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「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
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アースルーリンドの騎士
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ある日のギュンター 2
2010年5月5日 1時44分の記事
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広間の続き部屋に顔を出すと、だだっ広い室内にまばらに、それぞれの椅子やソファに掛けて空の酒瓶を前に話し込む男達の姿が見え、その中に案の定、ディングレーとローフィスの姿があった。
扉の直ぐ横には名前を間違え、夕べ選ばなかった黒髪のメリーアンが、振り向くなりいきなりふん!と顔を背け、横の長身の色男、レルムンスの腕をぐい!と自分に引き寄せる。
レルムンスの、淡い栗毛の狐のように優美な、相変わらず整った生っちろいにやけ顔が自分に注がれたが、無視した。
レルムンスはギュンターの隊の副隊長ディンダーデンのいとこだがムストレス派の男で、大嫌いないとこディンダーデンが居ないと、それは態度がデカかった。
ディンダーデンに言わせると昔しょっ中いじめてたらしいので、今だディンダーデンの姿を見ると、レルムンスはそっと身を隠す。
が今や体格は自分らと並ぶ長身の、隙無い剣を使う、近衛の隊長の一人だった。
がギュンターは視線をディングレーらに戻す。
彼らにそっと近寄ると、二人は揃って長椅子から振り向き、だがその椅子に辿り着くその前に、腕をふいに横から掴まれ、振り返る。
アイリスの端正な、長く濃い栗毛を肩に流す優雅な姿が目に飛び込み、だがそのいつも余裕しか持ち合わせが無いように微笑を湛えている筈の顔が、眉間を寄せ困惑の表情を浮かべているのについ目が吸い付き、問う。
「…アイリス…!何だ?!」
「…君、夕べアッサリアス婦人としけ込まなかったか?」
ギュンターは一辺に言葉に詰まり、アイリスの心配げな表情の理由がずどん!と重く胃にのし掛かるのを、感じた。
「アッサリアス?………アリーナと名乗ってたが………。
もしかして彼女の夫が………」
途端、ローフィスが立ち上がる。
そしてそっと横に付き、周囲の男達を覗うように、声を潜めてギュンターにささやく。
「とっととここを、逃げ出せ」
ディングレーもローフィスの背後から声を忍ばせる。
「ムストレス派の奴らがお前の失態を、目こぼしする筈が無い。
准将がここに、駆け付けて来ない内に逃げて、後日は知らないとばっくれ通せ」
ギュンターは俯く。
「だが彼女の話だと准将は愛人を五人も抱え、彼女の相手をロクにしないと。
本当に、アッサリアスは駆け付けて来るのか?」
アイリスは思い切り、吐息を吐いた。
そして顔を上げ、声を思い切り潜める。
「…知らないのか?
あっちが下手だと婦人から寝室から閉め出され、それで五人も抱える羽目に成ったんだ」
ギュンターは横に肩を並べる年下の大貴族の整った顔を、たっぷり見た。
「…もしかして、技術向上の為に………?」
アイリスに頷かれ、ギュンターは思いきり、顔を下げた。
ローフィスが、畳みかける。
「…婦人の口から、お前が“良かった”なんて、洩れてみろ!
婦人の手前その場は濁しても、後日絶対恨みを買うぞ!」
ギュンターは、そう言った軽やかな伊達男を見つめる。
「…もしかして、アッサリアスは婦人にベタ惚れか?」
目前のローフィスも隣のアイリスも、そしてローフィスの背後のディングレーまでが思い切り、頷く。
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プロフィール
天野音色
さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:
愛知県
性別:
女性
ジャンル:
趣味 漫画・小説
ブログの説明:
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
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