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「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
くる天
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アースルーリンドの騎士
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ギュンターの来訪 1
2010年5月9日 6時41分の記事
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北領地[シェンダー・ラーデン]に帰って、一週間が過ぎようとしていた。
ローランデはほっ。と吐息を吐く。
昨夜、中央テールズキースからの父の書状が届き、母の容態が持ち直し、みるみる回復に向かっている。
と…。
それを読んだ時つい…口元を押さえ、潤む瞳を必死で堪えた。
デズモンは…隣でそれを見ていた。
何とか感情を鎮め顔を上げて必死で冷静さを保ち、目前で待っていた部下に指示を与えた時、デズモンは隣で顔をそっ…と背け…。
だから厳しい彼に
「そんな事でどうするんです?」
と叱咤されるのを覚悟したのに、彼は小声で言った。
「明日は自宅でお休みなさい。
就任以来ずっと忙しい。さすがに、お疲れでしょう?」
思いの他優しい彼の言葉に、飲み込んだ感情が溢れ出し、また…目頭が熱くなった。
瞳が潤んでいる事を知っていたが…デズモンは何も言わず、労るように見つめ、ただ…頷いてくれた。
ただ…母の回復を告げた相手、自宅に居る妻デルアンネは、はしゃいだ笑顔で
「良かったわ!」と告げ…けれど直ぐに自分の用に、戻って行った。
彼女は慈善パーティーだの、婦人の会合だの…。
ともかく、何かに付けて用事があった。
ヘタをすると、私より忙しいんじゃないか…。と思う程。
北領地[シェンダー・ラーデン]に帰って二・三日は、自宅に大勢の女性達が詰めかけていた。
理由は色々で、ひっきり無しに私が帰宅した後もかなり、遅い時間迄。
デルアンネが私を周囲の女性達に、見せびらかしたいんだ。と解ったのは二日目で、三日目の晩とうとう夜にも関わらず帰らぬご婦人達の輪の中からデルアンネをこっそり呼び出し、告げた。
「護衛連隊の方で忙しいんだ。
自宅ではゆっくり休みたい。
それに…マリーエルだって母親とゆっくり、過ごしたい筈だ」
デルアンネは口を尖らせた。
「あら…!
貴方一体、どれだけ私を放っといたの?!
その間、私がどれだけ世間で肩身が狭かったか、ご存知無いのね?」
「機会は作る…。
でも今はまずいんだ。察してくれないか?」
彼女はふくれっ面でまだ、言った。
「それに…マリーエルはもうちゃんと解ってるし、私に甘えるような子じゃないわ!」
その冷たい言い草に、ローランデは呆れた。
「…たった…四つなんだぞ?」
デルアンネはふい!と背を向ける。
「あの子、私と居るより、庭師や…召使いや…ともかく、近所の子達と暴れるのが好きなのよ!
貴方ずっと居ないから、解ってないんだわ!」
ローランデは頷いた。
「洋服を汚したから部屋に入るなと、怒鳴ってた」
デルアンネはきっ!とローランデを睨む。
「だって、ドレスを着たご婦人の部屋へ、泥だらけで入れば叱るわ!普通!」
「君が呼ばなけりゃ、マリーエルが帰って自宅で過ごす居間に、着飾ったご婦人が来たりしないだろう?」
「私を、責めるのね!」
ローランデはムキになる彼女に一つ、吐息を吐いた。
「離宮があるだろう?
誰かを呼ぶ時はそこに通してくれないか?」
「…だって!この屋敷は私が!
貴方が居ないから一年も掛けて、それは念入りに手入れした自慢の屋敷なのよ!
カーテンも!調度も!絵も彫刻も!!!
全部私が手配したわ!」
ローランデはそうだろうな…。
と、紅を基調とし金の飾りがふんだんに施された、派手で豪華でごてごてした、落ち着きの無い室内を吐息混じりに見回した。
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プロフィール
天野音色
さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:
愛知県
性別:
女性
ジャンル:
趣味 漫画・小説
ブログの説明:
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
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