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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第25期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその1
2019年9月9日 9時30分の記事
 
                第2章航法支援施設
                       (2)ILSその1

今回から4回に分けてILSのお話をします。
2015年4月に 広島空港で韓国の旅客機が ILSに衝突すると言
う事故が有りました事をご記憶でしょうか?当時は 一般の方
々にも 航空機の着陸における電波誘導に関心を持って頂けた
た頃かと思いますが 事件事故が毎日の様にありますので、お
忘れのも多い方と思います。しかし、 これから航空無線通信
士の試験を受ける皆様には、 NET で”広島空港  ILS” で検索
されてからこれからのお話をお読み頂きたいと思います。 

それでは、ILSの働きからお話しをはじめます。

1.ILS の働き
ILSには、大きく分けて 3つの役割が有ります。1つは、滑走
センター・ライン上に航空機を導
くこと。
2つ目は、適正な降下率で着陸させることです。
ラジコンの飛行機を飛ばした経験のある方や フライトシュミ
レーションの 経験のある方ならお分かりになると思いますが
、衝撃の無い滑らかな着陸をする為には、 適正な降下角で降
下する必要があります。 降下角が大きければ、滑走路に接地
した際に 航空機の車輪を破損してしまうかも知れません。ま
た、降下角が小さければ、滑走路の長さの中間近くで 滑走路
に接地する事になりオーバーランしてしまうかも知れません。 
適正な降下角度は、3°です。
そして、3つ目は、航空機に 滑走路迄の距離を伝えることで
す。

2.ILS の構成
ILS は、今回のお話しの 2-1項から2-3項 までの3種類の施設
を1組として構成されています。先ほど、Google earth  で広
島空港を見たのですが  航空写真が古く未だに事故機が滑走路
から外れ芝生の上を走行した跡がみられました。
Google earth の広島空港の ILSは、分かりづらいので、伊丹
空港をご覧になりながら これからの記事を お読みになるとよ
り理解が進む事と思います。
Google earthで ”伊丹空港” を検索しますと滑走路が2本見え
ます。 画面の上側を北にしますと画面下側の滑走路が 大型機
用で 画面の方位を変えずに 滑走路の右の端を見て頂きますと
滑走路上に "32L"と書かれています。
滑走路の呼び方は滑走路に書かれた数字を添えて runway 32
とか ranway 14 と呼ばれます。(福岡空港でしたら runway 
16 と runway34 です。) 
runway32L とは、方位が 320°方向へ向いての離直陸に用い
られる滑走路と言う事になります。
”L” は、2本以上ある滑走路の左側である事を示しています。
それでは、画面を 250 [m]程左へ進みますと分かりずらいの
ですが滑走路左脇に赤と白の市松模様の箱の様なものが  2つ
ありその直ぐ右に同じく 赤と白に塗り分けられた鉄の柱の様
な物があります。これが 2-2 項でご説明しますグライド・パ
スです。 
それでは、滑走路を一気に左端迄辿ってみます。
滑走路上には ”14R”と書いてあります。これは方位140°方向
へ離直陸する滑走路で北側から見て2本ある滑走路の右側であ
る事を示しています。 滑走路の端から更に120 [m]程左を見
ますと 滑走路前方を横切る道路の手前に 赤色の横長の構造物
が見えます。 これが、2-1 項のローカライザーです。 

それでは、各施設を細かく見てみましょう。
下の図は 各施設の位置関係と そこから輻射される電波イメー
ジを示しています。

       
2−1.ローカライザー(Localizer)

続きは、記事をお買い求めの上お読みください。

当塾は、今年の10月でまる12年になります。
ここまで続けてこられましたのは、皆様方のお陰と感謝して
います。
今後も、低価格で分かりやすい合格の為の講座を続けてま
いる所存ですので、宜しくお願いいたします。
「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
あります。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変
重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下
さい。



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[カテゴリ:無線工学]
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