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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第26期無線工学第6章FM送受信機 (2)FM送信機の構成その1
2020年5月21日 9時30分の記事
 
          第6章FM送受信機の構成
           (2)FM送信機の構成その1


FM変調がどの様なものかご理解頂いたところで 今回
と次回の 2回に分けてFM 送信機の構成についてお話
をいたします。
次回の8月期の試験には、FM 送信機の構成は、出題
されないと予想しますが  今まで、DSB送信機、SSB
送信機の構成と見てきたところで、FM 送信機の構成
を知る事で 送信機全般を理解する事が出来る と考え
まして、特別に FM送信機の構成のお話しをする事と
致しました。又、今年の 7月期の第1級陸上無線技術
士の試験は、 コロナの為に戦後初めて、中止 になり
ました。8月に実施予定の航空通の試験の中止も考え
られますが、 勉強は、 無駄には、なりませんので、
今まで通り勉強を続けて下さい。

今回は位相変調の所迄のお話になります
。そして、次回周波数逓倍からお話をいたします。

それでは、本題に入ります。
先に、位相変調と書いてあるのがおかしいと思った方
もいらっしゃると思いますが、 FM の送信機に位相変
調器が必要な訳は、後ほど、お話致します。
 
FM変調とは、音声信号の大きさにより搬送波の周波
数を変える変調方式です。
つまり、搬送波の周波数:Fを音声信号の電圧:Vで
変化させているのです。
音声信号が”+”側に大きくなりますと その大きさに比
例して搬送波の周波数が高くなります。
そして、音声信号が”−”側に大きくなりますとその大
きさに比例して搬送波の周波数が低くなります。
図-1は、 FM送信機のブロック・ダイアグラム(構成
図)です。
上の列の左側からお話をします。

1.発振器
  FMの変調方式には、発振器の周波数を直接音声
  信号で変化させる直接周波数変調発振器とは
  別の回路で変調を掛ける間接周波数変調の2つの
  方式が有ります。
  現在は、安定な発振回路が出来る為、直接周波数
  変調が増えてきましたが、以前は、搬送波の周波
  数の安定を優先させる為、周波数安定度の良い間
  接周波数変調が多く使用されていました。

  注・・搬送波の周波数を音声信号で変化させるの
  がFM変調ですが、 搬送波の周波数を 安定すると
  は、矛盾しているとお考えの方に一言。
      受信側では、送信周波数 (変調されていない時の
      搬送波の周波数) を受信しています。
  この周波数を F とします。
  Fは、送信側で音声信号が 0 [V] の時の送信周波
  数です。Fは、 音声信号の電圧に応じて変わりま
  。 受信側では、Fを基準に受信しています。
  つまり、受信側では、F より周波数が高くなった
      時 "+"の電圧。Fより周波数が低い時を"−” の電
      圧として捉えます。
  よって、送信側で Fを中心に音声信号に応じて F
  が変化しませんと受信側では、正常な受信が出来
  なくなり、F のずれが大きくなりますと最悪、送
      信電波を捉える事が出来なくなります。
    その為、搬送波の周波数は、安定している必要が
    あるのです。

    重要な事は、安定した搬送波の周波数を基準
    声信号の大きさに応じて搬送波の周波数を変化さ
    せる事なのです。

    ここで示しています発振器はどの様な変調方式の
    送信機にもある電波の源となる高周波を作る所で
    す。
    発振器は、周波数が変動しない安定した物が求め
    られますので送信機に繋がれたアンテナから輻射
      される電波の周波数よりかなり低く設定されてい
      ます。
  (この事が 周波数逓倍と関係してきますので 記憶
      に留めておいて下さい。)

2.位相変調器
  位相変調とは、音声信号で搬送波の位相を変える
  変調方式です。
  しかし、FM 送信機に なぜ位相変調器が有るので
      しょうか?
  その理由は、間接周波数変調をする為なのです。
  それでは、間接周波数変調と位相変調とは、どの
      様な関係に有るのでしょうか?
  実は  音声信号を積分回路に通してから 位相変調
  をしますと、FM変調が得られるのです。
 


続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。


[受験クラブより]

貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値しな
い資格なのでしょうか?
新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい
今だからこそ、受験勉強をしてみるのも良いの
では、ないでしょうか?


合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。


「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
あります。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変
重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下
さい。
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[カテゴリ:無線工学]
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