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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第26期無線工学第5章SSB送受信機 (3)平衡変調器
2020年5月14日 9時30分の記事
 
             第5章SSB送受信機
            (3)平衡変調器の動作と用途

SSBがどの様な電波型式であるかをご理解頂けたと思い
ますが、それでは、振幅変調で出来る搬送波と上側波帯
又は、下側波帯のどちらか片方をどの様に取り除くのか
と言うお話をします。

SSBを作り出す方法には、幾つかありますが、一般的 (
誰にも分かり易い)で良く試験に出題される 平衡変調 
ついてのお話をします。
そして、タイトルにあります用途ですが、変調器なので
変調に決まっているのでは?とお思いの方が多いと思い
ますが、実は、変調以外にも使えるのです。そのお話は
、最後に致します。


[1]平衡変調器の動作
図-1が平衡変調器の回路です。
図の信号の流れを追いながら説明を読んで下さい。


(1)音声信号の流れ

  音声信号は、回路図の左のトランスの左側 (一次側
  ) から入力され、その周波数:fsは 単一周波数の正
    弦波とします。
  音声信号が”プラス”の時 (の部分) には、 回路図
  の赤の部分を流れます(右回り)。
  次に音声信号が”マイナス”の時には、下の図の
  表した部分を流れます(左回り)。


  結果として音声信号が ”プラス” の時も ”マイナス”
  の時も 右側のトランスの 一次側 (左側)を流れる事
  が有りませんので音声信号が左側のトランスに入力
  されただけでは右側のトランスのニ次側には、音 
  声信号単独で現れません
  
  注 2つのトランス共に左側が一次側で右側が二次側
    です。

(2)搬送波の流れ


   茶色は、搬送波が”プラス”の時です。 搬送波の入力
   端子 (回路図の一番下の切れている部分です)の左側
     から 左側のトランスの 中点に向かいます。

   
   左のトランスの中点から 上へ向かった搬送波は、右
   側のトランスの下側から入り その中点を通り搬送波
     の入力端子の右側へ戻ります。

   左のトランスの中点から下へ向かった搬送波は 右側
   のトランスの 上側から入りその中点を通り搬送波の
     入力端子の右側に戻ります。

   右側のトランスの 上側と下側から中点へ向かう搬送
   波による電流は、逆向き ですので、それぞれの電流
     による磁力線は打ち消しあい 右側のトランスの二次
     側には 、出力が現れません。


  搬送波の青の線は  ”マイナス” の時です。搬送波の
  入力端子の右側から右側のトランスの中点へ向かい
   ます。
   中点から 上側と下側へ搬送波の電流が流れますので
     この場合も、右側のトランスの一次側では、 磁力線
     が打ち消されますのでニ次側には、 出力が現れませ
     ん。( トランスとは、一次側の電流による 磁力線の
     変化が 二次側のコイルに交差する事で二次側に電流
     が流れると言う物です。)
   
   右側のトランスの 一次側の中点から上へ流れる電流
     と下へ流れる電流は それぞれ、左のトランスを経由
     して搬送波の入力端子の左側へ戻る事を 指でなぞっ
     て確認して下さい。

以上の事より  搬送波 または、音声信号だけが変調器に
加えられた時
は、右側のトランスの2次側には、出力が
、現れません
。次の説明にも関係しますが、音声信号が
無い時は、搬送波が出力されない事になります。

次に音声信号と搬送波が同時に入力された時を考えてみ
ましょう。



続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。


[受験クラブより]

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「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
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特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変
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な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
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さい。
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[カテゴリ:無線工学]
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