このブログのトップへ
こんにちは、ゲストさん
-
ログイン
-
ヘルプ
-
このブログを閉じる
「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
くる天
最近の記事
12/24 06:41
二年目休載中で、その前の物語を開始しました。
02/21 16:59
アースルーリンドの騎士『二年目』68 屋外浴場 11
10/12 04:44
天使は夢の中 なろうにアップしました。
10/06 03:07
現在歯痛の為、更新まだまた休止させていただいてます。代わりに…。
09/28 00:11
連載休載のお知らせ。
カレンダー
<<
2013年02月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
RSS
作品りんく
アースルーリンドの騎士
『ファントレイユとの出会い』
『野獣のうぶな恋心』
『幼い頃』
『シェンダー・ラーデンの恋人』
『仮初めの時間』
注意
はBL18禁
YOU TUBE
YOU TUBEを
大きい画面で見る方法。
画面の再生(赤矢印)
をクリック。
右クリック。
「動画のURL」
を クリック。
URLを右クリックでコピー。
ブラウザのURL部分に
貼り付け
Enterキーを押す。
登録サイト
ぶろぐぱーつ
£*天使のアンティーク✿時計*
わんにゃんfollowme!!ボタン
募金
ブログパーツを表示するためには、JavaScriptを有効にする必要があります。JavaScriptの設定を変更する方法は
こちら
。
アースルーリンドの騎士『二年目』 37 警戒 1
[★二年目 連載]
2013年2月2日 19時47分の記事
37章です…。
やっと色々動き出していますね。
この後は襲撃の連続でどんどん坂を転がる様に
グーデン一味との対立が始まります。
しかし、ここ迄来るのにこんなに長いとは………。
【PR】システム構築、ソフトウェア開発はイーステムにお任せください
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
アースルーリンドについて。国の紹介
「二年目」を最初から読む
37 警戒
その夜、自室の扉のノックの音に、ギュンターが扉開ける。
すると…二年フィンスがラナーンを伴って来ていた。
ギュンターは暫く俯くラナーンを見た後、フィンスに顔上げる。
二年にしては長身。
品良く静かに見えるが、面構えが良い。
ギュンターはそう思った。
ラナーンの肩を軽く引き、自室に招き入れながら言う。
「…悪い…帰りは俺が送る」
「貴方に私の自室に来て頂いた方が、多分いい…」
言ってフィンスはチラ…と視線を廊下…。
扉の並ぶその先に投げる。
その様子に、ギュンターは声顰める。
「…俺の部屋に見張りが付いてるのか?」
フィンスは真顔で頷く。
ギュンターの背後に居たラナーンの身が、びくん…!と大きく揺れる。
フィンスは声落とす。
「多分、事の最中に奪還されます」
ギュンターは頷く。
そしてラナーンに振り向く。
「…足は、早いか?」
が、ラナーンはその金髪美貌の、長身の上級生を、きょとん。として見つめた。
「…私達には付いて来れない」
言ってフィンスがずい…!と入り、真っ直ぐラナーンに向かう。
がその前にギュンターが素早く、ラナーンの背に腕回した途端、抱き上げる。
さっとそのまま歩進める、素早いギュンターにフィンスは前塞ぎ、両肘曲げ両腕差し出す。
「…貴方の両手塞がったら誰が、追っ手を殴るんです!」
ギュンターは二年大貴族のその迫力に、思わず広げられたフィンスの腕の上に、ラナーンの身をやんわり降ろした。
直ぐフィンスが抱き留め、叫ぶ。
「後ろを、頼みます!」
言って駆け出す。
その背を前に、ギュンターは付いて走りながらチラ…!と背後に視線送る。
動く、人影。
が来る様子は無い。
階段駆け下りるフィンスの背は、下級ながら誠実で頼もしく、ギュンターは思わずデルアンダーやテスアッソンら。
ディングレー配下の大貴族達を思い浮かべる。
いつも食堂で一緒のダベンデスタが言ってた。
『俺も、ここで目の当たりに大貴族を見たが…最初は持ち物は高価。衣装は必ず刺繍入り。
何だ、お上品の塊か。
喧嘩もロクに出来ねぇ奴らだと見くびってたが、奴ら…剣は勿論、喧嘩もプロ並みだ』
前走るフィンスの背は確かに二年ながら…その風格を臭わせた。
ダベンデスタは、大貴族を秘かに尊敬してる様で、こんな風に四年大貴族の事を告げていた。
『四年大貴族達は…グーデンが王族だから仕方なしに仕えてると言うか、黙認してる奴らも結構居るが…グーデンのお遊びに付き合う奴は内、たったの二人。
がその二人はめちゃくちゃ偉そうで、喧嘩に出て来るのも護衛も、全部下級貴族のダランドステらにやらせ、滅多な事では出て来ない…。
迂闊に出て、オーガスタスに殴られるのが怖いんだ。
奴ら、体面あるからな。
だが他の四年大貴族も、グーデンに正面切って逆らったりはしないが…いい奴も居る。
ディングレーも正面切ってはグーデンに喧嘩売らないだろう?
