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二年目。 55 第五章 オーガスタスの一日
[★二年目 連載]
2010年7月31日 1時13分の記事





アイリスの本性出ましたね。

スフォルツァには本音出せなくて

さぞかし鬱憤、溜まってたんだろうな…。

目撃したオーガスタスが凄く気の毒だけど。

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男は叫び、必死で股間を掴む美少年を突き飛ばそうと手で払い退け、が退かせる前にまた…。
「んぐぁぁぁぁっ!」
くぐもった声を上げて首を、振る。

男はとうとう、ぜいぜい…と口の端から涎を垂らし、肩で息をして背を丸め、震える。

美少年はまだ股間を掴んだまま、その男の表情を見守り、優しげにすら見える微笑を湛え、顔を近づけてささやく。
「私を……どうするって?」

俺はその、顔の表情とは裏腹の、徹底した冷静な攻撃に呆れ返って言葉も、出なかった。

第一幾ら膝蹴り喰らわせたとはいえ、大人の一物を14才の少年が、潰すその握力にも呆れ返っていた。

返事が無いので、その美少年は更に握っているモノに力を入れる。
「ぐ…ぐぁ……!」
男はもう、だらだら口から涎を垂らし、涙まで浮かべている。

この光景を、リアンナ…シャルロッタらが見ていたら、驚乱して喜ぶだろう…。
妊娠した…。と男を攻め、そして散々暴力を受け、流産した二人なら。

「…おい…。
随分口数が減ったな?
さっき酒場で、私に何て言ってたっけ?

男の癖に、色っぽいな。
もうとっくに上級生に抱かれて可愛がられてるんだろう?
尻の奥が疼いて、たまらないんじゃないのか?
俺が突っ込んで思い切り、慰めてやるぜ。

…確か、そんな事言ってなかったか?」
「ぐ……ぐぁぁぁぁぁおぅぅぅぅ!」

余程痛いんだろう。

涙と涎でその顔は、ぐちゃぐちゃだった。
他の男なら男として同情もしたが………。


男はがくがくと膝を揺らす。
息をするのも、立っているのすらやっとのようだ。
がしかしあれ程ガタイのいい男に、抵抗も出来ない程の痛みを与えるだなんて、どれだけの握力なんだ?

が、美少年は微笑を浮かべたまま、再び優しい声色でささやく。
「それで?
当然、これ…で!」
「ぎゃああああっ!」
「私の尻の奥を、慰めてくれる気なんだな?
だがこれが、使い物に成るならの話だが!」

そう言い切った美少年の濃紺の瞳が途端、ぎらりと光り、俺はぞくっ。とした。

顔の綺麗な男の、予想外の暴れ振りを見たのは、今日二人目だった。
が、この新入生はギュンターとは全く逆だった。
どう見ても気品溢れ、優雅で少し弱々しげにさえ見える、可憐な美少年。

が美少年は最早優美な微笑を取っ払い、相手が竦み上がるような冷笑を浮かべ、続ける。
「…残念だな。
これ…が!」
「ぅぐぅぅぅっっっっっっっっっ!」
男は痛みを必死で、堪えようとしていた。

「私を慰めてくれるのを楽しみにしていたのに。
だが次があると、君は言った」
途端、美少年はその手の握りを解いて背を伸ばす。

解放された男は、俯き涎を滴らせたまま、身をがくがくと震わせていた。
が美少年はその綺麗な面を優美に持ち上げると、目前の屈む男の、胸を押す。
押されて男は後ろに倒れ、地面に倒れ込む。

どんっっっっ…!

色白の美少年は真っ赤な唇の、整いきった優美な顔を、倒れる男へと向けて下げる。
良く手入れの行き届いた焦げ茶の艶やかな巻き毛が胸元で揺れ、ぎらりと光る濃紺の瞳で男を静かに見つめると片足を…振り上げた。

流石に、俺は飛び出した。が遅かった。
がんっっっっ!
「ぎゃあっ!」
凄まじい絶叫がし、男は事切れたように、気絶した。



つづく。

ベルこの連載を最初から読む。
上のページを開き、下から順に
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で、別窓を開き、元のページは目次。として
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『二年目』のタイトルからお読み下さい。



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