アースルーリンドの騎士『二年目』　35　剛胆な、男　29

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士王冠１

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アースルーリンドの騎士『二年目』　35　剛胆な、男　29

[★二年目　連載]

2012年12月19日 15時56分の記事

さてシェイムの登場です。

多分近いウチに、18禁になるでしょう…。

シェイムっていい男だからね～。

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イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
王冠２

アースルーリンドについて。国の紹介

恋の矢

「二年目」を最初から読む
アイリスは言われて皿の料理を見、フォークを突き刺しつぶやく。
「じゃ、シェイムの普段の声が艶っぽい声なんだな」

そしてシェイムの、戸口に向かう背をチラと見る。
シェイムも首だけアイリスに振り向き、ぼそりと告げる。
「そう聞こえるんなら、そうなんでしょうね」

「…でその…つまり君の声は私の反応を、意図せず引き出すものだから…」
「今夜は寝室で相手しろと？」
アイリスはこっそりシェイムを、盗み見る。
「流石に君に欲情した時は、女性では代用に成らない」

「それを光栄と思えと、私に言う気なんですね？」
が、アイリスがじっと返事を待っているのでつい、言った。

「良いでしょう。
先に風呂に浸かって今日の汚れをすっかり、落としてくれてからなら」
アイリスは、にっこり笑って言った。
「直ぐ湯船を用意してくれ」

シェイムは、頷きながら部屋を後にした。

ちゃぽ…。
アイリスは湯を掬うと、浴槽の横で袖をまくる、シェイムを見る。
「…髪を洗ってくれるの？」
シェイムは無言で頷く。

そして浴槽の、アイリスの背後に回り髪を手に取る。
横の湯の入った樽から湯を掬うと、手に取った髪にかけ、そっと髪粉を付けて揉み込む。

良い香りがし、アイリスは浴槽の端に頭もたせかけ目を、閉じる。
やがてシェイムの手が頭皮を揉み込み始めると、彼に身を任せ湯が体の筋肉をほぐしていく心地良さに浸った。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

ミラーサイト

 『幼い頃』

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