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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第25期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (3)ダイオード |
2019年10月4日 9時30分の記事 |
第3章半導体・電子管・電子回路 (3)ダイオード 今回は、半導体素子としては、一番簡単な構造ですが、 トランジスターや FET 等の素子の基本が詰まっていま すダイオードについてのお話を致します。 ダイオードは 交流から直流を作る過程での整流や、変 調された電波から音声信号を取り出す 検波に使用され ます。 整流は、電源の章で、 検波は、DSB 送受信機 の章で詳しくお話をいたします。 (1)ダイオードの働き ダイオードには、電流を一方向にしか通さない 性質 があります。 一番上のグラフは、交流 (皆様のご家庭のコンセン トに来ている電気の電圧をグラフにしたもの)です。 横軸が時間で縦軸が電圧です。 時間と共に電圧と極性が変わっています。 横軸より 上が ”+”で下が”−”です。 その下の回路図では、交流の電源(丸にSIN波のマー ク) に抵抗:R が繋がれています。 抵抗:R には、I = V/R の電流が流れます。 抵抗:R の両端電圧は、V = I・Rで電源の電圧と同 じ電圧が加わります。 電流の向きは、赤の矢印の方向であったり 水色の矢 印の方向であったり時間と共にに変わります。 次に下の図の様に途中にダイオードを入れます。 すると電流の流れは 赤の矢印の方向だけになります 。 この時の抵抗:Rの両端電圧は 回路図の上のグラフ の様な電圧の変化となります。 これはダイオードが 赤の矢印の方向にしか電流を通 さない為で 抵抗の両端電圧は、”+” 側のみになりま す。 これを利用して時間的に SIN状 に変化する交流を直 流 [時間的に電圧の”+”、”−” (極性) が 変化せず電 圧が時間により変化しない]に変換する時に電流の向 きを一方向にだけ通す目的に使用します。 この様に電流の流れる方向を整える働きを 整流 と言 います。 先に述べましたが この働きを利用して 変調された電 波から信号を取りだす事もダイオードの仕事です。 ダイオードがなければ、航空無線も成り立ちません。 その他、電圧を下げる時に 電流を減らさずに 電圧を 下げる目的でもダイオードが使われます。 通常、一定の電源電圧から 希望の電圧を作る時に 抵 抗を使います。例えば、1.5Vの電池に同じ値の抵抗 を2個直列に繋ぎますと1 つの抵抗の両端電圧は、電 池の半分の電圧になります。しかし、抵抗は 電流を 通しにくくしますので電流も減ってしまいます。 ダイオードを使いますと 電流を減らさずに 電圧を下 げる事ができます。 その理由については、 機会があ れば、お話を致します。 (2)ダイオードの原理 それでは、前回お話をしました n 形半導体と p 形半 導体を接合して作られる ダイオードの 原理をお話を たします。 続きは、記事をお買い求めの上お読みください。 当塾は、今年の10月でまる12年になります。 ここまで続けてこられましたのは、皆様方のお陰と感謝して います。 今後も、低価格で分かりやすい合格の為の講座を続けてま いる所存ですので、宜しくお願いいたします。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか ?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて あります。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変 重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下 さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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