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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第25期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR_DMEその3
2019年9月6日 9時30分の記事
 
              第2章航法支援施設
                (1)VORとDMEその3

今回は、基準位相信号の位相と可変位相信号の位相と
の位相差から VOR局の方向知る VORの根幹のついて
のお話です。

前回迄にお話を致しました事は、
(1)VORは  基準位相信号で変調した電波と 可変位
      相
で変調した電波を輻射している。
(2)基準位相信号の電波は、  搬送波を 30 [Hz] 
       SIN波で振
幅変調
(3) 可変位相信号は、搬送波を9960 [Hz] のSIN波
   で振幅変調し
その後搬送波を取り除いている
(4)基準位相信号で変調された電波は、 中央の水平
        面で無指向性のアンテナから輻射される。
(5)可変位相信号で変調された電波は 基準位相信号
    のアンテナから半径約 6.7[m]の 円周上に配置
    された24組48本 (円の中心に対して点対象のも
    のを 1組みとする) アンテナに 1/30[秒]で一周
    する様に切り換えて給電される。
以上です。

今回は、基準位相信号と可変位相信号を受信した航空
機はどの様に VOR 局のある方向を知る事が出来るの
かと言う方法をVORの根幹をお話いたします。
 
1.  基準位相信号と 可変位相信号のパワー・スペクト
    ラム
  ※ パワー・スペクトラムとは、横軸を周波数とし、
      周波数毎の電波のエネルギーがどれだけ有るかを
      表したグラフです。



                図-1


図-1は、前回お話をいたしました基準位相信号と可変
位相信号を空間で合成したVORの電波としてのパワー
・スペクトラムを示します。
Aは、Fo と言う周波数の搬送波を 30[Hz]の正弦波で
振幅変調した基準位相信号です。
Fo の上と下にFoから30 [Hz] 離れた周波数に 青色の
線で示した上側波帯と下側波帯があります。
側波帯の大きさは、最大で搬送波の1/2です。
また、側波帯の周波数は、変調する信号( この場合は
、基準位相信号です。) の周波数だけ 搬送波の周波数
から離れます。
B と C は、Fo と言う周波数の搬送波を 9960 [Hz]の
正弦波で振幅変調したものから 搬送波を取り除いたも
のです。
B は、下側波帯。C は、上側波帯で それぞれ赤い線で
示しています。
A と B と C は 、あたかも、Foの周波数の搬送波を30
 [Hz] と9960 [Hz] の正弦波で変調した  1つの電波の
様になります。
この様に2つの電波が1つの電波に見える様にする事を
間変調 と言い ILS にも用いられている技術です。

この B と C は、可変位相信号です。
図を良く見て頂きますと、B と C には  左右に 矢印が
付いています。
これは、VORから輻射する 可変位相信号の 9960[Hz]
が変化する訳では、無く、VOR 局から離れた所で受信
しますと、順次 24組の可変位相アナンテナへの給電を
切り換えて輻射している為に 可変位相アンテナと 受信
点の アンテナ迄の距離が変わる事による ドップラー効
果が起きたことによる周波数の変化を表しています。
勿論、基準位相信号のアンテナと 受信アンテナの 距離
は変わりません (勿論、航空機は、移動していますので
、基準位相信号との距離は、変わっていますが  全ての
可変位相信号の アンテナとの距離も 同じだけ変化して
いますので航空機の移動による距離の変化は  考えに入
れません。) ので、こちらは、ドップラー効果が起こり
ません。

図-1-1 では、可変位相信号を 12本で描いていますが
、実際は、48 本あり、 基準位相信号の位相が”0°”の
時、可変位相信号は、 丸3と 丸1のアンテナから輻射
され、基準信号の位相が進むにつれ 可変位相信号は、
順次左回りに給電されます。
基準位相信号の位相が 0° の時、丸3 と 丸1 の合成し
た電波の輻射方向(指向性)は、北向きです。


2.受信点と輻射するアテンテナの位置による
  ドップラー周波数の関係


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