…奴らも、そうさ。
近衛に上がれば別のもっとマトモな上官に仕える気で、黙々と腕磨いてる』
ダベンデスタは彼らを、心から気の毒げにそう言った…。
…そうだろうな…。
デルアンダー達は幸せだ。
ディングレーのような男を取り巻けて。
最もその話を聞いたのは編入当初で、ピンと来なかったが。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
ミラーサイト
『幼い頃』
このブログへのチップ 0pts. [
チップとは
]
[
このブログのチップを見る
]
[
チップをあげる
]
このブログの評価
評価はまだありません。
[
このブログの評価を見る
]
[
この記事を評価する
]
◆この記事へのコメント
コメントはありません。
◆コメントを書く
お名前:
URL:
メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)
コメント:
◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/aasulurind/240460
◆◆◆◆◆
このブログにある
文、イラストは
著作権放棄
してません。
無断転用、記載は
お控え下さい。
プロフィール
天野音色
さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:
愛知県
性別:
女性
ジャンル:
趣味 漫画・小説
ブログの説明:
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
カテゴリ
全て (1603)
[3 恋の勝者 その後 帰りの道中の出来事 (12)
★二年目 連載 (1380)
¶二年目 1 新しい顔ぶれ (3)
¶二年目 2 三年宿舎 (1)
¶二年目 3 一年宿舎 18R (1)
¶二年目 4 アイリスの寝室 18R (1)
¶二年目 5 オーガスタスの1日 (1)
¶二年目 6 スフォルツァの祈り 18R (1)
¶二年目 7 アイリスの怒り 18R (1)
¶二年目 8 美少年アスラン 18R (1)
¶二年目 9 綺麗な少年 18R (1)
¶二年目 10 ローフィス 18R (1)
¶二年目 11 抗争の始まり (1)
¶二年目 13 ギュンターとディングレーの介抱 18R (1)
¶二年目 14 ローフィスの采配 (1)
¶二年目 15 学年無差別剣の練習試合、前日 (1)
¶二年目 16 アイリスの思惑 (1)
¶二年目 17 剣の試合、当日 (1)
★ペンタブ練習画 (52)
★ある日の出来事 (42)
†『幼い頃』番外編ディンダーデンとアシュアーク 18R (1)
★ある日のディンダーデン (1)
オーガスタスを倒す日。 (1)
第五回【競演】炎の女王サランディラ テーマ『祭り』 (1)
お知らせ (2)
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。
りんく
アメブロ「アースルーリンドの騎士」
「ブクログのパプー」
腐女子(BL)
のお方は、
こちら
アースルーリンド総合案内
アースルーリンドの騎士「幼い頃」
困った作者
NEVERまとめ
トラフィック
無料アクセスアップ
Copyright (c) 2008 KURUTEN All right reserved