このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
くる天
最近の記事
12/24 06:41 二年目休載中で、その前の物語を開始しました。
02/21 16:59 アースルーリンドの騎士『二年目』68 屋外浴場 11
10/12 04:44 天使は夢の中 なろうにアップしました。
10/06 03:07 現在歯痛の為、更新まだまた休止させていただいてます。代わりに…。
09/28 00:11 連載休載のお知らせ。
カレンダー
<<2010年05月>>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
RSS
作品りんく
王冠1アースルーリンドの騎士王冠1
 宝石白『ファントレイユとの出会い』
宝石紫『野獣のうぶな恋心』
宝石ブルー『幼い頃』
宝石赤『シェンダー・ラーデンの恋人』
宝石赤『仮初めの時間』
 !!注意!!
宝石赤はBL18禁汗
YOU TUBE
YOU TUBEを
大きい画面で見る方法。
画面の再生(赤矢印)
をクリック。
右クリック。
「動画のURL」
を クリック。
URLを右クリックでコピー。
ブラウザのURL部分に
貼り付け
Enterキーを押す。




登録サイト


ぶろぐぱーつ


£*天使のアンティーク✿時計*


募金
ある日のギュンター 4
 
2010年5月7日 0時30分の記事







まだ暫くは大丈夫だと思いますが…。

そのうち、年齢制限かかるかもしれません……。

【PR】占いシステムの開発なら経験と実績があります。


 はぁ…。はぁ…。
ディングレーとローフィスのため息を聞いた所でギュンターは、二人に尋ねた。
「俺は単なる、勲章なのか?」
アイリスは肩をすくめる。
「暇を持てあましたご婦人に取ってはね。
君と過ごしたと言えば魅力を認められたようなもので、女が上がるんだろう?」
ギュンターは思いきり、顔を下げる。
「……………………」
ローフィスがため息混じりに言う。
「気づいてた癖に。
何にしろ、婦人のお陰で助かったな!」
「お前、ローランデ以外でもムストレス派とやりあうネタを作る気か?」
ディングレーに凄まれ、ギュンターは肩をすくめた。
「彼女が青い眼なんかじゃなかったら、一夜を過ごさなかった」
アイリスが、そっとギュンターを見る。
「…それは…ローランデを偲んだ。と言う事か?」
「先週北領地[シェンダー・ラーデン]迄飛んで行ったばかりだ。
早々、行けないだろう…………。
あっちの護衛連隊に、空きは無いのか?」
ディングレーが呆れてつぶやく。
「近衛の隊長が地方護衛連隊に自ら下る。だなんて、聞いた事が無い。
地方護衛連隊配属は北領地[シェンダー・ラーデン]出身者でなけりゃ、まず無理だ」
ギュンターが、がっくり肩を、落とす。
アイリスが素っ気なく言う。
「…次に惚れる相手は頼むから、ムストレス派を刺激しない相手にしてくれ」
ギュンターがアイリスのすかした顔を見た。
「そんな事計算して恋愛出来るか?!」
だがローフィスが、真顔で告げた。
「お前が奴らとやりあうと、結局こっちにとばっちりだ!
俺は抜けるから、少しは不器用なディングレーの事も、考えてやってくれ!」
ギュンターはディングレーを、見た。
ディングレーはローフィスに喰ってかかる。
「不器用?!
直ぐ奴らと喧嘩に成るといいたいのか?!」
「お前、突っかかられたら直ぐ喧嘩を買うだろう?!
身分がギュンターより遙かに高いから、今までお咎め無しなんだ!
だがお前にやり返せない分、別にまたとばっちりが行く!
少しはアイリスを見習って、全部喧嘩を買うんじゃなく、要所だけに出来ないのか?!お前ら!」
年上のローフィスにそう怒鳴られ、ギュンターとディングレーに同時にジロリとアイリスを見つめる。
猛者二人の睨みに臆する様子も無く、アイリスは肩をすくめた。
「言いたい事は解る。年下の癖に。だろう?
でもその年下の男に面倒かける自分達がだらしない。とは思わないのか?」
ディングレーが、怒鳴った。
「口が減らないな!」
ギュンターも唸る。
「お前のように、恥も外聞も無い見え見えの言い訳を押し通す程、根性が汚くない!」
アイリスはローフィスを見たが、ローフィスは肩をすくめてぼそり…とつぶやいた。
「それでもだ。
アイリスのやり方は皆腹にうっぷんは溜まる物の、少なくとも揉め事は起こらない。
この結果をお前らはどう見るんだ?」
ギュンターが瞬間、反撃した。
「結果が全てか?」
ディングレーも唸る。
「意地と誇りはどうなる!」
ローフィスはため息混じりに首を横に振りまくり、ギュンターとディングレーは揃って顔を見合わせ、アイリスは肩をすくめて言った。
「ローフィスが居なくなったらつまりは私が、今後面倒の収拾に当たる役割に成る」
ディングレーが憮然。と唸る。
「まるで俺達が、面倒ばかり起こしてるみたいな言い草だ!」
アイリスがすかさず言い返す。
「だってそうだろう?」
ギュンターがアイリスを、怒鳴りつける。
「自分だけいい子ちゃんで、いようって腹か?!」
ローフィスが、とうとうぼそりと、つぶやいた。
「本人達の自覚がこれだけ無いんだ。
揉め事が、起こらない方がおかしい」
その言葉に、とうとうディングレーも、ギュンターもが無言で、深い吐息を吐き出した。


このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
評価はまだありません。

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:



◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/aasulurind/118101
 ◆◆◆◆◆
このブログにある
文、イラストは
著作権放棄
してません。
無断転用、記載は
お控え下さい。

プロフィール
「アースルーリンドの騎士」-ブロくる
天野音色 さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:愛知県
性別:女性
ジャンル:趣味 漫画・小説
ブログの説明:
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
カテゴリ
全て (1603)
[3 恋の勝者 その後 帰りの道中の出来事 (12)
★二年目 連載 (1380)
¶二年目 1 新しい顔ぶれ (3)
¶二年目 2 三年宿舎 (1)
¶二年目 3 一年宿舎 18R (1)
¶二年目 4 アイリスの寝室 18R (1)
¶二年目 5 オーガスタスの1日 (1)
¶二年目 6 スフォルツァの祈り 18R (1)
¶二年目 7 アイリスの怒り 18R (1)
¶二年目 8 美少年アスラン 18R (1)
¶二年目 9 綺麗な少年 18R (1)
¶二年目 10 ローフィス 18R (1)
¶二年目 11 抗争の始まり (1)
¶二年目 13 ギュンターとディングレーの介抱 18R (1)
¶二年目 14 ローフィスの采配 (1)
¶二年目 15 学年無差別剣の練習試合、前日 (1)
¶二年目 16 アイリスの思惑 (1)
¶二年目 17 剣の試合、当日 (1)
★ペンタブ練習画 (52)
★ある日の出来事 (42)
†『幼い頃』番外編ディンダーデンとアシュアーク 18R (1)
★ある日のディンダーデン (1)
オーガスタスを倒す日。 (1)
第五回【競演】炎の女王サランディラ テーマ『祭り』 (1)
お知らせ (2)
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。
りんく
アメブロ「アースルーリンドの騎士」
キラキラ「ブクログのパプー」
恋の矢腐女子(BL)のお方は、こちら
ベル王冠2アースルーリンド総合案内

アースルーリンドの騎士「幼い頃」
困った作者
NEVERまとめ
トラフィック

Copyright (c) 2008 KURUTEN All right reserved