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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第26期無線工学第10章電気回路 (4)コイルの働きその2
2020年6月24日 9時30分の記事
 
               第10章電気回路
                 (4)コイルその2


今回は、コイルに交流電源を繋いだ場合のお話しです。
交流は、時間と共にその 大きさと流れる向きが変わりま
す。

抵抗に交流の電圧を繋いだ場合と直流電圧を 繋いだ場
合とでは、抵抗値は、電圧と電流の間の 比例定数となる
だけですので、直流でも交流でも以下の関係となりました。

            i = v / R

ここで、i は、交流の瞬時電流(瞬間的な時刻における電
流値)の値です。そして v は、交流の瞬時電圧(瞬間的な
時刻における電圧値)の値です。

それらの式を下に詳細に示します。
tは、時間です。ω は、角周波数で ω = 2πf で表され
ます。
f は、周波数で 2πは、360°の事で単位は、 [rad](
ラジアンと読みます。)です。ωとしての単位は [rad/s]
(ラジアン・パー・セカンドと読みます。)で 1 秒間に
360° (1回転分の角度)の回転を何回するかを表します。 

       i = sqrt(2)I・SIN(ω・t)
      v = sqrt(2)V・SIN(ω・t)

sqrt(2)I・SIN(ω・t) = sqrt(2)V・SIN(ω・t)/R

※sqrtは、平方根を表します。sqrat(2)は、ルート2です。

式からも分かります様に電流と電圧は t の経過と共に同
じ様に大きくなったり 小さくなったり 極性も双方が 同
時に変わる事がわかります。
つまり、電流電圧同位相で変化すると言う事です。
同位相とは、電流と電圧のタイミングにズレが無いと言
う事で、同時に始まり 同じように 大きくなったり 小さ
くなったりします。ちなみに Rは、周波数によらない
言う事です。


1.コイルに交流電圧を加えた時の電流
それでは、今回のテーマであるコイルに交流電圧を加え
た時の電流と電圧の関係について考えてみます。

コイルに電池を繋いだ時は、瞬間的な事を除けば、コイ
ルの持つわずかな抵抗分:r と電圧:Vdc (直流電圧)で
電流:Idc (直流電流)が決まります。
この時は、コイルは、コイルが持つ僅かな抵抗分:r を
持つ抵抗として働き以下の式の関係になります。

           Idc = Vdc/r

一方、交流を加えた場合は、コイルの持つわずかな抵抗
分:r より、はるかに 自己インダクタンス:L の影響が
大きくなります。

自己インダクタンス:Lのコイルに瞬時電流:i が流れた
時、コイルに逆起電力:eが発生しますがその値は、

 i = sqrt(2)・I・SIN(ω・t)                   (1)

 e = L・(di/dt) =sqrt(2)・ω・L・I・COS(ω・t)  
                                  (2)

(2) 式では、(1) 式の電流を時間で微分しています。
コイルに交流を繋いだ回路では v + e = 0の関係があり
ますのでコイルに加わる電圧と逆起電力:e の大きさは
等しく その向きは、(2) 式で ””  が付いています様
に極性が逆向です。

 v = −e 
v = sqrt(2)・ω・L・I・COS(ω・t) 
    = sqrt(2)・ω・L・I・SIN(ω・t + π/2)    
                             (3)

(1) 式と (3) 式を見ますと、(1) 式は、電流の式です。
そして、 (3) 式は、コイルの両端電圧を示しています。
(3) 式の電圧は +π/2 だけ位相を進めてそれに”ωL"を
掛けたもになっています。
この事については、後ほど、お話を致します。



続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。


[受験クラブより]

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い資格なのでしょうか?
新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい
今だからこそ、受験勉強をしてみるのも良いの
では、ないでしょうか?


合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。


「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか

本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて
あります。
特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変
重要
な試験になります。
独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。
試験迄は、思った程、時間がありません。
時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下
さい。
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[カテゴリ:無線工学]
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