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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第26期無線工学第6章FM送受信機 (4)PLLによる直接変調
2020年5月24日 9時30分の記事
 
               第5章FM送受信機
             (4)PLLによる直接変調


これまで、FM変調とは、 どの様な変調方式か?と言う
お話と今回のテーマである PLLとは、 どの様なもので、
どの様な原理かと言うお話をして参りました。

これらの知識を元に PLLでどの様に FM変調を行うかと
言うお話を致します。
その前に、FM 変調を行う方法には 2つありますのでそ
の事から復習をいたします。

1.FM変調の2つの方式
  FM変調の方法には、”直接変調” と ”間接変調” が
  有ります。
  FM変調は、発振器で発振する高周波の周波数を音声
    信号の大きさに比例して変化させるのですが、 発振
    回路の基本は、コイル:Lとコンデンサー:Cの組合
    せにより起る電気振動です。振動数は、L と C の値
    により決まります。

  と言う事は、 (音声信号の大きさ)∝ (コンデンサー
    の容量) となれば良いのです。
  その為には、バリキャップ(varicap diode,variable
    capacitance diode):可変容量ダイオードと呼ばれ
    る、 ダイオードを使用します。
  このダイオードは、逆バイアスで電圧の大きさを 変
  える事により空乏層の厚さが変わります。
  コンデンサーの原理は、2 枚の金属板で絶縁物を 挟
    んだ物です。
  コンデンサーの容量  (どの程度の電気: 電荷を蓄え
    られるか)は、 金属の面積に比例して、絶縁物の 厚
    さに反比例します。
  コンデンサーは、絶縁物を 2 枚の金属板で挟んだも
    のですので電気を通しませんダイオードに逆バイ
    アスを掛けますと電気が流れません。 正に、空乏
    層は、絶縁物の役目をします。
  この事については、  第2章半導体・電子管・電子回
    路で 復習しておいて下さい。
  空乏層の厚さは、逆バイアス電圧に比例しますので、
    静電容量は、逆バイアス電圧に反比例します。

  発振回路のコンデンサーに並列に バリキャップを接
    続して、 その両端に音声信号を加える事により容量
    が変わりますので発振周波数を変える事が出来ます。
  つまり、FM変調です。
  この様に 音声信号で直接発振周波数を変える方法を
  直接変調と言います。
  間接変調は、 音声信号を積分してから位相変調する
    事で FM 変調とする方式です。 
 この事については、FM送信機の構成の所でお話しを
 しました。 多少難しい点もありますので、音声信号
 を積分してから位相変調を行うとFM変調になると言
 う事だけは、覚えておいて下さい。

2.直接変調の長所と短所
  直接変調は、簡単な回路で作れますと言う事は、 安
    価に出来ますので、 ワイヤレス・マイク等に使われ
    ますが、 発振回路が L と C で構成 されていますの
  で、 L と C の 機械的な振動や温度変化等で 発振周
    波数が変化してしまうと言う短所が有りますので、
    音声信号が無ときの 搬送波の周波数が温度の変化や
 電源電圧の変化、機械的な振動で変化していしまいま
 すので最悪、受信出来なくなります。


続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。


[受験クラブより]

貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値しな
い資格なのでしょうか?
新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい
今だからこそ、受験勉強をしてみるのも良いの
では、ないでしょうか?


合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。


「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
あります。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変
重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下
さい。
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[カテゴリ:無線工学]
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