アースルーリンドの騎士『二年目』　50　夢の時間の、終わったその後　2

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士『二年目』　50　夢の時間の、終わったその後　2

[★二年目　連載]

2014年4月22日 19時42分の記事

舞踏会バージョンのエルベスの絵が無い…。

主賓なのに。

でも書いてる時間も無い…。

しかも、アイリスの母、エラインの絵も祖母の絵も

一枚も無い…（涙）

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イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)
王冠２

アースルーリンドについて。国の紹介

恋の矢

「二年目」を最初から読む

が、大公エルベスが母の腕に手を当て、保証してくれた。
「君にとても似合う、優美だが凜々しい衣装を私が、必ずご用意致します」

ギュンターはやっと、微笑んだ。

スフォルツァの、声がした。
「アイリスが、まだだ…」

エルベスは振り向くと、馬車の側に立つスフォルツァに告げる。
「彼はまだ、挨拶が必要な人を待たなくては成らなくて…残念ながら帰れない」

スフォルツァが、肩落としかける。
アイリスと踊ってる間は夢のようで…今夜、どうしても彼が、欲しかった。
が、エルベスはやって来ると、さっ。と手を握り、微笑んで告げる。
「どうか…。
ずっと彼の、大切な友人で居て下さい。
アイリスは、私の甥ですが…『大公家の至宝』と呼ばれる程に、大事な存在です。
勿論、私にとっても、母にとっても」

他の一年貴族達…フィフィルース、ディオネルデス、アッサリアは若き大公のその言葉に、感激して頭垂れたが、スフォルツァだけは
まるで釘刺されてるようなその言葉の響きに
「（…アイリスの口から…まさか聞いてるのか？）」
とつい大公の、アイリスに良く似た整いきって男らしい顔を見つめ返した。

「孫は明日には、皆さんの元へと戻ります。
その時、改めて皆さんに、お礼を言う筈です」
「まあ！お母様ったら、いつ迄本心をお隠しになるの？」

その時、屋敷から馬車がずらりと居並ぶ庭へと出て来たのは…どうやらアイリスの、母親のようだった。

「一度も、ご挨拶せずすみません。
私、アイリスの母でございます。
アイリスの妹達がまだ、小さくて。
やっと寝かしつけたので、ご挨拶出来ますわ」

やはり、想像道理美人だった。
が、どちらかと言うと落ち着いた感じがして、大公家。と言うには、控えめで飾り気が無い様に見えた。

が、身に付けているものはどれも高級品。
大変気品ある控えめな美人。
と、大貴族達はアイリスの母を、観察した。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

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 『幼い頃』

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