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くる天
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TALES OF  NIGHTINGALE
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退陣と大連立
[”民主主義はタダでは手に入らない!”政治・経済・デタラメディア]
2011年6月6日 19時57分の記事

今日もポスト菅や退陣時期について、メディアはかますびしい。
菅氏の早期退陣を求める人々が、焦りにも似た性急さで首相のすげ替えを画策するのとは裏腹に、何故菅首相が退陣しなければ大連立が組めないのか、の必然性は見えてこない。

大連立は、国政への批判が高まったゆえではなく、首相が谷垣氏に連立を呼びかけた、もっと早い時期に行ってしかるべきものだった。

「震災対応に全力であたる新しい体制をつくるためにも首相には一刻も早く辞めてもらいたい」
とは自民石原幹事長の言であるが、今の政府が全力で震災対応にあたっていなかったわけでは無論ない。そして、その「新しい体制」の中身が語られることはない。
あたかもパッケージを代えれば中身までが違って見えるだろうという幻想に取り憑かれているようにすらみえる。


一体菅氏のどんな対応を以って問題としているのか。

そして、「新しい体制」は、現政権とどこがどのように違うのか。

そもそも首相退陣は首相の専権事項であるにもかかわらず、気に食わない以上の理由があまり見出せないなかで、引き摺り下ろすような真似が許されるのか。

最も基本的なエネルギー政策にはどのような方針で臨むつもりなのか。


これらへの言及はなく、ただ辞めるか辞めないか、あるいは後は誰になるか、それだけに終始しているのが、日本の政治であり、言論である。

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