アースルーリンドの騎士『二年目』41　陽気な情事 10

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士『二年目』41　陽気な情事 10

[★二年目　連載]

2013年5月25日 16時55分の記事

ディングレーの気持ちもとっても良く解るけど…。

それで済むギュンターじゃなかったんですね…。

書きたかった本筋がようやく出て来る。

ってどうよ…。

本当は、最初ギュンターとローランデのいきさつ

書きたかったけど…皆が青春時代なんで

それぞれの書いてたら…。

それも有りか。になっちゃって

ありありで、当初の部分が未だ出て来ない…。

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アースルーリンドについて。国の紹介

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ふ…と視線移すとローランデも同様、ギュンターと楽しげなアスランを微笑ましげに見つめ、横のシェイルと笑い合っていた。

ギュンターは草地に駆け込むと、横のアスランに微笑み、そして…ローランデを見た。
ローランデも気づき、微笑浮かべ一つ、頷く。

ディングレーはその様子を見、おや？と思った。
ギュンターの頬がほんの少し…紅潮して見え…少し…照れた様に微笑を返すのを見て。

まさか…。
とも、思った。

つい…ローランデの様子も見る。
が、ローランデの方はいつも道理。
自分にも向けるような、頼もしい上級生を見つめる瞳だった。

途端…ため息が、漏れた。
その自分の漏らした溜息に気づき、無意識の内に思い描いたんだと、感じる。

今迄一度も振られた事無いモテ男がとうとう…失恋する様を。
それがギュンターだと、自覚するのが怖かった。

が、ギュンターは馬進め、ローランデの前に行くと、ローランデが声かける。
「アスランは、上達しましたね！」
横のシェイルも頬染めて、美しい上級生を見上げる。

可憐なシェイルのその様子に、軽い嫉妬を感じたが、ギュンターはシェイルを弟のように見つめ、一つ、頷く。
が横のローランデに視線移すと途端、今迄一度も見せた事が無い、本当に嬉しそうな微笑みをローランデに向ける。

ローランデがその、美貌の上級生に見惚れてるのが解ったが、ギュンターの方は………その視線をローランデの表情に、吸い付けるようにしっとりと…そして包み込むように見つめてる。

丸でどんな些細な表情も決して見逃さず、全て自分のものにしようとしてるみたいに。

やっぱり…自然に顔が、下がるのをディングレーは自覚した。
願わくば…ギュンターが“自分はローランデに惚れてる”と、気づかないといい。
一生。

…そしたら振られる事も無い。

気づいたら、馬を進めていた。
その場をもう見たくない。
そう言う様に。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

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 『幼い頃』

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