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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第25期受験直前講座 (15)トランジスターに関する演習問題 |
2020年1月23日 9時30分の記事 |
第25期受験直前講座 (15)トランジスター 今回は トランジスターについての演習問題を行いま す。今期、当講座では お話しをしていませんでした 電流増幅率についての演習問題になりますが トラン ジスターの動作原理を理解していれば 解けると思い ますが 問題の最後にヒントを書いておきましたので 参考にされて下さい。 [演習問題23] 次の記述は トランジスターのベース接地電流増幅回 路の電流増幅率:α と エミッター接地電流増幅回路 の電流増幅率:βの関係について述べたものです。 ( ) 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号 から選んで下さい。 (1) 図-1に示す回路は ( A ) 接地電流増幅回路で、エ ミッター電流:IE [A]とコレクター電流:IC [A]の間に は、IC = αIEの関係がある。このときのベース電流 :IBは、 図-2 で表される。 IB = IE − IC = ( B ) [A] (2) β と α の関係は、次の式で表される。 β = IC/IB = ( C ) (3) よってα は、β より ( D )。 A B C D 1 エミッター (1-α)IE α(1-α) 小さい 2 ベース (1-α)IE α/(1-α) 小さい 3 エミッター (1-α)IE α/(1-α) 大きい 4 ベース (1-α)IE α(1-α) 大きい 5 ベース (1-α)IE 1/(α-1) 大きい 図-1 図-2 正解と解説は、次回行います。 この問題は、トランジスターの動作原理とトランジス ターが電流増幅をする素子である事を理解する為の良 い問題です。 数字こそ入っていませんが、準計算問題とも言うべき 問題です。 参考書で答えを見ていては、勉強になりません。 ヒントは、問題文の中にありますので、是非、手を動 かして計算してみて下さい。 理解出来れば、記憶に残ります。 ここで、少し、”ベース接地電流増幅回路”と”エミッタ ー接地電流増幅回路についてお話しをしておきます。 図-1は、ベース接地電流増幅回路です。 なぜ、ベース接地と言うかと言いますと、接地とは、 グランドに接続をする事を意味します。グランドは、 電子回路の基準点(電圧の基準)の事です。ここが 重 要です。図-1の電池の電圧が1個1.5[V]としますと、 ベースに対して、エミッターは、−1.5[V] です。 そして、コレクターは、ベースに対して+3.0[V] にな ています。勿論、べースは、基準で0[V]です。 エミッターからベース間にベース電流IBが 流れますと エミッターからコレクターへ向かって エミッター電流 IEが流れます。IEは、ベースの所でIBとIC(コレクタ ー電流)に分かれます。つまり、ICは、IEよりIBだけ 少ないのです。IC<IEですからIC=αIE ですので、α は、1より小さい事になります。 全文は、記事をお買い上げの上お読み下さい。 [受験クラブより] 今年は、オリンピックイヤーです。 オリンピック選手でコーチのいない方は、ほとんどいません 。また、コーチ次第で成績がグーンと伸びる事があります。 受験勉強も同じ事です。高校や大学に入試には、予備校 が有ります。航空無線せ通信士も同じです。 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値しな い資格なのでしょうか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか ?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて あります。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変 重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下 さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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