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二年目。 63 第六章 スフォルツァの祈り
[★二年目 連載]
2010年8月8日 1時48分の記事





後少しかな?
スフォルツァの待ちわびた、夜が来て…

このブログも18禁に成ります…。

まあ…今度のえっちシーンは、二度目ですから…。

ちゃんと…ギャグにならずどっちも…まともな濡れ場に

成ってる筈???



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 午後の授業は、講堂での説明だった。
講師の立つ壇から放射状に広がり、遠くに行く程階段状に高く成り、生徒達からはどの椅子に座っても講師の顔の伺える、焦げ茶の古びた木造の。

乗馬。そして剣の演習授業はやがて、一二年が合同で行われる事しばしばで、落ち零れを拾う為に三年で選抜された人員が、面倒見る事に、成っている。と。

だがとっくに知っている事ばかりで、今度は大丈夫だろう。とアイリスを盗み見ていた。
が突然アイリスが席を立ってこちらに来る。

彼を呆然と見つめているとその姿はどんどん近付く。
そして呆けてる俺に告げた。

「聞いて、無かったのか?
ここに来て親しく成った者と組んで、お互いの問題点を語れ。
と言われたろう?」
そしてばさっ!と羊皮紙とペン壺を置くと、つぶやく。
「君の問題点は間違い無く、その集中力の無さだ!」

さっ!と隣の椅子に滑り込み、顔を寄せてささやく。
「やせ我慢したんじゃなのか?
今朝…抜かなかったから、気もそぞろなんだろう?」
そう言って横から顔を、その綺麗な白面の真顔で見つめて来るからつい………。

「そっちじゃない。
第一夕べは眠れなくて、君を思い描いて五回は抜いてるから………」
言って、しまった。と思った。
アイリスがあんぐり口を開けて呆けていたから。

ついバツが悪くて俯くと、アイリスがつぶやく。
「私をオカズに、五回もマジで抜いたのか?」
呆れられてつい…ささやく。
「…いつも大抵相手に入れ込まれてて…こっちが誰かに夢中に成って目が離せなく成る。
なんて体験は………殆ど無いから、どうしていいか正直解らない」

アイリスは耳を寄せてそれを聞き、頷く。
「…大貴族の身分の上にその容姿と男ぶりじゃさぞかし、モテたんだろう?」

俺は……不安に成って尋ねる。
「君だって………そうなんだろう?」
聞くと、アイリスは肩を竦めた。
「今の内に女の捌き方を覚えておけ。と言われた。
年頃に成ったらもっと、凄いから」
「誰に?」
「叔父に」
「大公に………?
その………君と大公は……そんな関係じゃ、無いんだよな?」

アイリスはその、端正な顔を上げる。
表情が引き締まると彼は、美しいだけで無く、ひどく利発に見えた。

「君は兄と寝るか?」
俺は首を横に振る。
「兄が居ないから解らない」
アイリスはやはりとても引き締まった利口そうな顔でつぶやく。
「普通は兄とは寝ない。
エルベスは兄同然だ」
俺は、頷いてたと思う。

アイリスはやっぱり真顔でささやく。
「君は女より男が好きなのか?」
不意打ちで、つい彼の顔をまじまじと見つめる。
が見つめた途端、どぎまぎして頭の中が真っ白に成る。

「初恋は少女だった。
………男の方が好きとかの、自覚は無い。

ただ…教練から近衛に上がると決まって男の“夜付き人"の世話に成るし、近衛では男も扱えないといけない。と聞いて…それも、ここに来る鍛錬の一つかな。と思い、寝てもいい。と思える少年を、口説きはしたが………。

…………男が好きか?
と聞かれたら、大して。
とは…思うが…………」
「…が?」

「取り巻きの中の一番毛並みのいい美少女と真剣に交際してる。
けど、あっちの家柄もちゃんとしてるし、俺の家柄でそんな子に手出しして妊娠でもさせたら………」

アイリスは吐息を吐いた。
「家名にドロを塗る気か?と…それなりに厳しい親なら言うだろうな」

俺は頷く。
「だが…多分彼女と結婚するだろうな。
利口だし五月蠅く無くて良く、物事を心得てる」
「それに美人?」
アイリスに言われ、俺は笑った。

「君程じゃないが気品があって…育ちの良い雰囲気のいい子だ」
アイリスは吐息を吐き出す。

そして手の上に顎を乗せ、ささやく。
「要するに…男。と言うより、品のいいのが好きなのか?」

そう言う彼はどの仕草も…とても優雅で育ちが良さそうで、更に気品が溢れ返っていたりしたから、ついまた、見とれる。
「そうかも」

がアイリスは顔を背けてもう一度、吐息を吐く。
それで…俺は言った。
「君のような気品ある美少年が…俺の腕の中であられも無く乱れると思うと…凄く興奮するんだ」

アイリスはじっ。と俺の顔を見る。
「将来嫁に成る彼女は?」

彼にこんな間近で真顔で見つめられると、心臓がばくついた。
綺麗な鼻筋。
色白の、ほんのりピンクの肌。
長い睫に囲まれた、夜空のような濃紺の美しい瞳。
艶やかな濃い栗色の巻き毛に包まれた、品と育ちの良さそうな端正な顔立ち。

が返答を待たれ、つい舌をもつれさせながら答える。
「近くに居るとたまにヤバいけど…抱かなくてもとっくに俺のものだから………」
「待てる?抱ける時が来る迄」

俺は肩を竦めた。
「彼女とは、いずれ、そうなるって互いが解ってる」
アイリスは、手の上に顎を乗せて吐息を吐く。
「つまり私が君に惚れてて、君のものだったらここ迄に、成らないって事か」

言われた途端……心臓が更にばくばくしたから、俺はこれは本当に重傷だと感じた。

アイリスに惚れられたら…。
そう仮定しただけで、足が宙を彷徨う。



つづく。

ベルこの連載を最初から読む。
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で、別窓を開き、元のページは目次。として
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