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「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
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アースルーリンドの騎士『二年目』38 追随者達 17
[★二年目 連載]
2013年3月19日 18時33分の記事
すっかり
ギュンターの顔=卑猥 説が
ギュンター本人に染みこみつつあります。
まあ目前で実例見せられちゃね。
今日の更新お休みしようかとも思いましたが
あっぷすることにしました。
今日は六月か。と思う程の暖かさ。
ローソン100で
マンゴーか苺の冷凍に
ホイップかけて食べようかな…。
…太るって………。
【PR】占いシステムの開発なら経験と実績があります。
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
アースルーリンドについて。国の紹介
「二年目」を最初から読む
オーガスタスが、ぼそりと告げる。
「逃げて、正解だ。
あんな威張るだけの根性無しは、見限って当然。
もっと仕え甲斐のある男に乗り換えろ」
ディングレーがオーガスタスに顔上げ、そっと言う。
「簡単に言うな…。
寝たら情が移るだろう?普通」
が、ギュンターもオーガスタスに頷く。
「…情の、通じる相手ならな」
ディングレーがギュンターを手で指し、セシャルに振り向く。
「…当分の間、あの男が代わりにお前を慰めてくれる。
まあ、コルスティンが忘れられて別の男に仕える迄の、当て馬だ。
あの通り顔はいいし、テクもそれはいいから、慰められる事請け合いだ」
テスアッソンはディングレーのその言葉に目を、見開く。
が、ギュンターがぼそっと反論する。
「…あんたじゃ、マズイのか?
彼は大貴族で無くても家柄はいいんだろう?
俺じゃ格下で、がっかりなんじゃないのか?」
ディングレーが顔上げ、即座に言った。
「…マレーを、慰めてる。
俺にはお前と違い、あっちともこっちとも上手くやれる器用さは無い!」
「…………不器用なのか?」
「…っ…」
ディングレーが言いかけ、オーガスタスが継いだ。
「奴が普通でお前が普通じゃ無い。
が、良い面もある。
お前が居なきゃ一斉にみんな、傾(なだ)れ込むように逃げて来ない」
オーガスタスの言葉に、ディングレーもほっとして言った。
「大変、助かってる」
ギュンターはオーガスタスを見上げ、ディングレーをじっ…と見て呻いた。
「…本心じゃないな。
本当は陰で『いい加減な男』と見下してないか?」
「そんな事、在る筈無いだろう?(オーガスタス)」
「俺は嘘は言わない(ディングレー)」
「……………………凄く、嘘くさいな………」
言って、ギュンターは俯き一つ、吐息吐きセシャルに向かって顔を上げ、真っ直ぐ見つめる。
途端、セシャルがはっ!として見つめ返し、みるみる間に頬染め、その様子を『おや?』と、テスアッソンもオーガスタス、ディングレー迄も一斉に見つめる。
セシャルはギュンターに真正面から見つめられ、恥ずかしそうに顔傾け俯く。
ギュンターはその反応につい、セシャルを見つめたままぼそり。とオーガスタスに、問う。
「…やっぱり俺の顔って、卑猥なのか?」
「本人が目の前に居るから、聞けば良いだろう?」
ギュンターが、セシャルにそっと近づき、問う。
「どうして恥ずかしがる?」
セシャルは寄って来たギュンターを、顔上げ見つめ、また赤く成り慌てて俯いて、小声で囁く。
「あまりに…男らしくお美しいので………」
ギュンターが、セシャルの横のディングレーに聞く。
「………褒めてるのか?」
ディングレーが、歯を剥いた。
「だから本人に聞け!」
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
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プロフィール
天野音色
さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:
愛知県
性別:
女性
ジャンル:
趣味 漫画・小説
ブログの説明:
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
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