アースルーリンドの騎士『二年目』 66　告発　1

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士『二年目』 66　告発　1

[★二年目　連載]

2015年8月2日 3時28分の記事

初々しい一年美少年三人…。

アスランがいい子なんだけど、天然ボケなので

書いてて楽しいです（笑）

猛暑対策にヘバりながらも

駆け回ってるので、一日置き更新続いてます…（涙）

だって遮断しても遮断しても、太陽光線が痛い…。

今昼間、部屋はすっかり、真っ暗に………。

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66　告発

　ギュンターがセシャルと別室に消えると、オーガスタスとローフィスはディングレーに顎をしゃくる。

ディングレーは満腹の腹を抱え、背もたれにもたれて幸福感に浸っていたが、二人の年長者のその様子に、一気に顔を引き締め、頷き立ち上がる。

三人の一年美少年らに
「部屋でゆっくり休んでくれ」
と笑顔で告げ、自分の寝室へ入って行く、オーガスタスとローフィスの背を、追う。

扉が閉まると、ハウリィは俯いた。
マレーが気遣うように、顔を覗き込んで囁く。
「怖かったね…」

マレーの言葉に、ハウリィは心細げな、顔を上げる。
「君も…？怖かった………？」

マレーは、こっくり。と頷く。
アスランが小声で囁く。
「みんな…庇ってくれて…代わりに怪我を負って…」

ハウリィはそれを聞き、ディオネルデスやアッサリアの事を思い浮かべ、瞳を潤ませる。

マレーがアスランに顔を向けると、アスランはじっ…と俯き今にも泣きそうな、ハウリィを見つめた。

「…ギュンターが…。
もし、自分の大切な人が危なかったら…人任せで自分は戦わないのか？
って………」

マレーとハウリィが見ていると、アスランが今度は俯き、溜息を吐いた。
「…僕…庇って貰ってる間、自分が剣を、持ってる事すら忘れてた………」

マレーが、少しきっ！とした顔で告げる。
「だって刃を潰してあるし。
ヘタに剣を振ってたら、君が怪我をした！
そしたら…護ってくれてる、フィフィルースとかがうんと、がっかりしたよ！」

アスランが顔を上げると、ハウリィ迄もが必死に、頷いてた。

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

ミラーサイト

 『幼い頃』

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