アースルーリンドの騎士『二年目』41　陽気な情事 5

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士『二年目』41　陽気な情事 5

[★二年目　連載]

2013年5月20日 19時41分の記事

さて。

ギュンターにローフィスの事を指名され

ローフィスと会談？を持つディングレー。

ともかく…ディングレーってローフィスが

大好きなんですね（笑）

シェイルもローフィスに会う用事だと

凄く嬉しそう…。

ローフィスって、弟二人？に好かれ

頼りにされてるお兄ちゃん。

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「二年目」を最初から読む

　ディングレーは四年宿舎横で、ローフィスにギュンターの件の、事の子細を告げる。
ローフィスはその大木の葉陰で髪を風に揺らし、頷く。
「…まあ…何とか時間作るが…今はな…」
「…ハウリィか？」
「…それと課題。
次々に依頼者が増える。
…貢ぎ物も同様、増えてるがな。
…だが…ハウリィ程気は遣わなくて済む」

ディングレーはまた先日ローフィスが寄った後、ハウリィが頬染めて嬉しそうに目を輝かせ、アスランやマレーと話してるのを見たばかり。

「…お前の方の、マレーはどうだ？」
ローフィスに問われ、ディングレーは言葉濁す。
「そりゃ…この所酒場に出向く必要が無い。
しなくていい。と言うのに銜えてくれるし…」

ローフィスは投げやりに吐息吐く。
「…良かったな。
だが俺が聞きたいのはそっちじゃない。
マレーは未だ、実家に帰れないんだろう？」

言った途端、ディングレーの深い吐息が漏れた。
「正直、困ってる。
どうすればいい？」

ローフィスはまた溜息吐くと、頷いた。
「俺がアイリスにマレーの実家の事情を調べて貰う様、頼む」
ディングレーの、眉が寄る。
「…あいつに、解るのか？」
ローフィスは呆れた。
「大公家だぞ？
密偵や情報源は山程持ってる」

ディングレーは俯いた。
確かに王族と違い、大公は絶対権力の地位を確約されていないから、大公で居続けるには陰謀にも長けていないと失墜する。

大公と言えば、体面だけ気を配ればいい自分ら王族と違って、大公家を維持するのに多くの横やりを防ぐ為、常に周囲の動向に気を配ってるやり手中のやり手だ。

「…少しは内情解れば、やり用もあるか？」
ディングレーに尋ねられ、ローフィスは頷く。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

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 『幼い頃』

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