アースルーリンドの騎士『二年目』 66　告発　9

オリジナル小説「アースルーリンドの騎士」
「二年目」のミラーサイトに成っちゃいました。
昔はこっちが本家だったんですが………。

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アースルーリンドの騎士『二年目』 66　告発　9

[★二年目　連載]

2015年8月14日 16時18分の記事

オーガスタスとローフィス。

無言で意志の通じ合う男の友情を

羨ましく思うディングレー………。

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アースルーリンドについて。国の紹介

恋の矢

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　ディングレーはオーガスタスとローフィスが、真顔でシャクナッセル奪還の様子を、聞き出すその質問に、顔を俯け答えた。

ローフィスは何の感情も表さず、ぼそり。と告げる。
「…つまりアイリスと大公家の者が、出向いて交渉したんだな？」

ディングレーは俯いたまま、頷く。
顔を上げると、ローフィスはオーガスタスに頷き、オーガスタスが扉に視線向けると、それだけでローフィスは察したように、二人揃って歩を進める。

並んで室内を出て行く男達に、ディングレーは背後で叫んでた。
「俺はどうすればいい！」

二人はほぼ同時に振り向く。
「…今まで道理、皆を護ってやれ」

オーガスタスがそう言い、ローフィスも頷く。

二人はやっぱりほぼ同時に顔を扉に向けると、並んで部屋を、出て行った。

ディングレーは言葉の要らないオーガスタスとローフィスの阿吽の呼吸を見て、ついがっくり。と顔を垂らして内心呻いた。

「(…俺もローフィスと、ああ成りたい………)」

つづく。

今日も読んでくれてありがとう

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 『幼い頃』

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