アースルーリンドの騎士『二年目』 39　続く、襲撃　5

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士『二年目』 39　続く、襲撃　5

[★二年目　連載]

2013年3月31日 21時6分の記事

一年はやっぱ

ムードメイカーがアイリスなんで

どっかとぼけててのどかです。

学年筆頭。でその学年の

雰囲気が違うみたい。

四年は事実上オーガスタスなんで

皆下品で陽気で乱暴。

三年はディングレーだから

びしっ！としてるけど、荒っぽい。

二年はローランデなので、皆結構

優しくて親切。

一年はスフォルツァだけど

やはりその肝心なスフォルツァが

アイリスにひざまずいてるので

結果、アイリスが学年のムード

作ってるみたいですね。

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イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
王冠２

アースルーリンドについて。国の紹介

恋の矢

「二年目」を最初から読む

オーガスタスが身起こし、顔を上げる。

見つめる一同の少し離れた横、ハウリィの後ろに転がっていた男がそろりと身起こし、ハウリィの華奢な手に腕伸ばすのを、ジロリ…！と見る。

が男は気づかず、オーガスタスはまた、猛ダッシュ始める。

「……………………………」
ギュンターも、アイリス、スフォルツァ、フィフィルース…。
そして、アッサリアもディオネルデス迄もが、教練のボスの背を黙して見送る。

がっっっっ！

起き上がりハウリィの手を掴む前、オーガスタスは思い切りその四年の腹を、下から蹴り上げた。

「…飛びましたね」
アッサリアが呟くと、ディオネルデスも頷く。
「吹っ飛びましたね」

宙に飛んだ体が、ダン！と音立てて下に沈む。

ギュンターが、ぼそりと呟く。
「どっかの骨、絶対イってるな」
スフォルツァも相づち打つ
「…………多分」

「流石、迫力ですね………」
アイリスの感想に、全員が揃って頷いた。

　ぞろぞろと、全員がディングレーの居室に足運ぶ。

「………またここか」
ギュンターがぼやく。

ディングレーが一同を見回し、言い渡す。
「今度から俺が、迎えに行く！」
が、ギュンターの横でオーガスタスが異論唱えた。
「お前だから兄貴が遠慮すると思ったら、大間違いだぞ！
………と、ローフィスなら絶対言う」

皆が見てると、ディングレーががっくり首、垂れる。
ギュンターが気の毒そうに見つめて呟く。
「配下連れて送り迎えするか？」

ディングレーが顔上げる。
「デルアンダーの自室とテスアッソンの所が空になったら、中に居るシャクナッセルとセシャルが浚われる」

そうか。とギュンターが顔下げる。
が、横のオーガスタスから、心から嬉しそうなオーラを感じ顔上げると、オーガスタスはやっぱり笑っていた。

「アイリス。俺を待て。
俺が送り届けてやる」

アイリスは横の、スフォルツァに顔向ける。
「彼がいつもしています」

「…今の俺のセリフの、アイリスをスフォルツァに置き換えて聞け」
「………………………」

スフォルツァはその解りにくい言い回しに、咄嗟に頭の中が真っ白に成って返答に困った。
アイリスに肘で促され、ようやく
「待ちます」

と答えた。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

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 『幼い頃』

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