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「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
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アースルーリンドの騎士『二年目』 36 一触即発 15
[★二年目 連載]
2013年1月17日 20時11分の記事
悲しい…。
バタバタしてて今一の出来。
構図も違うし。(時間が無かったので簡単なポーズになっちゃった)
デルアンダーとシャクナッセルです。
…どうしてシャクナッセルだと毎度失敗するんだろう…。
【PR】電話相談システム開発ならイーステム
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
アースルーリンドについて。国の紹介
「二年目」を最初から読む
シャクナッセルが扉を開ける。
暗い三年宿舎の廊下。
窓からの月明かりにその姿を浮かび上がらせたその人は…。
殿上人。そう密かに呼んでいる、ディングレー取り巻きの大貴族、デルアンダーが立っていた。
いつも…遠目で見かける度、その端正な面俯けた佇(たたず)まいと隙の無い、すらりと均整取れた長身に見惚れる。
栗色の艶のあるたっぷりとした髪。
深い緑色の瞳。
整った顔立ちそして、武人の風情…。
その癖、時折見せる穏やかな微笑に目が、引きつけられた。
育ちの良さそうな…品の良さ。
だが時折厳しい剣士としての表情(かお)も覗かせる。
…素敵な人。
シャクナッセルはその長身の美男をそう、呼んでいた。
誰にも聞かれぬ、心の中で秘かに。
…その彼が立っている。
自分の戸の前でこんな深夜に。
「…………」
あまりに驚き、言い淀んで俯いていると、その騎士は密やかに告げた。
「ディングレーに。
君を保護するように。と。
今夜は身一つで構わない。
必要な物は明日、私の側付きを取りにここに寄越させる」
そして、付いて来い、と言うように背を向ける。
「……あの…!」
デルアンダーは真っ直ぐ伸ばした姿勢の良い背をくるりと向け、振り向く。
シャクナッセルは心から…恐縮した。
ラナーンを送り届けた、ギュンターがきっとディングレーに自分の事を告げ…ディングレーが彼をここに寄越した事は想像に難くない。
が………。
「私のような…下賤な者が…あの方のお部屋に?」
が、デルアンダーは少し眉を顰め囁く。
「すまない。
ディングレー殿のお部屋には今、一年が三人居住まいしている。
だから君は…」
シャクナッセルははっ!として顔を、上げる。
デルアンダーはその端正な顔を少し俯けて、申し訳なさげに告げた。
「君は私の住まいに泊める事になる…」
シャクナッセルは暫く…言葉が出なかった。
デルアンダーは顔を上げ、その整いきった面をシャクナッセルに向け、心から済まなそうに尚も言い諭す。
「…本当に、済まない。
が、ディングレー殿の信頼に応える為にも、君の身は私が、全力を傾けて護るから。
…最も…私も三年監督生の一人だから、私が講習の間は監督生で無い大貴族が、私の部屋に陣取る事に成る。
勿論君に決して、無体な真似はさせないと私が誓うから………」
その、心のこもった誠実な言葉に、シャクナッセルは顔を揺らした。
「…どうして…そこ迄?」
デルアンダーは俯き、少し声を落として囁く。
「ディングレー殿は…ご自分の、兄の所行に責任を感じていらっしゃる」
シャクナッセルはその言葉に俯く。
「君には済まないが…私の所で我慢して貰う他無い」
デルアンダーが顔を上げ、その深い緑の瞳で真っ直ぐ、見つめて来る。
シャクナッセルは首を横に振る。
「我慢だなんて…私に我慢なさるのは、貴方の方なのに…」
が、デルアンダーは美しい微笑をその端正な面の上に浮かべた。
「私は構わない。
ディングレー殿のお役に立てるのは本望だ」
そう言って、尚も躊躇うシャクナッセルの手首をそっ…と掴む。
「さあ…!」
シャクナッセルは俯き、デルアンダーに引かれるに任せ、彼の後に付いて暗い、三年宿舎の廊下を、階段上、大貴族宿舎に向かって歩き出した。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
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プロフィール
天野音色
さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:
愛知県
性別:
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ジャンル:
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