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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第25期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその3 |
2019年9月12日 9時30分の記事 |
第2章航法支援施設 (2)ILSその3 今回は、航空機が着陸する滑走路に対し左右のズレを どの様に航空機へ知らせてくるかと言うお話を致しま す。 航法支援施設に関する技術書は、一般的には、国土交 通省航空局の無線従事者(第1級陸上無線技術士)の 方だけがみられる書物にしか書かれていない為にその 他の書物は、勿論の事ネット上でも間違った事が書か れています。 これから、航空無線技術士になる方は、この場で正し い、原理を理解しておいて下さい。 何故なら、パイロットや管制官になられる皆様は、空 港で国土交通省の技官の方と会う機会がありますので その際、ILS について間違った知識を話してしまった ら恥をかく事になるからです。 試験の範囲を多少超えるお話になりますが、範囲を少 し超えた知識は 、 試験の際、 余裕になりますのでお 話をします。 試験問題も間違う事が有ります。 その際、知識に余裕があれば、多分、出題者は、こう 言う答えを期待しているのだろうと気を利かせて答え る事が出来ます。重要なのは、出題者の意図に沿って 答える事です。(この事については、 クロちゃんさん の受験体験記にも書かれています。) それでは、本題です。 前回 ILSシステムの概要をお話しました。その中で滑 走路から見て航空機が滑走路のセンターラインより左 に居る時は、 90 [Hz] の信号が、 右にいる時は、 150 [Hz] の信号がそれぞれ強く検波され、そして、 センターラインの延長線上に居る時は、 90 [Hz] と 150 [Hz] の信号が 同じ強さで検波されると言うお 話をしました。 今回は、その理由について少し、お話をします。 下の図は、パワー・スペクトラムと呼ばれ、横軸が周 波数で高さは、それぞれの周波数毎の電力を表してい ます。 上の図は、着陸してくる航空機に対して滑走路の後ろ端 から輻射される 3つのビーム(ビームとは、輻射方向 に対し広がりの少ない電波を言います。)の中身を表 しています。皆様が着陸してくる航空機を操縦してい るとしますと、図の上側から下方向へ飛行している事 になります。航空機の先に滑走路があり ILS は 更に その先にあります。 航空機から見て滑走路の真ん中方向へは 図の 真ん中 のビームが 左側には、右下のビーム、そして、 右側 へは、左下のビームがそれぞれ輻射されます。 〜中略〜 さて、次回は、ILSその2 で小型機の場合の ILS の計 器についてお話をしましたので大型機の場合どの様な 計器に表示されるかを見てみます。 ※航法支援施設の写真は CQ 出版社のRF WORLD の HPをご覧ください。 私 TOITAが書きました 航法支援施設の記事と写真 の一部が紹介されていますので下の URL をクリッ ク</span>してご覧下さい。 http://www.rf-world.jp/bn/RFW07/RFW07A.htm 全文は、記事をお買い求めの上お読みください。 当塾は、今年の10月でまる12年になります。 ここまで続けてこられましたのは、皆様方のお陰と感謝して います。 今後も、低価格で分かりやすい合格の為の講座を続けてま いる所存ですので、宜しくお願いいたします。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか ?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて あります。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変 重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下 さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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