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アースルーリンドの騎士『二年目』 39 続く、襲撃 11
[★二年目 連載]
2013年4月6日 14時27分の記事





すいません。

レナルアンとミーシャの絵がまだ上がらない。

実はもっと後に個別で出る予定だったけど

書き足したので。

一応下書きはしてみたんですけど…。

あ、お知らせウザい方ごめんなさい。

明日には消す予定です。


ミーシャの方はまだ納得行かなくて

書き直す予定。

レナルアンは…美形なんですけどね。

性格が…ラフなんで。

まだどっちも確定じゃ無いけど

とりあえず下描き載せます。

まあ、フィンスとヤッケルみたいに二人並べて描いて

後で個別に紹介入れるやり方も

あるか。とも思ったんですけど。

性格が…違いすぎる…。

ううむ。(左矢印まだ悩んでる)

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王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介

恋の矢「二年目」を最初から読む恋の矢


 ローランデはフィンスに、今日はラナーンは自分の部屋に泊まる。と告げられ、頷いた。

フィンスが見ると、ローランデの続き部屋の二部屋で、召使い達が忙しく部屋の物を移動させ、掃除に勤(いそ)しんでいた。

「………シュルツが一人引き受けると言っている。
朝食後、君の部屋に寄越せばいいんじゃないかって」
フィンスの言葉に、がローランデは二人をチラリ…と見て、囁く。
「けど…自分の部屋があった方が、彼らも落ち着くと思うし…」

ソファに、ミーシャは小さくなってかけ、俯いていて、ローランデとフィンスが見つめているとその横にかけるレナルアンだけが、顔上げる。

「俺…育ち悪いから、どこでだって寝られるぜ」
フィンスはレナルアンの口が悪いのを知っていたが、ローランデは目を丸くした。

レナルアンはローランデの様子に気づき、少しふてくされたような表情で俯く。
「ごめん…俺ちょっと疲れててさ。
みんなが娼館に出かける前迄その………立て続けでさ…。
くたくただったのに…ミーシャが召使いからシャクナッセルさんの手紙受け取って…それで……」

レナルアンは顔上げると、見つめている二人を見る。
長い赤毛に覆われた、はっきりとした目鼻立ちの、その煌びやかな美しさが際だつ。
意思の強そうなくっきりとした水色の瞳が、真っ直ぐ二人を見つめ返す。

が、黙っていれば麗人にすら見えるレナルアンはそれでも言葉を改めず、ぶっきら棒に告げた。
「…泣くんだ。
もう耐えられないって。
セシャルさんも来て…抜けるなら同時じゃないと、残った者がどんな扱い受けるか、なんて言うから余計ミーシャは怯えて、その…。
泣き通しだから…。
俺、抜けるのどうかって思ったけど………。
金無くて。
シャリアンに学費や生活費出して貰ってるから………。
まあ俺もシャクナッセルさん抜けた後ちょっと、限界だったし………。
二人迄抜けて、俺一人で相手しろ。
なんて言われちゃさ。体、保たないし。
…体壊すくらいなら、例えここ止めてでも…」

咄嗟、ローランデが遮る。
「君にもし、卒業の意思あるなら…」
フィンスが見つめていると、ローランデはきっぱりと、言った。
「私がシャリアンに引き継いで、全額払う」

レナルアンは疲労の濃い表情をしていたけれど、一辺にぱっ!とその表情(かお)を明るく輝かせる。

レナルアンには“華”があった。
その綺麗な顔立ちが輝くように二人の目に映る。

「…助かる!
俺まだ稼ぎたいし」

フィンスがつい、尋ねた。
「…近衛に進む…って事か?」

レナルアンは明るく笑って頷く。
「近衛は給料いいし!」

二人は一度もマトモに剣の講義に出た事無いレナルアンのその言葉に、思わず顔見合わせた。

ローランデが、言い淀む。
「…でも、あの……」
近衛では剣が使えないと生き残れない。
そうローランデもフィンスも言いたかった。

が、レナルアンは顔を下げて囁く。
「もうマジ、くたくたに疲れてたんだけど……」
そう、ミーシャを見る。

ローランデもそっと、ミーシャの様子を伺う。
彼ら二人が来た時、扉を開けた途端、縋る瞳を向けたのも
「シャクナッセルさんに言われて、僕達もギュンター様の元でお守り頂けないかと…!」
そう告げたのもミーシャだったのに、その後部屋に入り、ほっとしたのか、放心したように口も聞かない。

ローランデは心配げに、ミーシャを見つめレナルアンに問う。
「彼もその…とても疲れてる?」
レナルアンは肩竦めた。
「奴らの扱い酷かったし。
タフな俺でも堪えるんだ」

ローランデは心配げにミーシャを見つめる。
「食事は?」
フィンスに聞かれ、レナルアンはかったるそうに告げた。
「出来たら先に風呂に入りたい。
もう体中…………」

ローランデは頷くが、フィンスが先に言った。
「…私の部屋で…ラナーンにと思って用意させたけど…さっき見たらぐっすり眠っていたから」
言って、ローランデに振り向く。
「直ぐ、浸かれる」

ローランデが頷き、途端レナルアンはにこやかに笑う。
そしてミーシャの腕を引き上げ、言う。
「来いよ!」
ミーシャは無表情で、レナルアンを見上げた。
 
レナルアンは先に戸口に足運ぶフィンスの背に続き、ローランデの前を通り過ぎ様、にっこり笑った。
「世話になる」

ローランデはレナルアンのその気さくさに、釣られてにっこり、笑い返した。



つづく。




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