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「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
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アースルーリンドの騎士『二年目』 40 孤独の縁 12
[★二年目 連載]
2013年5月7日 19時24分の記事
ギュンターとオーガスタスが
珍しくシリアスです。
オーガスタスがギュンターを“同類”
と見分けたのも、こんな所が同じだから
だったんですね。
作者も毎度、オーガスタスを書いて驚かされるんですが
彼は本当に強い。
特に戦うシーンを描く時
彼は打たれれば打たれる程闘志を燃やす。
作者が“これ位だろう”と思う領域を
超えているんですね…。
『幼い頃』書いてた時も
レイファス護ってた時感動しましたが
『二年目」書き始め、彼の強さは
奴隷だった体験が下地にあったからだと分かりました。
最低の場所で閉ざされた未来。
私はそんな思いした事無いので
オーガスタスの強さを、見誤ったんでしょうね…。
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イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
アースルーリンドについて。国の紹介
「二年目」を最初から読む
パタン…。
ギュンターがまだ胸元がはだけた格好の…いつも道理、情事の後に髪や肌の艶増す姿で…けれど疲れた表情をし少し眉間寄せ、出て来るのをオーガスタスは見た。
「…ハズレだったか?」
オーガスタスの言葉に、ギュンターは苦く笑った。
「…自分を見せつけられるようで…ちょっと辛いかな」
オーガスタスは隣にその男を迎え、フィンスは惚けてギュンターを見つめる。
彼(ギュンター)がそんな風に…感情を表す“素”を見たのが初めてで。
ギュンターはオーガスタスが手渡す果実酒の瓶を受け取り、グラスに注ぐ。
持ち上げ、ぐいと煽ろうとし、その時そのグラスの素晴らしいカットに気づく。
灯にきらきらと輝き…が、ギュンターはそれを目に止め、ぐい。と一気に煽った。
オーガスタスが、ぼそりと囁く。
「…まあ…持たない者に取っては不治の病に似ている」
ギュンターがつい、隣のオーガスタスを見る。
オーガスタスは顔をこちらに傾けては居たが、目を合わさなかった。
「持ってる者はどれだけ彷徨っても、帰る場所がどこか、知ってる」
ギュンターは、頷いた。
そしてオーガスタスの隣に居た時、彼同様荒れ狂う波に呑まれそうな小舟に居る。
そう感じた。
オーガスタスがぼそり。と呟く。
「俺はそれにスリルを感じる」
ギュンターが頷く。
「俺もだ」
そして、オーガスタスを見る。
「…あんたも、そうか?
もし自分を全部出して負け、命を取られたとしても…後悔は無さそうか?」
オーガスタスはやっと…ギュンターを見た。
その、取り澄ました美貌。
きらりと光る高貴に見える紫の瞳。
それを目にしたものの…言った。
「…無いな。
泣いて『いかないで』と俺を繋ぎ止める者が居ないと、大昔に知ってる」
オーガスタスの言葉にフィンスの表情が歪み、それに気づいてギュンターは肩竦めた。
「あんたは知ってるかもしれんが、泣く奴は大勢居るぜ」
言われてオーガスタスはフィンスに振り向く。
途端、フィンスの泣き出しそうな瞳を見て顔を、下げる。
「…フィンスみたいな奴にあんな表情(かお)させる男は草々居ないと思うがな」
ギュンターの言葉に、オーガスタスが振り向く。
「フィンスがどんな奴だと、お前は思うんだ?」
フィンスに見つめられ、ギュンターは首を竦めた。
「…礼儀も武術も叩き込まれ、肝の据わった見事な武人だ」
オーガスタスは大きく、頷く。
「…………そうだな。
ローフィスにも怒鳴られたしな」
ギュンターはその独り言に直感して答える。
「…ローフィスはずっと護ってきた男だろう?
だからあんなに必死に、あんたを退学にすまいと止めたんだ。
そういう男が親友に居るんだ。
もう…これから先は草々簡単に命を投げ出せないぜ?」
フィンスはその言葉に、随分ほっとしたように、胸に手を当てた。
ギュンターは首振ってオーガスタスにそれを示す。
「…あんたはもう多くの人間に影響がある。
自分一人の身じゃないと、思い知って置かないと」
オーガスタスはジロリ。とギュンターを睨む。
「…性根がそれで、変えられればな」
ギュンターも頷く。
「…性分は、根っからのもんだしな」
そして、ご苦労様。と言う様にオーガスタスを見た。
オーガスタスが深い、吐息を吐き出した。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
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プロフィール
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地域:
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性別:
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