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「アースルーリンドの騎士」
オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。
くる天
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アースルーリンドの騎士
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アースルーリンドの騎士『二年目』43 学年無差別剣の練習試合、表彰式 36
[★二年目 連載]
2013年9月1日 15時31分の記事
書き足しちゃったので
もう少し舞踏会先送りです…。
オーガスタスってば、四年間でこんなとこにも大きなツテが…。
この食卓、私も混ざりたい…。
【PR】占いシステムの開発なら経験と実績があります。
イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
アースルーリンドについて。国の紹介
「二年目」を最初から読む
風呂に入る為ローフィスに塗って貰った布外し、その後巻かなかったので、風呂を出た後先歩くオーガスタスの背に、ギュンターは続いたが、肩も右腿もずん…と重く、時折鈍く、ズキン…!と痛むのに顔、しかめる。
布巻いてた時ほぼ痛みが無かったから、あの薬の威力に、ギュンターは改めて驚いた。
オーガスタスは三年宿舎一階、まかない場にふらり…と顔出す。
見知った小太りのコックが笑顔で迎えた。
「運がいいな!
上等の、肉が入ってるぜ!
生徒に出すには量が足りなくて、俺達で食べようって取ってある」
が、オーガスタスは後ろのギュンター、拳握って親指で指す。
「こいつ、滅茶苦茶食うぜ…!」
が、コックは微笑う。
「絶対余る量だったから、構わない。
一日置くと、腐っちまうから処置して保たせるか。
って話してたとこだ。
だが手間がかかるし、味も落ちるしな」
言って、オーガスタス背後のギュンターにひょい。と顔出し、笑う。
「食ってくれて構わないぜ!
手間も省ける」
ギュンターは思わず、心から笑い返した。
まかないの連中が、出たり入ったりする薄汚いがこざっぱりした結構広い食堂で、ギュンターは次々に席に着いては食べて離れて行く召使い達に混じって、オーガスタスと食事取る。
「ソース回してくれ」
「果実酒の瓶は?」
食卓はごった返していて、皆さりげなく場所譲り、皿を回し、よそおい…。
ギュンターはそれを見て、つい地元領地の食事思い浮かべる。
そっくりだった。
食べながら
「鳥くれ!」
の言葉につい、小皿に目前の鳥肉を取り分け、差し出す手に手渡す。
オーガスタスも忙しく手動かし、回って来る果実酒の瓶隣に回しながら食べていた。
コックが新たな皿を、席に着く一人に手渡す。
皿はテーブル中央に置かれ、次々と手が伸びて皆が自分の皿に盛って食べる。
ギュンターもそうしたが…目から鱗の、美味さだった。
横のオーガスタスを、見る。
オーガスタスの向こうのコックが、片目瞑って囁く。
「寮生の食事は量が要るから大鍋で大量に作るが、俺達の食事はその残りに、その時在る材料加えて作り直すから…はっきり言って寮生のより手が込んで美味い」
ギュンターの、横の男も言った。
「コックも大勢居るし、皆競い合って美味いモン作るしな!」
その向こう…大貴族のコックらしい男が、頷く。
「お貴族様らの食事の材料の余り混ぜるから、結構なものが出来上がる…!
ディングレー殿はこっちの食事の方がお好きだ」
「…あんた…ディングレーとこのコックか?」
ギュンターが尋ねると、男はにっこり微笑う。
「あのお方は、自室で食事取る時いつもそれだ。
まかないの食事を分けてくれ。と言う。
王族なのに、気兼ね要らずのお方だ!」
「…同じ王族なのに…。
四年のグーデンは、弟とは雲泥の差だ!」
一人が吐き捨てるように呟く。
皆が一瞬黙り込んで、一人が囁く。
「だから…言ったんだ。
お前の弟、結構可愛いから…ここに寄越すとマズいって…!」
男はやはり、きつい顔で言った。
「女も知らない体なのに…!
散々…寄ってたかって男に掘られちまって!
ディングレー様の兄貴だなんて、どうしたって思えないぜ!」
オーガスタスが、布で口拭って呻く。
「どいつだ?」
が、男は言った。
「もうあんたに、報復して貰ったよ…!」
そして、男はオーガスタスに感謝の瞳向ける。
「金まで巻き上げて貰って…。
礼が、まだだったな。
お陰で、いい薬買えて手当て出来た」
皆が、オーガスタスを温かく見つめ、微笑を浮かべ頷く。
オーガスタスはそれを受けて、微笑い返す。
「いつもここで、美味いもの分けて貰ってるしな!」
皆が朗らかに微笑う。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう
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プロフィール
天野音色
さん
「アースルーリンドの騎士」
地域:
愛知県
性別:
女性
ジャンル:
趣味 漫画・小説
ブログの説明:
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