アースルーリンドの騎士『二年目』　37　警戒　7

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

くる天

最近の記事

12/24 06:41 二年目休載中で、その前の物語を開始しました。
02/21 16:59 アースルーリンドの騎士『二年目』68　屋外浴場　11
10/12 04:44 天使は夢の中　なろうにアップしました。
10/06 03:07 現在歯痛の為、更新まだまた休止させていただいてます。代わりに…。
09/28 00:11 連載休載のお知らせ。

カレンダー

RSS

作品りんく

アースルーリンドの騎士王冠１

『ファントレイユとの出会い』
宝石紫

『野獣のうぶな恋心』
宝石ブルー

『幼い頃』

『シェンダー・ラーデンの恋人』
宝石赤

『仮初めの時間』
　

注意

はBL18禁

YOU TUBE

YOU TUBEを
大きい画面で見る方法。
画面の再生(赤矢印)
をクリック。
右クリック。
「動画のURL」
をクリック。
URLを右クリックでコピー。
ブラウザのURL部分に
貼り付け
Enterキーを押す。

登録サイト

ぶろぐぱーつ

￡*天使のアンティーク✿時計*

募金

こちら

アースルーリンドの騎士『二年目』　37　警戒　7

[★二年目　連載]

2013年2月8日 12時56分の記事

正直、作者としては

フィンスとローランデなんか結構

カップルとしては美しいと思うんですね。

フィンスってとっても紳士だし。
（紳士的な部分がデルアンダーと似てる。
更に女性にがっつかない所も似てる。
まだ聞いてないけど、デルさんってきっと凄く
モテるんだろうな…。
顔はいいし格好いいし、男らしいし長身だし
紳士だし大貴族で身分も高いし上品だし）

だけどフィンスはノーマルだし

ローランデは恋愛オンチ。

ただ、フィンスの方は

大貴族だしモテるんだけど

派手なすり寄ってくる女性は

タイプじゃないんですね。

質素で気さくで五月蠅くない女性が好みらしい…。

彼の初恋の話も書きたいんだけど

控えめで友達みたいな女の子に惚れていて

でも一番目立つ美人に惚れられて

目立つ美少女は取り巻く男達尻目に

フィンスを追っかけて

フィンスはでも、地味なお友達みたいな子がいいのに

フィンスに思われてる彼女は

強気でモテモテの美少女にひけを感じて

引いちゃうんですね…。

結果、カップルみたいになっちゃったのは

強気の美少女の方と。

フィンス、凄くがっかりして

これが結構ラウマだったりして…。

でも青年としては普通に好奇心があるので

“男のたしなみ”と称して、ヤッケルと結構

遊んではいるみたい。

でも作者は腐女子なので

ローランデが深夜フィンスの自室尋ねるシーンは

結構どきっとしたりして。

何にも起こらないんだけどね。

客室ではギュンターがラナーンと

…してるんだけど。

ローランデとフィンスのラブロマンスを

結構期待してるだけに

ちょっとがっかりだったりして（笑）

【PR】システム構築、ソフトウェア開発はイーステムにお任せください

イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
王冠２

アースルーリンドについて。国の紹介

恋の矢

「二年目」を最初から読む

　コト…。
早朝、ローランデは大貴族共同の居間兼食堂から聞こえる物音を、聞き逃さなかった。

昨夜ラナーンからギュンターに会いたいと告げられた時、ローランデはフィンスに
『その時は自分に知らせてくれ』
と言われた言葉を思い出して、召使いに言づてを頼んだ。

フィンスは直ぐ召し使いと共に部屋に入って来て、ラナーンに屈み囁く。
「私が面倒見る」

そうフィンスに告げられた時、明らかにラナーンがほっとした様子に見えて、ローランデは目を、見開いた。

そして思い出した。
フィンスが自分に知らせろと言った時、ヤッケルも一緒で彼は即座に言ったのだ。
「それがいい。
性的な事はフィンスは大層機転が利く」

ラナーンの様子は、ヤッケルのその言葉を確かに裏付けていたし、その時
『私では…気が回らないと？』
と聞き、ヤッケルとフィンスの顔を交互に見たが、二人共が目を合わせようとせず
「いや、ただ…」
「フィンスが適任だと思ったんだ。
彼は年の割に大人びて落ち着いて見えるし」
そう言って二人は言葉を濁した。

…確かに、その方面は自分は経験豊富と言い難い。
そう…ローランデは思い知っていたものの…。

昨夜フィンスとラナーンを見送って暫く後、食堂に居た大貴族の友人に、行った筈のフィンスがラナーン抱き上げギュンター連れて自室に戻った。と告げられ、フィンスの部屋を訪ねた。

フィンスはいつもの…相手が居心地良く感じる、信頼に満ち溢れ誠実そのものの…落ち着いた態度で微笑みを浮かべ、訪ねた自分を戸口で出迎えてくれた。

部屋に通され彼に振り向く。
…その長身や濃い色の栗毛、深い青色の瞳。
大人びて誠実な雰囲気を目にした時確かに…とても頼もしく感じて彼を見つめる。

子細を尋ね、フィンスの口から、ギュンターの部屋に見張りが居たから、自室の客間を二人の為に宛がった。と聞かされた時、ローランデはどうしても…腑に落ちなくて囁く。

「私にだって…それ位は出来たと思うんだけど……」
首捻ってる自分にフィンスは、苦笑いして言った。

「けど…その、君よりは私の方が力があるから、ラナーンを抱きかかえて走るのは何でも無かったしその………」
フィンスは俯き、言葉を探す様に少し、沈黙してから口を開いた。
「…君はこれから二人が…なんて考えたら…恥ずかしい気持ちがするんじゃないかと思って…。
で…ラナーンがそれを感じ取ったらきっと、居心地の悪い思いがするんじゃ無いかと……………」

その後、暫く沈黙が続いた。
気づいたらフィンスに背向け戸口に足を運んでいて、つい振り向いて尋ねる。
「…その手の話の時って私は…冷静さを欠いて恥ずかしがってる？」

フィンスは困った様に、笑った。
その気まずそうな笑みにしぶしぶ、ローランデは引き下がらずを得ず、『おやすみ』を告げて戸を閉めた。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

ミラーサイト

 『幼い頃』

このブログへのチップ 0pts. [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
評価はまだありません。

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。
◆コメントを書くお名前： URL：メールアドレス：(このアドレスが直接知られることはありません) コメント：

◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/aasulurind/241191