テラ・ヘルツと読みます: 
     3 x 10 の12乗。 以下  3 x 10^12 と言う様に当
     塾では、エクセルの書式による 表記をします。) 以
     下の周波数の 電磁波を言います。
   電磁波は、前回までのお話の様に 導線に交流の電流
     が流れる事で発生します。
   例えば、スピーカを繋げば音として聞こえる様な  1
     [KHz] (キロ・ヘルツと読みます。: 1 x 10^3) と
     言う様な低い周波数の交流でも アンテナにつなげば
     電波として飛んで行きます。
   但し、この場合のアンテナの長さは、 150 [Km] の
     半分(半波長ダイポール・アンテナの場合)になりま
     す。

   周波数の区部の仕方には  色々ありますがその1つに
     3 [MHz] (メガ・ヘルツと読みます。: 3 x 10^6)
     〜 30[MHz]、30[MHz] 〜 300[MHz]、300 [MHz
     ]  〜 3 [GHz] (ギガ・ヘルツと読みます。:3 x 10
     ^9)の様に10倍毎に分ける区分方法があります。
   この区分方法の帯域の呼び方でVHFとは、30[MHz]
     〜300[MHz]の事で Very High Frequencyの  略称
     です。
   本語では短波と呼ばれます。

  注・・ ・以下、赤字は、大変重要ですので覚えて下
                  さい 。
          青字は、次に重要です。 常識として覚えて
                  おいて下さい。

     超短波の下の帯域が、3 [MHz] 〜 30 [MHz]で 短波
     帯
と呼ぶのに対して  短波帯を超えたと言う事で ”超”
     がついています。短波帯は 、High Frequency の 事
     ですのでHF帯と呼ばれます。
   短波帯の波長は、 100 [m] 〜 10 [m] です。ちなみ
     に、航空無線では、洋上通信に使われています。
     そして、VHF帯の波長は、10 [m] 〜 1 [m] です。
 
  
   UHFとは 300 [MHz] 〜 [GHz] の事でUltra 
     High  Frequency の略称です。日本語で 極超短波 
     言います

   波長は、1[m] から 10[cm] です。

   波長を求めるには、 周波数の単位が [MHz] の場合、

      300÷周波数 [MHz] で求める事が出来ます。

     波長は、λ(ラムダ)で表されますが、周波数が100[
     MHz] でしたら

   λ = 300 ÷ 100 = 3 [m]  となります。
  
   VHF帯やUHF帯の周波数は、地上デジタル放送やFM
   放送、そして航空無線や ILS や VOR 等の 航法支援
     施設等で使われます。
  
   次にMF(Medium Frequency): 中波について触れ
     ておきます。
     周波数は、300 [ KHz] 〜 3 [MHz]ですので、 波長
     は、1000 [m] 〜 100 [m] です。
  
   中波より長いものに長波があります。
   中波は、長波と短波の間なので中波と呼ばれます。
   主に、ラジオ放送に使われています。

     UHFは 波長がVHFより更に短いので極みと言う意味
     を込めて極超短波と呼ばれます。
   

2.VHF 帯とUHF 帯の電波の伝わり方
   電波の伝わり方は、今、ご紹介しました 帯域毎に違い
 ますが、ここでは、試験に必要となります、VHF 帯と
   UHF 帯についてお話を致します。
 大まかに言いますと、光は、直進する と言われていま
   す。
 VHF帯の電波もUFH帯の電波も大まかに言いますと 直
 進します。この性質は、 短波帯以下の周波数より顕著
   です。
 よって、これらの電波は直進する と頭に置いて下さ
   い。


 次に大事な事は、電波は反射すると言う事です。
 以上の事を頭において VHF帯とUHF帯の電波の伝わり
   方を考えてみます。

続きは、記事をお買い求めの上お読みください。

当塾は、今年の10月でまる12年になります。
ここまで続けてこられましたのは、皆様方のお陰と感謝して
います。
今後も、低価格で分かりやすい合格の為の講座を続けてま
いる所存ですので、宜しくお願いいたします。
「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
あります。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変
重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下
さい。
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[カテゴリ:無線工学]
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